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・本編
143 食材探しなう
うー、筋肉痛……おはよ~っと伸びーをしながら眠気眼で横を見たらマルじゃなくてメイチャンが俺の腰に抱きついて寝ていた。
あ、あれ? マルは? と【見渡す】と【別のベッド】でワーチャンに背中から抱き抱えられながら寝てるのを発見。あらあらまあまあ。
──起きてたら【集合】してくれー!
【ドア】のノックが聴こえて、外はめっちゃ良い天気!
メイチャンとマル達に声をかけながら、身支度をして【ラウンジ】に向かった。
もう皆集まってて俺達が最後だったらしい。
プキュギを抱きかかえたリーナも、顔色が良くなってると思う。
「プキュ!」
「昨日はレベィモチャくん達やプキュギが私を護ってくれてよく寝れました。ありがとう」
「プイプイ!」
「元気そうで、良かった」
「うんうん」
「それで今日はいい天気だし、手分けして【島】で食料探しをします!」
俺とメイチャン、マルとワーチャン、は海側で魚介を取る係り、リィちゃんやヌヌくん、ユーくん達は肉探し、他は葉物や果物とかみたい。
「んじゃ行くか」
「うん、わっ、ちょ?!」
「腰痛ぇだろ、現地に着いたら降ろしてやるから。あっちも同じらしいし」
「ほ、ほんとだ」
マルもワーチャンに抱き抱えられながら移動していた。
ちょっと、皆の前で恥ずかしいけど確かに腰辺りが痛かったから素直にメイチャンの首に腕を回した。
──あー、それでお前避難してきたのか
──あの空間に一人はきついし、臭いもヤバかった
──あー……ドンマイ。ま、肉探そう
──おー! 頑張るっ!
──ザザンッ
波打つ音が聴こえる。目の先には嵐で大荒れてる【海】が見える。まだ救助は無理そうかな……
「俺らはあっちで取ってくるから」
「ああ、分かった」
メイチャンはワーチャン達と離れて少しゴツゴツした【岩場】に来た。
ワーチャンの《水精霊召喚》で追い込み漁みたいのをやってるのが見えてとりあえず人数分確保出来そうで安心した。
「俺らはどうすんの?」
「【ココ】ら辺に……あったあった、見てみろよコレ」
「カメノテじゃんっ! なんで知ってんの?」
「これの名前カメノテって言うんだ?【地域】で全然違うな」
「メイチャンの所ではなんて言うん?」
「[ノーゲェナバーレ]って長いからみんな、ノーバって呼んでる。」
「へー! 不思議。あ、さっさと取っちゃお!」
岩場に生えてる? 貝を籠の中にポイポイと入れていく。全部取るのは良くないかな、少しでも十分だしが取れるし、これぐらいでいいか。
「・・・ちょっとやってみたい事が。」とメイチャンに言うと首を傾げながらも俺の新しい技に付き合ってもらう。
「よし、俺さ《回復》とか苦手だし、攻撃の方に特化した方が良いのかなぁって思ってるんだよね。って事でちょっと新しい技を考えてみたから──よし、ワーチャンの精霊は居ないな」
弓を構えて矢は《マナ矢》でちょっといつもより不安定に調節……それを思いっきり引いてから放つと──
「うお、すげぇじゃん! あ、魚っ、よし!《シャインブレード》! 大漁大漁」
「うへ、一発打っただけで、腕がやばっ」
「浮かんでる魚は、ワグーッツンに回収してもらうか。よし、俺に掴まれ」
「ん。」
細かく波打つように放たれた《矢》は海の水面を振動させて魚が浮いてきた所をメイチャンの《衝撃波》で気絶させて一面に色んな魚が浮かんできた。
けど、少し遠いし、俺は一発撃っただけで疲労困憊……この技使えないか。
そんな俺と【海】を見たメイチャンは、俺を抱きかかえてから近くにいるワーチャン達に魚の事を伝えてから【部屋】に戻った。
マルも心配そうにしてたけど、寝てれば治るからって言って帰ってきた。メイチャンが居るから安心したのかな?
