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・本編
109 《月魔法》
(. ❛ ᴗ ❛.)書きたいルートがあるから、「俺はこの強制力を使うぜ!」
+
「辛気臭ぇ顔してんな。どうした?」
「あ、ヴォン先輩お疲れ様です。実は──……」
誰かにこんな事を話すのは、と思ったけどヴォン先輩は「1人で抱え込むな」と話を聞いてくれるから、僕は、彼に今の現状の不安を口にした。
ワグーッツンくんの番候補の僕と、退学してしまったレッカラ君のこと、彼がカレンくんにしてた事と、それを庇った僕。
軟禁が終わってレッカラくんが退学になってしまって、ワグーッツンくんの横にはカレンくんがいて、この説明でも堂々巡りなってる気がして、上手く説明出来てなくて、戸惑う。
「マルゥメ。今はお前ができる事をしろ。アイツの番候補なんだろ?」
「はい。でも、レッカラくんに言われたようなオメガの媚びる行為が出来なくて……」
「アイツの反応はどうなんだ?」
「それが、前は悪くなかったと、思います。でも、久しぶりに会ったら、カレンくんばっかり見てる、から僕……焦っちゃって、」
前なら腕に身体を寄せて上目遣いをしたら頭を撫でてくれたのに、今はカレンくんと一緒に居るのが良いみたい、目も合わせてくれなくなっちゃった。
思い出して苦しくなって、下を向いてると、髪を撫でられて顔をあげると、ヴォン先輩が僕の頭を撫でてくれた。
ワグーッツンくんのお兄様な彼は表情が似てる。けど、金髪で褐色の肌で、少しワイルドな見た目で、ワグーッツンくんとはパッとみ兄弟だと気づけなかった。
だけど、その手が優しくて、涙がでた。
「マルゥメ、お前は今。何がしたいんだ」
「僕は──、ワグーッツンくんの番になりたい。諦めたくない」
「なら、協力するぜ」
「──本当ですか、」
僕入れて3人だった番候補は2人居なくなって、僕だけになった。カレンくんもオメガだから、彼も新しい候補なんだろうけど……2人の分まで僕はワグーッツンくんの番に絶対に残るんだ、なるんだと意思を固めた。
そんな僕を見て、ヴォン先輩は「協力する」と言ってくれた。心強くて先輩良い人だなぁと思った。
【魔物討伐の授業】でカレンくんと同じ班になった。
「よろしくな!」
「う、うん。よろしくね、カレンくんは《属性魔法》持ってるの?」
同じ弓を持った彼に聞く。前に【彼の世界】では《魔法》が無いんだと言われてビックリした。
「持ってるぜ《月魔法》って言うんだけどさ、レアらしいってさ!」
「《月魔法》……僕も初めて聞いた。ちゃんと使えるの?」
「最初は意味わかんなかったけど、わーぐつが教えてくれたからな!」
「そうなんだ」
初めて聞く、《月魔法》
稀人はこの【世界】には無い《魔法》を神様から貰って来るのだと【授業】で知った。
「前方に魔物30体! かかれ!!」
班のリーダーからの指示で僕達は弓を構える。前衛の人達が盾を持って迫りくるゴブリンやオークの群れを止め僕ら後方が攻撃をする。
僕はとりあえず《聖なるバリア》《守護の矢》《天使の涙》を使う。前衛の人達の《支援》そして、そこに群がる魔物達に対して、範囲ダメージを与える。
「《満月の祝福》かかれ!」
「「うお、力がみなぎってくる!!!!」」
カレンくんが詠唱した《技》は僕たちの能力を大幅に上げてくれるもので特に前衛の人達は魔物達を押し返す勢いで盾を構えた。
「《幻影の弓矢》でろ、そしたら一緒に《星屑の雨》!」
「「おお……魔物達がドンドン消えていく……さすが稀人」」
《分身》を作ってそれと同時に、広範囲に矢を降らすのをすると当たった魔物達は地面に倒れていった。
それからも色んな《技》を駆使しながら戦う彼──僕も負けてられない、魔物を倒しつつ負傷者を《回復》していく。
「マル、凄かった! あんなに、モンスターも倒すし、皆を《回復》するなんて!」
「ううん、カレンくんの方こそ、瞬時に魔物を一掃するの凄かったなぁ……それに最後の一撃、今回の主クラスを一撃だったじゃん!」
