終∶もだもだする話

加速・D・歩

文字の大きさ
12 / 25
・水田

12 ぱんぱんされる

しおりを挟む
 ここから騙し通す事は無理だ。だから、俺は全てを彼に──話す事にした。

「古谷さん、せっかく俺と仲良くしてくれたのに……気持ち悪いやつでごめんなさい」
「気持ち悪くないよ」
「おれ、古谷さんの声が好きで……男に興味なかったのにドンドンこんなのにハマって古谷さんを何度も汚しちゃって……っ、」
「汚すって、どんな?」
「俺の身体に、……お尻に、古谷さんのおちんちん、挿れたり、ごめんなさいっ!!」
「・・・そうか」

 ボロボロ泣きながら彼に謝る。いくらでも止める所はあった。のに、結局、彼を何度も穢して酷いことをした。知ってる相手でも一方的にそんな扱われ方をしたら気持ち悪いだろうに、彼は何度も背中を優しく撫でる。それが余計に辛かった。普通に“気持ち悪い”って言ってくれた方が──




「さっきも言ったけど、水田くんの事が好きなんだけど、むしろそんなエッチな妄想までしてくれたんだね」
「ふえ……?」
「ああ、目を真っ赤にして可愛いなぁもう。せっかく両想いって分かったし、仲直りセックスしよ!」
「ええっと?」

 あれ? あれれ……? 古谷さんがニッコニコで俺をベッドに押し倒した。未だに状況が飲み込めなくて戸惑ってる。

「ほんとは女装じゃなくて普段の君を犯したかったんだけど、まぁ今日はいいや。お尻の穴、見せて」

 彼に言われるがまま──お尻の穴を見せる。

「すごい、縦割れ──俺が初めてだよね? オモチャでこんなケツマンコになるんだ。ローションは……あった。使わなくても入りそうだけど、いいか。1回口で抜いてほしいけど混乱してるっぽいし今度ね。」

 自分のチンコよりも長くて太いやつの先っぽが、俺のケツアナにキスしてくる。粘り気の水音が聴こえ、あ。と思ってるとグッと彼の体重も乗り、肉壁をわけて進んでいく──そういえば、ここに来る前に挿れてたアナルプラグどこいったと目線を部屋の色んな所にやるとサイドテーブルの上にあった。

「なぁーによそ見してんの? ほら、キスしよ。舌だして」
「ふるあ、さ、ん……っ、んう」
「下の名前で呼ぼ? ケイ良いよね」 
「とおーましゃ」
「可愛いね。」

 未だ散々見てきた夢の中──かと思うぐらい甘い古谷さん──ううん。冬馬さん。彼の名前を呼ぶとニコニコと笑いながらも俺の腸の中をゴリゴリと奥へ進んでいく──……

「奥は意外とキツいな。ケツ叩きたいけど今日は我慢」
「おしり、たたくの?」
「今日はだめだよなぁ、ケイ」
「ん、たたいてぇ」

 仰向けの身体がうつ伏せになって、彼の匂いが染み込んだ枕にダイブする。息を吸うと肺に彼の体臭が充満するのが分かる。

──パァン

 枕に夢中になってたらいきなり尻を一発、思いっきり叩かれてビクンとなる。
 痛い、けど──叩かれながらのピストンは絶頂を繰り返した。たぶん、ピストンだけじゃダメで、尻叩きがあるから彼なりのリズムでそれが癖になる。

「んあっ! あっ! イクッ!」
「尻を叩いて喜ぶなんて──ケイは本当に“変態”だな」
「んぁああッ!!?!」

 冬馬に変態って耳元で囁かれてその瞬間、最大の喘ぎ声、叫び声が出た。
 俺が何度もイッて、絶頂、失神から起きてもまだズチュズチュピストンを繰り返し、ケツを叩かれてイッて──




「おしり、いたい……」
「ごめんね。調子に乗った、痛いよね、塗り薬塗るから楽にしてて」
「んっ、冷た……んんっ」
「僕って昔からこんなんだから、恋人も長く続かなくて……ケイの事は好きだけど嫌になったら言ってくれたらいいから。」
「んーん。俺、冬馬さんがどんな人でも、好きだから……」
「ありがとう、ケイ」
「んっ、」

 抱き抱えられてキスをする。ディープキス、深く口づけをし、お互いの口の中を味わい唾液も飲ませ合い、溢れた唾液が首筋を濡らしたのを、冬馬さんが舐め、それがゾクゾクと気持ちいい刺激になる。

 一回、家に帰ってカツラを置いて男物の普段着に着替え再び斗真さんの部屋に。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

何故よりにもよって恋愛ゲームの親友ルートに突入するのか

BL
平凡な学生だったはずの俺が転生したのは、恋愛ゲーム世界の“王子”という役割。 ……けれど、攻略対象の女の子たちは次々に幸せを見つけて旅立ち、 気づけば残されたのは――幼馴染みであり、忠誠を誓った騎士アレスだけだった。 「僕は、あなたを守ると決めたのです」 いつも優しく、忠実で、完璧すぎるその親友。 けれど次第に、その視線が“友人”のそれではないことに気づき始め――? 身分差? 常識? そんなものは、もうどうでもいい。 “王子”である俺は、彼に恋をした。 だからこそ、全部受け止める。たとえ、世界がどう言おうとも。 これは転生者としての使命を終え、“ただの一人の少年”として生きると決めた王子と、 彼だけを見つめ続けた騎士の、 世界でいちばん優しくて、少しだけ不器用な、じれじれ純愛ファンタジー。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

敵国の将軍×見捨てられた王子

モカ
BL
敵国の将軍×見捨てられた王子

完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました

美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!

兄弟カフェ 〜僕達の関係は誰にも邪魔できない〜

紅夜チャンプル
BL
ある街にイケメン兄弟が経営するお洒落なカフェ「セプタンブル」がある。真面目で優しい兄の碧人(あおと)、明るく爽やかな弟の健人(けんと)。2人は今日も多くの女性客に素敵なひとときを提供する。 ただし‥‥家に帰った2人の本当の姿はお互いを愛し、甘い時間を過ごす兄弟であった。お店では「兄貴」「健人」と呼び合うのに対し、家では「あお兄」「ケン」と呼んでぎゅっと抱き合って眠りにつく。 そんな2人の前に現れたのは、大学生の幸成(ゆきなり)。純粋そうな彼との出会いにより兄弟の関係は‥‥?

処理中です...