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そして天使がやってくる
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しおりを挟む「おい、湯が汚れたじゃないか! 」
「お湯がピンクになっただけじゃないか! 大体あんなに殺意を漲らせているよう
な奴を放っておく方がおかしいだろ! 」
「だからって殺す事はないだろ! 」
「力の加減を間違えただけだろ! そもそもあんなぐらいで死ぬなんて思ってなか
ったんだからしょうがないだろ! 文句をいうならあっちに言ってくれ! 悪魔
大公だなんて偉そうに名乗るからこっちだってそれなりの強さがあると思っちゃ
うだろ? だのにあんなに簡単に死んでくれちゃってどうするんだよ。何かしら
の切り札とか持ってるように思うじゃん。こんなんじゃあ魔王なんて簡単に殺せ
ちゃうぜ、俺! 」
「何だよそれ! それでいいんだろうが! 何が問題なんだよ! さっさと殺して
しまえばいいだろう魔王なんて。そもそもお前は何の為にこの世界に転移したの
か忘れたのか? お前の役目を思い出せよ! 」
「そんな事を言うのなら俺の願いも思い出してもらいたいものだね。俺はその条件
だから受け入れたというのに、実際はどうだ? 全然違うじゃないか! まずは
そっちが誠意を見せるべきなのではないのか、ああん? 」
「何がだよ! こっちはお前の願望通りにしてやっただろが! 」
「どこが願望通りなんだよ! 俺は別に魔法なんて使いたい訳じゃない! 俺はこ
んなものじゃあなく、スーパーなヒーローになりたかったの! 」
「だから勇者にしてやっただろうに、それの何が不満だというんだ。まったく最近
の奴ときたらまったく。どうしてこんなに我が儘なのか! 」
「我が儘? わがまま? わが まま まま ママなの! 」
「誰がママだよ! 大体どこにママの要素があるっていうんだ! 」
「じゃあ、母? 」
「言い方とかの話じゃねえし、そもそもお前の身内でもねえよ! 」
「継母か! 」
「なに衝撃の真実を発見したような顔をしているんだ。大体そんなにイジワルでも
ないだろうが! 」
「アーゥ! 」
「それは何だ! 」
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