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本編
20 試練4回目:緑
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「はーぁ、ぼくご主人様と一緒が良かったぁー!」
「オレだってお前と一緒は嫌だった!」
でもそうしないと床が光らなかったし……、なんでこんなヤツと! とリジュを睨むと後ろから「まあまあ」とオレ達をなだめる声が聴こえた。
「えっと、パンヤさん、ですよね。何が出てくるか分からないですけどよろしくお願いします。」
「せっかく英雄達と一緒になる機会だからね、楽しもうって思ってさ! 帰ったら焼きたてのパンを作って渡してやるからな!」
冒険者【白日天使】のリーダーで、普段はパン屋をやってるらしい、パンヤさんはリジュにも甘いパンをあげるねとか言って場を和ませてる。根っからの人好きなんだろうパンヤさんの周りには人が集まってる。
で、ここはとグルリと見渡す。今まで石の壁で出来た迷宮内だったのに、足元は緑の草が生い茂り、天井は青空。
「うみだー!! ぼく泳いでくるねー!」
「あっ、ちょっ、」
リジュが駆け出した方には、海が広がっていた。迷宮内だったのに、外に飛ばされた? いや、試験中だぞ、おかしい。おかしいのに……
「ぼくと競争しようよ!」
「は? お前になんか負けないしっ!」
「じゃあ、よーい、ドーン!!」
「ちょっと! 先に行くなー!」
なんで馬鹿正直に海で泳いでるんだ? リジュが先に進んでオレが追いかける。他のみんなはいつの間にか美女達を囲んで料理を浜辺で作りながら飲めや歌えや楽しそうにしてた。
前衛後衛に分かれたけど皆男だったからか美女たちと、えっと……あー……海から出れないっ! ブクブクと顔半分まで沈みながらあっちを見てると、グイっと手を掴まれ海の中に沈む。リジュのイタズラかと思えば、知らないヒト──
人魚なんて初めて見た──オレ、死ぬのか? こんな所で──
息が、死ぬ、そんな風に思ってたら目の前が真っ暗になった。
「ピーチ様っ!」
「おーい、大丈夫かぁ?」
目を開けるとペラルタとアイツが居て、溺れたはずじゃとビックリして体を起こすとペラルタが支えてくれる。
「ゴホ、ごほっ、」
「のんきに寝てるなぁと思ったら」
「寝てる? どういう……あれ、」
オレが居る所は、海辺だった筈。飛ばされる前の石壁の迷宮に居た。周りを見渡すとリジュ達がオレと同じく床に転がってた。パンヤさん達もそうだけど彼らは弱ってるように見えた。
「すみません、ピーチ様。私もこの部屋に来てから幻術にかかってしまって……」
「幻術……?」
恥ずかしそうにポリポリと頭をかきながら話すペラルタ。聞くと夢魔系の魔物に幻術をかけられてたらしい。男だけしか居なかったからガッツリかかってしまった、らしい。
「クロくんに声をかけてもらわなければ私もパンヤさん達と同じように精気を吸い取られてたと思います……あはは、……何にせよピーチ様たちが無事でよかった。」
『あー! ──っ!』
「よ。元気にしてたか?」
クロくんに近づいてきた一人の女性、何処かで──
「えっと、知り合いですか?」
「んまぁ、『リリム』だ」
「へ? なんかよく聞こえなくて、」
「あー、リリって言うんだ。まぁ、黒の仲間だな」
「? はあ。」
ペラルタとあいつの会話がちゃんと出来てない気が、あと女性の名前も聞き取りづらかった。クロの仲間? オレはその女性知らないけど? リジュも起きてきて、まぁあいつはパンヤ達と違って元気だ。前にサキュバスだけが居る部屋にとばっちりで入ってしまった時にはリジュだけサキュバス達をヘトヘトにしてた。
「ごしゅじんさま? あれ? うーん……?」
「どうしたリジュ」
「なんかへんなのー」
「変?」
リジュがアイツを見て首を傾げている。奴隷の首輪を触って不安そうにしている。いつもなら誰がいてもアイツに抱きついて好き好き言ってるリジュが。リリという親しげにしてる女性に何もしないのも確かに変だ。普段のリジュなら嫉妬なりしそうなのに。
クロくん、ソユラねぇさまが《英雄召喚》したアイツは普通の人間じゃない。前にオーラの色がどす黒かったり、貴族の娘を助けるときは盗賊を簡単に殺してた。普通、戦ったことがないやつはあんなに的確に人を殺したりはしない。躊躇するはず。なのに、何も感じてない様な殺し方。それにその後、オレとだけ話した時のアイツ、目の色が赤かった気もする、いやそれよりも──
「あいつの影を見たんだな」
「! なに、」
「いや、あんた、クロくんじゃないよね」
「んー……」
思考してたらこの場にいるあいつが話しかけてきた。影……あの時、オーラの中でただのヒトが感じてはいけない存在……
何にせよそんな事を話してくるってことは、目の前のこいつはクロくんじゃない。というと、
「いんや? 俺も“クロくん”だけどね?」
リジュ達はパンヤ達の所で介抱している。今、なんて? お前もクロくん? 意味が分からない。
「意味が分からないって顔、プププ、ウケる。」
「そりゃそうでしょう!」
「言葉のまんまだよ。同じ人物って事。」
「は、はー?!」
「うんうん。いい反応。キミさ、あいつの中が見えたって事は、俺も変わんないって分かるよね?」
目の前のクロくんのオーラを見る。どす黒いそして──……
「あの獣は……」
「よく見えてるなぁ。なかなか見えないはずなんだけど。あれはね地獄だよ。」
「じ、地獄?」
頭の整理が追いつかない。そもそも“クロくん”って何者なんだ。目の前のクロくんの話を聞いても理解しがたいものだった。
何処かの世界に居る。それがクロくんらしい。彼が言うには本体? はまた別の次元に居てそれ以外が同じ人格で複数居るらしい。魔法がある世界、無い世界色んな場所に彼らは居て時には物語の主人公、ただの人、敵対色々な人生を送ってるらしい。
「簡単に言うとたちこまみたいなもの」
「たちこま……?」
「ほら、情報共有ってやつ?」
「はあ」
よく分からない、からの分からない単語で頭がぐちゃぐちゃする。前に会ったハナタ様っていう神様もクロくんらしい。はあ……あの後酷い目に遭ったんだぞッ!!
