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2章【】
7話 「ギルマスと戦います。」
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「さぁ始めるぞ。」
ギルマスのラルフは自分の身長より高い両手持ちの大きな大剣を持ち、構える。
その真ん前にはメルが立ち尽くす。
ギャラリーは公にはしていない為、ラックス達だけだ。
「メル君頑張ってぇ!」
「「せーの。頑張れメルぅ!!」」
「怪我をしたとしても私が直すから安心して!」
「そーいう問題じゃないでしょ!!」
(どうもこの世界の人間は怪我に対しての認識が薄いな。)とメルは感じながらラルフの方に向き直る。
「さて、どうしたものか。」
ギルマスと言うだけあって隙は感じられないし、それなりの気迫も感じられる。
先ずは様子を伺うか。
メルはストレージからレイピアを取り出した。
「ほう。レイピアを使うのか?まぁその体格ではそれがベストだろうな。だが俺のこの大剣を受けれるかな?」
確かにラルフの持つ大剣は180センチはあり、ラルフ自身も180センチ程で体格もかなり良い。
メルと比べると身長さ40センチはある。
一方、ギャラリー側。
「おい。メルの武器って確か。」
「ギルマスと一緒の大剣だった。」
「なんでレイピアなんだろ?あれじゃ勝てないよ。」
「そもそも体格も違うしね。」
「っつか俺思ったんだけどあんなに小さくてヒョロッチイ体格のメルが何であんな大剣振り回せたんだ?」
「私に聞かれても‥」
なんやかんやと、盛り上がりを見せていた。
「おい!静かに。動くぞ。」
ラックス達は生唾を飲み込んだ。
睨み合うメルとラルフ。
「こないなら此方から行くぞ。」
初動はラルフだった。ラルフはさすがAランクなだけあり動きは早かった。
だがラルフがAランクとは知らないメルはラルフの頭上からの振り下ろしをレイピアで軽くズラし真横に落とした。
ラックス達の目は見開き大きく口を開けるがラルフは想定内とばかりに大剣を横薙ぎする。
ブゥォ!!と当たれば切れると言うよりも身体ごと破壊されてしまいそうな勢いだ。
だがそれも見事に空を切り、ラルフはメルの姿を見失った。
「くっ、何処に!?‥!!?」
不意に背後に回る自分の剣先が重い事に気付いたラルフは振り返る。するとそこには余裕めいた表情を浮かべるメルが立っていた。
「な!?」と驚くラルフに対してメルはそのまま剣をつたり、ラルフの顔に蹴りを入れた。
ドガ!!
だが体格差もあるのか、大したダメージを与える事はできず、すぐに反撃にでてきたラルフ。
メルは一度後方へと下がりその攻撃をかわす。
(どうやらレベルはカンストしていても本来の筋力差は埋めれないようだな。)
魔剣ガルガラを装備時のメルの場合は特別で、メルが持つと羽のような軽さになる。
だが一方相手側にはガルガラ本来の重たさプラス、重力のエンチャントが付けている為、実際の重たさの20倍に感じられる。
だからメルの体格でもジェネラルを一撃で切断できたのだ。
そしてメルの身体能力についてだが、メルは常備身体に魔力を巡回させ、身体能力を底上げしている。
「ふはははは!!面白いぞ!俺が攻撃を食らわされたのは久しぶりだ!もっと楽しませろ!」
ラルフはなかなかの戦闘狂の様で目を血走らせ高揚していく。
狂乱戦士といった所だろう。
ラルフは先程よりも更に鋭く踏み込み、大剣を横薙ぎにする。
メルはそれをまた真上に跳ね上がり避けると、ラルフは手首を返し、メルに大剣を追わせた。
だがそれもメルは身体を捻りレイピアで起動を変える。
またラルフとメルの間合いが開く。
ギャラリー側のラックス達も緊張の糸が走る。
「すげぇ。メルの奴、ギルマスと互角だぜ。」
「いや、互角というよりもメルはまだ本気を出してないみたいだ。」
その緊張の糸を切る様にラルフが首を軽く鳴らした。
「おいおい。逃げてばかりじゃラチがあかねぇぞ。さっさと赤眼の堕天使の由来を見せてくれよ。」