「あんまり動かさない方がいいな、[氷]取ってくるわ」
「ん」
メイチャンが貰ってきた[氷]を腕に当てる、ひんやり気持ちがいい。
「めっちゃ、エロい顔」
「ん、そうなん? わかんねぇ」
「まだ[氷]はあるんだよな、」
「んっ、冷た……っあ、」
「エロい顔すんなよ、ヤりたくなるだろ……」
「だって、メイチャンが、んんっ、当てる、からぁっ」
乳首に[氷]を服の上から当ててきて、角が擦れて変な気分になる……[掛け布団]をかけてない状態で勃ってきたから太ももで挟んで大きくならないよう隠してるけど多分バレてる……さっきよりも強めに当てられて、声我慢できない……っ、
「はあ、エロすぎ。食べてくださいみたいな顔してんぞ」
「わかんな、ああ……っ」
「ぷっくり果実みたいに赤くなってんぞ……っ」
「んふ、熱……って、ああんっ、」
シャツの前を開けられて直接舐められる。ずっと冷たかったからメイチャンの舌が触れて舐められると熱くて……ジンジンするのにまた、[氷]をつけられてそれの繰り返しでもう、おちんちんが完全に勃起して、1人でこんな恥ずかしい姿……腕が痛いからばんざーいの両手を上に上げてるから、下げられなくて隠せない。
だからメイチャンが好き勝手に……んっあ、はんっ、
「なあ、【ココ】に当てたらさ……さすがに嫌か」
「んん、シテ……メイチャンになら、シテほしい……」
「ほんと、俺以外に言うなよ」
彼の持った[氷]が裏筋に触れてそこから下へ下がるのをメイチャンに縋る視線で見る。メイチャンにしか、言わな、い、よぉ……
「んはあっ!」
「大丈夫か?」
「大丈夫、冷たかったからビックリした、だけ……玉冷たい」
「んだろ、縮んでるぞ」
すぐに[氷]は取られたけど、下半身が寒くなってるのは感じる。【部屋】の温度は夏だから暑いのが変な感じ。その後にメイチャンの両手で玉を揉まれて、人肌の温度が気持ちよくて……すやあ。
──お、寝ちまったか。
──無防備だぞ~……掛け布団かけとくか。
「待ってー! そっちに行ったぞ!」
「逆側から追い込むわ!」
小動物の影が【木々】の中を走っていく。
俺達獣人族チームは獲物を狩るために走ってる。
特に俺はイヌ科だし鼻が利くから、どっちに逃げたのか分かる。でも属性は《炎》だから【ココ】で使うのはマズイ。
ユーラタ達に任せて俺は索敵メインで!
「左の岩影に逃げ込んだ!」
「僕が《バリア》張るから!」
「私も《風魔法》で逃げられない様に……よし、」
ヌヌとユーラタの《魔法》で逃げ込んだ小動物が気絶してる気配を感じる。
「んじゃあとはオレの出番だな」
「任せたぞ!」
「よっしゃ、オラッ!!」
ゲェイデの体長の倍もある大岩をいとも簡単に下から上へ持ち上げて転がすとその下に、尻尾が大きいのが特徴の小動物系の魔物が3匹居た。ちゃんと気絶してるな。
ゲェイデの《雷魔法》でそのまま締めてユーラタの《風魔法》で宙に浮かせながら運ぶことにした。
にしても、ヌヌとゲェイデが同じ豚獣人には見えないんだよなぁ。
本人が何か隠してる、のかも知れないな。ま、自分から言わない限り聞くことでもないしな。
【屋敷】に戻るとゲィマァメメ達も戻ってきてた。マルゥメ達も。アレ? ケース達は? って見渡したら、【屋敷の中】から出てきてカメイメと一緒で察した。まぁ、臭いが分かりやすいからな。
にしてもワィーレの兄弟はすげーよな。だってトィン公爵とコ伯爵だぜ?
