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8話 月曜の章「互いに想い打ち解ける合宿へと」
ユーシス編&ユーレン編
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ーー
スレイ
「ふぁぁぁ~~。今日は疲れたー。」
エース
「明日もあるし電気を消すぞ?」
ルヴェン「ああ、頼む。」
ユーシス「....。」
エースがこたつの上に吊られている電気の紐を引っ張ると、照明が消え、四人は一斉にベッドに入る。
玄関からみて左側の二段ベッドを上がルヴェン、下がスレイ、反対の二段ベッドを上がエース、下がユーシスでそれぞれのベッドで眠りに入る。
就寝時間が迫り、殆どの生徒達がそれぞれベッドに入り、明日に備えて寝ている頃だろうと言うときにふとユーシスは上のベッドにいるエースにあることを問う。
ユーシス
「トラブデン。一つ聞いてもいいか?」
エース
「どうした、ユーシス。」
二人の体が仰向けの状態で話をする。
ユーシス
「入学式の最初の夜、お前の村は世間についての情報が乏しいと言ったな?それは通文が送られてこないからなのか?」
エース
「ああ、俺の村は地形の関係で新聞とか手紙が送られてこない地域だっだから、それで世間に疎いって言ったんだけど、それがどうした?」
ユーシス
「おかしいと思わないか?何故手紙やらが送られてこない筈なのにお前の所に平然と入学願書などを送られてきたのだ?」
エース
「...確かに、今思えばおかしいな。けど、それはどうでもいいんじゃないか?大事なのは今を一生懸命生きること。あの時は戦争で親の行方がわからなくて、父さん達と再会するために躍起になっていたからそんなことを思う余裕はなかった。俺とジェニファーが入学を決意した理由もそれだよ。」
ユーシス
(...どうでもいいか。)
そして、ユーシスは上を向いていた体を右に傾けると、さらに話続ける。
ユーシス
「両親が必ず生きていると信じ、今を進む。とても家族思いなのだな。トラブデンは...。」
エース
「お前は?何故入学しようと思ったんだ。俺と同じ、自分の意思?」
ユーシス
「すべては叔父の決定で自分の人生が決まる。入学したのも叔父の言いつけだ。」
エース
「言い付けか...。反論しようとは思わなかったのか?」
ユーシス
「ふっ、別に。叔父の意思は俺の意思でもある。それに叔父に対して一度も反感をもったことがない。叔父は正しい人だ。いつも俺を気にかけ、道を示してくれた。これから俺はどうすればいいのかを...。」
すると、エースは改まったような声色でこう言った。
エース
「そうか、確かにお前の叔父さんはお前が迷わないように進路を示してくれてとても優しい人なんだろうな...。けど、だからこそちゃんと自分の事をよく考えた方がいい。叔父さんのためじゃなく、自分のために...。自分のこれからの進路で一番損得するのは自分だぞ?」
ユーシス
「...叔父の意思を踏みにじっているような言動が鼻にかかるが、...ふん、肝に命じておこう。」
彼の言葉で何かに気付かされたのか、少し苛立ちを覚えながらもユーシスは言葉を返すと彼もエースもそのまま何も話さずに、目を閉じそっと眠りについたのだった。ーー
ーー
ユキムラ
「それでは今から君達には、渓谷の奥近くに生息しているという噂の怪物を倒してきて貰う。」
翌朝、classで1列に順番に整列して話を聞く生徒達。
class2の一部の生徒達のみ眠そうな表情ではあるが、全員なんとか真面目に取り組もうと真剣に話を聞く。
ユキムラ
「名前はイヤハルオオトカゲ。その名の通り、渓谷の木々の高さを越えるほどの大きさの、二本足であるく怪物だ。まあ、レア物ではあるから見つかなかったらそれで少しは鍛練にはなるだろうがな。その代わり!全然見つからないと言ってそこらで遊んで探索をさぼっている奴らは飯の時間は抜きでずっと鍛練な。」
すると、class2を中心にユキムラに「なんでー!?」「ひどい!」「そんなことしない!」という感じの言葉をバラバラに口を並べると、
ユキムラ
「はははは!これは愉快!それじゃ予定通り4時までにはここに集まるように、それと、昼食は各自持っている非常食を安全な場所で取るように。」
その後野太い声で解散!と生徒達にそう促すと、彼らは皆一目散に同じ班のメンバーで固まると、円陣を組んだり、どこへ探索をするか話したり、励まし合ったり、真面目で思いやりのある生徒達の姿を見るとユーレンは嬉しそうにこう言った。
ユーレン
「とても優しくて芯の強い、いい子達ですね。ユキムラ君、そう思いませんか?」
ユキムラ
「ええ、ユーレン教官♪俺達が教えなくともたったの2ヶ月でここまで立派になっている。正直教えることがないな。はははは!」
アユミ
「うふふ、ユキムラ教官まだ早いですよ。まだまだ、教え、導いていきませんと♪」
そして、ふと、少し不安げな表情でユーレンにこう言う。
ユキムラ
「それに、今までの学年と違う気がする。何か奇跡が起きる予感がします。同じフラグだっだとしても、俺は最後まで何度でも生徒達を信じます。それが教官の務め、でしょう?」
ユーレン
「...ええ。そうですね。」
やや優しい微笑みを向けてから生徒達がいる方に視線を戻し、そのまま彼らの真面目なやり取りをずっと見上げ続けたのだった。
