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番外編 -焔神フレイムとフルード編-
優しいだけでは⑯
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呟くと、フルードの体を狼神の腕から抜き取り、脇の下に手を入れて持ち上げた。
「ひゃぁっ」
『あっ、何をなさいますか!』
いきなり高くなった視界にフルードが声を上げ、狼神が抗議する。
『ピヨ、お前はこんなちっこい体で俺たちのために頑張ってくれたんだな』
そして、一呼吸置いてから言った。
『――俺が教えてやるよ』
『はい? 焔神様、何を仰るのですか。まさか……』
はっきりと渋面を作る狼神とは裏腹に、フルードは目を白黒させている。
「え、えっ?」
『聖威の使い方から戦闘術、座学の知識に教養、心構えに立ち振る舞い、後は何だ、神鎮めのコツとかも、とにかく全部を教えてやる』
「ほ、本当ですか!?」
狼神が咳払いし、きっぱりと告げた。
『恐れながら、セインは私の愛し子。貴きあなた様であろうとも権利はございませぬ』
『偉大な狼神よ、そう仰せにならず』
だが、応じる焔神の瞳は、決意と覚悟を宿していた。
『狼神様。ピヨの神格は縁の神。縁結びや縁切りを司る神ですね』
『ええ、その通りですが……?』
いきなり何を言い出すのかと疑問符を飛ばしながら、狼神が肯定した。
聖威師は必ずしも主神に関連する神格を有するわけではない。全く関係のない神格を得る場合も多々あり、例えば薔薇の神の愛し子が雀の神の神格を発現したこともある。
神々の基準では、狼神の愛し子がご縁を司る神になっても何もおかしくはない。もちろん、得る神格によって主神や神々からの寵愛や扱いに差が出ることもない。
焔神は狼神に直接答えず、そっとフルードを下ろした。自身の右手を広げて見やすいように掲げると、じっと注視した狼神が息を呑む。彼も気付いたのだ。
「えっと、あの……?」
一人分かっていないフルードだけが困惑している。焔神が左手で右手を撫でると、右手の人差し指に細い紐が現れた。今にも切れてしまいそうに頼りない、ひょろりとした細糸のような紐だ。色は薄紅を乗せた淡い空色。紅碧と呼ばれる色の、ごく淡いものだ。
タンポポの綿毛をより集めたように儚くか細い紐は、焔神の人差し指とフルードの手の平を繋いでいた。
「な……何ですか、この糸は?」
自身の手の平から出ている紐を視認できるようになり、フルードが目を見開く。
『聞け、チビすけ……いや、フルード。これはお前の聖威だ。神としての権能だな。お前の力が俺を喚んだ。無意識に俺を見出し、自覚しないまま力を使って、俺との縁を繋いだんだ』
「……へ?」
『聖威師として強くなりたいと渇望しているが、そうすれば自分の心は砕けて死ぬ。まだ死にたくない。だが強くなりたい。だから、どちらも達成させてくれる神を探した。無意識下でな。それで俺が選ばれたんだ』
焔神が頭をかいた。
『自分でもおかしいと思ってたんだ。勧請される前にやたらと人間界を見てみたくなったり、従神たちが正論で止めてるのに強行したり、その割には何にも見どころがない裏庭に降りたり、お前のことがやたら気になったり、今日だって都合よくこの場に顔を出そうと思ったり……自分で自分の行動が不可解だった。その真相がこれだ。お前の力が俺を導いていたんだ』
端正な顔立ちの中で輝く双眸が、フルードを射抜いた。
『お前、本当は死にたくねえんだな。心の底では助けを求めてる。まだ未熟なはずのお前が俺の勧請担当になったのも、もしかしたら縁の力で俺との繋がりを結んだのかもしれねえな』
「そ……では、焔神様が地上に降りて叱られそうになったのは、僕が自覚なく使った力のせいだったのですか? 僕が……焔神様を操っていたんですか?」
呆然と言葉を漏らすフルードの瞳に、悔恨と絶望が宿る。
「大変申し訳ございませんでした。どうか縁を焼き払って下さい。焔神様の神威なら容易いはず」
『んなことするかよ。こんなちっこいのがピヨピヨ助けを求めてんのを振り払えってのか』
焔神がぴしゃりと言い切った。