「ああ、あれ《終焉の弓撃》って言うんだけどめっちゃマナ量消費するから一回しか使えないなぁって思ったらボスが出てきたからさ、ココだ! って思ってさ!」
今回の戦いでカレンくんと仲良くなれた気がする。
ワグーッツンくんの事で視野が狭くなってたのかも……でも──
+メモ
《月光の矢》月の光をまとった矢を放ち、敵にダメージを与える。
《月影の一射》敵の動きを一瞬止める特殊な矢を発射。
《満月の祝福》自分や味方のステータスを一時的に強化する矢を放つ。
《新月の罠》敵の足元に罠を仕掛け、捕らえる矢。
《月の涙》敵にヒットした後、持続的にダメージを与える矢。
《幻影の弓矢》自分の分身を生成し、同時に矢を放つ技。
《月の障壁》矢を放って、月の光で障壁を作り出す。
《夜空の誘い》敵を魅了し、攻撃力を減少させる矢。
《月食の一撃》強力な一撃を放ち、敵の防御を無視する技。
《星屑の雨》複数の矢を同時に放ち、広範囲にダメージを与える技。
《終焉の弓撃∶表》強烈な一撃を相手に与える。使用するには膨大なマナが必要。
+
《天使の涙》範囲技ダメージよりスリップダメージタイプ、仲間には《回復付与》
《ホーリーアロー》チャージアリで重い一撃、ナシで範囲技
《光の矢》光の力を宿した矢で、敵を眩惑させる効果がある。
《癒しの弓》矢を放つことで、味方のHPを回復する技。
《聖なるバリア》弓を使って周囲に聖なる障壁を形成し、味方を守る。
《浄化の矢》闇の存在を浄化する特別な矢。
《天使の羽》矢を放つことで、一定時間味方の移動速度を上げる。
《祝福の矢》矢が命中した敵に呪いをかけ、ダメージを与える。
《聖光の射手》一定時間、弓の攻撃力を強化する技。
《神の一撃》矢を放つことで、敵に致命的な一撃を与える。
《守護の矢》矢が味方の周りを回り、一定のダメージを吸収したりファンネルが相手を攻撃する。
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「辛気臭ぇ顔してんな。どうした?」
「あ、ヴォン先輩お疲れ様です。実は──……」
誰かにこんな事を話すのは、と思ったけどヴォン先輩は「1人で抱え込むな」と話を聞いてくれるから、僕は、彼に今の現状の不安を口にした。
ワグーッツンくんの番候補の僕と、退学してしまったレッカラ君のこと、彼がカレンくんにしてた事と、それを庇った僕。
軟禁が終わってレッカラくんが退学になってしまって、ワグーッツンくんの横にはカレンくんがいて、この説明でも堂々巡りなってる気がして、上手く説明出来てなくて、戸惑う。
「マルゥメ。今はお前ができる事をしろ。アイツの番候補なんだろ?」
「はい。でも、レッカラくんに言われたようなオメガの媚びる行為が出来なくて……」
「アイツの反応はどうなんだ?」
「それが、前は悪くなかったと、思います。でも、久しぶりに会ったら、カレンくんばっかり見てる、から僕……焦っちゃって、」
前なら腕に身体を寄せて上目遣いをしたら頭を撫でてくれたのに、今はカレンくんと一緒に居るのが良いみたい、目も合わせてくれなくなっちゃった。
思い出して苦しくなって、下を向いてると、髪を撫でられて顔をあげると、ヴォン先輩が僕の頭を撫でてくれた。
ワグーッツンくんのお兄様な彼は表情が似てる。けど、金髪で褐色の肌で、少しワイルドな見た目で、ワグーッツンくんとはパッとみ兄弟だと気づけなかった。
だけど、その手が優しくて、涙がでた。
「マルゥメ、お前は今。何がしたいんだ」
「僕は──、ワグーッツンくんの番になりたい。諦めたくない」
「なら、協力するぜ」
「──本当ですか、」
僕入れて3人だった番候補は2人居なくなって、僕だけになった。カレンくんもオメガだから、彼も新しい候補なんだろうけど……2人の分まで僕はワグーッツンくんの番に絶対に残るんだ、なるんだと意思を固めた。
そんな僕を見て、ヴォン先輩は「協力する」と言ってくれた。心強くて先輩良い人だなぁと思った。
