副業探してネット開いたら、いつのまにか股開いてた話

畑田

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副業探してネット開いたら、いつのまにか股開いてた話

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人生なんてラララララ。

そう私の人生なんて誰の目に留まるわけでもなく、流れるように過ぎて日本人口の1億ウン千万人のうちの1のちっさいゴマのような人生なのである。



そんなちっさいゴマ人生の私にも家族はいて、友人も多くはないが、いてくれる。



不満もあるが仕事もある。



はたから見れば、いや自分でも思うがいわゆる普通の。平凡な。1人の主婦。あなたが道ですれ違っても目もくれることもなく通り過ぎていく。上から下まで、なんの目立ったところもない。何かの集合写真に映っていても絶対に印象に残らない。



そんな私だ。




だが、私には自分でいうのもなんだが1年と少しの期間、ほんの少しだけ目立っていた時期がある。それは現実世界ではなくネットの世界。




あんな風に目立っていたのは自分の人生、後にも先にもあの瞬間しかないと思う。



ー副業。

その時、私は今流行りの副業を探していた。



当時の収入に満足していなかったからだ。



共働きとはいえど、月々の私の収入はたかが知れており、生活費や子供の諸費用に消えてなくなっていた。





今の収入のまま、いつかお金が貯まるのを待っていたら簡単に歳を取ってしまう。




私は「何歳になっても挑戦できる」に違和感を感じる。たしかに言葉の通り挑戦はできるが、体力、財力、記憶力、など考えると絶対に何を始めるにも若い時に越したことはない。




そのために副業をして、それで得た収入を自分のために使おうと思った。



しかし、私にはこれといってスキルがなかった。



本業もなかなかの忙しさで休みの日は家族のために使う。副業と言ったって私に何があるんだ。

なので当然、ネットを開いて検索した。 




「副業 簡単」

「副業 スキマ時間」

「副業 主婦」





その時ザッと出てきたのは、ハンドメイド関連の仕事やポイントサイト、データ入力などがメインだった。





ハンドメイド能力は皆無だし、ポイントサイトやデータ入力は単価が低過ぎて自分の目的金額には遠い宇宙パラダイス銀河だった。





やはりスキル無しの主婦には満足に出来る副業のひとつもないのか。




そんな中、魅力的な文言が並ぶ広告に目が留まる。





「主婦でも安心!誰にもバレない!高単価!簡単!スキマ時間で高収入」







…もう1000%怪しすぎる。怪しいにも程があるのである。

いくらバカでも分かる。そんな副業にロクなもんがあるわけない。



…けど、めちゃくちゃ魅力的であることは確かだった。



その時の私は、副業探しに疲れ果てていた。「簡単に金を稼げるわけあるかいな。どれ、どんなふざけた副業や。見るだけ見たるわい。」そんなことを思いながら、広告を親指でタップしてやった。



それが、チャットレディ「美咲」の始まりだった。



なんのスキルも取り柄もない主婦が、なんというか自分の夫以外の男性と色恋な…いや、うん。端的に言おう。





エロいことをした。





世の中そうでない男性もいると思うが、そこで出逢った男性は「人妻」ということに興奮してたし、「ちんこ」より「ちんぽ」というワードにエロさを感じていた。




そう副業探してネット開いたら、いつのまにか股開いてた。




つづきを書くかは、読んだ人の反応次第にする。

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