どうやらラルフはメルが本気を出していない事を気付いているようだ。
「気付いてましたか。ですが魔眼は今回封印させて頂きます。この状態でどれだけ戦えるか試してみたいので。」
(狂乱戦士は俺も嫌いじゃない)
本来ゲームの中でのメルはバーサーカー並の戦闘狂で腕を鳴らしていた過去を持っていた為、戦闘は嫌いじゃない。
「ふははは!俺で試す。か。舐められたもんだな。【身体強化】」
ラルフがそう唱えると、身体を纏うように赤く光る衣を纏った。
「大口を叩いたからには加減はせんぞ。」
「宜しくお願いします。」
一瞬にしてラルフは間合いを詰め、メルの頭上に剣を振り下ろす。メルはそれを身体を捻りその遠心力で足蹴りをラルフの顔面に食らわせる。
ラルフはその衝撃で状態を崩すが両手で持つ大剣から片手をはずし、その片手でメルを掴み取ろうとする。
だがそれもラルフの脇の下を潜り抜け、そのまままた飛び上がり身体を捻りラルフの後頭部へ蹴りを入れる。
「ぐぅぉぉぉ!!」
ラルフは雄叫びをあげ、大剣を回転させる様に振り回した。
メルは飛び上がる事でそれを回避したが、ラルフの竜巻が起きそうな剣風に上空へと飛ばされる。
「今度は受け流し不可能だ。【螺旋龍】」
ラルフは手首を捻り、大剣を横に回転させまるでドリルの様に上空のメルに突き付けた。
だがそれもメルは神業の如くその回転に合わせ、レイピアを差し込み真横へと起動をずらして見せた。
これにはギャラリーよりもラルフ自身が一番驚いただろう。そんな事はまず不可能なのだから。
その動揺するラルフの隙を逃す程メルは甘くない。
そのまま素早く踏み込み、ラルフの首元にレイピアの切っ先を向けた。
「チェックメイト。」
「む。‥完敗だ。」
ギルマスのラルフは自分の身長より高い両手持ちの大きな大剣を持ち、構える。
その真ん前にはメルが立ち尽くす。
ギャラリーは公にはしていない為、ラックス達だけだ。
「メル君頑張ってぇ!」
「「せーの。頑張れメルぅ!!」」
「怪我をしたとしても私が直すから安心して!」
「そーいう問題じゃないでしょ!!」
(どうもこの世界の人間は怪我に対しての認識が薄いな。)とメルは感じながらラルフの方に向き直る。
「さて、どうしたものか。」
ギルマスと言うだけあって隙は感じられないし、それなりの気迫も感じられる。
先ずは様子を伺うか。
メルはストレージからレイピアを取り出した。
「ほう。レイピアを使うのか?まぁその体格ではそれがベストだろうな。だが俺のこの大剣を受けれるかな?」
確かにラルフの持つ大剣は180センチはあり、ラルフ自身も180センチ程で体格もかなり良い。
メルと比べると身長さ40センチはある。
一方、ギャラリー側。
「おい。メルの武器って確か。」
「ギルマスと一緒の大剣だった。」
「なんでレイピアなんだろ?あれじゃ勝てないよ。」
「そもそも体格も違うしね。」
「っつか俺思ったんだけどあんなに小さくてヒョロッチイ体格のメルが何であんな大剣振り回せたんだ?」
「私に聞かれても‥」
なんやかんやと、盛り上がりを見せていた。
「おい!静かに。動くぞ。」
ラックス達は生唾を飲み込んだ。
睨み合うメルとラルフ。
「こないなら此方から行くぞ。」
初動はラルフだった。ラルフはさすがAランクなだけあり動きは早かった。
だがラルフがAランクとは知らないメルはラルフの頭上からの振り下ろしをレイピアで軽くズラし真横に落とした。
ラックス達の目は見開き大きく口を開けるがラルフは想定内とばかりに大剣を横薙ぎする。
ブゥォ!!と当たれば切れると言うよりも身体ごと破壊されてしまいそうな勢いだ。
だがそれも見事に空を切り、ラルフはメルの姿を見失った。
「くっ、何処に!?‥!!?」
不意に背後に回る自分の剣先が重い事に気付いたラルフは振り返る。するとそこには余裕めいた表情を浮かべるメルが立っていた。
「な!?」と驚くラルフに対してメルはそのまま剣をつたり、ラルフの顔に蹴りを入れた。
ドガ!!
