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第2章
69.高位神器の暴走
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神々の話し合いが終わったらしい。
『此度はお前の顔を立てよう、ライナス。代理での代価提出を認め、オーブリーの処罰はお前に委ねる』
「有り難き幸せ。ご温情に心より感謝申し上げます」
叩頭して礼を言ったライナスが腕を振るうと、純白の羽が無数に出現し、散開して宙を舞った。それらはライナスがかざした手を中心に寄り集まり、瞬く間にマント・ド・クールが織り上げられた。
ライナスは、帝国随一の権門にして代々聖威師を輩出して来たイステンド大公家の先代当主かつ長老だ。自身も選ばれし神の愛し子であり、高位神でもある。彼ならば、メイデンの羽を大量に所持していても不思議ではない。
(すごいわ……。技の次元が違う。私ももっと頑張らないと。要修行ね)
密かに決意していると、もはや息も絶え絶えのオーブリーが、這うようにして前大神官にじり寄った。
「お許し下さい! 実験体など嫌です――」
「黙れ、神官オーブリー。……このような罰にするのが精一杯だった」
代価を邪霊に渡したライナスは冷たく告げ、小さく呟いた。
「地下行きよりはよほど軽い内容にした。これが限界だ」
邪霊により地下に連れ去られていた場合、この比ではないほど酷な扱いを受けていただろう。
「神を怒らせてしまった時点で詰みだ。助けようがない」
神怒を被った場合、人間の思考では過罰と思える処置が下されるが、それも当然だ。神の思考や価値基準は人間のそれとはまるで違うのだから。
「お前の寿命は残り68年。その年月を、苦痛と後悔と共に過ごすが良い。定命が尽きた後の処遇は、その時に改めて検討される。転生が許されるか、地獄行きとなるか、昇天資格が復活するか……」
オーブリーは昇天資格を失っているため、死後は一般人と同じく次の生に転生する。だが、ウェイブがまだ彼を許していなければ、すぐに生まれ変わることはできない。一度地獄に堕とされ、贖罪を終えてからになる。地獄にも階層があるので、どこに行かされるかはウェイブの御心次第だ。
一方で、ウェイブが怒りを解いており、昇天資格を復活させることを認めた場合、神使として天に上がることができるだろう。温厚な神に付かせてもらえるかは別だが。
「今後猛省し、死した際に波神様に寛恕を請えば、お慈悲がいただけるかもしれない」
これでも、地下行きに比べれば十二分にマシなのだ。地下に連れて行かれれば、この星が滅びるまでの遼遠の星霜を、下層地獄と同等の環境で過ごさなければならなかった。それを、どうにか減罰した。ウェイブ――さらに言えばラモスとディモスも――が納得するギリギリのラインがここだった。
「まだ全ての望みが絶たれたわけではない。少しでも明るい未来を掴み取れるよう、誠心を捧げ自省と自戒に励むことだ。――これより牢へ移れ」
「そんなっ……助けてくれアマーリエ、リーリア! 俺が、俺が悪かったのだ。お前たちに当たるのではなく、共に協力していれば――」
オーブリーの目から、悲痛と悔恨の涙が転がり落ちる。
「頼む助けてくれ、たすけ……」
だが、パチンという軽い音と共に、その姿はあっけなく消えた。牢屋へと強制転送されたのだろう。
「大神様方のお時間をいただきましたことをお詫び申し上げます。それでは、私はこれで……ん?」
手際良く辞去の挨拶に移りかかっていたライナスが、つと美貌を顰めた。何かに耳を澄ませるように虚空を眺め、小さく頷いている。
(念話が入ったんだわ)
今度は何が起きたのか。アマーリエは固唾を飲んで様子を見守った。
「……分かった、すぐに向かう」
手短に言って念話を切ったライナスが、申し訳なさを滲ませながら皆を見た。
「幾つかの属国で神器が不安定になったようです。どうやら複数個がセットになっている神器をバラして各属国に配置していたらしく、その中の一つが安定を欠いたことで他にも伝播してしまったとのこと。聖威師はほぼ全員、そちらの対処で緊急出動しました」
(それは……タイミングが悪いわ)
思わず呻くアマーリエ。最高神の神器が短期間に幾度も不安定になったため、他の神器も引きずられているのだろうか。