「統合思念体うーん、なんかもっと言い方があったような。同じ個体の集合体みたいな。記憶や経験も共有するそんな感じだな。」
「頭がパンクしそうだ……」
「ま、必要ない事は忘れるだろ」
「で、あんた達の目的は?」
「んー、俺は部屋に籠ってるのも暇だしただ見に来ただけー。そろそろあそこ光りそうだよ。」
「あんたも来るんかい」
「まぁね。面白いもんが見れそうな気もするし」
訳が分からないまま、パンヤ達の意識も戻ったらしい皆と光る床に乗った。こんな話皆に話したところで……それに、だとしたらあいつの目的はなんだ?
+メモ
迷宮…基本石壁、土壁だけどフロア毎に別世界になったりする。迷宮王がその場所に出る魔物に合わせてる事も多い。
夢魔…対象が寝てる隙に生気を取ってしまう魔物。サキュバスもそうだけど物理的に取ることもある。
パンヤ…街で代々続くパン屋をしている。何代か前の人もパンヤと同じような性格だった為当時の英雄から色んなパンの作り方を教わり本格的なパンからお惣菜、菓子パンまで色々作れる。子供に人気なのは動物の顔パン。
性格はいつでも明るく自然に人が集まってくる。いつでも伴侶募集しているそこが謎。
統合思念体…本体を倒さないと死なない。クロくん1人がかなり強い。
「オレだってお前と一緒は嫌だった!」
でもそうしないと床が光らなかったし……、なんでこんなヤツと! とリジュを睨むと後ろから「まあまあ」とオレ達をなだめる声が聴こえた。
「えっと、パンヤさん、ですよね。何が出てくるか分からないですけどよろしくお願いします。」
「せっかく英雄達と一緒になる機会だからね、楽しもうって思ってさ! 帰ったら焼きたてのパンを作って渡してやるからな!」
冒険者【白日天使】のリーダーで、普段はパン屋をやってるらしい、パンヤさんはリジュにも甘いパンをあげるねとか言って場を和ませてる。根っからの人好きなんだろうパンヤさんの周りには人が集まってる。
で、ここはとグルリと見渡す。今まで石の壁で出来た迷宮内だったのに、足元は緑の草が生い茂り、天井は青空。
「うみだー!! ぼく泳いでくるねー!」
「あっ、ちょっ、」
リジュが駆け出した方には、海が広がっていた。迷宮内だったのに、外に飛ばされた? いや、試験中だぞ、おかしい。おかしいのに……
「ぼくと競争しようよ!」
「は? お前になんか負けないしっ!」
「じゃあ、よーい、ドーン!!」
「ちょっと! 先に行くなー!」
なんで馬鹿正直に海で泳いでるんだ? リジュが先に進んでオレが追いかける。他のみんなはいつの間にか美女達を囲んで料理を浜辺で作りながら飲めや歌えや楽しそうにしてた。
前衛後衛に分かれたけど皆男だったからか美女たちと、えっと……あー……海から出れないっ! ブクブクと顔半分まで沈みながらあっちを見てると、グイっと手を掴まれ海の中に沈む。リジュのイタズラかと思えば、知らないヒト──
人魚なんて初めて見た──オレ、死ぬのか? こんな所で──
息が、死ぬ、そんな風に思ってたら目の前が真っ暗になった。
「ピーチ様っ!」
「おーい、大丈夫かぁ?」
目を開けるとペラルタとアイツが居て、溺れたはずじゃとビックリして体を起こすとペラルタが支えてくれる。
「ゴホ、ごほっ、」
「のんきに寝てるなぁと思ったら」
「寝てる? どういう……あれ、」
オレが居る所は、海辺だった筈。飛ばされる前の石壁の迷宮に居た。周りを見渡すとリジュ達がオレと同じく床に転がってた。パンヤさん達もそうだけど彼らは弱ってるように見えた。
「すみません、ピーチ様。私もこの部屋に来てから幻術にかかってしまって……」
「幻術……?」
恥ずかしそうにポリポリと頭をかきながら話すペラルタ。聞くと夢魔系の魔物に幻術をかけられてたらしい。男だけしか居なかったからガッツリかかってしまった、らしい。
「クロくんに声をかけてもらわなければ私もパンヤさん達と同じように精気を吸い取られてたと思います……あはは、……何にせよピーチ様たちが無事でよかった。」
『あー! ──っ!』
「よ。元気にしてたか?」
クロくんに近づいてきた一人の女性、何処かで──
「えっと、知り合いですか?」
「んまぁ、『リリム』だ」
「へ? なんかよく聞こえなくて、」