トィン公爵といえばエルフ族の中でも有名でワグーッツンの上の兄達も優秀らしいし、カメイメの所はやっぱ先祖に勇者がいたってのがなぁ。
勇者は魔王と戦ってた頃に神様から選ばれし者──って事ですげー人達なんだ。
獣人族からも何人かは出てきてたけどその後も目まぐるしい活躍をしてたらしい。
獣人はそんなに長生きじゃねぇから記憶が残りづらいのが残念だよなぁ……
1番でっけえ獣人族の【王都】……【アニュールズ】には歴代の[勇者の像]があるらしいんだけど、見てみたいな……
とと、今は集めた食材は結構あって数日分は余裕ー。
冷やしながら保存できる[冷魔道具]も【キッチン】にあるから、手分けして小分けしてから入れていく。
俺ら獣人チームは取ってきた魔物を部位ごとに切って、毛皮を剥いで……ってコレも買い取りとかされるんだよな、捨てないで取っとくか。
血抜きしてから部位ごとに分けてから[冷魔道具]の中へ。
「てかそっち凄えな、俺らやワグーッツンも大漁だと思ったけど、そんなに果実が群生してたんか」
「レベィモチャくんの《精霊》達のおかげでね!」
「うんうん、私達が感覚で探すより楽にできたね」
「しかもこの[キノコ]も食べれるんだって」
「なんかすげぇ色だな……本当に食べれるやつなのか……?」
「《精霊》達は大丈夫ってさ!」
キラキラ輝く果物達の横には、なん……ていったら良いのか、紫と黒のマーブル模様になった[キノコ]とか、目に痛い感じのツブツブした傘の[キノコ]とか、素人目には[毒キノコ]にしか見えないんだけど~……あ、あと!
「そっちの貝? もすげー量だな!」
「うん! カメノテだよ~」
「かめのて? 初めて聞いた。」
「な、俺の所はノーバって呼んでるんだけどさ」
「ああ、 ノーバなら聞いたことある! へー! これがそうなのか! うまいのか?」
「めっちゃ美味いよ、出汁も取れるし!」
爪みたいな形の貝が大量にあってケース達に話しかけると、初めて聞いたカメノテって言い方で、その後カメイメがノーバって言ってそれなら聞いたことあるな、と思った。
【地域】で全然違う呼び方なんだな、てか人間同士なのに不思議だな。
「んじゃあ今日使う分を調理しましょう、調味料は【ココ】に置いときますから!」
「「はーい!」」
フライパンに油を入れてから、塩コショウを揉み込んだ肉を入れて……焦げ目をつけてからフタを被せてから中をじっくり熱を入れて……と。
「[キノコ]切ったからそっちに入れていい?」
「ああ、うん。肉汁の旨味も染み込むと思うし、はい」
「だね、より美味しくなりそうです!」
スゲー色の[キノコ]達が、フライパンに入ってく。
お、美味しくなーれ……!
「お、出来たな」
「なんだかんだ形になりましたね」
「おー!【テーブル】に運ぼうぜ!」
盛り付けた皿を持って運ぶと他の所も同じ時間に出来たらしい。
「美味そう!」
「おなかペコペコだよ~!」
ワイワイガヤガヤ、大皿から各々取り分けて──
[ブイヤベース][カリカリお肉とキノコ焼き][果物]おお、人数分余裕にあるし!
「じゃあ、今日の恵みを祈り──……」
「大地の神や先祖に!」
「いただきますー!」
「精霊達に感謝を!」
各々祈りを捧げて食べる!
まずは、肉だな!
周りをカリカリに焼いた肉は調味料の味も、お、これ……!
「[キノコ]の味が染み出て肉汁とあっててうめぇ!」
「あ、本当だ。[キノコ]も見た目がドギツイけど……おいしっ!」
深みがプラスされててなんか、ただの塩コショウだけの味じゃココまでの味は出せなかったな。
スープがわりの[ブイヤベース]って料理もめっちゃウマだった。
ノーバの旨味と、ホロホロに身が柔らかくなったアッサリとした魚の身が混ざってマジで美味い。
で、デザートの果実。皮は赤いツヤツヤしてるけど、中を割るとオレンジ色の砂糖水みたいな甘み……果肉はサクサクしてるな。
「これ、名前なんていうんだ?」
「うーん、僕の所は知らないな」
「私の所も見た目が似たやつはあるけどそれとは全然違うし」
みんなして知らないらしい。《精霊》達は食べて大丈夫って言ってたし、美味いしいいか!
