美しい雨が見せる幻の5月

ミライ

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不思議な世界へ

第4雨、王が待つ部屋

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歩き進めていると
そこには大きな扉が
 
赤く大きな扉には
なんとも言えない
威圧を感じる

みう「ここは?」

むー「魔王様……」

みう「え?!」

みはや「魔王さんがいるんだよ」

みう「え?え?」

魔王……
それは色んな物語で出てくる
架空の恐ろしい存在……

しかし、
冷静に考えると

マシュマロ?のおかしな生き物

羊のツノに、
猫耳の少女

人間に見えたけど
変わった人……

明らかに
既に常識からは外れてる……

少し怖くなってきて
不安を感じ始めた……

みう「あ、あの……」

不安に思う事を
問いかけようとする前に

カサカサ……
そう菜「あ、人妻ばぶー」

とボソッと言うと、
扉を開ける

そこには既に
何人かの
人や、魔物、動物もいる

そして
思った以上に和やかな雰囲気……

みはや「迷子連れてきたよ~」

初見さん??迷子?
初めまして!
どもどもーと

普通の動物に見える子まで
言葉を話す

その中心に大きなツノを持つ
女性がゆっくり歩いてくる

褐色肌に頬と額に赤い模様が
浮かぶ

おそらくこの人が
と呼ばれる存在なのだろう……

魔王「人間さんか……」

そう呟くと
魔王はニッコリ笑い

えあ「いらっしゃい!
えーあーると申します☆
気軽えあと呼んでね☆
ゆっくりしていってね!☆」

想像と違う言動で
驚いていると

えあ「みんな遊びに来てくれてありがとね!」

と、話を続けて

こちらを振り返ると

えあ「時間は大丈夫?」
と問いかけてきた

みはや「大丈夫?」
と猫耳の少女もこちらを見ている

みう「あ、えっと……ちょっとなら……」

そう言うと
たわいも無い雑談
普通にお菓子やジュース

可愛いキツネさんも
お酒を飲んではしゃいでいる

さっきまでの不安もどこかへ飛んで行って
楽しい時間を過ごした……
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