異世界ニャースの冒険譚

ミライ

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第1ロケット団

第1ニャース

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 ムサシ、コジロウ、ニャース
「やなかんじぃぃぃぃぃぃ~~~~!!!!」

 ソーナンス「ソーーーーーーーーーナンッスッッッ!!!!!」

 いつも通り立てた計画が見事に失敗し
 爆発とともに飛ばされる二人と二匹・・・

 まーた、うまく行かなかったと、薄れ行く意識の中
 ニャースは思った

 いっつも、いっつも、この二人は、いつも抜けてる。。。

 毎回毎回、ひどい目にあって、
 毎回毎回、遠くに飛ばされて、
 毎回毎回、また、お金を貯めて
 毎回毎回、作戦立てて・・・
 毎回毎回、実行して・・・
 そして、また、ひどい目にあって・・・

 毎回毎回毎回毎回毎回毎回・・・

 ニャース「もう、ごりごりにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 ・・・・・・
 ・・・・
 ・・・



 ・・・
 ・・・・
 ・・・・・・


 ふっと、目を覚ます
 あたりを見渡す

 ニャース「むさしぃ?」

 どこかの森の中
 今回も派手に飛ばされたようだ

 いつものなら
 真隣に、二人とソーナンスがいるはず・・・

 しかし今回は、落下位置がズレたのか

 姿が見えない

 ニャース「こじろうぉ?」

 すくりと立ち上がり
 軽く周りを探索する

 ニャース「そーなんすぅ?」

 いくら辺りを探しても見つからない

 ニャース「にゃぁ・・・どこにも、いにゃいにゃ・・・」

 やみくもに歩くしかなく、迷わないためにも
 まっすぐ歩き出す・・・

 ニャース「ここは、どこの、もりにゃぁ?みたことないにゃ・・・」


 道なき道を進むが
 看板どころが、道にも当たらない・・・

 とぼとぼ歩いていると、湖が見える

 とりあえず歩き続けてのどが渇いたので
 水浴び含め、のどを潤した

 ニャース「まずいにゃぁ・・・はやく、ごうりゅうしにゃいと・・」

 少し休んだら、
 また歩き出す事にした

 見事見事に、バラバラに落ちたのか?

 それとも自分だけ、離れて落ちたのか?

 こういう時、空を飛べるポケモンはいいなぁと
 つくづく感じる・・・

 ニャース「おぉ~~い!むさしぃ~!こじろぉぉぉ!・・・にゃぁぁ・・」

 大声を出し続けるのも
 体力を使う・・・

 少しつづ、なんとなく、イライラしてきた・・・

 ニャース「にゃんで、みんな、みつかないにゃぁぁぁ!」

 地団太を踏みながら
 怒りをあらわにする

 ニャース「あぁぁぁもぉぉぉ!なんで、にゃーを、
 よぶこえが、きこえないにゃぁぁ!」

 怒り散らかしながら
 ずいずいと歩いて行く・・・
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