メイスオブクリスティア

桜bysen

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11話 火曜の章「少しずつ浮かび始める苦杯と火種達」

ルヴェン編&ミラ編

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ーー

購買スタッフ 
「はい、ありがとうございました~♪」

明るく少し緩い挨拶をされながら購買室の外をでる。
ビニールの袋に入った購入済みの弁当を胸で抱えていつもの場所へと移動する。

ルヴェン「....。」

購買室から見れば目立つ所にある体育館裏に着き、周りを見渡す。


ルヴェン「....。」

誰もいない事を確認すると、

ルヴェン「よいっしょっと...。」

と言って煉瓦状の外壁にくっつきそっと腰掛ける。
満天の青空を眺めながら、弁当を袋から出そうと手を伸ばしたその時、

アリス
「「たっくイルマの奴~どこ行ったんだか...。私をパシリにして弁当買わせておいていざ戻るとバックレてったとか...まじでねぇわ~。?」」

購買室から出てきたアリスがとことことこちらに歩いてきた。
渡り廊下を使うつもりだろう。その方向に移動することは間違いないだろう。
そう思い彼女の姿を視線で追っていると、いつの間にかお互い視線が合う。同時に彼女が猛スピードでルヴェンに駆け寄り、顔をしつこいくらいに自身に近づけてくると、

ルヴェン&アリス「....。」

いきなりアリスの表情がパッと変わり、

アリス「よ、よぉ....//」

と、不細工な表情で顔を赤らめてそう声を掛ける。
その表情はむせ返るような殴りたい衝動に駆られるほどの威力だ。

ルヴェン
「うわキモい...、報われない顔面だな。」

ルヴェンはそんなアリスを見てドン引き気味に呟いた。

アリス「ごめん。イルマ見てない?」

ルヴェン
「いや、見てないけ...ど....。!!!」

ふと、ある光景を見て一瞬固まる。

ルヴェン(あの小娘なにやって...。アイドル気取りか?)

購買室の左横で左目を閉じ腰を曲げて左手でピースをして、目の前で見せつけるイルマの姿が目に入った。

ルヴェン「あの、うし...。」

ルヴェンは気づいていない様子のアリスに教えようとするも、突然言葉を遮られて。

アリス「見てないならいいわ。そう言えば話しておきたい事があって...。隣座って、いいかな?」

ルヴェン「いいとも。」

ルヴェン
(っていや、なにさらっとスルーを?つい返事してしまったけど、え?いるよ?変な奴いるよ?ていうか、ぶりドルのカタローニちゃんが変な踊りしても最後まで気づいてもらえてなくて草。)

そんなツッコミを心の中ですると、アリスが向きを返ると同時にイルマが建物の視角へと未だにおかしな踊りを踊りながら消えていく。
その後、アリスは壁を背にルヴェンの隣に体育座りで座り、自身の買った弁当を袋からだし、開封すると、突然、

アリス
「いきなりで悪いけど、あんたはどこ出身?」

と質問をしてきた。ルヴェンはなんとなく答える。

ルヴェン
「出身?ソイルの"西寄り"だが...。」

と答えると、

アリス「そう...。」

と、目を見開き、何か安堵したような表情でそう返された。
ルヴェンはまさかと思い質問を返すことにする。

ルヴェン「こっちも突然だが、おまえは?」

アリス「あたしは...ソイルの"南寄り"。」

そうアリスが答えると、それを聞いたルヴェンもなぜか安堵し、

ルヴェン「!....ふっ、なるほど、俺たち、だな。」

がいて安心したという微笑を浮かべてそう言う。

アリス「そうね。」

アリスも同じような表情でそう言う。

ルヴェン
「....ゴク。それで、俺は何をすれば?」

先程の表情とは打ってかわり、口ぬぐいで覆われても分かる真剣な怪訝な眼差しで喉を鳴らしてそう言うと、

アリス「そうだなぁ...。そんじゃあ。耳かして。」

そう言われ、おもむろにアリスの口に耳を寄せる。
そして、アリスが言葉を耳元で囁いていく。
その内容をルヴェンは隅々まで耳に入れ、理解をする。

ルヴェン「....。....っん。分かった。それなら長期休暇がくるまでは何もしなくて良さそうだな。というよりも逆に今行動すると怪しまれる。」

アリス「まぁ、いいわ。うちの副リーダーは時間がないって嘆いてるけど、言うほど時間がないって訳じゃないし逆に慎重に事を進めていくべきだわ。」

そんなやや怪訝な表情で会話を交わす二人だったが、

アリス「...まぁそっちは任せる。夏休み中にどうにか出来るって言うならこっちも異論はないし。」

と、アリスがそう言って口角を上げてみせ、薄ら笑いを浮かべたのをきっかけに穏和な雰囲気に変わる。 
ルヴェンも、

ルヴェン「...ああ。これで上手くいけば、俺たちの大切なものが全て解放される...。」

と言って、諦めきれないという気持ちを胸に空を見上げた。その瞬間、

イルマ「ぱぁ。」

ガシッ 

イルマ「う....、痛いのだー。」

突然上から出現したイルマが宙吊りになって自分達を驚かそうとしていた。
しかし、あまり驚かず、その前にアリスが片手でイルマの頭をすぐさま鷲掴みしたために無反応に為らざるを得ないのであった。
そして、掴んだままアリスが、

