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第2章
66.危機再び
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「あ、ありがとうございます……」
神々の急激な変化に付いて行けないリーリアが目を白黒させている。フレイムがこそっと解説してくれた。
《誓約したての聖威師は、人間から神になった衝撃で、同胞への親愛感を自覚してる余裕がないんだ。落ち着けばじわじわと思慕が湧いて来て、気付いたら諸手を上げて神々を受容している》
それが神の性なのだという。出会いが最悪だったはずのラミルファを、アマーリエも聖獣たちもいつの間にか自然に受け入れていたように。
「う、嘘だろう……リーリア、リーリア、俺を助けてくれ。アマーリエも……! テスオラで共に切磋琢磨した仲ではないか!」
目を剥いたオーブリーがリーリアに手を伸ばし、顔はアマーリエに向けながら叫んだ。
「切磋琢磨……一方的に心と体をガリゴリ削られはしましたけれど……」
「わたくしも、何度陰険な嫌がらせや妨害に遭って精神を消耗したことか……」
アマーリエとリーリアは交互に呟いた。そして悟る。自分たちは同志だと。
『リーリア、あなたも嫌がらせを受けていたのか。詳しく話してくれないか』
「構いませんが、長くなりますわ。何しろ受けた仕打ちが多すぎるのです」
『それなら過去視を使って一瞬で確認してしまっても良いけど――』
話されたら困ることが山とあるのか、盛大に引きつるオーブリーを無視し、秀麗な眉を顰めたフロースが言いかけた時。アシュトンの緊迫した声が弾けた。
《緊急連絡! 最高神の神器が暴走寸前とのこと! 火神様と水神様の神器だ!》
場の雰囲気が一気に引き締まる。フレイムたちも顔色を変えたところを見ると、用件が用件なだけに、神々にも緊急で念話網を張ったらしい。
《先日、地神様と風神様の神器を暴れさせた属国だ》
《またあそこ……エイリスト王国ですか。今度は何が原因なのです?》
フルードが聞いた。相手が愛妻なので気を緩めているのか、鬱憤が溜まっているのか、珍しく辟易とした心中が滲み出ている。
《先だって狂った二神の神器の気に引きずられ、同じ場所に保管してあった火神様と水神様の神器も安定を欠いたとのことです。二日ほどかけて均衡の崩れが大きくなっていき、つい今しがた暴発寸前になったそうです》
答えたのは佳良だった。どうやらアシュトンと共に報告を受けたらしい。フルードは釈然としない様相を浮かべた。
《地神様と風神様の神器を鎮めたのは私です。その後、専用の確認具を彼の国に転送し、不安定な気配があれば即座に中央本府に連絡するよう申し伝えていたのですが。二日前からおかしかったのですか?》
当然ながら、そのような報告は来ていなかった。アシュトンが言いにくそうに告げる。
《それが……確認具は一昨日から反応を確認していたものの、これ以上失態を重ねることを恐れて言い出せなかったらしい。対応を決めかねているうちに、爆発直前になってしまったと言っている》
聖威師の力の前では、嘘を吐いても見透かされる。誤魔化せないと観念し、全てを話したのだという。だったら最初から正直に連絡を寄越してくれ、というのが聖威師たちの共通思念だった。
《しかも、四大高位神の神器が立て続けに気を乱したことで、隣室に置いていた禍神様の神器まで呼応し、急激に不安定になり始めていると言っています》
佳良が冷たい声で捕捉した。フルードが嘆息して呟く。
《もうあの国から最高神の神器を全て没収しましょう。報告書に上げた通り、暴走した地神様と風神様の神器は、現在中央本府が預かっています。残り三つ――火神様、水神様、禍神様の神器についても預かると申し出ていました》
当然の打診だ。一歩、いや半歩間違えれば、膨大な死傷者が出かねない事態になるのだから。
(そうだったわ。けれど、エイリスト王国が必死で固辞したのよね)
アマーリエは無意識に頷いた。フルードが作成した報告書を読んだところ、そう書かれていたのだ。その後の顛末も。
