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7話
しおりを挟むパンッ パンッ パンッ
拳銃の音が通路に響く。
「みどり、あまり無駄に撃っては駄目よ」
私はゾンビに向かって撃つが、なかなか当たらないので何度も撃ってしまい、
お姉様に注意される。
「ごめんなさい」
「仕方がないわ、初めてなのだし。でも、そうね。
みどりは私がお願いした時にだけ撃つようにしましょう。その方がきっといいわ」
私がお姉様の方針に口を出すなんて事はない。
とはいえ、進んで行けば行くほどゾンビとの遭遇率が上がっている。
ザスッ
お姉様がまたゾンビを仕留めるが、すぐにもう一体が現れる。
そう、必ずしも一体ずつとは限らないのだ。
「お姉様、もう一体来てます」
なんとかお役に立とうと声を上げ、お姉様に知らせる。
パンッ
お姉様は拳銃でゾンビを仕留めてしまった、たった一発で。
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