「プキュ、ププキュ……ププ!」
「プキュギどうしたの? コレ食べないの?」
「プッププ、プンプン!」
「君が食べそうだと思って取ってきたのにな」
肉も魚もペロリと食べたプキュギが唯一食べなかったのはこの果実だった。
ケースやマルゥメ達も意外だったらしい。
口元にやっても首を逆側に反らして一回も口付けなかった。
「はあ~……食った食った」
「皿洗いはじゃんけんで、他は【大浴場】に」
「「おー!」」
お腹をポンポンとしてると今日の皿洗いを決めるって事で。いやまあ、最初に班を決めたけどなあなあになってるし、それで良いか。
よし、獣人だから爪!
「え、マジ?!」
「リィちゃん絶対に爪出すと思った!」
「うわーマジかよ、一人じゃん!」
「ぼ、僕も手伝うよ」
「俺も手伝う」
「なら俺も」
「お前ら……ありがとう!」
1人だけ爪を出したら、ものの見どこに皆して岩だった。
てか、単純っていうなよ!
そんな俺にヌヌやケースとカメイメが手伝ってくれることになった。お前ら……と感動!
ジャンケンっていうやつは元々稀人が広めたらしい。で、3すくみのイメージを作って、最初は神となんたらの~で作ったらしいんだけど、庶民に広がりづらかったって事で種族のイメージになった。
ドワーフの岩、エルフの樹、獣人の爪ってな。獣人族だからチョキが出やすいって言われてみたら確かに毎回チョキ出してたかも……
メモ
《シャインブレード》光の刃で敵を切り裂く技。
ドワーフの「岩」(グー): 堅固な大地と鍛冶技術の象徴。
エルフの「樹」(パー): 自然の生命力と成長の象徴。
獣人の「爪」(チョキ): 多種力と俊敏力の象徴。
あ、あれ? マルは? と【見渡す】と【別のベッド】でワーチャンに背中から抱き抱えられながら寝てるのを発見。あらあらまあまあ。
──起きてたら【集合】してくれー!
【ドア】のノックが聴こえて、外はめっちゃ良い天気!
メイチャンとマル達に声をかけながら、身支度をして【ラウンジ】に向かった。
もう皆集まってて俺達が最後だったらしい。
プキュギを抱きかかえたリーナも、顔色が良くなってると思う。
「プキュ!」
「昨日はレベィモチャくん達やプキュギが私を護ってくれてよく寝れました。ありがとう」
「プイプイ!」
「元気そうで、良かった」
「うんうん」
「それで今日はいい天気だし、手分けして【島】で食料探しをします!」
俺とメイチャン、マルとワーチャン、は海側で魚介を取る係り、リィちゃんやヌヌくん、ユーくん達は肉探し、他は葉物や果物とかみたい。
「んじゃ行くか」
「うん、わっ、ちょ?!」
「腰痛ぇだろ、現地に着いたら降ろしてやるから。あっちも同じらしいし」
「ほ、ほんとだ」
マルもワーチャンに抱き抱えられながら移動していた。
ちょっと、皆の前で恥ずかしいけど確かに腰辺りが痛かったから素直にメイチャンの首に腕を回した。
──あー、それでお前避難してきたのか
──あの空間に一人はきついし、臭いもヤバかった
──あー……ドンマイ。ま、肉探そう
──おー! 頑張るっ!
