終:脳内がうるさい子の話

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7・分岐:子供出来たよエンド

4 結婚しよう

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「ッ、あん、~ッ、テスぁあ!!」

 アレから毎日、毎日俺を覚えさせた。
 その後も使える実績解除スキルを使って彼──圭をとらえた。
 セックスできない時はちんこを咥えさせ口の中に射精して精液を飲ませる。
《精子欲求》で俺のだけしか欲しがらない様にしたし、摂取してる時は幸せそうな表情をしてる。

 今は勃起を大きくさせなくても17歳になった今。この【世界】じゃ15歳で成人になる。だから結婚が出来るんだが、彼に結婚が通じるのか、鈍いからなぁ。
 すぐにでも伴侶になりたいんだが、圭は俺に【学園】を卒業しろと言いそうだしな。


 俺の母メリィさんに手紙で“愛しのケイ”の事と結婚、そして実家を出ようとしてる計画を手紙で書いて家に送った。


『やあ、久しぶりだね』
「ああ、『クロ』か」
『そうだよ~! クロくんです!』

 久しぶりに聴く声に辺りを見渡すと珍しく姿を見せてる『クロ』の姿があった。相変わらず全身が黒い。
 彼は俺の下で喘いでる圭を興味深そうに覗き込む。

『幸せそうにしてるね。彼』
「あんま見んな」
『はっは、俺は“その子”に対して欲はないよ』

 圭には声が聴こえてないのか、でも『クロ』の姿は見えてるのか混乱してるのが分かる。

 俺は『クロ』を見てほしくなくて彼の中をゴツンと突くと仰向けで喘いでる圭はちんこから透明な液体をビュー、ビューと出しながらガタガタと身体を揺らしながら白目を剥いた。

『うわ、鬼畜ぅ~! あはは、そんなに睨まないでよ。で、この子と結婚したいんでしょ』
「話が早いな」
『結婚生活どうしたいのさ、監禁?』
「俺を、俺しか見ないようにしたい。希望は。現実的じゃないけどな」
『壊したい系かぁ、前回と若干被るんだよなぁ』

『ちょっと試したい事があるから、ちょいっと彼と話してみて』

『クロ』はそう言うと手を叩いた。




「あれ、ここ……何処、」
「圭、大丈夫か?」
 
 ふおおお、相変わらずテス様イケメンすぎる……ッ!
 あ、あれ、今日本語みたいに圭って読んでなかったか……?

 緑のフワフワ髪に小さい頃は大きな目だったけど成長してキリッとしたオレンジの目。全体的に顔立ちが良い! 一方俺は相変わらず目つきは悪いし何故かメイド服しか着させてもらえない。
 成長すればするほど服に合わなくなる俺は辛かった。テス様は俺をどうしたいんだ、彼に恋人とか出来たら俺は──

「山田圭」
「へ、」
「圭の本名だろ」
「そ、そうだけど! でも、あれ、何で俺達会話で来てんの?!」


 突然、久しぶりにフルネームを言われてビックリしたけど、なんで知ってるの?! とか、普通に会話出来てんの?! とか色々思うんだけど──確かめるようなキスをされて、何故か俺の目からポロポロと涙がこぼれた。

 なんでこんなに涙が……? と思ったらテス様に指で涙を拭う。

「テス様ぁ、俺……」
「俺の名前は、テリィテス。呼んで」
「てりぃてすさま?」

 彼はニコッと笑って俺の頭を優しくなでた。ずっとテス様って呼んでたからなんか変な感じ……って思ってたら普段はテスで良いと言ってくれた。

「それでこの空間は『アイツ』のせいだな。俺達が話せるようにしたんだろ」
「あいつ?」

 誰のこと? って首を傾げると、テス様は「知り合いのようなもの」と説明した。
 よく分からない何も無い空間だけど、やっと人と喋れた嬉しさで他愛のない話をずっとしてしまった。テス様は静かに相槌をうって俺の会話を聞いてくれた。


「でも、いつかはテス様は恋人とか結婚相手も出来るだろうし俺、」

 色々話して今までの事を話した後、ふと独り言ちにテス様に相手が出来たら~……って話すと彼は俺の両手を取って王子様がお姫様に口づけをするようにキスをした。

「そんな事を言うな。俺は、初めて圭に会えてから今までも、これからも山田圭の事を愛す。」
「は、はええええッッ?!?!?!」

 ビックリ仰天で掴まれてた手を離し大驚きをしてしまった。離された手をまた掴まれて指を絡まして、床? に押し倒された。

「て、テス様……?」
「俺はお前以外考えられない。俺のモノになれ。山田圭」
「ンンッ、んっぁ、」

 首をペロペロと舐められてゾクゾクする……、結婚なんて、まさか同性と? こっちの【世界】ではごく普通なのか?

