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お姉様といっしょ
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しおりを挟むザスッ ザスッ ザスッ ザスッ ザスッ
それからというもの、お姉様は現れたゾンビを次々と倒していった。
ザスッ ザスッ ザスッ ザスッ ザスッ
私はそんなお姉様の後をついて行き、そして、また箱を見つける。
中には拳銃が2丁入っていた。
「お姉様これは」
「拳銃ね、弾は入っているのかしら」
お姉様はカチャカチャと慣れた手つきで確認をしていく。
「これでみどりも安心ね。ゾンビが来たら撃つのよ」
お姉様は当たり前のようにそう言って、私に拳銃を渡してきた。
私は初めて触る拳銃をどうしていいのか分からず、両手で受け取った。
まさかこんなものを手にする日が来るとは……
「もしかして、みどりは拳銃を持つのは初めて? 」
「はい」
「珍しいわね、貴女。私が教えてあげますわ」
何故かお姉様は嬉しそうに言う。嬉しいのむしろこちらだというのに。
「ほら、ここを持って。そう。よーく狙って、指を引くのよ」
お姉様が私の耳元で囁く。おお、なんと贅沢な時間。
そして、この近距離からお姉様の芳しい香りがする。
早くなる私の心臓の鼓動は、
お姉様に聞こえてしまっているのではないかと思うくらいだ。
「聞いているのみどり? ほら、来たわよ」
いつの間にか、ゾンビが前からやって来ていた。
飛んでいた意識が戻る。
「えっ、えっ、どうしよう。お姉様、私、どうしたら? 」
「落ち着きなさい。ほら、構えて、大丈夫。よく狙って」
パンッ
乾いた音がした。
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