【魔物討伐の授業】でカレンくんと同じ班になった。
「よろしくな!」
「う、うん。よろしくね、カレンくんは《属性魔法》持ってるの?」
同じ弓を持った彼に聞く。前に【彼の世界】では《魔法》が無いんだと言われてビックリした。
「持ってるぜ《月魔法》って言うんだけどさ、レアらしいってさ!」
「《月魔法》……僕も初めて聞いた。ちゃんと使えるの?」
「最初は意味わかんなかったけど、わーぐつが教えてくれたからな!」
「そうなんだ」
初めて聞く、《月魔法》
稀人はこの【世界】には無い《魔法》を神様から貰って来るのだと【授業】で知った。
「前方に魔物30体! かかれ!!」
班のリーダーからの指示で僕達は弓を構える。前衛の人達が盾を持って迫りくるゴブリンやオークの群れを止め僕ら後方が攻撃をする。
僕はとりあえず《聖なるバリア》《守護の矢》《天使の涙》を使う。前衛の人達の《支援》そして、そこに群がる魔物達に対して、範囲ダメージを与える。
「《満月の祝福》かかれ!」
「「うお、力がみなぎってくる!!!!」」
カレンくんが詠唱した《技》は僕たちの能力を大幅に上げてくれるもので特に前衛の人達は魔物達を押し返す勢いで盾を構えた。
「《幻影の弓矢》でろ、そしたら一緒に《星屑の雨》!」
「「おお……魔物達がドンドン消えていく……さすが稀人」」
《分身》を作ってそれと同時に、広範囲に矢を降らすのをすると当たった魔物達は地面に倒れていった。
それからも色んな《技》を駆使しながら戦う彼──僕も負けてられない、魔物を倒しつつ負傷者を《回復》していく。
「マル、凄かった! あんなに、モンスターも倒すし、皆を《回復》するなんて!」
「ううん、カレンくんの方こそ、瞬時に魔物を一掃するの凄かったなぁ……それに最後の一撃、今回の主クラスを一撃だったじゃん!」
「ああ、あれ《終焉の弓撃》って言うんだけどめっちゃマナ量消費するから一回しか使えないなぁって思ったらボスが出てきたからさ、ココだ! って思ってさ!」
今回の戦いでカレンくんと仲良くなれた気がする。
ワグーッツンくんの事で視野が狭くなってたのかも……でも──
+メモ
《月光の矢》月の光をまとった矢を放ち、敵にダメージを与える。
《月影の一射》敵の動きを一瞬止める特殊な矢を発射。
《満月の祝福》自分や味方のステータスを一時的に強化する矢を放つ。
《新月の罠》敵の足元に罠を仕掛け、捕らえる矢。
《月の涙》敵にヒットした後、持続的にダメージを与える矢。
《幻影の弓矢》自分の分身を生成し、同時に矢を放つ技。
《月の障壁》矢を放って、月の光で障壁を作り出す。
《夜空の誘い》敵を魅了し、攻撃力を減少させる矢。
《月食の一撃》強力な一撃を放ち、敵の防御を無視する技。
《星屑の雨》複数の矢を同時に放ち、広範囲にダメージを与える技。
《終焉の弓撃∶表》強烈な一撃を相手に与える。使用するには膨大なマナが必要。
+
《天使の涙》範囲技ダメージよりスリップダメージタイプ、仲間には《回復付与》
《ホーリーアロー》チャージアリで重い一撃、ナシで範囲技
《光の矢》光の力を宿した矢で、敵を眩惑させる効果がある。
《癒しの弓》矢を放つことで、味方のHPを回復する技。
《聖なるバリア》弓を使って周囲に聖なる障壁を形成し、味方を守る。
《浄化の矢》闇の存在を浄化する特別な矢。
《天使の羽》矢を放つことで、一定時間味方の移動速度を上げる。
《祝福の矢》矢が命中した敵に呪いをかけ、ダメージを与える。
《聖光の射手》一定時間、弓の攻撃力を強化する技。
《神の一撃》矢を放つことで、敵に致命的な一撃を与える。
《守護の矢》矢が味方の周りを回り、一定のダメージを吸収したりファンネルが相手を攻撃する。
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※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。