《しかし、最上級の国宝なのでもう一度だけチャンスを下さいと、王国の主任神官と国王から懇願されました。神々が神器を下賜して下さった対象はエイリスト王国であるという点からも、引き続き王国が保有すべきと言われたのです》
それは正論なので、聖威師でも強くは出られない。暴走して危機的状態に陥った神器に関しては、緊急避難措置として独断での移管も認められるだろう。だが、平常を保っている分に関しては迂闊に動かせない。まずは最高神に報告を上げ、移管の打診をして承諾をいただかなくてはならないのだ。
《そこでやむを得ず、毎日の確認と異変が見られた場合の報告を徹底することを条件に、残りの神器は彼の国が所有し続けることを認めました》
透き通った碧眼が忸怩たる思いを宿す。
《近く火神様、水神様、禍神様と交信し、将来的な神器移管の御裁可をいただいておくつもりでしたが……私の判断が甘かったようです。申し訳ありません》
いかな聖威師とはいえ、事前のアポイントも無く最高神と話したいと願い出るのは礼儀に欠ける。相当な緊急時でない限り、然るべき手順を踏んでから交信する規定になっていた。そのため、すぐに許可を取ることができなかったのだ。
《いいえ、念書も書かせた上でのことですし、悪手であったとは思いません。その状況であれば、私もあなたと同じ判断をしていたでしょう》
《本当にすみません、佳良様。すぐに対処を行います。火神様と水神様の神器の鎮めは私が担当します。アリステル、禍神様の神器はあなたにお願いできますか》
悪神の神器は一般的な神の神器とは異なる部分もあり、可能であれば同じ悪神が対応する方が望ましいという。奇跡の聖威師という類稀な存在がいる当代だからこそ使える良策だ。
《分かった》
フルードの依頼に、アリステルが淡々と頷く。アシュトンが続けた。
《私と佳良様は、中央本府に保管している地神様と風神様の神器が再暴走しないよう抑える。永き時を共にあった火神様と水神様の神器が乱れれば、離れた地にあっても感応しかねない》
《分かりました。ランドルフとルルアージュには中央本府にある他の神器の確認を任せ、アマーリエは緊急要員として置いておきます》
神々の急激な変化に付いて行けないリーリアが目を白黒させている。フレイムがこそっと解説してくれた。
《誓約したての聖威師は、人間から神になった衝撃で、同胞への親愛感を自覚してる余裕がないんだ。落ち着けばじわじわと思慕が湧いて来て、気付いたら諸手を上げて神々を受容している》
それが神の性なのだという。出会いが最悪だったはずのラミルファを、アマーリエも聖獣たちもいつの間にか自然に受け入れていたように。
「う、嘘だろう……リーリア、リーリア、俺を助けてくれ。アマーリエも……! テスオラで共に切磋琢磨した仲ではないか!」
目を剥いたオーブリーがリーリアに手を伸ばし、顔はアマーリエに向けながら叫んだ。
「切磋琢磨……一方的に心と体をガリゴリ削られはしましたけれど……」
「わたくしも、何度陰険な嫌がらせや妨害に遭って精神を消耗したことか……」
アマーリエとリーリアは交互に呟いた。そして悟る。自分たちは同志だと。
『リーリア、あなたも嫌がらせを受けていたのか。詳しく話してくれないか』
「構いませんが、長くなりますわ。何しろ受けた仕打ちが多すぎるのです」
『それなら過去視を使って一瞬で確認してしまっても良いけど――』
話されたら困ることが山とあるのか、盛大に引きつるオーブリーを無視し、秀麗な眉を顰めたフロースが言いかけた時。アシュトンの緊迫した声が弾けた。
《緊急連絡! 最高神の神器が暴走寸前とのこと! 火神様と水神様の神器だ!》
場の雰囲気が一気に引き締まる。フレイムたちも顔色を変えたところを見ると、用件が用件なだけに、神々にも緊急で念話網を張ったらしい。
《先日、地神様と風神様の神器を暴れさせた属国だ》
《またあそこ……エイリスト王国ですか。今度は何が原因なのです?》
フルードが聞いた。相手が愛妻なので気を緩めているのか、鬱憤が溜まっているのか、珍しく辟易とした心中が滲み出ている。
