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2小節目
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「うふふ…先輩と話しちゃった。」
彩は帰宅し、自室の枕に顔をうずめた。
そのとき、急に携帯が鳴る。
「わっ!誰だろ…。」
画面を見ると、そこには桜先輩と表示してある。
「嘘でしょ!?桜先輩からだ!」
彩は慌てふためく。
「早く出なきゃ、なんだこいつ…って思われそうだし、でも恥ずかしいし…。」
意を決して、彩は通話ボタンを押した。
「も、もしもしっ!」
「そんなに身構えなくて大丈夫だよ。」
電話の向こうで、桜は笑う。
「でもどうして電話なんて掛けたんですか?」
彩は訊ねる。
「ただ彩ちゃんと話したくなって…迷惑だった?」
「そんなことないです!私も先輩と話せて嬉しいです!」
「そっか、ならよかった。」
桜は安堵する。
「あ、あの…先輩…。」
「んー?」
「今日先輩が付けてたヘアピン、新しいやつでしたか?」
「えっ、よく分かったね!誰も気付いてくれなくて、ちょっとショックだったんだけど…彩ちゃんに気付いてもらえてよかった!」
桜の嬉しそうな声を聞き、彩は微笑む。
「
彩は帰宅し、自室の枕に顔をうずめた。
そのとき、急に携帯が鳴る。
「わっ!誰だろ…。」
画面を見ると、そこには桜先輩と表示してある。
「嘘でしょ!?桜先輩からだ!」
彩は慌てふためく。
「早く出なきゃ、なんだこいつ…って思われそうだし、でも恥ずかしいし…。」
意を決して、彩は通話ボタンを押した。
「も、もしもしっ!」
「そんなに身構えなくて大丈夫だよ。」
電話の向こうで、桜は笑う。
「でもどうして電話なんて掛けたんですか?」
彩は訊ねる。
「ただ彩ちゃんと話したくなって…迷惑だった?」
「そんなことないです!私も先輩と話せて嬉しいです!」
「そっか、ならよかった。」
桜は安堵する。
「あ、あの…先輩…。」
「んー?」
「今日先輩が付けてたヘアピン、新しいやつでしたか?」
「えっ、よく分かったね!誰も気付いてくれなくて、ちょっとショックだったんだけど…彩ちゃんに気付いてもらえてよかった!」
桜の嬉しそうな声を聞き、彩は微笑む。
「
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