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・6章 ほかのひと
1 日常
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「「おはようございます」」
「おはよう、よく眠れたか?」
「はい、日々の訓練でそりゃもうグッスリですよ。ヒュウガ先生は大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫。こっちの歴史や知識を覚えるのは楽しいよ」
「さすが、社会の先生ですね!」
今日も訓練しに行く子供達と分かれて私は自分にあてがわれた部屋に向かう。そこは壁一面に本棚があってこの【世界】や【国】の歴史が載ってる本が沢山あった。
初めて《召喚》された時──修学旅行で飛行機で向かっていたら他のお客は乗ってた筈なのに私と担当のクラスの子供達だけこの【世界】に喚ばれた──
目の前には金髪碧眼の可愛らしい女の子、ピンク色のドレスを着て周りには外国で見るような兵士達がいっぱい居て、場所は石畳の神殿みたいな場所でした。
子供達の様子は私含めて戸惑ってる子も居れば、目をキラキラ輝かしてる子も居ました。
『私達の【世界】に居る人々を苦しめる魔王を倒してください、勇者様!』
勇者……? そんな事を言われても頭の思考が付いてこない。それに全員戦闘経験がない為いきなり戦えと言われても──と思っていたら、彼女は兵士に石板のようなモノをこちらに渡してきた。
『これは勇者様達が持ってる《スキル》を確認するためのモノです。手のひらを乗せてみてください』
順番に石板に手を乗せていく──自分がどんなスキルを持ってるのか知って喜んでる子、落胆してる子と様々だった。
私は《鼓舞》だった。応援をする事によって対象が元気になるそういう説明をされた。
そういえば、どう見ても日本人じゃない彼らとどうして言葉が通じるんだろうと疑問で聞いてみたところ【異世界】から来た者は《自動翻訳》というスキルを持ってるそうでこれがあればどんな種族とも会話が出来るそうです。
本を取ってペラペラとページを捲る。本には【北側大陸】【南側大陸】【東側大陸】【西側大陸】があり、【北側大陸】には魔王がいて歴代の勇者達が力を合わせて魔王討伐、もしくは封印をしてきたそうです。前回は封印だった為その封印が解かれそうになり私達を《召喚》したそうです。
【南側大陸】は今は広大な荒野が続き荒れ果てた大地らしくどこも戦争が起こってるらしいです。その原因が大昔の魔王が当時豊かだった南側を荒れ果てた大地にしてしまったとか。
【東側大陸】4つの中で面積は狭いですが何処からでも【海】が近く海産物がよく取れるとかで料理が人気らしいです。
【西側大陸】は森は多めですが昔から魔物や盗賊被害があり民は苦しめられてるそうです。
他の【大陸】は他の【国】の事で詳しくは書いてないんですけど、【南側大陸】そしてこの国の王族の歴史──ふむふむ。なるほど……
ふう、今日は10冊ほど読みました。肩がゴリゴリですね。窓からの光が夕日に染まってますね。そろそろ夕飯の時間なので食堂に向かいます。
「今日はビーフシチューですか」
「「いただきます!!」」
皆席について食事をする。ワイワイガヤガヤ、今日あったと事や訓練の話。
「はあ~上位組はいいよなぁ、デザート付きだぜ?」
「ね~私なんか昨日、指導の人に叩かれたのぉ~!」
上位組と呼ばれる生徒達、彼らのスキルを見たモォースト様……私達を《召喚》したお姫様は彼らを優遇した。それは良いことなんだからいいのだが、モォースト様のお眼鏡に叶わなかった生徒達……冷遇組と呼ばれる子達は戦闘スキルがない子が殆どだった。勝手に喚んどいてそれは無いんじゃないか! と思うが相手は王族意見なんて出来ないから飲み込むしかない……
この【世界】に喚ばれた時からの日常はある者にとっては楽しく、ある者にとっては悲しい。そんな日々だ。早く魔王を倒し全員で元の【世界】に戻れれば──……
+メモ
名前:ヒュウガ
種族:人間
性別∶男
見た目:黒髪黒目
