悪役令嬢に転生したけどいつの間にかヒロインポジにいました

神蔵 羽瑠

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第1章 幼児期

第8話 賑やかに登城!

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ガタゴトガタゴト

(お城!お城!早くみたい!王子には会いたくないけど!)

ただ今ルナティアナ達エルヴァルト家は、馬車に揺られてお城に向かっていた。

席順は御者側の方にはエレーミアとレオルード。
反対側にセインハルトとルナティアナ、という順番だ

「ルナ…お城が見たいのは分かったから落ち着きなさい…」

(え、声に出てた?)

「出てないと思ってたのか?ふつうに出てたぞ」

うちょうそ

「ほんと」

「あうっ」

(おでこつつかれた……)

「あと数分で着くから」

そう聞いたルナティアナは落ち着くどころかさらに目をキラーンという効果音が付きそうなほどに輝かせていた

「セイ、それ逆効果よ…」

「あぁ、言ってから気が付いたよ…」

「ご当主さま、そろそろ王城に到着致します」

「ああ。分かった」

「…レオも楽しみでしょうけどちょっと落ち着きましょうね」

「…バレました?」

「えぇ。貴方もルナ見たいに目がキラキラしてたもの」

「う"っ!」

ガタンッ

「わぁ!」

「おっと、ルナ大丈夫?」

「あい!」

「馬車が止まったみたいね」

「着いたの?」

「えぇ、そうよ」

ガチャ

「お気をつけてお降り下さい」

「ああ……エレ、お手をどうぞ?」

「ふふっありがとう」

(今日も仲睦まじい夫婦ですこと。うわ、なんか周りに薔薇の花咲いてるし。)

「レオ、降りていらっしゃい」

「うん!」

「ルナはこっちだよ。」

「あい!」

そうしてセインハルトに抱えあげられてルナティアナが目にしたのは…

「…すよいでっちゃいすごいでっかい

「そりゃぁ王家が住む家だからね」

「取り敢えず王城の中入りましょう」



*****************


(ねぇお城の中やばいんだけど!?そこかしこに素人目でも分かるほどの高級品を置いていらっしゃるぅぅぅ!これ私持ったとしたら緊張で手が震えて絶っったいに落として壊すやつやん…)

「…ルナ、お城の中凄いね」

「うん…」

(ほんと色んな意味でね…!)

そして約35分後に謁見室の扉の目の前に着くことが出来た

(そっ、想像以上に長かった…)

「レオ、ルナの事抱っこしておいてくれ」

「うん」

「エルヴァルト公爵家の皆様ですね。どうぞご入り下さい」

そして重そうな音を立てて大きな謁見室の扉が開かれた

「エルヴァルト公爵家当主、セインハルト・エルヴァルト、長女、ルナティアナ・エルヴァルト、ただ今参りました。」

「同じく妻、エレーミア・エルヴァルト、ただ今参りました」

「同じく長男、レオルード・エルヴァルト、ただ今参りました」

「面を上げよ」

「「「はっ」」」

(本物の謁見初めて見た…凄い。そう言えば2歳半まではしっかりと立てないし話せないから親が代理で挨拶するんだっけ…ラクでいいわ…)

「…なぁやっぱりこういう挨拶無しにしないか?謁見って言っても私らだけだし」

「流石に挨拶位はかしこまってやらなければダメでしょうお兄様…」

「そうか?私は気にしないんだが」

「私が気にします」

(え、王様って威圧感が凄い人とかなんじゃないの?なんか凄くフランクな人なんだけど…?)

「まぁいい。で、本題に入るが、その前に聖獣はどこだ?見当たらないのだが…」

「あぁ、それは…ルナちゃん」

「あい!ちょっちょあってにぇちょっとまってね…」

(〖光の聖獣ラジェリイト、我が目の前に姿を表せ〗)

眩しい光と共に、神々しいオーラを放ったラジェリイトが出てきた

『お呼びか?主』

【うん。王様に会わせるために呼んだの】

『なるほど、で王は?』

【ラジェの右側に居るよ】

「…このオーラ…本当に聖獣だ…初めてお目にかかる。私はスレイアム王国の国王リブェリス・スレイアムである」

『我は光の聖獣ラジェリイトだ。』

「この人生で聖獣殿に会えるとは…」

「所でお義兄様、ルナティアナには婚約者を付けないでいただきたい。」

「ん?何故だ?」

「これは私のわがままですが、まだルナティアナが小さい内はそういうしがらみに絡ませたくはないのです。」

「分かった、私も強制はしたくはない、しばらく待とう」

「ありがとうございます」

(フランクなだけでなく懐も広いとは…王様いい人では!?)

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