だが体格差もあるのか、大したダメージを与える事はできず、すぐに反撃にでてきたラルフ。
メルは一度後方へと下がりその攻撃をかわす。
(どうやらレベルはカンストしていても本来の筋力差は埋めれないようだな。)
魔剣ガルガラを装備時のメルの場合は特別で、メルが持つと羽のような軽さになる。
だが一方相手側にはガルガラ本来の重たさプラス、重力のエンチャントが付けている為、実際の重たさの20倍に感じられる。
だからメルの体格でもジェネラルを一撃で切断できたのだ。
そしてメルの身体能力についてだが、メルは常備身体に魔力を巡回させ、身体能力を底上げしている。
「ふはははは!!面白いぞ!俺が攻撃を食らわされたのは久しぶりだ!もっと楽しませろ!」
ラルフはなかなかの戦闘狂の様で目を血走らせ高揚していく。
狂乱戦士といった所だろう。
ラルフは先程よりも更に鋭く踏み込み、大剣を横薙ぎにする。
メルはそれをまた真上に跳ね上がり避けると、ラルフは手首を返し、メルに大剣を追わせた。
だがそれもメルは身体を捻りレイピアで起動を変える。
またラルフとメルの間合いが開く。
ギャラリー側のラックス達も緊張の糸が走る。
「すげぇ。メルの奴、ギルマスと互角だぜ。」
「いや、互角というよりもメルはまだ本気を出してないみたいだ。」
その緊張の糸を切る様にラルフが首を軽く鳴らした。
「おいおい。逃げてばかりじゃラチがあかねぇぞ。さっさと赤眼の堕天使の由来を見せてくれよ。」
どうやらラルフはメルが本気を出していない事を気付いているようだ。
「気付いてましたか。ですが魔眼は今回封印させて頂きます。この状態でどれだけ戦えるか試してみたいので。」
(狂乱戦士は俺も嫌いじゃない)
本来ゲームの中でのメルはバーサーカー並の戦闘狂で腕を鳴らしていた過去を持っていた為、戦闘は嫌いじゃない。
「ふははは!俺で試す。か。舐められたもんだな。【身体強化】」
ラルフがそう唱えると、身体を纏うように赤く光る衣を纏った。
「大口を叩いたからには加減はせんぞ。」
「宜しくお願いします。」
一瞬にしてラルフは間合いを詰め、メルの頭上に剣を振り下ろす。メルはそれを身体を捻りその遠心力で足蹴りをラルフの顔面に食らわせる。
ラルフはその衝撃で状態を崩すが両手で持つ大剣から片手をはずし、その片手でメルを掴み取ろうとする。
だがそれもラルフの脇の下を潜り抜け、そのまままた飛び上がり身体を捻りラルフの後頭部へ蹴りを入れる。
「ぐぅぉぉぉ!!」
ラルフは雄叫びをあげ、大剣を回転させる様に振り回した。
メルは飛び上がる事でそれを回避したが、ラルフの竜巻が起きそうな剣風に上空へと飛ばされる。
「今度は受け流し不可能だ。【螺旋龍】」
ラルフは手首を捻り、大剣を横に回転させまるでドリルの様に上空のメルに突き付けた。
だがそれもメルは神業の如くその回転に合わせ、レイピアを差し込み真横へと起動をずらして見せた。
これにはギャラリーよりもラルフ自身が一番驚いただろう。そんな事はまず不可能なのだから。
その動揺するラルフの隙を逃す程メルは甘くない。
そのまま素早く踏み込み、ラルフの首元にレイピアの切っ先を向けた。
「チェックメイト。」
「む。‥完敗だ。」
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