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悠々ライフ
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しおりを挟む「あっ、キリングビーじゃん。ラッキー」
ちょうどいいタイミングで見つけたキリングビーを採取した私はいつものように
森の中を移動していた。それなりに広い森ではあるがほぼ私の縄張りと言って
いいだろう。何処で何が起こったかは大体把握しているのだ。
「おい、ウッドラビット。どっちから来た? 」
それはもちろん見張りに随時見張らしているからだ。
「嗚呼、姐さん。泉の方へ行きましたよアイツ等。5人編成のパーティーでした」
「そうか、ご苦労。ほら、お前の好物を持って来てやったぞ」
そして私はさっき取ったばかりのキリングビーをウッドラビットへ投げた。
「おおおこれは! ありがとうございます」
礼を言うウッドラビットを置いて私は泉へと急ぐ。こうして常にこの森の中は
監視されているという事を知らない馬鹿達は今日も私の餌食となる。
「ご主人~ん! 帰りましたよ」
「お帰り、ヴィエッタ。ご苦労だったね」
そう言うとご主人はいつも私の頭を撫でてくれる。
「こら! ヴィエッタ。様をつけなさいといつも言っているでしょ? 」
「え~、いいじゃん別に~」
リッテはいつも口うるさく言ってくるがそんな事は知らない。大体、ご主人が
それでいいと言っているのだから何も問題はないはずである。
「ダメです! 言葉遣いはちゃんとしておかないと。ロジーナが起きてきたら
あんたなんてすぐにスクラップにされちゃうんだからね」
「ぶ~」
その脅し文句ははっきり言って滅茶苦茶怖い。でもまだ私達姉妹は全員が目覚め
ていないので、ご主人が起こすまではこのままで居ようと私は決めていたのだ。
だってこんなにもご主人と一緒に居れるなんて今まで無かったのだから。
「そうだこの剣、もう壊れちゃいましたよ? 」
「そうか、ちょっと見せてくれ」
ご主人は今、剣を作る事にハマっているらしい。だから出来た剣を使って感想
を言うのも私の、私だけの仕事である。ご主人がこうして剣を弄っている時は
いつも楽しそうでなによりだ。リッテもそんなご主人を見て微笑んでいた。
*****
私達メイドシリーズはご主人様によって命を吹き込まれた自動人形である。
私達の役割はご主人様に気持ちよく毎日を過ごして頂く、その為には何でもする
というのが私達の役目で最高の喜びなのである。
「おい、どういう事か説明しろ! 」
「それはその~、ご主人様の意向を示す為に……」
「だから逃がしたというのか? 」
「もう止めてあげなさい。怖がっているじゃない。私達は姉妹なのですから仲良く
しないとマクベ様が悲しみますよ? 」
「別に私はそんなつもりじゃ……分かったよロジーナ。怖がらせてわるかったな」
「いいえ、そんな。私の方こそ間違っていました」
「はい、これで仲直りですね? よかったよかった。それではみなさん準備をして
くださいね。私達はマクベ様により良い毎日を過ごしてもらう為に行動しなけれ
ばなりまん。殲滅戦です」
ロジーナの号令の下、私達は行動を開始する。
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