『お前は俺を操ってなんかいない。そんなことできねえよ。神格も神威も俺の方が上なんだから。どういうことかっていうとだな、俺の方も無意識下で縁を……お前を受け入れてたってことだ。だから紐をそのままにしてたんだ。もし縁を拒絶していれば、紐が来た時点で気付いて燃やしていたはずだ』
「で、でも、僕の力が作用したせいで、焔神様と従神様方にご迷惑をかけました。僕のせいです」
『お前が俺たちを庇って処罰を受けた時点で、それはもうチャラだ。あの時のお前はただ純粋に、俺たちを守ろうとしていた』
山吹の双眸が、慈愛に満ちた色を帯びる。
『魂の奥では助けてくれる者を探して、必死に手を伸ばしていたのか。……もう限界の中で、最後まで足掻いて頑張ってたんだな』
焔神が狼神を見た。
『俺がこの子に教えます。俺が選ばれた。この子が選んでくれた。この子の魂の叫びが俺の潜在意識に届き、俺も無自覚のうちにそれを受け入れていた。それを今更跳ね除けることはできません。気がすむまでやらせてやりましょう。ここで下手に天に引きずって行けば、心の傷が増えるだけ』
『……うぅむ……』
狼神が腕組みして考え込んだ。渋面を作り、ウンウンと唸っている。そして、致し方なしと言った表情で顔を上げた。
『…………仕方ありませぬな。ならば、愛し子の教育はしばしあなた様に委ねましょう。ただし、最終的な判断権はあくまで私にございます。この子が限界と感じれば壊れる前に修練を中止し、強制的に天に連れ帰ります。その際は一切の譲歩も妥協もいたしませんので、そのおつもりで』
不承不承といった様子で頷く狼神。フルードの表情に赤みがさす。
「狼神様!」
『承知しました。――フルード、ピヨッピヨなお前を成鳥にしてやるよ! 王宝章だか玻璃章だかのことはよく知らねえけど、とにかく色々教えりゃいいんだろ』
「ありがとうございますお兄ちゃん」
思わずといった様子でフルードが口走った言葉に、焔神の山吹色の瞳が瞬いた。
「……あぁっ、ごめんなさい! ぼ、僕、死産で生まれた兄がいるんです。もし兄が生きていたらきっと頼りになる人だったんだろうなってずっと想像していたから、焔神さまを拝見してつい……」
青ざめたフルードがしどろもどろで説明すると、焔神はカラリと笑い、フルードの頭を撫で回した。
『じゃあ兄ちゃんにもなってやるよ。乗りかかった船だからな。俺がお前の師匠でお兄様だ。安心しろ、俺がちゃんと教えてやるぜ! そんならアレだな、これからはおにーさまと呼びな!』
(へぇ~、めちゃくちゃ面倒見いいなぁ焔神って)
日香は内心で感嘆した。話がどんどん想定外の方に転がっている。行き着く先はどこなのだろうかと思っていると、撫でられたせいで柔らかな金髪をぴょんぴょん跳ねさせたフルードが、真ん丸な目で焔神を見上げた。
「よ、よろしくお願いします。……お、お兄様」
『おぅ、任しとけフルード!』
力強く返され、一瞬黙り込んだフルードは逡巡の後に口を開いた。
「あの……セインです」
『ん?』
「僕の名前はセインです」
『ああ、フルード・セイン・レシスだったな』
思い出すように頷く焔神に、狼神が説明した。
『セインはミドルネームです。帝国ではミドルネームは秘め名と呼ばれ、家族や恋人、親友など特別に大切な者にしか単体で呼ばせることはないのだそうです。その他は、正式な挨拶でフルネームを述べる時に名乗るくらいだとか』
『ああ……だから狼神様はセインと呼んでるんですね』
納得した顔になった焔神が、しゃがんでフルードと視線を合わせる。
『呼んでいいのか。お前の大事な秘めた名を』
「はい」
コクリと頷き、フルードが続けた。
「あの……焔、いえ、お兄様。僕は……僕は焔神としてのあなたしか知らないけど、でもどんなお兄様でも好きです。焔神じゃなくても、精霊や神使でも……お兄様であることは変わらないから、同じように大好きです。今度、280歳のお祝いをしましょう」
山吹色の目が見開かれた。それは、焔神という存在の全てを丸ごと肯定する言葉だった。存在自体を半ば無かったことにされている、精霊であった頃の彼をも含めて。
『……そうか。ありがとう――ありがとうな』
今までとは違う笑みで相好を崩した焔神は両腕を伸ばし、眼前にある小さな体をふわりと包み込んだ。
『俺がお前を守る。死なせたりなんかしねえよ。――安心しな、兄ちゃんが絶対守ってやるからな。セイン』
