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温泉が好き!
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しおりを挟むあれから会議が行われた結果、騎士団長である私が行く事になったのはここから
の距離が近いという事と出来るだけ無駄を減らすという理由からである。命令さ
れれば理由など関係はないとはいえ、王様も思い切った決断をしたと思った。
だからこそ結果を出さないといけない。
連れて行く面子も少数精鋭で行くべきだろうが、流石に副団長は私の代わりを務
めてもらわないといけないので連れて行けない。となるとディアシーとロロチェ
カを連れて行く事に決め、すぐに出発した。
今回の目的はあくまでも偵察である。
石像と建築物が何であるのかを確認する事が一番の目的であって、戦闘はせずに
撤退し情報を持ち帰るのが役目だ。何が起こっているのかを確かめる事が重要と
なる。
「団長、準備できました」
任務を告げてから準備を整えすぐに集まった部下達を見て満足する。
「よし、じゃあ行くぞ」
「「はい」」
そして私達は現場へと向かう。
王都は外周をぐるりと壁で覆われており、出入り口は基本的に一つのみである。
まだ敵は攻めて来てはいないが門を開ける訳にはいかない、私達は壁の上から周
辺を確認してから飛び降りた。
「大丈夫だな、行くぞ」
サッと着地して周りの確認と各々の確認をする。
そしてそこから現場までは一応の警戒をしてはいたが何も起こる事はなく、敵も
居なかった。ただ静かなその場所には確かに石像が立っていた。立派なその石像
は原寸大ぐらいだろうか? なかなかの大作である。
「こんなにも精巧に作れるものなんですね」
なんてディアシ―は関心していたがそれはまだ早計だろう。
これがどうやって出来たのかを調べるのが任務なのだから決めつけるのはよくな
いのだが作られたものであって欲しいとは思っている。
「ロロチェカ、頼む」
「少々お待ちを~」
ロロチェカは持って来たカバンの中をごそごそと漁り出した丸い物を石像へと貼
りつけていくがそれが何のかを私は知らない。まあ専門家の道具なのだろうぐら
いの感じで邪魔をしてはいけないので周りを警戒しながら調査が終わるのを待っ
ていた。
「結果が出ました。ただの石像ですね。勇者パーティーが石化したものでもありま
せんし、何かしらの罠も仕掛けてありませんでした。ですからとても腕のいい細
工師が作ったという事ですかね。まあそんな奴が存在するのかは知りませんが」
ロロチェカの調査結果はそう出た。
誰が作ったのかは置いておいて、ただの石像だという事が分かったのならそれで
いい事にする。そして次はこの建造物である。木造であろうこれからは何やらた
だならぬ雰囲気が醸し出されていた。
中がどうなっているのかは見えないが、取り敢えず入ってみる事にした。
こうやって急に現れるものはこの世界ではダンジョンに関係している可能性が非
常に高い。ダンジョンに通じているのであれば新しいダンジョンが出来たという
事になり、それはそれで面倒になるのだがそれは確認してから悩めばいい。
「ロロチェカ」
「分かっていますよ」
私が合図をすれば調査に取り掛かるロロチェカ。
彼が建物に触れた途端に板がスライドする。
「どうも~A子です」
「B子です」
「C子です」
「「「三人合わせてABCDE~す! 」」」
何か変なのが出て来た。
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