転生をきっかけに人間を信じようとしたけど、やっぱり無理でした…

譜爛

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22話 安心して? 

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 ~~~【爛奈視点】~~~

 私が、譜音に声をかけてみると譜音はビクっとして、体を強張らせた。そのせいで上手く飛べなくなって落ちてしまいそうになったので、私が支えながら、地面についた。

 爛奈「譜音、大丈夫?」
 譜音「・・・・・」

 小さい声で言っているので、分からなかった。

譜音(?)「人間、近クに、イル!爛奈、怖イ!」

 譜音は必死に周りを見てから、怯えた様子で私を見てくる。私を頼ってくれている事が、嬉しいけど、それよりも早く譜音を安心させる為にも、アレを駆除してこよう。

 爛奈「譜音、私がアレを駆除してくるけど、どうする?」

 譜音が震えながら、私にしがみついてきた。・・・嬉しい。

譜音(?)「私、も、行ッテ、いイ?」

 そう聞いてくる。でも・・・、

 爛奈「譜音が大変な事になると思うけど、大丈夫?」

 譜音が恐る恐るといった感じに頷く。・・・かわいい。

 爛奈「分かったよ。・・・こっちの方だね」

 私は譜音の手を引っ張って行く。もう少しで着きそうな時に譜音が、急に止まった。

譜音(狂)「・・・爛奈ァ!早ク、壊シタイ!!アハハ!待テナイ!!」

 やっぱり、なっちゃった。むしろ、ここまで耐えられたと思っていた方がいいかな?

 爛奈「分かったけど、気を付けてね。怪我しないようにね!!」

 許可を出すと、嬉しそうに笑ってから、飛んで行ってしまった。
 ・・・凄く、破壊力のある笑顔だった。

 ~~~数分後~~~

 譜音のところにやっと着いた。疲れた。
 ・・・周りを見ると、肉片が散らばっている。派手にやったようで、返り血が譜音に大量に付いている。綺麗な緑色じゃなくなっている事が残念な気がする。

 爛奈「どうだった?楽になった?疲れた?何も感じない?」

 ・・・譜音の目が変わった。

譜音(?)「分からナい。どウシたら、イイ、の?こンナ、事、やって、イタら、屑と、一緒に、ナッて、いっチャう、の?爛奈、私ハ、おカシイ?」

 悲しげで、寂しげな目に。私は、どんな感じになっても譜音の事が好き。だから、言ってあげる。

 爛奈「大丈夫。譜音は、おかしくない。屑なんかと、比べ物にならないくらい、普通だから、安心して?それに、たとえ譜音がどうなっても、私が、守るから」

 寂しくならないように、悲しくならないように、そして・・・・・。

 爛奈「その代わりに、私を離さないで?私を頼って?私に甘えて?」

 私が言った言葉を聞いてから、譜音が少しずつ私に近づいてくれている。譜音が、私の目の前に来た。
 そして、口を開いた。


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