焔神の神威がフルードに注ぎ込まれた。
この時――日香は未来が変わる瞬間というものを目の当たりにした。
「ひゃぁっ」
『あっ、何をなさいますか!』
いきなり高くなった視界にフルードが声を上げ、狼神が抗議する。
『ピヨ、お前はこんなちっこい体で俺たちのために頑張ってくれたんだな』
そして、一呼吸置いてから言った。
『――俺が教えてやるよ』
『はい? 焔神様、何を仰るのですか。まさか……』
はっきりと渋面を作る狼神とは裏腹に、フルードは目を白黒させている。
「え、えっ?」
『聖威の使い方から戦闘術、座学の知識に教養、心構えに立ち振る舞い、後は何だ、神鎮めのコツとかも、とにかく全部を教えてやる』
「ほ、本当ですか!?」
狼神が咳払いし、きっぱりと告げた。
『恐れながら、セインは私の愛し子。貴きあなた様であろうとも権利はございませぬ』
『偉大な狼神よ、そう仰せにならず』
だが、応じる焔神の瞳は、決意と覚悟を宿していた。
『狼神様。ピヨの神格は縁の神。縁結びや縁切りを司る神ですね』
『ええ、その通りですが……?』
いきなり何を言い出すのかと疑問符を飛ばしながら、狼神が肯定した。
聖威師は必ずしも主神に関連する神格を有するわけではない。全く関係のない神格を得る場合も多々あり、例えば薔薇の神の愛し子が雀の神の神格を発現したこともある。
神々の基準では、狼神の愛し子がご縁を司る神になっても何もおかしくはない。もちろん、得る神格によって主神や神々からの寵愛や扱いに差が出ることもない。
焔神は狼神に直接答えず、そっとフルードを下ろした。自身の右手を広げて見やすいように掲げると、じっと注視した狼神が息を呑む。彼も気付いたのだ。
「えっと、あの……?」
一人分かっていないフルードだけが困惑している。焔神が左手で右手を撫でると、右手の人差し指に細い紐が現れた。今にも切れてしまいそうに頼りない、ひょろりとした細糸のような紐だ。色は薄紅を乗せた淡い空色。紅碧と呼ばれる色の、ごく淡いものだ。
タンポポの綿毛をより集めたように儚くか細い紐は、焔神の人差し指とフルードの手の平を繋いでいた。
「な……何ですか、この糸は?」
自身の手の平から出ている紐を視認できるようになり、フルードが目を見開く。
『聞け、チビすけ……いや、フルード。これはお前の聖威だ。神としての権能だな。お前の力が俺を喚んだ。無意識に俺を見出し、自覚しないまま力を使って、俺との縁を繋いだんだ』
「……へ?」
『聖威師として強くなりたいと渇望しているが、そうすれば自分の心は砕けて死ぬ。まだ死にたくない。だが強くなりたい。だから、どちらも達成させてくれる神を探した。無意識下でな。それで俺が選ばれたんだ』
焔神が頭をかいた。
『自分でもおかしいと思ってたんだ。勧請される前にやたらと人間界を見てみたくなったり、従神たちが正論で止めてるのに強行したり、その割には何にも見どころがない裏庭に降りたり、お前のことがやたら気になったり、今日だって都合よくこの場に顔を出そうと思ったり……自分で自分の行動が不可解だった。その真相がこれだ。お前の力が俺を導いていたんだ』
端正な顔立ちの中で輝く双眸が、フルードを射抜いた。
『お前、本当は死にたくねえんだな。心の底では助けを求めてる。まだ未熟なはずのお前が俺の勧請担当になったのも、もしかしたら縁の力で俺との繋がりを結んだのかもしれねえな』
「そ……では、焔神様が地上に降りて叱られそうになったのは、僕が自覚なく使った力のせいだったのですか? 僕が……焔神様を操っていたんですか?」
呆然と言葉を漏らすフルードの瞳に、悔恨と絶望が宿る。
「大変申し訳ございませんでした。どうか縁を焼き払って下さい。焔神様の神威なら容易いはず」
『んなことするかよ。こんなちっこいのがピヨピヨ助けを求めてんのを振り払えってのか』
焔神がぴしゃりと言い切った。
『お前は俺を操ってなんかいない。そんなことできねえよ。神格も神威も俺の方が上なんだから。どういうことかっていうとだな、俺の方も無意識下で縁を……お前を受け入れてたってことだ。だから紐をそのままにしてたんだ。もし縁を拒絶していれば、紐が来た時点で気付いて燃やしていたはずだ』
