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6話 月曜の章 「初めての"展開《こと》"ばかりで」
カスミ編 1
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ーー5月を過ぎ、授業にも段々と慣れてきた1学年は鍛練の授業に励んでいた。鍛練場の剣道の間の中で響き渡る、剣と剣が交わる音、
活気ある声、それが聞こえてくる中でカスミは他の生徒がやっている剣捌きを見ていた。今回は剣の扱い方について教えて貰うということで全員木製の擬似剣を持っている。三人で一組になってお互いに剣でぶつかり合う。
リューマ「はぁぁぁぁぁ!!」
リューマ「!?がはあぁ!!」
ナオマサ
「リュウガザキ、お前は目の前の敵に集中しすぎで周りが見えてない、隙だらけだ。」
カグツチ「っぐ....!」
ナオマサ
「オミヤは息を殺すことには長けているが力業となると強敵には到底及ばん。」
など、
リューマとカグツチの剣捌きを見て、とても上手いとカスミは感じていたにも関わらずナオマサは教官としてリューマやカグツチなど剣術に優れている生徒に対しても厳しく欠点をぶつけていく。
そんな中三人で一緒にカスミと組んで手合いをしていたランスとウルムに声を掛けられた。
ランス「?どうしたの?大丈夫?」
ウルム
「おーい、ちゃんと見てたか?どう考えてもランスが先に当たってたろ?」
ランス
「そんな事ない、君の方が先に当たってたよ。」
カスミ
「....?あ、ごめんね。ちゃんと見てなかったぁ~。」
カスミが申し訳無さそうな態度でそういう。
ウルム
「はぁ?...全く、ちゃんと見とけよなー...。」
カスミ「はぁーい♪」
その後しばらく一組三人で練習していた生徒達はナオマサの
やめという呼び掛けで一斉にそちらに注目する。
ナオマサ
「最後に今戦った組の中で代表で"鐘が鳴るまで"俺の相手をして貰う。」
するとナオマサはカスミ、ランス、ウルムを指差す。
カスミ「え?私達?」
ランス
「え?と言うことは教官は、三人がかりで相手をすると?」
ナオマサ「無論だ。」
ウルム
「なっ...!!俺らをなめてんのか?あの教官は...!?」
とウルムは舐められてると思い、少しムカついてそう言った。
ナオマサ
「俺は養成学校で長年鍛えた身だ、三人程度どうということはない。」
ランス
「それでは、舐められないようにこちらも全力で参りましょう。」
ウルム
「...後悔させてやるぜ?」
カスミ
「ナオマサ教官、お手合わせ...お願いします。」
カスミは少し微笑みを見せながらそう言う。
と同時に三人は既に剣を構えているナオマサに対して、同じ剣で構えをみせた。周りはやや騒がしくおどおどした雰囲気で手合わせを観戦する。
ナオマサ「...それでは掛かってこい!」
ナオマサは静かにけれどハキハキとした声をあげてそう言った。そこから四人はしばらく動かなかった。
エース「......。」
エイト「...全然誰も動かない。何でだろう?」
クラシス
「...ふん、当然教官は相手側が攻めてくるのを待ち構えているんだろう?そしてあの三人は少し震えている...。」
トレイ
「いいえ、彼女はあまりびくともしてないように見えます。性格的故に分かりかねますが...。」
サイファー「....。」
ウルム
「...あーもう!キリがねぇこっちからやろうじゃねーか!」
カスミ&ランス「....!!」
しばらく動かなかったウルムが最初に動き出し、
ナオマサに木刀を降り下ろす。すると、それを軽々受け流し、自分の物をウルムの脇腹に当てた。ーー
活気ある声、それが聞こえてくる中でカスミは他の生徒がやっている剣捌きを見ていた。今回は剣の扱い方について教えて貰うということで全員木製の擬似剣を持っている。三人で一組になってお互いに剣でぶつかり合う。
リューマ「はぁぁぁぁぁ!!」
リューマ「!?がはあぁ!!」
ナオマサ
「リュウガザキ、お前は目の前の敵に集中しすぎで周りが見えてない、隙だらけだ。」
カグツチ「っぐ....!」
ナオマサ
「オミヤは息を殺すことには長けているが力業となると強敵には到底及ばん。」
など、
リューマとカグツチの剣捌きを見て、とても上手いとカスミは感じていたにも関わらずナオマサは教官としてリューマやカグツチなど剣術に優れている生徒に対しても厳しく欠点をぶつけていく。
そんな中三人で一緒にカスミと組んで手合いをしていたランスとウルムに声を掛けられた。
ランス「?どうしたの?大丈夫?」
ウルム
「おーい、ちゃんと見てたか?どう考えてもランスが先に当たってたろ?」
ランス
「そんな事ない、君の方が先に当たってたよ。」
カスミ
「....?あ、ごめんね。ちゃんと見てなかったぁ~。」
カスミが申し訳無さそうな態度でそういう。
ウルム
「はぁ?...全く、ちゃんと見とけよなー...。」
カスミ「はぁーい♪」
その後しばらく一組三人で練習していた生徒達はナオマサの
やめという呼び掛けで一斉にそちらに注目する。
ナオマサ
「最後に今戦った組の中で代表で"鐘が鳴るまで"俺の相手をして貰う。」
するとナオマサはカスミ、ランス、ウルムを指差す。
カスミ「え?私達?」
ランス
「え?と言うことは教官は、三人がかりで相手をすると?」
ナオマサ「無論だ。」
ウルム
「なっ...!!俺らをなめてんのか?あの教官は...!?」
とウルムは舐められてると思い、少しムカついてそう言った。
ナオマサ
「俺は養成学校で長年鍛えた身だ、三人程度どうということはない。」
ランス
「それでは、舐められないようにこちらも全力で参りましょう。」
ウルム
「...後悔させてやるぜ?」
カスミ
「ナオマサ教官、お手合わせ...お願いします。」
カスミは少し微笑みを見せながらそう言う。
と同時に三人は既に剣を構えているナオマサに対して、同じ剣で構えをみせた。周りはやや騒がしくおどおどした雰囲気で手合わせを観戦する。
ナオマサ「...それでは掛かってこい!」
ナオマサは静かにけれどハキハキとした声をあげてそう言った。そこから四人はしばらく動かなかった。
エース「......。」
エイト「...全然誰も動かない。何でだろう?」
クラシス
「...ふん、当然教官は相手側が攻めてくるのを待ち構えているんだろう?そしてあの三人は少し震えている...。」
トレイ
「いいえ、彼女はあまりびくともしてないように見えます。性格的故に分かりかねますが...。」
サイファー「....。」
ウルム
「...あーもう!キリがねぇこっちからやろうじゃねーか!」
カスミ&ランス「....!!」
しばらく動かなかったウルムが最初に動き出し、
ナオマサに木刀を降り下ろす。すると、それを軽々受け流し、自分の物をウルムの脇腹に当てた。ーー
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