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・水田
14 にめんせい
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「お知り大丈夫? 塗り薬塗り直すね」
「あ、はい。あの、」
「うん? ケイくんどうしたの?」
何だかんだあって、というかかなり1人だけ空回りして冬馬さんに迷惑ばっかかけてそれでも俺の事好きって言ってくれて恋人になった彼。セックスが終わるとすごい身の回りとか世話してくれるし、話し方もいつもの“優しい”感じに戻る。ヤッてる時はオラオラ系になるのに、どっちが本当の彼なんだろうと疑問だけど、そんなの聞けないよね。
それにどっちにしても冬馬さんが好きだし、声も好きだし。
「明日は外に食べに行こうか」
「いいんですか?」
「個人イタリアンレストランなんだけど」
「それってここから15分歩いた辺りの、赤い屋根のお家ですか?」
「そうそう、この前行って食べたら美味しかったからね」
「俺も気になってたので、是非!」
自分の部屋に戻ってきた。夢みたいだ……何もかも。彼は女の子の格好より俺自身の姿の方が好きみたいでフラット貞操帯も仕事以外つけないでと言った。自分の声で勃起してるのが可愛いとか……うう、恥ずかしい。けど、好きな人の為ならやめても良いかな。
最近自分のアイデンティティが分からなくなってきてたし、うん。
でも、たまに家の中でするのは良いよね。
お風呂場の壁に固定してあるディルドでお尻の穴を鍛えながらその日は就寝。
夕方から彼とレストランに行くからオシャレ……って程ではないけど無難な感じに服を着て、普段着よりは良い感じかな。
彼の部屋に向かった。チャイムを押すと──
「どちら様ですか?」
「え、あの……? 冬馬さん、」
「ああ、冬馬! お客さん!」
出てきたのは冬馬さんじゃない男性、声が似てて一瞬あれ──って、この声──……?
「兄さん、ケイくんが困惑してるよ」
「うん? そうかな、初対面だし仕方ないか。僕の名前は古谷斗亜冬馬の双子の兄だよ。」
「えっ、双子?! 凄い!」
「凄いかなぁ」
「初めて双子さんをみたのでつい……」
「って言っても一卵性じゃなくて二卵性だけどね」
「ほへ~」
「ふふ、君面白いね」
笑い方とか言い方とかそっくりだけど顔つきは違う。本人達曰く斗亜さんが母、斗真さんが父に似てるらしい。
でもなんも聞かされずにどっちの声って言われたら悩むだろうなぁ……
「あっ!」
「ん? どうしたの?」
「俺が聴いてる動画の人の声に似てたなぁって思っちゃって……」
「へー、それってどんな?」
「【奏でるハレハレ】って朗読動画チャンネルで──」
「それ、僕のやつだよ。こんな身近に聴いてくれてる人が居るんだ! 嬉しいな!」
えええええ?! 目の前に居る人があの声の人──?! 信じられない、いや声はそうなんだけど、もっと遠くでこっちは好き勝手に声を聞くだけで……
「兄さん、そろそろ俺ら出かけるから。」
「ああ、いってらっしゃい」
「ほら、ケイくん行こう」
【奏でるハレハレ】さんが出した本買ったからサイン欲しいとか思ってると斗真さんに手を引かれる。そうだったレストラン!
斗亜さんに手を振って別れ手を繋ぐ彼に遅れないようについて行った。
って、男同士て手を繋ぐとか──!
急に恥ずかしくなって手を離そうとするともっと強く握られた。
「て、外で、恥ずいです」
「近いしいいじゃん、俺はケイと繋ぎたい。ダメ?」
「うう、……分かりました。」
「ありがと」
「~~ッ」
真っ直ぐ目を見つめられてダメ? って聞かれたらもう断れないよ。そういうと彼は俺の額にキスして俺は真っ赤になった。外は人がまばらで誰も居ない訳じゃないのに──!
そりゃテレビとかそこら辺の街中じゃ同性同士の恋愛も普通になってきてる、けどさ!
