さよなら私のレヴリー

光猫

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第1章 嘘から始まる友情

1.『お願い』

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ザワザワ
HRが終わり部活に行く人もいれば帰る人もいた。僕は急いで家に帰った。お昼を食べ、メイクをして、スカートを履き家を出た。ショッピセンターに行き、買い物をしてると、突然後ろから声をかけられた。
「あの、これ落としましたよ」
「ありがとうございま…」顔を上げたらそこには同じクラスの大西大和がいた。
「あれ?もしかして…」
「ありがとうございます!それじゃあ!」と急いで家に帰った。

次の日
重い足取りで学校へ向かった。途中後ろから声が聞こえ振り返ると蓮がいた
「おーい、優希おはよう!一緒に学校行こうぜ」
「うん、いいよ」
蓮は僕の片想いの相手だ。蓮は唯一僕が女装をしていることを知っている
「どうしたんだ?何かあったのか?」
「んーそれが…」
僕は昨日の事を話した。
「大西大和か、、そういえばクラスメイトだけど話したことないな」
「そうなんだよね、、」
「大丈夫だって!何かあったら俺が何とかしてやるから」
「ありがとう」
話をしているうちに学校に着いた。教室に入り辺りを見渡したが大西大和は来ていなかった。大西大和はバスケ部に入っていてキャプテンをやっているうちの学校は朝練をする部活が多い。バスケ部もその1つだ。HRが始まる2分前に大西は慌てて教室に入ってきた。HRが終わると大西はこちらに向かって歩いてきた。
「なぁ、草壁、これこの前落としたやつ」
「え?」と思いながら大西の差し出された物を見たらハッとした
「あ、あぁこの前のね、ごめんもらい忘れたよ、ありがとう」
「いいよ全然、じゃ、」と席に戻ろうとした所
「ちょっと待って、あの、お昼ちょっといいかな?」
「あぁ、大丈夫だよ」そう言い席に戻っていった___________

お昼休み
先に声を掛けたのは大西だった。
「草壁、行こうぜ」
「うん、蓮、今日は先にご飯食べてて」そう言って教室を出た。
人気のない校舎裏で立ち止まり大西の方を向いて言った。
「あの、この前ことなんだけど…お願い!誰にも言わないで欲しいんだ」
「あぁ、別に言うつもりもないよ」
(へ?こんなにあっさり)
「え、え?ほんとに言わないでくれるの?てか、キモくないの?」
「あぁ?別にキモくなくね?一般的には変なのかもしれないけど俺は別に女装してようが男装してようが男が好きだが女が好きだが別にその人の自由って考えるし…?!っておい何泣いてんだよ」
「だって…嬉しくて、ずっとキモイ、変だよって言われていじめられて、唯一幼馴染の蓮だけが話せる相手で…」そして僕はいつの間にか女装のきっかけ、蓮の事、蓮を好きなど大西に話していた。すると大西は僕が泣き止むまで頭を撫でて
「ずっと色々抱えてたんだな、俺に話してくれてありがとな草壁」と言われ僕は心が救われた気がした。
「大西くん話聞いてくれてありがとう」
「何かあったら話聞くからな相談しろよ、あと、大和、呼び捨てでいいよ」
「わかったよ、僕も優希でいいよ」
そう言って2人で教室に戻った。
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