──ザザンッ
波打つ音が聴こえる。目の先には嵐で大荒れてる【海】が見える。まだ救助は無理そうかな……
「俺らはあっちで取ってくるから」
「ああ、分かった」
メイチャンはワーチャン達と離れて少しゴツゴツした【岩場】に来た。
ワーチャンの《水精霊召喚》で追い込み漁みたいのをやってるのが見えてとりあえず人数分確保出来そうで安心した。
「俺らはどうすんの?」
「【ココ】ら辺に……あったあった、見てみろよコレ」
「カメノテじゃんっ! なんで知ってんの?」
「これの名前カメノテって言うんだ?【地域】で全然違うな」
「メイチャンの所ではなんて言うん?」
「[ノーゲェナバーレ]って長いからみんな、ノーバって呼んでる。」
「へー! 不思議。あ、さっさと取っちゃお!」
岩場に生えてる? 貝を籠の中にポイポイと入れていく。全部取るのは良くないかな、少しでも十分だしが取れるし、これぐらいでいいか。
「・・・ちょっとやってみたい事が。」とメイチャンに言うと首を傾げながらも俺の新しい技に付き合ってもらう。
「よし、俺さ《回復》とか苦手だし、攻撃の方に特化した方が良いのかなぁって思ってるんだよね。って事でちょっと新しい技を考えてみたから──よし、ワーチャンの精霊は居ないな」
弓を構えて矢は《マナ矢》でちょっといつもより不安定に調節……それを思いっきり引いてから放つと──
「うお、すげぇじゃん! あ、魚っ、よし!《シャインブレード》! 大漁大漁」
「うへ、一発打っただけで、腕がやばっ」
「浮かんでる魚は、ワグーッツンに回収してもらうか。よし、俺に掴まれ」
「ん。」
細かく波打つように放たれた《矢》は海の水面を振動させて魚が浮いてきた所をメイチャンの《衝撃波》で気絶させて一面に色んな魚が浮かんできた。
けど、少し遠いし、俺は一発撃っただけで疲労困憊……この技使えないか。
そんな俺と【海】を見たメイチャンは、俺を抱きかかえてから近くにいるワーチャン達に魚の事を伝えてから【部屋】に戻った。
マルも心配そうにしてたけど、寝てれば治るからって言って帰ってきた。メイチャンが居るから安心したのかな?
「あんまり動かさない方がいいな、[氷]取ってくるわ」
「ん」
メイチャンが貰ってきた[氷]を腕に当てる、ひんやり気持ちがいい。
「めっちゃ、エロい顔」
「ん、そうなん? わかんねぇ」
「まだ[氷]はあるんだよな、」
「んっ、冷た……っあ、」
「エロい顔すんなよ、ヤりたくなるだろ……」
「だって、メイチャンが、んんっ、当てる、からぁっ」
乳首に[氷]を服の上から当ててきて、角が擦れて変な気分になる……[掛け布団]をかけてない状態で勃ってきたから太ももで挟んで大きくならないよう隠してるけど多分バレてる……さっきよりも強めに当てられて、声我慢できない……っ、
「はあ、エロすぎ。食べてくださいみたいな顔してんぞ」
「わかんな、ああ……っ」
「ぷっくり果実みたいに赤くなってんぞ……っ」
「んふ、熱……って、ああんっ、」
シャツの前を開けられて直接舐められる。ずっと冷たかったからメイチャンの舌が触れて舐められると熱くて……ジンジンするのにまた、[氷]をつけられてそれの繰り返しでもう、おちんちんが完全に勃起して、1人でこんな恥ずかしい姿……腕が痛いからばんざーいの両手を上に上げてるから、下げられなくて隠せない。
だからメイチャンが好き勝手に……んっあ、はんっ、
「なあ、【ココ】に当てたらさ……さすがに嫌か」
「んん、シテ……メイチャンになら、シテほしい……」
「ほんと、俺以外に言うなよ」
彼の持った[氷]が裏筋に触れてそこから下へ下がるのをメイチャンに縋る視線で見る。メイチャンにしか、言わな、い、よぉ……
「んはあっ!」
「大丈夫か?」
「大丈夫、冷たかったからビックリした、だけ……玉冷たい」
「んだろ、縮んでるぞ」
すぐに[氷]は取られたけど、下半身が寒くなってるのは感じる。【部屋】の温度は夏だから暑いのが変な感じ。その後にメイチャンの両手で玉を揉まれて、人肌の温度が気持ちよくて……すやあ。
──お、寝ちまったか。
──無防備だぞ~……掛け布団かけとくか。
「待ってー! そっちに行ったぞ!」
「逆側から追い込むわ!」
小動物の影が【木々】の中を走っていく。
俺達獣人族チームは獲物を狩るために走ってる。
特に俺はイヌ科だし鼻が利くから、どっちに逃げたのか分かる。でも属性は《炎》だから【ココ】で使うのはマズイ。
ユーラタ達に任せて俺は索敵メインで!
