メイスオブクリスティア

桜bysen

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7話 月曜の章 「激情の叫びと甘いベーゼは突然に」

クラシス編&ランス編 1&カスミ編 3

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ーーある部室に、クラシスという眼鏡を掛けた真面目な男子とアギトがチェスというボードゲームで対戦をしていた。

クラシス「.......。」

アギト「.......。」

お互い黙々と相手の”顔”ではなく相手の”陣地”だけを見つめていく。
しかし、先に相手の顔を見上げたのはクラシスの方だった。

クラシス
(.....凄い、この男は手馴れてる。...昔から手解きを受けていたのか。それともある意味生まれつきの才能なのか..。)

そして、クラシスは再びチェス盤を見下ろす。

クラシス
(今回のこれもチェックメイト寸前だ。...ビショップが安全か..、ここに置くか....。)

アギト「....。」

クラシス「....なっ!!」

クラシス
(....逆に隙をついてそのとなりを狙っただと!?しかもキングの退路が既に塞がれてる!?...負けだ。)

クラシスは内心汗まみれで思わず動揺してしまう。

クラシス
(...それにしてもこの男とは入部から一ヶ月ぐらいは経っているが、今一度も一言も会話をしたことがないな。今まさにどんな声なのだろうか未だにわかっていない。この際話しかけたほうがいいか....。)

クラシス「...あの..。」

アギト 
「キミは誰かに復讐したいとは思わないかい?」

クラシス「....?!」

彼に話しかけようと口を開いた途端に突然彼が遮るように言葉を発するとクラシスは突然の事でふいに驚きを見せた。

それと同時に彼がどういう声なのかも理解するとクラシスも言葉を返した。

クラシス「...復讐?」

アギト
「そう、復讐...。憎い相手へのせめてへの仕置き。」

クラシス「....なぜそんな事を聞く?」

アギト「.......。」

なぜ突然そんな事を聞くのかインテリの彼でも分からずに、それ以降アギトは口を割らずに、このまま時間が過ぎるのを待ったのだった。ーーー


ーーーその頃、体育館の半分のスペースではバスケ部が

こつこつと練習をしていた。

だん、だん、だん、と弾けたリズムに身軽なステップでウルムはその後、おいエイトと名前を呼びながら投げ渡す。

エイト「スレイ!!」

そして、同じような動作でスレイにも球体を投げ渡し、スレイも敵からの妨害を無事に交わしながらランスに渡していくともうゴールは目の前、

ランス
(...まただ、どうしよう僕はシュートができない。僕なんかがしたって皆のプライドが傷つくだけだ...やっぱり僕なんかがシュートをしたら駄目だ!)

ランス「ウルム!!」

ランス (...これでいいんだ。)

そして、ドリブルをやめて考えた後にボールをウルムに投げたその瞬間に彼の目がギロッとランスを見つめて受け取ったボールを痛いくらい強い力でランスの目の前に投げ落とした。

ーー


ーーもう半分はカスミのいるバレー部の練習風景では、

先輩部員「カスミ!手を意識して手を!!」

カスミ「はい!」

先輩のアドバイスに元気な声で返事をするカスミ。

そして、すぐに試合が再開する。今はその繰り返しだ。

カスミ
(ボールはこっち、......サーブでボールが渡っていって...敵がそれを止めて、別の敵がまた繋げたら、...今よ!!)

カスミがそういうとコートまで走っていき、そこでジャンプで跳んでいく。

カスミ
(...手を意識しなきゃ意識!!...この場面でちゃんと手を伸ばせてなくてボールの浸入を許して注意されちゃった。だからちゃんと手を伸ばして相手へと返す...。)

そして、ボールがオーバーハンドで相手がボールを弾くと、偶然カスミの指に当たった。

カスミ
(!..やった、出来た。...え?嘘...。)

一時の喜びもつかの間それは指がスルッと滑り込みそして最後にはまた浸入を許してしまった。

またピピーー!!というホイールの合図でカスミのチームは呆気ない試合で終わってしまった。

ーー

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