終∶もだもだする話

加速・D・歩

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・水田

13 しごとべやへ

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「おかえり。朝ごはん前にもう一回しよ」
「うん、わっ、」
「部屋の中では抱っこさせて、可愛い」
「20歳の男にいうセリフじゃないですよ」
「んー、でも恋人ってのはそういうもんなんだよ。」

 仰向けに寝転ばされて、彼が覆いかぶさり、ワイシャツのボタンを外すと、さんざんクリップで遊んできた乳首はピンと勃ち舌先や爪で刺激されると腰がむず痒くなる。首筋を舐められ──鎖骨とまた、乳首を今度は甘噛みされて、自分の思考じゃないどこに刺激が来るのか分からなくて甘く喘ぐ。

「ケイは男なのにここ、乳首弄られてアンアン声出しちゃうんだ?」
「ちが、……だって冬馬がぁ!」
「イヤイヤ言いながら俺の頭抱えて乳首擦らないでくれる?」
「ひんっ?!」
「てかこんなに両側の乳首引っ張ってよく伸びる。」
「んあっ、ひ、ちくびとれちゃうッ」

 両乳首の先を爪先で掴んで上へ引っ張る冬馬さん、俺の身体は重量的に下なのでプチと切れるんじゃないか──と恐怖のあまり泣くとパッと指を離されてポスンとベッドに落とされる。
 
「ここ、取ってケイ。」
「これないと──」
「無いと?」
「……冬馬さんの声で勃起したまんまになっちゃうから」
「へぇ、可愛いこと言ってくれるねぇ」

 貞操帯を取るのは嫌だったけどネックレスにしてる鍵を彼に渡すとウキウキした感じで、鍵を鍵穴に通して──

「お、蓋の部分はこうなってるのか、本当だ。へにゃとしてるな。金玉の方の輪っかも抜くぞ」
「う、ん。」

 尿道から管が取れ先っぽの口部分がパクパクと開閉する。ちんこ自体はまだヘナとしてるけど、やっぱ冬馬の声を聴いてるとつける前より小さくなってるけどそれでも勃起はした。

「これがケイのちんこか。」
「んんっ、はあはあ」

 冬馬さんのバキバキになったチンコと合わせて持ってローションをたっぷりつけてズニュニチュと音をたてて擦り合わせた。

「1回抜かないと金玉の輪っか取れないんだろ?」
「そ、うだけどぉ」

 快楽に身体が、背中が反る。
 ネバネバと彼の手の体温が合わさって気持ちよすぎる。




 なんとかイッたあと、輪っかを取り外した。サイドテーブルに2つの金具がカランと音をたてながら置かれた。

「ケイ、誘惑して」
「誘惑って、どうやって……」

 そんなのこっちがヤると思ってなかったからどうしようかと悩んでやると、前に読んだエロ漫画を参考にして──……

「冬馬のおちんちん、俺のケツマンコに挿れて……ぱんぱんして種付けして欲しいのぉ、──んあッ」
「パンパンってコッチ?」
「ぁあ……痛い、んんッ、いたぁい……っ」
「でも気持ち良さそうにトロ顔じゃん。ケイ、ケツ叩かれるの好きでしょ」
「あッ! くぅん、……んあっ! うぅ……ッ」

 エロ漫画で自分の尻タブを広げてお尻の穴を彼に見せつけながら恥ずかしいけど……おちんちん挿れてと強請ると言い終わった瞬間奥まで入ってきた。と同時に尻をスパンと彼の手のひらで叩いてくる。俺は痛いと泣くけど、彼は気持ちいい、ケイが喜んでると言う、わか、分かんないよそんな事……冬馬にしかされた事無いんだからッ!

「ケイ、叩かれてる時の顔動画に撮ってあげる。こっちに移動するね」
「んあっ、な、何?! ぁあ、奥に入って……!」
「背面駅弁もいいだろ。ほらあそこ見て、ケイのトロ顔と結合部が丸見え──」
「やっあ! 見ないでぇ!」

 部屋を出て隣の部屋にある姿見の前で立ち止まる。そこには俺のお尻の穴が冬馬さんのチンコを美味しそうにしゃぶってるのが見え──顔が真っ赤になる、そんな所見ないでと嫌々すると立ったまま腰を動かすから重力的にドンドン身体が彼のを飲み込んで奥へ入ってく……両脚がVの字に上がって余計にグチャヌチャしてるところがハッキリ見えた。

「こっち、仕事場なんだけどさ。ほら仕事で使う機材とか」
「んぅ、い、まそれどころ、じゃ……んっあ、」
「ここにしがみついて」
「──ッんんぅ?!」

 目の横側には映像? の仕事で使うっぽい機材がある、彼の仕事場で知れるのは嬉しいけど、今身体がそれどころじゃなくて見る余裕がない!
 背面駅弁って体勢で部屋の少し奥に行くと、クッション製の抱き枕っぽいのがあってそこにしがみつく様に置かれるとズルリと俺の中から彼のチンコが抜け腸が引きずりだされる感覚にゾゾゾと鳥肌が立った。
 俺がしがみついてるのってもしかして椅子? 普通の椅子みたいには見えないけど──なんて考えてると、パシンッと尻タブを叩かれた。
 
「ひう?!」
「やっぱ挿れないと俺も気持ちよくなんねぇわ」
「ひゃっ!」

 確かに、彼のチンコ無しで叩かれたら普通に痛いだけだった、けど──彼に中をピストンされながらお尻を叩かれると甘い声が出て抑えられなかった。これはもう好きと認めるしかない。
 
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