「テス様、考えさせてもらう……のは、」
「ダメだ。ここから出たらまた会話できなくなりそうだし、応えてくれ、圭。」

 確かに、せっかくテス様と会話できたのに──……


「もう一回、伝える──山田圭、俺の伴侶になってください。」
「うんっ、なる! でも俺見た目良くないし、良いの?」
「俺はいつでも圭の事を可愛いと思ってるが?」
「ふあああっ?! テ、テリィテス様、」
「夫婦になるなら様付けじゃなくても良いんだが、まあ追々にしよう。『クロ』居るか?」

『はいはーい、呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!! どお? 決まったー?』
「ああ、結婚する事にした」
『そっかそっか、おめでとう!』
「ぁ、あの? 初めまして、」
『あー、初めまして』

 目の前に突然現れた全身が黒い男性彼がテリィテス様が話してた人……?
 彼は俺を見て目を細めた。なんか、変な感じ、初めて会った気がしないけど……

「『クロ』に願いたいものがある」
『んー? 意思疎通出来るように~って?』
「なんで分かるの?! すごい!」
『クロくんはぁ~なんでもお見通しなのだぁー!』

 俺とクロって人の会話をテリィテス様は微笑みながら見ていたと思ったら俺を抱き寄せて噛み付くようなキスをした。人前で散々した事はあるけど、やっぱ恥ずかしっ、

「んんっう、んっ、テリィテスさまぁ、んんっ」
『はいはい、お熱い事。まぁ。このまま進んでもいいかな。終わりに向かわないといけないし』

「「?」」
『良きハッピーエンドを!』




「んっあ!」
「そういえば、愛しセックスあってる最中だったな。」

 腰を一突きするとグチュと水音と共に圭の可愛い声がする。
 
「てりぃてすさまぁの声だぁ」
「ん、ちゃんと俺達喋れてるな」

 その日のセックスは盛り上がりいつも以上に彼を抱き潰してしまった。




 あれから数年後、手紙を送って数日後にはメリィさんから返信があり、計画はトントン拍子に進んで親父の事が心配だった俺はメリィさんの手配で《配偶契約》を圭とした。
 これは本来結婚式を挙げた者同士が他の者に邪魔されない為に使う《契約》系のスキル。俺達は先にやって親父が圭に触れない様にした。

【学園】を卒業して、実家には戻らずに【王都】に住むことにした。
 職は俺が魔術騎士に配属、圭は図書館の司書として働いてる。俺の色の緑とオレンジを使った俺の物だと主張する様な服装にしてもらってる。
 まぁ。何かあれば実績解除でもらったスキルでどうにかするが。


「ほら、圭。子供を作るって言ってただろ?」
「ん、だってぇ……本当に同性で子供作れんの?」

 今は妊活中で、いつもよりも時間をかけて圭へ愛撫して特に子供が宿る腹へ。くすぐったいのか、圭は身体をよじるから片手を彼の手を掴み指を絡ませキスする。

 この【世界】では同性でも子供を作るには色んな手順をしないといけないが、俺には圭を孕ませられるスキルがある。今回はこれを使う。
 それを知らない彼は不安そうな顔をするから、ある程度内容を説明してる。

 まあ、簡単に言えば対象に毎回10回以上中出ししてマナを練り込み卵を作る。その中に俺達の子供が生成される。らしい。

《精子生成》とかそういうのを自身に付与しながら何度も、何度も彼の中に出す。
 ぶっちゃけ俺は“圭だけ居れば良い”けど、圭の夫婦像というか家族像が子供が居る方が良いらしいからまぁ、希望は叶えたい。
 それに俺達の子だ。可愛いに決まってる。

 5回以上の精液は腹から外へ出て寝床の床を水溜りにしてるが、孕ませたいの一心で中に出す。
 舌を絡ませ、抱きながら腰を動かした。

 妊活中は仕事を休み行為に集中する。
 飯は宅配を頼んで主に俺が食べれれば良いから食べてる最中もやってる時がある。稀人は俺の体液を摂取してればいいから、外も内も俺で染めてやりたい。




「ふ、ンンッ……」
「圭、もうちょっとだ。あと少し……、!」

 ベッド上の柵に紐を通して力む。圭はその紐を掴んで脚はM字に開き力を入れる──

「あっ、ァアッ」
「よし、あと半分すぎ、よし! 圭産まれたぞッ!!」

 圭が尻の穴から頑張って産み落とした両手サイズぐらいの卵を手でキャッチしてフカフカのタオルで包み、人肌ぐらいに温めた場所に保管しつつ、俺は産んでヘトヘトの彼を労うように優しく抱きしめた。

「んっ、テリィテスぅ」
「あとは卵が孵るまでだな」




 あの日から──10年後──……

「てすととー!」
「リン来たか」

 圭に手を繋がれやってきた娘のリンは俺を見つけ走ってきたのを抱き上げると彼女は嬉しそうにした。
 髪は茶色、目はオレンジ色、女の子だけど少し目つきが悪い。けどそんな彼女は俺の愛したヒトに似ている。
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