「私も鎮静化に行かなくては。アマーリエは緊急時の待機要員として、リーリアと共にここにいるように。中央本府の主任神官たちの状況は落ち着いているから、気にしなくても問題ない。アマーリエの聖獣たちがよく頑張ってくれているおかげだ」
「それならば良かったです」
アマーリエが首肯するのを確認したライナスは、リーリアを見ると、冷ややかな面持ちを和らげて微笑む。
「リーリア・アヴェント。聖威師になったのだな、おめでとう。今は時間がないが、また後でゆっくり祝いを述べさせてくれ」
「畏れ多きお言葉にございます」
リーリアが優美に頭を下げた。頷いたライナスが、ふっと姿を消す。暴走した神器を止めに行ったのだろう。
『さて。愛し子に会え、オーブリーへの処罰も手配が済んだ。もはや地上に用はない。私は還る。また会おう、我が同胞たちよ』
ウェイブが言い、神々とアマーリエ、リーリアを順繰りに見て微笑むと、スゥと天に上がって行った。
尾を引いた白縹の神威が残り香のように煌めく。その余韻に被せるように、タガが外れたような絶叫が響いた。
『放せ! 放せえぇ! 誰ぞ私を助けぬか! このようなところで終わってたまるか!』
地面に顔を擦り付け、猿轡を自力で外したらしいゲイルが喚いている。
『王子、お静かに! 神々の御前です!』
男女の邪霊がゲイルを押さえ付け、オーブリーに憑いていた邪霊が叱り付けた。だが、邪霊の王子は止まらない。
『私はここで終わる器ではない、このような形で……違う、私は、私は……!』
ゲイルの体が発光し、邪霊たちが弾き飛ばされる。地面を転がったオーブリーの邪霊が、身を起こしながら顔色を変えた。
『そ、葬邪神様の神器が暴走した!』
(――はい?)
信じ難い言葉に、アマーリエは目を点にする。脳が理解を拒否したと言っても良い。
『ど、どなたか抑えられませんか!?』
縋るような目が場を一周し、フレイムたちやアマーリエを見渡す。アマーリエはおずおずと言った。
「ええと……あなたたちも一の邪神様からお力をお借りしているのでしょう? それを使って対処できないのかしら?」
(一の邪神様の神威を借り受けて、神に成りすましていたわけだもの)
だが、同じく吹き飛ばされた男女の邪霊が、悲鳴のような声で否定する。
『それは無理でございます! 私たちにいただいた御神威の欠片は、もうほとんど残っておりません』
『復讐や懲罰の決行日となる今日までに使い切るよう、調整されてお貸しいただいたお力でしたので……』
邪霊たちは手も足も出ないということだ。となれば――
『ぎゃゔぅあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!』
喉の奥に液体が絡まったような濁った声で、ゲイルが仰け反って絶叫した。溢れ出た赤黄色の神威が二つに分かれ、半分は鎧と化して王子の肢体を覆う。もう半分は巨大な剣の形を取った。成人男性と同じ体躯を持つゲイルの体がすっぽり隠れてしまうほどの剣身だ。
「何をするつもりなの、お静まりなさい!」
ピシャリと言い放つアマーリエだが、口の端から泡を噴きながら白目を剥いたゲイルには届いていない。
『あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ッッ!!』
大剣をデタラメに振り回すと、斬撃に沿って衝撃波が放出される。滅茶苦茶な軌道を描きながら四方八方に爆散する奔流を、アマーリエの前に滑り込んだフレイムが弾いた。紅蓮の神威が逆巻いて燃え上がる。抑えていた神威を解放したのだ。
「フレイム!」
『ちっ……コイツ正気じゃねえぞ!』
「一体どうなっているの?」
『神器を使ってここから逃げ出そうとしたんだろう。だが、全然使いこなせてねえ。パニクっていきなりフルパワーで発動させたせいで、一気に噴き出した神器の力に意識を呑まれてやがる』
リーリアを背後に庇ったフロースが眉を上げる。
『王子の魂が一気に磨耗している。暴走した神器の神威に削られてるんだ』
『だな。なぁなぁ、コイツが磨り減って消滅するのと、暴走した神器の力で帝都が壊滅するの、どっちが先だと思う?』
『後者の方だろう』
『やっぱりか。俺も同じだ』
物騒な会話をするフレイムとフロースに、狼神が泰然と口元を上げた。鋭い牙がチラリと覗く。
『これはこれは。邪霊が勝手に神器を持ち出して勝手に暴走させたとなれば、天威師は動けませんなぁ。神が直に関与して起こった事柄ではありませんから』
縦に裂けた灰銀の神眼が、アマーリエとリーリアを順繰りに見た。
