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・本編
58 お礼って言われても
「あっ、リーラ兄弟さん達!」
「「うん?」」
朝、【ギルド】にクエストが無いか見に来るとギルド員から呼び止められる。なんでも馬車を襲撃された。少年マルセルが【ギルド】に来て俺達を探してたらしい。
「お礼ですか?」
「そんなの必要ないよ~」
「でも、まあ相手は貴族の方なので顔を立てて会ってください。さっき連絡したのでそろそろ迎えに来ますよ」
「「はーい」」
椅子に座って待ってると執事っぽい人がやってきた。その人に着いていくと外に貴族の馬車が停まってて乗り込んだ。
御者がいうには1.2時間ほどで着くって事でマルとイチャイチャしながら時間を潰した。
「ケース、マルッ、やっと来たか! ってお前ら何して?!」
「んー? えっち?」
馬車が停まってもしばらくはドアも開かれず何もなかったから俺が座席に座って俺のちんこにマルが対面座位で乗っかって喘いでると扉が開きマルセルと目が合う。
何してって見たら分かるじゃんと思ったけど、その歳だと知らないか? マルは「えっちすきー!」って言いながら俺にキスしながら首に抱きついてくる。
「早く馬車から降りろッ」
「「えー? 中途半端きついし、1回イッていい?」」
「~~ッ 好きにしろッ」
顔を真っ赤にしたマルセルは乱暴に扉を閉める。俺はマルの腰を持ってゴリゴリと中をえぐった。
「で、ここは?」
「まるせるのおうちー?」
「別宅だがな、……ついてこい。あとその服装? どうにかしろ」
マルセルは俺達を【屋敷の中】に案内しメイド達が待つ【部屋】に入るように言われた。
踊り子の服からいったん【風呂】に入れられシャツとズボンに着替えさせられた。
「いつもの服じゃないからおちつかなーい」
「だなぁ。」
案内された【応接間】みたいな所に連れてこられて貴族らしい調度品に囲まれて革製のソファーに座る。マルセルがなかなか来ないからマルにまた乗られながら貪るようにキスしてるとガチャとドアが開く音がして──
「またお前らは──!!」
って、マルセルに怒鳴られた。
「だって暇だったし」
「だってもヘチマもないだろッ!」
ちょいちょい日本語の言い方が出るけどデフォルトで持ってる《自動翻訳》のせいらしい。マル側だと異世界の食べ物で例えられてる。この世界でヘチマは多分ない、似たようなものだとモヨィンヌと呼ばれる植物の実がそれに当たるらしい。
なので、マル側からは「だってもモヨィンヌもないだろッ!」と聴こえてるらしい。
ちな、モヨィンヌの見た目はイチゴみたいな表面がツブツブしてて色は紫色中身は無く匂いは牧草に似てるらしい。食べても美味しくない。けど薬の材料にはなるらしい。
「で、なにするの?」
「なんで呼んだの?」
「た、助けてもらったお礼だ……お茶会でもと、な」
「お菓子ある?!」
「ああ、」
「わーい!」
マルは茶には興味なかったけど、お菓子でテンションをあげた。
マルセルは使用人に言ってマルにクッキーやシフォンケーキをお皿に出し、お茶もカップにいれて出す。
俺らはおちんちんを出してシコシコしながらそれにかけて食べる。
「……お前ら、何を」
「ん? 食ザー」
「飲ザーのこと?」
絶句してるマルセルをよそにマルは無邪気に「美味しーよ」とすすめる。
「・・・お前達は、何者なんだ。その変な事や、助けてもらった事には感謝するが、俺よりも歳下だろ? 冒険者とはいえ……」
「「おれたちはー……」」
マルセルにそのままの事を説明した所で信じないから、うーん、そうだなぁ。
「ただの旅人だよ、とりあえず近くの【ダンジョン】に行こうと思ってね」
「そーそ、楽しそうだしね」
「【迷宮】か、子供が遊びに行く場所ではないぞ」
「「大丈夫、俺達だけで行こうと思ってないし」」
当面は【ダンジョン】に行ってみたいと伝えるとマルセルは難しい顔をした。まぁ、俺達2人で行こうとは思ってないよ。その場所で仲間集めをするし。マジで仲間が見つからなかったら《模倣体》出すし。
「てか、お礼って言われて来たけど思ってた内容じゃなかったな」
「お茶菓子美味しーよ」