アリス
「...やっと見つけたぞおめぇ!散々逃げ回りやがってぇ...!お前の血はァ、何色だァァァ!」

と言って怒りを露にしてそう叫ぶ。
その時のアリスの表情が滑稽で笑いそうになる顔であった。

ルヴェン
「いやそのセリフはあんまり言うもんでは...。」

イルマ
「ほら、おらの為に飯を買ってきてくれたアリスの為にジーマミー豆腐買ってきたぞー、ありがたく食うのだー。まがまがしくてとろっちぃアリスのマガトロアリス。」

弁当が入った袋を差し出すイルマにそう言われたアリスは、面白おかしく頭を抱え、何かに怯えたように...、

アリス
「やめろーー!別世界の人間と混同させるなー!」

そんな、二人のやりとりを聞きながら、

ルヴェン
「こいつらは一体何いっているのか。...本当に報われないな。」

と、呟く。

ルヴェン
(まぁ、しばらくはそんな平和ボケの日々を謳歌するとしよう。一学期が終わりを迎えるまで...。) 

二人の姿を見つめていた視線はやがては青空へと移り変わる。こんな梅雨の季節の珍しい晴天の日の空を花見に、昼食の時間をゆっくりと過ごすのであった。
これまでの自身の失ったものへの悲しみや後悔を背負いながら...。
そして、いつかの自分が巡り行く戦慄と裏切りに苦悩をしながら...。

ーー

ーー

ミラ「...はぁ。」

部屋のドアを開けて、その第一声として、一つため息をつくと、軽く緩めな感じでバタンと閉め直して、自身のベッドへと前倒しでダイブする。そして、うつ伏せから仰向けに体勢を変えて寝っ転がると、

ミラ(今日は残業が多くて疲れたわ...。明日は実習関連の書類と、あと各部署に契約金やらを諸々振り込まないといけないし。....けど、全てはあの子達の為、面倒は言ってらんないわね。)

そう心で呟くと、右手を伸ばして3つの蕾の形の受け皿で構成されたシンプルなシャンデリアに焦点を当てる。

ミラ(さて、飯食いに食堂にでも...。)

起き上がり、ベッドから立とうと両手をベッドシーツに、右足を床につけた。その時、

コンコン

扉をノックする音が聞こえた。

ミラ(?...誰か訪ねてきた...。) 

ユキムラ教官か、ユーレン教官か、それとも、

ミラ「はい、今開けます。」

そう言って、扉の前に来て、備え付けのレンズを確認。すると、

ミラ「え?」

なんと、レンズの先にいたのは自身の姉であった。なにか手土産を手に訪ねてきた。
中身はなんだろうか。気になるミラであったが、そんなことより、姉の存在がバレてはまずいと思い、ミラはひとまず扉を開ける。

ラッチェル「よぉ!」

ミラ「何でまたここに....と、とりあえず入りなさい。」

ラッチェル
「ありがと♪しっつれいしまーす。」 

少し呆れたような態度で部屋に入れてやるミラに、ラッチェルは機嫌の良くそう言って部屋に入っていく。

ラッチェル「疲れてるとこ来ちゃってごめん~。つい愛する妹の顔を見たくなって~♪」

そう言って髪を掻く姉に、ため息をつく。

ミラ「で、何の用?私今、腹空いてて抑えられなくなりそうだから手短にね。」

ラッチェル「はいはい。」

そう言ってミラに渡された缶ビールを手に取り、一口味わう。そして、テーブルの上にそれを置くと、口を開く。

ラッチェル
「実はね。合宿でユキムラさんの教え子君たちが狩った怪物の事なんだけど...。」

ミラ「ああ、イヤハルオオトカゲね。3日目に私達が帰る頃に引き上げられてカルマ城で遺体を保存していると聞いたけど、それがどうしたの?」

ラッチェル「あの時、無理いってスケジュール組ませてごめんね。結構、教え子君達欺けるの大変だったでしょ?」

ミラ
「本当よ、イヤハルオオトカゲを退治しろって説明をユキムラさんがしてるときに、そんなレアを簡単に見つけられるものなのってなにか裏をかかれそうで恐かったけど...。」

ミラはテーブルにから落っことしたティッシュを拾い上げ、テーブルに置くと、雑談を再開する。

ミラ「レアだから見つからなかったとしても鍛練ぐらいにはなるだろうってユキムラが言って、その時はなんとかなったかしらね。後になって怪しまれるかもだけど...。」

そんなやりとりをする姉妹だが、そんなことよりも表に出している表情とは裏腹に姉がこうやって時々訪ねて来てくれて内心嬉しいと感じるミラは、姉との他愛ない雑談を楽しむ。