(私も感じます。あなたと同じ、私も最後まで生徒達が全員生きて卒業できることを信じますよ、ユキムラ君。) ーー
スレイ
「ふぁぁぁ~~。今日は疲れたー。」
エース
「明日もあるし電気を消すぞ?」
ルヴェン「ああ、頼む。」
ユーシス「....。」
エースがこたつの上に吊られている電気の紐を引っ張ると、照明が消え、四人は一斉にベッドに入る。
玄関からみて左側の二段ベッドを上がルヴェン、下がスレイ、反対の二段ベッドを上がエース、下がユーシスでそれぞれのベッドで眠りに入る。
就寝時間が迫り、殆どの生徒達がそれぞれベッドに入り、明日に備えて寝ている頃だろうと言うときにふとユーシスは上のベッドにいるエースにあることを問う。
ユーシス
「トラブデン。一つ聞いてもいいか?」
エース
「どうした、ユーシス。」
二人の体が仰向けの状態で話をする。
ユーシス
「入学式の最初の夜、お前の村は世間についての情報が乏しいと言ったな?それは通文が送られてこないからなのか?」
エース
「ああ、俺の村は地形の関係で新聞とか手紙が送られてこない地域だっだから、それで世間に疎いって言ったんだけど、それがどうした?」
ユーシス
「おかしいと思わないか?何故手紙やらが送られてこない筈なのにお前の所に平然と入学願書などを送られてきたのだ?」
エース
「...確かに、今思えばおかしいな。けど、それはどうでもいいんじゃないか?大事なのは今を一生懸命生きること。あの時は戦争で親の行方がわからなくて、父さん達と再会するために躍起になっていたからそんなことを思う余裕はなかった。俺とジェニファーが入学を決意した理由もそれだよ。」
ユーシス
(...どうでもいいか。)
そして、ユーシスは上を向いていた体を右に傾けると、さらに話続ける。
ユーシス
「両親が必ず生きていると信じ、今を進む。とても家族思いなのだな。トラブデンは...。」
エース
「お前は?何故入学しようと思ったんだ。俺と同じ、自分の意思?」
ユーシス
「すべては叔父の決定で自分の人生が決まる。入学したのも叔父の言いつけだ。」
エース
「言い付けか...。反論しようとは思わなかったのか?」
ユーシス
「ふっ、別に。叔父の意思は俺の意思でもある。それに叔父に対して一度も反感をもったことがない。叔父は正しい人だ。いつも俺を気にかけ、道を示してくれた。これから俺はどうすればいいのかを...。」
すると、エースは改まったような声色でこう言った。
エース
「そうか、確かにお前の叔父さんはお前が迷わないように進路を示してくれてとても優しい人なんだろうな...。けど、だからこそちゃんと自分の事をよく考えた方がいい。叔父さんのためじゃなく、自分のために...。自分のこれからの進路で一番損得するのは自分だぞ?」
ユーシス
「...叔父の意思を踏みにじっているような言動が鼻にかかるが、...ふん、肝に命じておこう。」
彼の言葉で何かに気付かされたのか、少し苛立ちを覚えながらもユーシスは言葉を返すと彼もエースもそのまま何も話さずに、目を閉じそっと眠りについたのだった。ーー
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ユキムラ
「それでは今から君達には、渓谷の奥近くに生息しているという噂の怪物を倒してきて貰う。」
翌朝、classで1列に順番に整列して話を聞く生徒達。
class2の一部の生徒達のみ眠そうな表情ではあるが、全員なんとか真面目に取り組もうと真剣に話を聞く。
ユキムラ
「名前はイヤハルオオトカゲ。その名の通り、渓谷の木々の高さを越えるほどの大きさの、二本足であるく怪物だ。まあ、レア物ではあるから見つかなかったらそれで少しは鍛練にはなるだろうがな。その代わり!全然見つからないと言ってそこらで遊んで探索をさぼっている奴らは飯の時間は抜きでずっと鍛練な。」
すると、class2を中心にユキムラに「なんでー!?」「ひどい!」「そんなことしない!」という感じの言葉をバラバラに口を並べると、
ユキムラ
「はははは!これは愉快!それじゃ予定通り4時までにはここに集まるように、それと、昼食は各自持っている非常食を安全な場所で取るように。」
その後野太い声で解散!と生徒達にそう促すと、彼らは皆一目散に同じ班のメンバーで固まると、円陣を組んだり、どこへ探索をするか話したり、励まし合ったり、真面目で思いやりのある生徒達の姿を見るとユーレンは嬉しそうにこう言った。
ユーレン
「とても優しくて芯の強い、いい子達ですね。ユキムラ君、そう思いませんか?」
ユキムラ
「ええ、ユーレン教官♪俺達が教えなくともたったの2ヶ月でここまで立派になっている。正直教えることがないな。はははは!」
アユミ
「うふふ、ユキムラ教官まだ早いですよ。まだまだ、教え、導いていきませんと♪」
そして、ふと、少し不安げな表情でユーレンにこう言う。
ユキムラ
「それに、今までの学年と違う気がする。何か奇跡が起きる予感がします。同じフラグだっだとしても、俺は最後まで何度でも生徒達を信じます。それが教官の務め、でしょう?」
ユーレン
「...ええ。そうですね。」
やや優しい微笑みを向けてから生徒達がいる方に視線を戻し、そのまま彼らの真面目なやり取りをずっと見上げ続けたのだった。
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