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王女物語
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しおりを挟むあ、どうも、私です。
王国に帰って来てそうそう、訳も分からず王女になった
私です。
どうやら、私がポリンズ王国を抜け出している間にいろいろあったようで
敵対していたエリブレス派の内部でもめ事があったようで、
内容は教えてもらえませんでしたが、内ゲバというものらしいです。
ヤバいですね。
それで、あろよあれよ言う間に私の頭上に王冠が乗る事になったようなのですが、
これで、本当によかったのかは私には分かりません。
分かりませんが、よかったと思わせるのがこれからの私の役目なのだと思います。
だから、今から王国民の前での演説はとても大切なものになるのですが
「ヤバい、震えが止まらない」
「大丈夫よ、あんたならやれるって。ちゃんと練習したんでしょ? 」
都が私の手を握りながら言ってくれる。
「したー、すげーしたー」
「ほら、行ってきな」
都に尻を叩かれて私はバルコニーへ出た。
マイクの前に立ち声を出せば
キーン
とハウリングを起こす。
ゆっくりと深呼吸してもう一度声を出す。
「私は、第18代ポリンズ王国王女
ポリンズ・コフィー・ロロビニ・ミクジー・フィリシック・コフコトス
ハルトス・ポポイロ・コブカバン・シロヴィジカヌ・ス・トーワ
アヌメリヴィック・トトリトロ・コスタバ・シロピ・ストッズ・ヌーヌー
ルビッカ・ピグヒロン・ワグシドドビピ・コロ・パルコラ・ギーベ
ベロフィロン・ぺ・ミールでしゅ」
噛んじゃった。
これがポリンズ王国が最も花開いた時代の幕開けであった。
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