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・本編
117 誘拐?
「おい、あんた!」
・・・
…………ん、……っ、ぃて……ふと覚醒して目を開けると、目の前にカレンがいた。
あ、あれ……? 何故【ここ】に……?
「オレの名前花房華蓮って言うんだけど、あんたの名前はなんて言うんだ?」
「え、あー……ケース、カレン【ココ】どこ」
「わかんね、オレも気づいたら【ココ】に居てさ、あそこが開いた──って思ったら、ケースが来たからさ、」
「ふうん」
なんでこんな所にカレンが居るんだ。って思ったのと、前に顔は見たけど、ほぼ俺と初対面だったからか初見の反応? それともガチで初見?
てか、先輩なら俺の居場所は分かるはずだから連れ出して……いや、これも先輩が絡んでる?
うーん。現状何が起こってるのか分からないなぁ。
──ギィ……と重たい音をたてて暗い【部屋】に光が差し込んで来る。
【ドア】をあけたのは見知らぬ男2人だった。
「この人達で間違いはないな?」
「はい。セリァナラ様の読みでは」
「彼らが、オメガ……と。」
「はい。では連れて行くぞ」
各々の男にお姫様抱っこされ、カレンは抵抗してたけどそのまま何処かに《転移》した。
「なあ! あんたらなんだよ! オレ達をあの【暗い部屋】に閉じ込めたのはお前らか?!」
「いえ、貴方達をあの【場所】に連れてきたのは人身売買の組織でしょう。」
「は、じんし……、なんだよ、この【世界】おかしいだろ、」
彼らの会話を聴きつつ、抱っこされたまま案内されたのはどっかの【屋敷の中】だった。
それなりの貴族っぽい調度品が飾られてる所に、使用人……メイド達が目の前に30人ほど居てカレンはビビり散らかしていた。
で、そのメイド達に俺達は【大浴場】で身体の隅から隅まで丁寧に洗われ、爪も綺麗にされたり、髪も散髪? 整えられて……
「コッチのオメガは……」
「なら、セリァナラ様がもし彼を選んだ場合は……」
1人のメイドがさっきの男の1人に俺を見ながら指をさしながらコソコソ話してる。
カレンは異性とはいえメイド達にやられ放題で抵抗はしてたけど、シクシク塞ぎ込んでいた。
「カレン大丈夫か?」
「もうお嫁にいけない……」
「使用人に体を洗われたぐらいで、なにメソメソしてんだか、」
「はあ?! だ、だって、股間も異常なぐらい洗われたんだぞっ!」
まあ? オメガ相手だからか洗われてる途中に尻の中に指を挿れられてナカをかき混ぜられたりして気持ちよかったけども。
「てか、さっきから思ってたんだけど……」
「うん?」
「お前、男だよな……?」
「そうだけど。女にみえんの?」
「いや、じゃあ、[それ]なんだよ」
彼が指さしたのは、俺の股間についてる[フラット貞操帯]。
なんほどね?
「俺の番に頼んで付けてもらったんだよ。オメガだしおちんちん使わないじゃん?」
「っ、」
カレンの絶句した表情をみて首を傾げる。そんなに? 別に痛いとかそういうのはないんだけど、ただ勃起出来なくなるだけで。
その後はゆったりと着れるポンチョみたいな? ローブみたいな白い服を着させられて、またあの男達が来て、「俺らについてこい」といった。
白い大理石の長い【回廊】を歩き、【中庭】みたいな場所に出ると、噴水の近くに誰かが居た。
「──? マル?」
「知り合いか?」
目の前に居たのは──……マルに似たヒト。
男達は目の前の人物の横につき、俺達に紹介した。
「セリァナラ様、彼らがオメガです」
「そう、なのね。彼らは私の伴侶となる人」
「「はあ?!」」
「は、話がいきなり過ぎなんだけどっ!」
「どういう話なのか、説明してください」
いきなり伴侶と言われても、てか俺には先輩が居るし? そうなるとカレンが適任かと彼を見るとなんか泣きそうな顔で俺を見ていた。
で、彼女──セリァナラ様ってやつはアルファだった。あー、まあそうか。女性×男性でもオメガバースは成り立つもんな。
そうなると、女性のアルファの場合は、おちんちんみたいに勃起してるクリトリスで相手のナカを掘り自身のマナを練り込んだ分泌液を膣からクリトリスに垂らしいれ、って感じらしい。
前にハイエナ獣人に掘られてみたいって言ったけど、まさかオメガバースで普通の女性に掘られる事になりそうなんて……
でも、彼女はカレンを選ぶはずだから、俺は帰っていいよな?
「ケースも一緒じゃなければオレ嫌だ!」
「は? 1人で充分だろうが!」
カレンとあーだこーだ言ってると、彼らに「セリァナラ様の前だ。静かにしろ」と言われる。そもそもこのマルに似た人がどういう人なのか知らねぇのに。
はやく、先輩迎えに来てくださいー!