人前でイチャイチャするのが慣れない……
少し歩いて赤い屋根のお家に着いた。オレンジ色の店内の明かりが居心地良さそう。カランとドアを開けるとベルがなり、店員さんに席に案内された。
ワインとマルゲリータのピッザァとイカ墨のパスタとか頼んで、洋楽のBGMが流れ他のお客さんの話し声も少し聴こえる店内でゆっくりと食事。
「あんまりワイン飲まないんでよく分からないけど、凄いいい匂いですね、んく、美味しい」
「そうだね。僕もいつもビールばっかりだから……」
「ピッザァも切り分けますね、これぐらいの大きさが良いかな?」
「ありがとう。やっぱりケイくん、兄さんの視聴者だったんだね」
「ほんと、ビックリです。って知ってたんですか?!」
「うん、チャンネル登録の本名でしてるでしょ、チャンネル管理も担当してるから」
「え、あ……本当だ……変更しなきゃ」
登録の所本名でって書いてあるからそのままで登録したけど、これ相手にも見えるのか、怖い……というか斗亜さんの台詞募集、応募しなくて良かった……変な内容送ってたら怖。
ピッザァはトマトの酸味とチーズのトロトロが美味しくて、イカ墨のパスタも濃厚な味が良かった。ここは美味しいレストランだ。また来たいな。
食べた後は少し雑談をしながらまったりと過ごして、家に戻る。
「今日さ、兄さんが部屋に居るからケイくんの家に泊まっちゃ駄目?」
「え、」
「ケイの中にいっぱい出しちゃダメ?」
「ん、出して……冬馬さんので、満たされたい……っ」
「あ、はい。あの、」
「うん? ケイくんどうしたの?」
何だかんだあって、というかかなり1人だけ空回りして冬馬さんに迷惑ばっかかけてそれでも俺の事好きって言ってくれて恋人になった彼。セックスが終わるとすごい身の回りとか世話してくれるし、話し方もいつもの“優しい”感じに戻る。ヤッてる時はオラオラ系になるのに、どっちが本当の彼なんだろうと疑問だけど、そんなの聞けないよね。
それにどっちにしても冬馬さんが好きだし、声も好きだし。
「明日は外に食べに行こうか」
「いいんですか?」
「個人イタリアンレストランなんだけど」
「それってここから15分歩いた辺りの、赤い屋根のお家ですか?」
「そうそう、この前行って食べたら美味しかったからね」
「俺も気になってたので、是非!」
自分の部屋に戻ってきた。夢みたいだ……何もかも。彼は女の子の格好より俺自身の姿の方が好きみたいでフラット貞操帯も仕事以外つけないでと言った。自分の声で勃起してるのが可愛いとか……うう、恥ずかしい。けど、好きな人の為ならやめても良いかな。
最近自分のアイデンティティが分からなくなってきてたし、うん。
でも、たまに家の中でするのは良いよね。
お風呂場の壁に固定してあるディルドでお尻の穴を鍛えながらその日は就寝。
夕方から彼とレストランに行くからオシャレ……って程ではないけど無難な感じに服を着て、普段着よりは良い感じかな。
彼の部屋に向かった。チャイムを押すと──
「どちら様ですか?」
「え、あの……? 冬馬さん、」
「ああ、冬馬! お客さん!」
出てきたのは冬馬さんじゃない男性、声が似てて一瞬あれ──って、この声──……?
「兄さん、ケイくんが困惑してるよ」
「うん? そうかな、初対面だし仕方ないか。僕の名前は古谷斗亜冬馬の双子の兄だよ。」
「えっ、双子?! 凄い!」
「凄いかなぁ」
「初めて双子さんをみたのでつい……」
「って言っても一卵性じゃなくて二卵性だけどね」
「ほへ~」
「ふふ、君面白いね」
笑い方とか言い方とかそっくりだけど顔つきは違う。本人達曰く斗亜さんが母、斗真さんが父に似てるらしい。
でもなんも聞かされずにどっちの声って言われたら悩むだろうなぁ……
「あっ!」
「ん? どうしたの?」
「俺が聴いてる動画の人の声に似てたなぁって思っちゃって……」
「へー、それってどんな?」
「【奏でるハレハレ】って朗読動画チャンネルで──」
「それ、僕のやつだよ。こんな身近に聴いてくれてる人が居るんだ! 嬉しいな!」
えええええ?! 目の前に居る人があの声の人──?! 信じられない、いや声はそうなんだけど、もっと遠くでこっちは好き勝手に声を聞くだけで……
「兄さん、そろそろ俺ら出かけるから。」
「ああ、いってらっしゃい」
「ほら、ケイくん行こう」
【奏でるハレハレ】さんが出した本買ったからサイン欲しいとか思ってると斗真さんに手を引かれる。そうだったレストラン!
斗亜さんに手を振って別れ手を繋ぐ彼に遅れないようについて行った。
って、男同士て手を繋ぐとか──!
急に恥ずかしくなって手を離そうとするともっと強く握られた。
「て、外で、恥ずいです」
「近いしいいじゃん、俺はケイと繋ぎたい。ダメ?」
「うう、……分かりました。」
「ありがと」
「~~ッ」
真っ直ぐ目を見つめられてダメ? って聞かれたらもう断れないよ。そういうと彼は俺の額にキスして俺は真っ赤になった。外は人がまばらで誰も居ない訳じゃないのに──!
そりゃテレビとかそこら辺の街中じゃ同性同士の恋愛も普通になってきてる、けどさ!
人前でイチャイチャするのが慣れない……
少し歩いて赤い屋根のお家に着いた。オレンジ色の店内の明かりが居心地良さそう。カランとドアを開けるとベルがなり、店員さんに席に案内された。
ワインとマルゲリータのピッザァとイカ墨のパスタとか頼んで、洋楽のBGMが流れ他のお客さんの話し声も少し聴こえる店内でゆっくりと食事。
「あんまりワイン飲まないんでよく分からないけど、凄いいい匂いですね、んく、美味しい」
「そうだね。僕もいつもビールばっかりだから……」
「ピッザァも切り分けますね、これぐらいの大きさが良いかな?」
「ありがとう。やっぱりケイくん、兄さんの視聴者だったんだね」
「ほんと、ビックリです。って知ってたんですか?!」
「うん、チャンネル登録の本名でしてるでしょ、チャンネル管理も担当してるから」
「え、あ……本当だ……変更しなきゃ」
登録の所本名でって書いてあるからそのままで登録したけど、これ相手にも見えるのか、怖い……というか斗亜さんの台詞募集、応募しなくて良かった……変な内容送ってたら怖。
ピッザァはトマトの酸味とチーズのトロトロが美味しくて、イカ墨のパスタも濃厚な味が良かった。ここは美味しいレストランだ。また来たいな。
食べた後は少し雑談をしながらまったりと過ごして、家に戻る。
「今日さ、兄さんが部屋に居るからケイくんの家に泊まっちゃ駄目?」
「え、」
「ケイの中にいっぱい出しちゃダメ?」
「ん、出して……冬馬さんので、満たされたい……っ」
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