「あー、リリって言うんだ。まぁ、黒の仲間だな」
「? はあ。」
ペラルタとあいつの会話がちゃんと出来てない気が、あと女性の名前も聞き取りづらかった。クロの仲間? オレはその女性知らないけど? リジュも起きてきて、まぁあいつはパンヤ達と違って元気だ。前にサキュバスだけが居る部屋にとばっちりで入ってしまった時にはリジュだけサキュバス達をヘトヘトにしてた。
「ごしゅじんさま? あれ? うーん……?」
「どうしたリジュ」
「なんかへんなのー」
「変?」
リジュがアイツを見て首を傾げている。奴隷の首輪を触って不安そうにしている。いつもなら誰がいてもアイツに抱きついて好き好き言ってるリジュが。リリという親しげにしてる女性に何もしないのも確かに変だ。普段のリジュなら嫉妬なりしそうなのに。
クロくん、ソユラねぇさまが《英雄召喚》したアイツは普通の人間じゃない。前にオーラの色がどす黒かったり、貴族の娘を助けるときは盗賊を簡単に殺してた。普通、戦ったことがないやつはあんなに的確に人を殺したりはしない。躊躇するはず。なのに、何も感じてない様な殺し方。それにその後、オレとだけ話した時のアイツ、目の色が赤かった気もする、いやそれよりも──
「あいつの影を見たんだな」
「! なに、」
「いや、あんた、クロくんじゃないよね」
「んー……」
思考してたらこの場にいるあいつが話しかけてきた。影……あの時、オーラの中でただのヒトが感じてはいけない存在……
何にせよそんな事を話してくるってことは、目の前のこいつはクロくんじゃない。というと、
「いんや? 俺も“クロくん”だけどね?」
リジュ達はパンヤ達の所で介抱している。今、なんて? お前もクロくん? 意味が分からない。
「意味が分からないって顔、プププ、ウケる。」
「そりゃそうでしょう!」
「言葉のまんまだよ。同じ人物って事。」
「は、はー?!」
「うんうん。いい反応。キミさ、あいつの中が見えたって事は、俺も変わんないって分かるよね?」
目の前のクロくんのオーラを見る。どす黒いそして──……
「あの獣は……」
「よく見えてるなぁ。なかなか見えないはずなんだけど。あれはね地獄だよ。」
「じ、地獄?」
頭の整理が追いつかない。そもそも“クロくん”って何者なんだ。目の前のクロくんの話を聞いても理解しがたいものだった。
何処かの世界に居る。それがクロくんらしい。彼が言うには本体? はまた別の次元に居てそれ以外が同じ人格で複数居るらしい。魔法がある世界、無い世界色んな場所に彼らは居て時には物語の主人公、ただの人、敵対色々な人生を送ってるらしい。
「簡単に言うとたちこまみたいなもの」
「たちこま……?」
「ほら、情報共有ってやつ?」
「はあ」
よく分からない、からの分からない単語で頭がぐちゃぐちゃする。前に会ったハナタ様っていう神様もクロくんらしい。はあ……あの後酷い目に遭ったんだぞッ!!
「統合思念体うーん、なんかもっと言い方があったような。同じ個体の集合体みたいな。記憶や経験も共有するそんな感じだな。」
「頭がパンクしそうだ……」
「ま、必要ない事は忘れるだろ」
「で、あんた達の目的は?」
「んー、俺は部屋に籠ってるのも暇だしただ見に来ただけー。そろそろあそこ光りそうだよ。」
「あんたも来るんかい」
「まぁね。面白いもんが見れそうな気もするし」
訳が分からないまま、パンヤ達の意識も戻ったらしい皆と光る床に乗った。こんな話皆に話したところで……それに、だとしたらあいつの目的はなんだ?
+メモ
迷宮…基本石壁、土壁だけどフロア毎に別世界になったりする。迷宮王がその場所に出る魔物に合わせてる事も多い。
夢魔…対象が寝てる隙に生気を取ってしまう魔物。サキュバスもそうだけど物理的に取ることもある。
パンヤ…街で代々続くパン屋をしている。何代か前の人もパンヤと同じような性格だった為当時の英雄から色んなパンの作り方を教わり本格的なパンからお惣菜、菓子パンまで色々作れる。子供に人気なのは動物の顔パン。
性格はいつでも明るく自然に人が集まってくる。いつでも伴侶募集しているそこが謎。
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