・・・
…………ん、……っ、ぃて……ふと覚醒して目を開けると、目の前にカレンがいた。
あ、あれ……? 何故【ここ】に……?
「オレの名前花房華蓮って言うんだけど、あんたの名前はなんて言うんだ?」
「え、あー……ケース、カレン【ココ】どこ」
「わかんね、オレも気づいたら【ココ】に居てさ、あそこが開いた──って思ったら、ケースが来たからさ、」
「ふうん」
なんでこんな所にカレンが居るんだ。って思ったのと、前に顔は見たけど、ほぼ俺と初対面だったからか初見の反応? それともガチで初見?
てか、先輩なら俺の居場所は分かるはずだから連れ出して……いや、これも先輩が絡んでる?
うーん。現状何が起こってるのか分からないなぁ。
──ギィ……と重たい音をたてて暗い【部屋】に光が差し込んで来る。
【ドア】をあけたのは見知らぬ男2人だった。
「この人達で間違いはないな?」
「はい。セリァナラ様の読みでは」
「彼らが、オメガ……と。」
「はい。では連れて行くぞ」
各々の男にお姫様抱っこされ、カレンは抵抗してたけどそのまま何処かに《転移》した。
「なあ! あんたらなんだよ! オレ達をあの【暗い部屋】に閉じ込めたのはお前らか?!」
「いえ、貴方達をあの【場所】に連れてきたのは人身売買の組織でしょう。」
「は、じんし……、なんだよ、この【世界】おかしいだろ、」
彼らの会話を聴きつつ、抱っこされたまま案内されたのはどっかの【屋敷の中】だった。
それなりの貴族っぽい調度品が飾られてる所に、使用人……メイド達が目の前に30人ほど居てカレンはビビり散らかしていた。
で、そのメイド達に俺達は【大浴場】で身体の隅から隅まで丁寧に洗われ、爪も綺麗にされたり、髪も散髪? 整えられて……
「コッチのオメガは……」
「なら、セリァナラ様がもし彼を選んだ場合は……」
1人のメイドがさっきの男の1人に俺を見ながら指をさしながらコソコソ話してる。
カレンは異性とはいえメイド達にやられ放題で抵抗はしてたけど、シクシク塞ぎ込んでいた。
「カレン大丈夫か?」
「もうお嫁にいけない……」
「使用人に体を洗われたぐらいで、なにメソメソしてんだか、」
「はあ?! だ、だって、股間も異常なぐらい洗われたんだぞっ!」
まあ? オメガ相手だからか洗われてる途中に尻の中に指を挿れられてナカをかき混ぜられたりして気持ちよかったけども。
「てか、さっきから思ってたんだけど……」
「うん?」
「お前、男だよな……?」
「そうだけど。女にみえんの?」
「いや、じゃあ、[それ]なんだよ」
彼が指さしたのは、俺の股間についてる[フラット貞操帯]。
なんほどね?
「俺の番に頼んで付けてもらったんだよ。オメガだしおちんちん使わないじゃん?」
「っ、」
カレンの絶句した表情をみて首を傾げる。そんなに? 別に痛いとかそういうのはないんだけど、ただ勃起出来なくなるだけで。
その後はゆったりと着れるポンチョみたいな? ローブみたいな白い服を着させられて、またあの男達が来て、「俺らについてこい」といった。
白い大理石の長い【回廊】を歩き、【中庭】みたいな場所に出ると、噴水の近くに誰かが居た。
「──? マル?」
「知り合いか?」
目の前に居たのは──……マルに似たヒト。
男達は目の前の人物の横につき、俺達に紹介した。
「セリァナラ様、彼らがオメガです」
「そう、なのね。彼らは私の伴侶となる人」
「「はあ?!」」
「は、話がいきなり過ぎなんだけどっ!」
「どういう話なのか、説明してください」
いきなり伴侶と言われても、てか俺には先輩が居るし? そうなるとカレンが適任かと彼を見るとなんか泣きそうな顔で俺を見ていた。
で、彼女──セリァナラ様ってやつはアルファだった。あー、まあそうか。女性×男性でもオメガバースは成り立つもんな。
そうなると、女性のアルファの場合は、おちんちんみたいに勃起してるクリトリスで相手のナカを掘り自身のマナを練り込んだ分泌液を膣からクリトリスに垂らしいれ、って感じらしい。
前にハイエナ獣人に掘られてみたいって言ったけど、まさかオメガバースで普通の女性に掘られる事になりそうなんて……
でも、彼女はカレンを選ぶはずだから、俺は帰っていいよな?
「ケースも一緒じゃなければオレ嫌だ!」
「は? 1人で充分だろうが!」
カレンとあーだこーだ言ってると、彼らに「セリァナラ様の前だ。静かにしろ」と言われる。そもそもこのマルに似た人がどういう人なのか知らねぇのに。
はやく、先輩迎えに来てくださいー!
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