『これは紛れも無い神器暴走――つまり聖威師の対処案件であるぞ』
『此度はお前の顔を立てよう、ライナス。代理での代価提出を認め、オーブリーの処罰はお前に委ねる』
「有り難き幸せ。ご温情に心より感謝申し上げます」
叩頭して礼を言ったライナスが腕を振るうと、純白の羽が無数に出現し、散開して宙を舞った。それらはライナスがかざした手を中心に寄り集まり、瞬く間にマント・ド・クールが織り上げられた。
ライナスは、帝国随一の権門にして代々聖威師を輩出して来たイステンド大公家の先代当主かつ長老だ。自身も選ばれし神の愛し子であり、高位神でもある。彼ならば、メイデンの羽を大量に所持していても不思議ではない。
(すごいわ……。技の次元が違う。私ももっと頑張らないと。要修行ね)
密かに決意していると、もはや息も絶え絶えのオーブリーが、這うようにして前大神官にじり寄った。
「お許し下さい! 実験体など嫌です――」
「黙れ、神官オーブリー。……このような罰にするのが精一杯だった」
代価を邪霊に渡したライナスは冷たく告げ、小さく呟いた。
「地下行きよりはよほど軽い内容にした。これが限界だ」
邪霊により地下に連れ去られていた場合、この比ではないほど酷な扱いを受けていただろう。
「神を怒らせてしまった時点で詰みだ。助けようがない」
神怒を被った場合、人間の思考では過罰と思える処置が下されるが、それも当然だ。神の思考や価値基準は人間のそれとはまるで違うのだから。
「お前の寿命は残り68年。その年月を、苦痛と後悔と共に過ごすが良い。定命が尽きた後の処遇は、その時に改めて検討される。転生が許されるか、地獄行きとなるか、昇天資格が復活するか……」
オーブリーは昇天資格を失っているため、死後は一般人と同じく次の生に転生する。だが、ウェイブがまだ彼を許していなければ、すぐに生まれ変わることはできない。一度地獄に堕とされ、贖罪を終えてからになる。地獄にも階層があるので、どこに行かされるかはウェイブの御心次第だ。
一方で、ウェイブが怒りを解いており、昇天資格を復活させることを認めた場合、神使として天に上がることができるだろう。温厚な神に付かせてもらえるかは別だが。
「今後猛省し、死した際に波神様に寛恕を請えば、お慈悲がいただけるかもしれない」
これでも、地下行きに比べれば十二分にマシなのだ。地下に連れて行かれれば、この星が滅びるまでの遼遠の星霜を、下層地獄と同等の環境で過ごさなければならなかった。それを、どうにか減罰した。ウェイブ――さらに言えばラモスとディモスも――が納得するギリギリのラインがここだった。
「まだ全ての望みが絶たれたわけではない。少しでも明るい未来を掴み取れるよう、誠心を捧げ自省と自戒に励むことだ。――これより牢へ移れ」
「そんなっ……助けてくれアマーリエ、リーリア! 俺が、俺が悪かったのだ。お前たちに当たるのではなく、共に協力していれば――」
オーブリーの目から、悲痛と悔恨の涙が転がり落ちる。
「頼む助けてくれ、たすけ……」
だが、パチンという軽い音と共に、その姿はあっけなく消えた。牢屋へと強制転送されたのだろう。
「大神様方のお時間をいただきましたことをお詫び申し上げます。それでは、私はこれで……ん?」
手際良く辞去の挨拶に移りかかっていたライナスが、つと美貌を顰めた。何かに耳を澄ませるように虚空を眺め、小さく頷いている。
(念話が入ったんだわ)
今度は何が起きたのか。アマーリエは固唾を飲んで様子を見守った。
「……分かった、すぐに向かう」
手短に言って念話を切ったライナスが、申し訳なさを滲ませながら皆を見た。
「幾つかの属国で神器が不安定になったようです。どうやら複数個がセットになっている神器をバラして各属国に配置していたらしく、その中の一つが安定を欠いたことで他にも伝播してしまったとのこと。聖威師はほぼ全員、そちらの対処で緊急出動しました」
(それは……タイミングが悪いわ)
思わず呻くアマーリエ。最高神の神器が短期間に幾度も不安定になったため、他の神器も引きずられているのだろうか。
「私も鎮静化に行かなくては。アマーリエは緊急時の待機要員として、リーリアと共にここにいるように。中央本府の主任神官たちの状況は落ち着いているから、気にしなくても問題ない。アマーリエの聖獣たちがよく頑張ってくれているおかげだ」
「それならば良かったです」