「何を求めてる……? 金銭なら、」
「んー? 俺たちそんなにお金に困ってるように見える?」
マルセルは俺たちの思ってる事を察したらしい。が、かなり困った表情をしてる。まー、それはそう。
「別に困ってないし気にしなくてもいいよ。」
「んじゃあ、ぼくたちは帰るね~」
「ああ……わかった。」
俺達を引き止めても意味がないと思ったんだろ、あっさりと別れる。
借りてる服を脱ぎ捨ていつもの踊り子の服に着替えた。
「こっちの方が落ち着くね~」
「んじゃ、【街】に帰るか」
帰りの馬車に乗って【街】に着く。夕方で日が暮れてきた。この前は主に大人が遊ぶ所が多いから【眠らない街】として有名らしい。まだ【宿】を探してなかったけどどっすかなぁ~。
「あっ、あっちの屋台からいい匂い!」
「マル、まてってば」
マルが走り出すから追いかける。離れててもまぁ大丈夫だけど一応。どっかの人んちに潜り込むかなんて考えてたら──
「いてッ」
「わっ、大丈夫?」
逆立った赤い髪の少年とマルがぶつかった。彼に手を差し出しながら声をかけるとぶつかった事に素直に謝った。
「ああ、人混みでよく見えてなかったわ、悪い」
「んーん、ぼくたちも走ってたし」
「てか、変な格好だな」
「「踊り子の服だよ!」」
少年の前で布をひらひらさせながらくるりと回る。そんな事をしてたら彼の仲間っぽい2人がやってきた。
少年の名前はユーグラ・ルギルスあだ名はルギ。彼の幼馴染の少女リンァ・ヤヤーマァあだ名はヤヤ。その2人と同行する魔族の女性マ・リア・ゼスァリあだ名はゼス。ゼス以外が片田舎から出てきた冒険者になったばかりらしい。で、ゼスがそんな2人をみて保護者というかまぁ同行することにしたらしい。
「へえー、お前らも【迷宮】に行くのか。」
「そー、ルギも?」
「ああ、冒険者なら一回はな。っても俺らレベルじゃ行っても10階から下は潜れないだろうけど」
「冒険者になってそんなに日が経ってないからね、私がついてるっていっても。貴方達も行くんでしょ、私達と一緒に行きます?」
「人が増えるならあたし達も心強いし!」
って事で3人が仲間になった!【宿】を探してるって言ったら2人部屋を取ってて【ルギの部屋】に寝ることに。
ラッキー。
石壁と木の壁の【宿】一階が食事が出来て二階が各部屋。夕方だしご飯を食べよって事で集合。
「《認識阻害》かけとく?」
「マルが言い出すの珍しいな」
「配慮だよ、配慮。あのね、せっかく出来た仲間だからね」
「そうだな」
「おーい何してんだ、席取ったから座れー」
「「はいよー」」
3人がどの程度戦える人達なのか分かんないけど仲間になったならしばらく俺らも大人しくしといた方がいいなと、言う事で食ザーは彼らには分からないようにしながら大皿注文された料理を自分の皿に盛って食べる。
「おいしーね!」
「この【街】の料理は結構レベルが高いんですよ」
「星魚の香草焼き香り高いわね」
「うんうん、身がふっくらしてて美味しい」
ワイワイガヤガヤ店内も地元の人と旅人のお客さんで盛り上がっていた。
「マル~そっちで寝るの?」
「ルギと寝る~」
「んじゃ俺はこっちのベッド使うな」
「「おやすみ~」」
先に寝に入って熟睡してるルギに抱きつくマル。俺はもう一つの方でスヤァ。
「おわああっ!!」
「ん~っう、るぎぃうるさー……ぃ」
「まだ朝方じゃん……二度寝しよ」
「な、なんでマルがいんだよ、くっ、離れろって!」
「るぅぎぃと一緒にねる~って……すうすう」
まだ日が出てない時間にルギの叫び声で起きた。マルが彼を抱き枕にしながら引っ付いてたらしく、ドアップのマルの顔に驚いたらしい。んで、離そうにもガッツリ脚も絡めてルギの身体に引っ付いてるから最初は離そうとしてたけど諦めたらしい。
「おはよ~2人とも~ってルギルスあんた寝てないの?」
「ああ……ちょっとな」
「そういえば朝方貴方の叫び声が聴こえたような?」
「いや、気の所為だろ」
「「おはよー!」」
「おはようございます2人とも」
ちょっとボンヤリしてるルギを心配そうに見る2人に挨拶する。今日から【ダンジョン】がある所に馬車に乗って移動するってことで必要なものを鞄に入れつつ相乗り馬車に乗り込んだ。
「「うん?」」