《先だって狂った二神の神器の気に引きずられ、同じ場所に保管してあった火神様と水神様の神器も安定を欠いたとのことです。二日ほどかけて均衡の崩れが大きくなっていき、つい今しがた暴発寸前になったそうです》
答えたのは佳良だった。どうやらアシュトンと共に報告を受けたらしい。フルードは釈然としない様相を浮かべた。
《地神様と風神様の神器を鎮めたのは私です。その後、専用の確認具を彼の国に転送し、不安定な気配があれば即座に中央本府に連絡するよう申し伝えていたのですが。二日前からおかしかったのですか?》
当然ながら、そのような報告は来ていなかった。アシュトンが言いにくそうに告げる。
《それが……確認具は一昨日から反応を確認していたものの、これ以上失態を重ねることを恐れて言い出せなかったらしい。対応を決めかねているうちに、爆発直前になってしまったと言っている》
聖威師の力の前では、嘘を吐いても見透かされる。誤魔化せないと観念し、全てを話したのだという。だったら最初から正直に連絡を寄越してくれ、というのが聖威師たちの共通思念だった。
《しかも、四大高位神の神器が立て続けに気を乱したことで、隣室に置いていた禍神様の神器まで呼応し、急激に不安定になり始めていると言っています》
佳良が冷たい声で捕捉した。フルードが嘆息して呟く。
《もうあの国から最高神の神器を全て没収しましょう。報告書に上げた通り、暴走した地神様と風神様の神器は、現在中央本府が預かっています。残り三つ――火神様、水神様、禍神様の神器についても預かると申し出ていました》
当然の打診だ。一歩、いや半歩間違えれば、膨大な死傷者が出かねない事態になるのだから。
(そうだったわ。けれど、エイリスト王国が必死で固辞したのよね)
アマーリエは無意識に頷いた。フルードが作成した報告書を読んだところ、そう書かれていたのだ。その後の顛末も。
《しかし、最上級の国宝なのでもう一度だけチャンスを下さいと、王国の主任神官と国王から懇願されました。神々が神器を下賜して下さった対象はエイリスト王国であるという点からも、引き続き王国が保有すべきと言われたのです》
それは正論なので、聖威師でも強くは出られない。暴走して危機的状態に陥った神器に関しては、緊急避難措置として独断での移管も認められるだろう。だが、平常を保っている分に関しては迂闊に動かせない。まずは最高神に報告を上げ、移管の打診をして承諾をいただかなくてはならないのだ。
《そこでやむを得ず、毎日の確認と異変が見られた場合の報告を徹底することを条件に、残りの神器は彼の国が所有し続けることを認めました》
透き通った碧眼が忸怩たる思いを宿す。
《近く火神様、水神様、禍神様と交信し、将来的な神器移管の御裁可をいただいておくつもりでしたが……私の判断が甘かったようです。申し訳ありません》
いかな聖威師とはいえ、事前のアポイントも無く最高神と話したいと願い出るのは礼儀に欠ける。相当な緊急時でない限り、然るべき手順を踏んでから交信する規定になっていた。そのため、すぐに許可を取ることができなかったのだ。
《いいえ、念書も書かせた上でのことですし、悪手であったとは思いません。その状況であれば、私もあなたと同じ判断をしていたでしょう》
《本当にすみません、佳良様。すぐに対処を行います。火神様と水神様の神器の鎮めは私が担当します。アリステル、禍神様の神器はあなたにお願いできますか》
悪神の神器は一般的な神の神器とは異なる部分もあり、可能であれば同じ悪神が対応する方が望ましいという。奇跡の聖威師という類稀な存在がいる当代だからこそ使える良策だ。
《分かった》
フルードの依頼に、アリステルが淡々と頷く。アシュトンが続けた。
《私と佳良様は、中央本府に保管している地神様と風神様の神器が再暴走しないよう抑える。永き時を共にあった火神様と水神様の神器が乱れれば、離れた地にあっても感応しかねない》
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