アマーリエが首肯するのを確認したライナスは、リーリアを見ると、冷ややかな面持ちを和らげて微笑む。
「リーリア・アヴェント。聖威師になったのだな、おめでとう。今は時間がないが、また後でゆっくり祝いを述べさせてくれ」
「畏れ多きお言葉にございます」
リーリアが優美に頭を下げた。頷いたライナスが、ふっと姿を消す。暴走した神器を止めに行ったのだろう。
『さて。愛し子に会え、オーブリーへの処罰も手配が済んだ。もはや地上に用はない。私は還る。また会おう、我が同胞たちよ』
ウェイブが言い、神々とアマーリエ、リーリアを順繰りに見て微笑むと、スゥと天に上がって行った。
尾を引いた白縹の神威が残り香のように煌めく。その余韻に被せるように、タガが外れたような絶叫が響いた。
『放せ! 放せえぇ! 誰ぞ私を助けぬか! このようなところで終わってたまるか!』
地面に顔を擦り付け、猿轡を自力で外したらしいゲイルが喚いている。
『王子、お静かに! 神々の御前です!』
男女の邪霊がゲイルを押さえ付け、オーブリーに憑いていた邪霊が叱り付けた。だが、邪霊の王子は止まらない。
『私はここで終わる器ではない、このような形で……違う、私は、私は……!』
ゲイルの体が発光し、邪霊たちが弾き飛ばされる。地面を転がったオーブリーの邪霊が、身を起こしながら顔色を変えた。
『そ、葬邪神様の神器が暴走した!』
(――はい?)
信じ難い言葉に、アマーリエは目を点にする。脳が理解を拒否したと言っても良い。
『ど、どなたか抑えられませんか!?』
縋るような目が場を一周し、フレイムたちやアマーリエを見渡す。アマーリエはおずおずと言った。
「ええと……あなたたちも一の邪神様からお力をお借りしているのでしょう? それを使って対処できないのかしら?」
(一の邪神様の神威を借り受けて、神に成りすましていたわけだもの)
だが、同じく吹き飛ばされた男女の邪霊が、悲鳴のような声で否定する。
『それは無理でございます! 私たちにいただいた御神威の欠片は、もうほとんど残っておりません』
『復讐や懲罰の決行日となる今日までに使い切るよう、調整されてお貸しいただいたお力でしたので……』
邪霊たちは手も足も出ないということだ。となれば――
『ぎゃゔぅあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!』
喉の奥に液体が絡まったような濁った声で、ゲイルが仰け反って絶叫した。溢れ出た赤黄色の神威が二つに分かれ、半分は鎧と化して王子の肢体を覆う。もう半分は巨大な剣の形を取った。成人男性と同じ体躯を持つゲイルの体がすっぽり隠れてしまうほどの剣身だ。
「何をするつもりなの、お静まりなさい!」
ピシャリと言い放つアマーリエだが、口の端から泡を噴きながら白目を剥いたゲイルには届いていない。
『あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ッッ!!』
大剣をデタラメに振り回すと、斬撃に沿って衝撃波が放出される。滅茶苦茶な軌道を描きながら四方八方に爆散する奔流を、アマーリエの前に滑り込んだフレイムが弾いた。紅蓮の神威が逆巻いて燃え上がる。抑えていた神威を解放したのだ。
「フレイム!」
『ちっ……コイツ正気じゃねえぞ!』
「一体どうなっているの?」
『神器を使ってここから逃げ出そうとしたんだろう。だが、全然使いこなせてねえ。パニクっていきなりフルパワーで発動させたせいで、一気に噴き出した神器の力に意識を呑まれてやがる』
リーリアを背後に庇ったフロースが眉を上げる。
『王子の魂が一気に磨耗している。暴走した神器の神威に削られてるんだ』
『だな。なぁなぁ、コイツが磨り減って消滅するのと、暴走した神器の力で帝都が壊滅するの、どっちが先だと思う?』
『後者の方だろう』
『やっぱりか。俺も同じだ』
物騒な会話をするフレイムとフロースに、狼神が泰然と口元を上げた。鋭い牙がチラリと覗く。
『これはこれは。邪霊が勝手に神器を持ち出して勝手に暴走させたとなれば、天威師は動けませんなぁ。神が直に関与して起こった事柄ではありませんから』
縦に裂けた灰銀の神眼が、アマーリエとリーリアを順繰りに見た。
『これは紛れも無い神器暴走――つまり聖威師の対処案件であるぞ』
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