一人称:私
二人称:あなた
背:168
歳:30代前半
《鼓舞》《知識》《星魔法》
「おはよう、よく眠れたか?」
「はい、日々の訓練でそりゃもうグッスリですよ。ヒュウガ先生は大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫。こっちの歴史や知識を覚えるのは楽しいよ」
「さすが、社会の先生ですね!」
今日も訓練しに行く子供達と分かれて私は自分にあてがわれた部屋に向かう。そこは壁一面に本棚があってこの【世界】や【国】の歴史が載ってる本が沢山あった。
初めて《召喚》された時──修学旅行で飛行機で向かっていたら他のお客は乗ってた筈なのに私と担当のクラスの子供達だけこの【世界】に喚ばれた──
目の前には金髪碧眼の可愛らしい女の子、ピンク色のドレスを着て周りには外国で見るような兵士達がいっぱい居て、場所は石畳の神殿みたいな場所でした。
子供達の様子は私含めて戸惑ってる子も居れば、目をキラキラ輝かしてる子も居ました。
『私達の【世界】に居る人々を苦しめる魔王を倒してください、勇者様!』
勇者……? そんな事を言われても頭の思考が付いてこない。それに全員戦闘経験がない為いきなり戦えと言われても──と思っていたら、彼女は兵士に石板のようなモノをこちらに渡してきた。
『これは勇者様達が持ってる《スキル》を確認するためのモノです。手のひらを乗せてみてください』
順番に石板に手を乗せていく──自分がどんなスキルを持ってるのか知って喜んでる子、落胆してる子と様々だった。
私は《鼓舞》だった。応援をする事によって対象が元気になるそういう説明をされた。
そういえば、どう見ても日本人じゃない彼らとどうして言葉が通じるんだろうと疑問で聞いてみたところ【異世界】から来た者は《自動翻訳》というスキルを持ってるそうでこれがあればどんな種族とも会話が出来るそうです。
本を取ってペラペラとページを捲る。本には【北側大陸】【南側大陸】【東側大陸】【西側大陸】があり、【北側大陸】には魔王がいて歴代の勇者達が力を合わせて魔王討伐、もしくは封印をしてきたそうです。前回は封印だった為その封印が解かれそうになり私達を《召喚》したそうです。
【南側大陸】は今は広大な荒野が続き荒れ果てた大地らしくどこも戦争が起こってるらしいです。その原因が大昔の魔王が当時豊かだった南側を荒れ果てた大地にしてしまったとか。
【東側大陸】4つの中で面積は狭いですが何処からでも【海】が近く海産物がよく取れるとかで料理が人気らしいです。
【西側大陸】は森は多めですが昔から魔物や盗賊被害があり民は苦しめられてるそうです。
他の【大陸】は他の【国】の事で詳しくは書いてないんですけど、【南側大陸】そしてこの国の王族の歴史──ふむふむ。なるほど……
ふう、今日は10冊ほど読みました。肩がゴリゴリですね。窓からの光が夕日に染まってますね。そろそろ夕飯の時間なので食堂に向かいます。
「今日はビーフシチューですか」
「「いただきます!!」」
皆席について食事をする。ワイワイガヤガヤ、今日あったと事や訓練の話。
「はあ~上位組はいいよなぁ、デザート付きだぜ?」
「ね~私なんか昨日、指導の人に叩かれたのぉ~!」
上位組と呼ばれる生徒達、彼らのスキルを見たモォースト様……私達を《召喚》したお姫様は彼らを優遇した。それは良いことなんだからいいのだが、モォースト様のお眼鏡に叶わなかった生徒達……冷遇組と呼ばれる子達は戦闘スキルがない子が殆どだった。勝手に喚んどいてそれは無いんじゃないか! と思うが相手は王族意見なんて出来ないから飲み込むしかない……
この【世界】に喚ばれた時からの日常はある者にとっては楽しく、ある者にとっては悲しい。そんな日々だ。早く魔王を倒し全員で元の【世界】に戻れれば──……
+メモ
名前:ヒュウガ
種族:人間
性別∶男
見た目:黒髪黒目
一人称:私
二人称:あなた
背:168
歳:30代前半
《鼓舞》《知識》《星魔法》
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