朝、【ギルド】にクエストが無いか見に来るとギルド員から呼び止められる。なんでも馬車を襲撃された。少年マルセルが【ギルド】に来て俺達を探してたらしい。
「お礼ですか?」
「そんなの必要ないよ~」
「でも、まあ相手は貴族の方なので顔を立てて会ってください。さっき連絡したのでそろそろ迎えに来ますよ」
「「はーい」」
椅子に座って待ってると執事っぽい人がやってきた。その人に着いていくと外に貴族の馬車が停まってて乗り込んだ。
御者がいうには1.2時間ほどで着くって事でマルとイチャイチャしながら時間を潰した。
「ケース、マルッ、やっと来たか! ってお前ら何して?!」
「んー? えっち?」
馬車が停まってもしばらくはドアも開かれず何もなかったから俺が座席に座って俺のちんこにマルが対面座位で乗っかって喘いでると扉が開きマルセルと目が合う。
何してって見たら分かるじゃんと思ったけど、その歳だと知らないか? マルは「えっちすきー!」って言いながら俺にキスしながら首に抱きついてくる。
「早く馬車から降りろッ」
「「えー? 中途半端きついし、1回イッていい?」」
「~~ッ 好きにしろッ」
顔を真っ赤にしたマルセルは乱暴に扉を閉める。俺はマルの腰を持ってゴリゴリと中をえぐった。
「で、ここは?」
「まるせるのおうちー?」
「別宅だがな、……ついてこい。あとその服装? どうにかしろ」
マルセルは俺達を【屋敷の中】に案内しメイド達が待つ【部屋】に入るように言われた。
踊り子の服からいったん【風呂】に入れられシャツとズボンに着替えさせられた。
「いつもの服じゃないからおちつかなーい」
「だなぁ。」
案内された【応接間】みたいな所に連れてこられて貴族らしい調度品に囲まれて革製のソファーに座る。マルセルがなかなか来ないからマルにまた乗られながら貪るようにキスしてるとガチャとドアが開く音がして──
「またお前らは──!!」
って、マルセルに怒鳴られた。
「だって暇だったし」
「だってもヘチマもないだろッ!」
ちょいちょい日本語の言い方が出るけどデフォルトで持ってる《自動翻訳》のせいらしい。マル側だと異世界の食べ物で例えられてる。この世界でヘチマは多分ない、似たようなものだとモヨィンヌと呼ばれる植物の実がそれに当たるらしい。
なので、マル側からは「だってもモヨィンヌもないだろッ!」と聴こえてるらしい。
ちな、モヨィンヌの見た目はイチゴみたいな表面がツブツブしてて色は紫色中身は無く匂いは牧草に似てるらしい。食べても美味しくない。けど薬の材料にはなるらしい。
「で、なにするの?」
「なんで呼んだの?」
「た、助けてもらったお礼だ……お茶会でもと、な」
「お菓子ある?!」
「ああ、」
「わーい!」
マルは茶には興味なかったけど、お菓子でテンションをあげた。
マルセルは使用人に言ってマルにクッキーやシフォンケーキをお皿に出し、お茶もカップにいれて出す。
俺らはおちんちんを出してシコシコしながらそれにかけて食べる。
「……お前ら、何を」
「ん? 食ザー」
「飲ザーのこと?」
絶句してるマルセルをよそにマルは無邪気に「美味しーよ」とすすめる。
「・・・お前達は、何者なんだ。その変な事や、助けてもらった事には感謝するが、俺よりも歳下だろ? 冒険者とはいえ……」
「「おれたちはー……」」
マルセルにそのままの事を説明した所で信じないから、うーん、そうだなぁ。
「ただの旅人だよ、とりあえず近くの【ダンジョン】に行こうと思ってね」
「そーそ、楽しそうだしね」
「【迷宮】か、子供が遊びに行く場所ではないぞ」
「「大丈夫、俺達だけで行こうと思ってないし」」
当面は【ダンジョン】に行ってみたいと伝えるとマルセルは難しい顔をした。まぁ、俺達2人で行こうとは思ってないよ。その場所で仲間集めをするし。マジで仲間が見つからなかったら《模倣体》出すし。
「てか、お礼って言われて来たけど思ってた内容じゃなかったな」
「お茶菓子美味しーよ」
「何を求めてる……? 金銭なら、」
「んー? 俺たちそんなにお金に困ってるように見える?」
マルセルは俺たちの思ってる事を察したらしい。が、かなり困った表情をしてる。まー、それはそう。