「左の岩影に逃げ込んだ!」
「僕が《バリア》張るから!」
「私も《風魔法》で逃げられない様に……よし、」
ヌヌとユーラタの《魔法》で逃げ込んだ小動物が気絶してる気配を感じる。
「んじゃあとはオレの出番だな」
「任せたぞ!」
「よっしゃ、オラッ!!」
ゲェイデの体長の倍もある大岩をいとも簡単に下から上へ持ち上げて転がすとその下に、尻尾が大きいのが特徴の小動物系の魔物が3匹居た。ちゃんと気絶してるな。
ゲェイデの《雷魔法》でそのまま締めてユーラタの《風魔法》で宙に浮かせながら運ぶことにした。
にしても、ヌヌとゲェイデが同じ豚獣人には見えないんだよなぁ。
本人が何か隠してる、のかも知れないな。ま、自分から言わない限り聞くことでもないしな。
【屋敷】に戻るとゲィマァメメ達も戻ってきてた。マルゥメ達も。アレ? ケース達は? って見渡したら、【屋敷の中】から出てきてカメイメと一緒で察した。まぁ、臭いが分かりやすいからな。
にしてもワィーレの兄弟はすげーよな。だってトィン公爵とコ伯爵だぜ?
トィン公爵といえばエルフ族の中でも有名でワグーッツンの上の兄達も優秀らしいし、カメイメの所はやっぱ先祖に勇者がいたってのがなぁ。
勇者は魔王と戦ってた頃に神様から選ばれし者──って事ですげー人達なんだ。
獣人族からも何人かは出てきてたけどその後も目まぐるしい活躍をしてたらしい。
獣人はそんなに長生きじゃねぇから記憶が残りづらいのが残念だよなぁ……
1番でっけえ獣人族の【王都】……【アニュールズ】には歴代の[勇者の像]があるらしいんだけど、見てみたいな……
とと、今は集めた食材は結構あって数日分は余裕ー。
冷やしながら保存できる[冷魔道具]も【キッチン】にあるから、手分けして小分けしてから入れていく。
俺ら獣人チームは取ってきた魔物を部位ごとに切って、毛皮を剥いで……ってコレも買い取りとかされるんだよな、捨てないで取っとくか。
血抜きしてから部位ごとに分けてから[冷魔道具]の中へ。
「てかそっち凄えな、俺らやワグーッツンも大漁だと思ったけど、そんなに果実が群生してたんか」
「レベィモチャくんの《精霊》達のおかげでね!」
「うんうん、私達が感覚で探すより楽にできたね」
「しかもこの[キノコ]も食べれるんだって」
「なんかすげぇ色だな……本当に食べれるやつなのか……?」
「《精霊》達は大丈夫ってさ!」
キラキラ輝く果物達の横には、なん……ていったら良いのか、紫と黒のマーブル模様になった[キノコ]とか、目に痛い感じのツブツブした傘の[キノコ]とか、素人目には[毒キノコ]にしか見えないんだけど~……あ、あと!