「で、でも、僕の力が作用したせいで、焔神様と従神様方にご迷惑をかけました。僕のせいです」
『お前が俺たちを庇って処罰を受けた時点で、それはもうチャラだ。あの時のお前はただ純粋に、俺たちを守ろうとしていた』
山吹の双眸が、慈愛に満ちた色を帯びる。
『魂の奥では助けてくれる者を探して、必死に手を伸ばしていたのか。……もう限界の中で、最後まで足掻いて頑張ってたんだな』
焔神が狼神を見た。
『俺がこの子に教えます。俺が選ばれた。この子が選んでくれた。この子の魂の叫びが俺の潜在意識に届き、俺も無自覚のうちにそれを受け入れていた。それを今更跳ね除けることはできません。気がすむまでやらせてやりましょう。ここで下手に天に引きずって行けば、心の傷が増えるだけ』
『……うぅむ……』
狼神が腕組みして考え込んだ。渋面を作り、ウンウンと唸っている。そして、致し方なしと言った表情で顔を上げた。
『…………仕方ありませぬな。ならば、愛し子の教育はしばしあなた様に委ねましょう。ただし、最終的な判断権はあくまで私にございます。この子が限界と感じれば壊れる前に修練を中止し、強制的に天に連れ帰ります。その際は一切の譲歩も妥協もいたしませんので、そのおつもりで』
不承不承といった様子で頷く狼神。フルードの表情に赤みがさす。
「狼神様!」
『承知しました。――フルード、ピヨッピヨなお前を成鳥にしてやるよ! 王宝章だか玻璃章だかのことはよく知らねえけど、とにかく色々教えりゃいいんだろ』
「ありがとうございますお兄ちゃん」
思わずといった様子でフルードが口走った言葉に、焔神の山吹色の瞳が瞬いた。
「……あぁっ、ごめんなさい! ぼ、僕、死産で生まれた兄がいるんです。もし兄が生きていたらきっと頼りになる人だったんだろうなってずっと想像していたから、焔神さまを拝見してつい……」
青ざめたフルードがしどろもどろで説明すると、焔神はカラリと笑い、フルードの頭を撫で回した。
『じゃあ兄ちゃんにもなってやるよ。乗りかかった船だからな。俺がお前の師匠でお兄様だ。安心しろ、俺がちゃんと教えてやるぜ! そんならアレだな、これからはおにーさまと呼びな!』
(へぇ~、めちゃくちゃ面倒見いいなぁ焔神って)
日香は内心で感嘆した。話がどんどん想定外の方に転がっている。行き着く先はどこなのだろうかと思っていると、撫でられたせいで柔らかな金髪をぴょんぴょん跳ねさせたフルードが、真ん丸な目で焔神を見上げた。
「よ、よろしくお願いします。……お、お兄様」
『おぅ、任しとけフルード!』
力強く返され、一瞬黙り込んだフルードは逡巡の後に口を開いた。
「あの……セインです」
『ん?』
「僕の名前はセインです」
『ああ、フルード・セイン・レシスだったな』
思い出すように頷く焔神に、狼神が説明した。
『セインはミドルネームです。帝国ではミドルネームは秘め名と呼ばれ、家族や恋人、親友など特別に大切な者にしか単体で呼ばせることはないのだそうです。その他は、正式な挨拶でフルネームを述べる時に名乗るくらいだとか』
『ああ……だから狼神様はセインと呼んでるんですね』
納得した顔になった焔神が、しゃがんでフルードと視線を合わせる。
『呼んでいいのか。お前の大事な秘めた名を』
「はい」
コクリと頷き、フルードが続けた。
「あの……焔、いえ、お兄様。僕は……僕は焔神としてのあなたしか知らないけど、でもどんなお兄様でも好きです。焔神じゃなくても、精霊や神使でも……お兄様であることは変わらないから、同じように大好きです。今度、280歳のお祝いをしましょう」
山吹色の目が見開かれた。それは、焔神という存在の全てを丸ごと肯定する言葉だった。存在自体を半ば無かったことにされている、精霊であった頃の彼をも含めて。
『……そうか。ありがとう――ありがとうな』
今までとは違う笑みで相好を崩した焔神は両腕を伸ばし、眼前にある小さな体をふわりと包み込んだ。
『俺がお前を守る。死なせたりなんかしねえよ。――安心しな、兄ちゃんが絶対守ってやるからな。セイン』
焔神の神威がフルードに注ぎ込まれた。
この時――日香は未来が変わる瞬間というものを目の当たりにした。
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