「別に困ってないし気にしなくてもいいよ。」
「んじゃあ、ぼくたちは帰るね~」
「ああ……わかった。」
俺達を引き止めても意味がないと思ったんだろ、あっさりと別れる。
借りてる服を脱ぎ捨ていつもの踊り子の服に着替えた。
「こっちの方が落ち着くね~」
「んじゃ、【街】に帰るか」
帰りの馬車に乗って【街】に着く。夕方で日が暮れてきた。この前は主に大人が遊ぶ所が多いから【眠らない街】として有名らしい。まだ【宿】を探してなかったけどどっすかなぁ~。
「あっ、あっちの屋台からいい匂い!」
「マル、まてってば」
マルが走り出すから追いかける。離れててもまぁ大丈夫だけど一応。どっかの人んちに潜り込むかなんて考えてたら──
「いてッ」
「わっ、大丈夫?」
逆立った赤い髪の少年とマルがぶつかった。彼に手を差し出しながら声をかけるとぶつかった事に素直に謝った。
「ああ、人混みでよく見えてなかったわ、悪い」
「んーん、ぼくたちも走ってたし」
「てか、変な格好だな」
「「踊り子の服だよ!」」
少年の前で布をひらひらさせながらくるりと回る。そんな事をしてたら彼の仲間っぽい2人がやってきた。
少年の名前はユーグラ・ルギルスあだ名はルギ。彼の幼馴染の少女リンァ・ヤヤーマァあだ名はヤヤ。その2人と同行する魔族の女性マ・リア・ゼスァリあだ名はゼス。ゼス以外が片田舎から出てきた冒険者になったばかりらしい。で、ゼスがそんな2人をみて保護者というかまぁ同行することにしたらしい。
「へえー、お前らも【迷宮】に行くのか。」
「そー、ルギも?」
「ああ、冒険者なら一回はな。っても俺らレベルじゃ行っても10階から下は潜れないだろうけど」
「冒険者になってそんなに日が経ってないからね、私がついてるっていっても。貴方達も行くんでしょ、私達と一緒に行きます?」
「人が増えるならあたし達も心強いし!」
って事で3人が仲間になった!【宿】を探してるって言ったら2人部屋を取ってて【ルギの部屋】に寝ることに。
ラッキー。
石壁と木の壁の【宿】一階が食事が出来て二階が各部屋。夕方だしご飯を食べよって事で集合。
「《認識阻害》かけとく?」
「マルが言い出すの珍しいな」
「配慮だよ、配慮。あのね、せっかく出来た仲間だからね」
「そうだな」
「おーい何してんだ、席取ったから座れー」
「「はいよー」」
3人がどの程度戦える人達なのか分かんないけど仲間になったならしばらく俺らも大人しくしといた方がいいなと、言う事で食ザーは彼らには分からないようにしながら大皿注文された料理を自分の皿に盛って食べる。
「おいしーね!」
「この【街】の料理は結構レベルが高いんですよ」
「星魚の香草焼き香り高いわね」
「うんうん、身がふっくらしてて美味しい」
ワイワイガヤガヤ店内も地元の人と旅人のお客さんで盛り上がっていた。
「マル~そっちで寝るの?」
「ルギと寝る~」
「んじゃ俺はこっちのベッド使うな」
「「おやすみ~」」
先に寝に入って熟睡してるルギに抱きつくマル。俺はもう一つの方でスヤァ。
「おわああっ!!」
「ん~っう、るぎぃうるさー……ぃ」
「まだ朝方じゃん……二度寝しよ」
「な、なんでマルがいんだよ、くっ、離れろって!」
「るぅぎぃと一緒にねる~って……すうすう」
まだ日が出てない時間にルギの叫び声で起きた。マルが彼を抱き枕にしながら引っ付いてたらしく、ドアップのマルの顔に驚いたらしい。んで、離そうにもガッツリ脚も絡めてルギの身体に引っ付いてるから最初は離そうとしてたけど諦めたらしい。
「おはよ~2人とも~ってルギルスあんた寝てないの?」
「ああ……ちょっとな」
「そういえば朝方貴方の叫び声が聴こえたような?」
「いや、気の所為だろ」
「「おはよー!」」
「おはようございます2人とも」
ちょっとボンヤリしてるルギを心配そうに見る2人に挨拶する。今日から【ダンジョン】がある所に馬車に乗って移動するってことで必要なものを鞄に入れつつ相乗り馬車に乗り込んだ。
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※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。