「そっちの貝? もすげー量だな!」
「うん! カメノテだよ~」
「かめのて? 初めて聞いた。」
「な、俺の所はノーバって呼んでるんだけどさ」
「ああ、 ノーバなら聞いたことある! へー! これがそうなのか! うまいのか?」
「めっちゃ美味いよ、出汁も取れるし!」
爪みたいな形の貝が大量にあってケース達に話しかけると、初めて聞いたカメノテって言い方で、その後カメイメがノーバって言ってそれなら聞いたことあるな、と思った。
【地域】で全然違う呼び方なんだな、てか人間同士なのに不思議だな。
「んじゃあ今日使う分を調理しましょう、調味料は【ココ】に置いときますから!」
「「はーい!」」
フライパンに油を入れてから、塩コショウを揉み込んだ肉を入れて……焦げ目をつけてからフタを被せてから中をじっくり熱を入れて……と。
「[キノコ]切ったからそっちに入れていい?」
「ああ、うん。肉汁の旨味も染み込むと思うし、はい」
「だね、より美味しくなりそうです!」
スゲー色の[キノコ]達が、フライパンに入ってく。
お、美味しくなーれ……!
「お、出来たな」
「なんだかんだ形になりましたね」
「おー!【テーブル】に運ぼうぜ!」
盛り付けた皿を持って運ぶと他の所も同じ時間に出来たらしい。
「美味そう!」
「おなかペコペコだよ~!」
ワイワイガヤガヤ、大皿から各々取り分けて──
[ブイヤベース][カリカリお肉とキノコ焼き][果物]おお、人数分余裕にあるし!
「じゃあ、今日の恵みを祈り──……」
「大地の神や先祖に!」
「いただきますー!」
「精霊達に感謝を!」
各々祈りを捧げて食べる!
まずは、肉だな!
周りをカリカリに焼いた肉は調味料の味も、お、これ……!
「[キノコ]の味が染み出て肉汁とあっててうめぇ!」
「あ、本当だ。[キノコ]も見た目がドギツイけど……おいしっ!」
深みがプラスされててなんか、ただの塩コショウだけの味じゃココまでの味は出せなかったな。
スープがわりの[ブイヤベース]って料理もめっちゃウマだった。
ノーバの旨味と、ホロホロに身が柔らかくなったアッサリとした魚の身が混ざってマジで美味い。
で、デザートの果実。皮は赤いツヤツヤしてるけど、中を割るとオレンジ色の砂糖水みたいな甘み……果肉はサクサクしてるな。
「これ、名前なんていうんだ?」
「うーん、僕の所は知らないな」
「私の所も見た目が似たやつはあるけどそれとは全然違うし」
みんなして知らないらしい。《精霊》達は食べて大丈夫って言ってたし、美味いしいいか!
「プキュ、ププキュ……ププ!」
「プキュギどうしたの? コレ食べないの?」
「プッププ、プンプン!」
「君が食べそうだと思って取ってきたのにな」
肉も魚もペロリと食べたプキュギが唯一食べなかったのはこの果実だった。
ケースやマルゥメ達も意外だったらしい。
口元にやっても首を逆側に反らして一回も口付けなかった。
「はあ~……食った食った」
「皿洗いはじゃんけんで、他は【大浴場】に」
「「おー!」」
お腹をポンポンとしてると今日の皿洗いを決めるって事で。いやまあ、最初に班を決めたけどなあなあになってるし、それで良いか。
よし、獣人だから爪!
「え、マジ?!」
「リィちゃん絶対に爪出すと思った!」
「うわーマジかよ、一人じゃん!」
「ぼ、僕も手伝うよ」
「俺も手伝う」
「なら俺も」
「お前ら……ありがとう!」
1人だけ爪を出したら、ものの見どこに皆して岩だった。
てか、単純っていうなよ!
そんな俺にヌヌやケースとカメイメが手伝ってくれることになった。お前ら……と感動!
ジャンケンっていうやつは元々稀人が広めたらしい。で、3すくみのイメージを作って、最初は神となんたらの~で作ったらしいんだけど、庶民に広がりづらかったって事で種族のイメージになった。
ドワーフの岩、エルフの樹、獣人の爪ってな。獣人族だからチョキが出やすいって言われてみたら確かに毎回チョキ出してたかも……
メモ
《シャインブレード》光の刃で敵を切り裂く技。
ドワーフの「岩」(グー): 堅固な大地と鍛冶技術の象徴。
エルフの「樹」(パー): 自然の生命力と成長の象徴。
獣人の「爪」(チョキ): 多種力と俊敏力の象徴。
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