ラッチェル「ごめんごめん。これ、協力してくれたお礼の品。教官の皆で分けて頂いちゃって。」

ラッチェルから一つの白い紙袋と、鞄並の大きさの王宮の紋章が所々ついているベージュ色の巾着袋を手渡される。

ミラ「ありがとう。....茶菓子、....?これは?」

と言って紙袋から包装された茶菓子を取り出し、テーブルに置いた後に、巾着袋の中身の一つをを取り出す。


ラッチェル「あ、それ、女王陛下から貰ったやつ。これで売って、生活の足しになるだろって渡されたけど、戦闘要らずで人を使ってあたしだけ得するって言うのはなんかさすがにミラ達に申し訳ないって思って...、せめてもの気持ち。」

ラッチェルの話を聞きながら、今取り出した赤いオブジェをじっと手に取り確かめる。

ラッチェル「にしてもデザインがなかなか凝ってるよねこれ、確か、赤いライオンと...。」

そうまじまじとオブジェを眺めてそう呟くラッチェルをよそに、
ミラは残りのふたつのオブジェも取り出した。

ラッチェル「そうそう黄色いドラゴンと、青い巫女。」

ラッチェルの言った通り、見た感じ、赤色がライオン、黄色がドラゴン、青色がパッと見わかりづらいが服装が装束なことと、髪が一つ縛り、髪留めが神社の巫女の髪留めに見えるため、確かに巫女である。


ラッチェル「というよりもめっちゃ高かったんだからねこれ!三点で一セットになってて100万ピースも使っちゃった...アハハッ。ということでこれはミラにあげる。」

と言って、三つすべてを押し付けるようにミラの前に持ってくる。

ミラ「姉貴...。気持ちはありがたいけど、三つも要らないし、一つ売って金の足しにすればいいじゃない?」

ラッチェル
「お願い!私の罪悪感ってのもあるけど...。」

そんな姉の手を合わせた懇願に返事に困ってしまう自身に姉は続けて、

ラッチェル「なんか...直感的にミラの方に渡した方が良いって思って...お願い!!」

と、人差し指で頬を掻いて再び手を合わせた精一杯の
懇願を見せつけられ、最後にはミラは折れて、仕方がなく、

ミラ「罪悪感って....そこまで言うなら...。」

と言った。

ラッチェル「本当?」

と、飛びっきり喜んで、前屈みで顔をつきだしてそう言う姉に、思いついたように咄嗟に、

ミラ「その代わり、この中の二つをユキムラさんとユーレンさんに上げようと思うんだけれど、いいかしら?」

と、言って、その事について返事を聞く。

ラッチェル
「ユキムラさんはいいけど、ユーレンさんは大丈夫?」

すると、ラッチェルは眉をひそめてそう聞く。
けれど、姉より付き合いの長いユーレンについてその手の事はなんとなく熟知していたミラは、

ミラ「大丈夫。ユーレンさんは姉貴からの土産どうこうで学園長に言いつけるような人じゃないから。...ただ、class3の鬼教官方の目には触れない方が良さそう。」

ラッチェル
「ああ。あのお互いいつも喧嘩しているっていう?」

ミラ
「ええ。見つかったら確実に殺されるわ。」

ラッチェル
「...そんなことを言っといて二人を欺けるあんたもすごいわよ...。」

というやりとりをしながら、姉に理解と了承を得て、後日、ユキムラとユーレンに渡すことにしたミラはテーブルの中央に保管することにし、そろそろと、食事を早くすませたいが為にラッチェルを玄関で送り出し、寮を出て貰うことにする。

ーー

ラッチェル「それじゃあこれから長い大仕事になりそうだから、いつ会えるか分からないけど、時間があったら来るわ。そんじゃ...。」

玄関づてで姉を送り出すミラ。その時、姉の表情から未練の残った、寂しそうな、諦めきれないという思いが読み取れた。その理由は家族だからこそすぐに理解出来たミラ。

ミラ「姉貴。」

気づいたミラはすぐに姉を引き留め、姉がこちらにスッと振り返ると、

ミラ「まだ諦めてないの?あの人の事...。」

と聞いて、姉の反応を待った。

ラッチェル「....。」

すると、案の定ラッチェルは顔を俯き黙りこんだ。こんな反応はいつものことだ。未練や後悔があるといつもこんな反応である。
ミラはその反応見て、こんな姉の顔はもう見たくない。自分だって早く見つかって欲しいと心の底からそう思うが、けれどもうそろそろ現実を見てもらわなければ、

ミラ「もう5年も経ってるのよ。...あまり言いたくないけど...。」

そう決心し、ラッチェルに諦めて貰う為に姉から目を逸らしながら言葉を伝えようとした時、

ラッチェル
「諦められるわけないじゃん。私の彼氏の事を...。5年経ってるからってあいつと紡いできた色んな想い出を無かったことにしたくないの。だから...その...放っておいて。」

ミラの言葉を遮り、ラッチェルは平然といつも通りを装って言うが、けれどその口調は途切れ途切れで、少し弱々しかった。いつもそうだ、自身の姉はこういう風に言い返す時、いつもこんな口調と振る舞いである。

なにも言えなくなったミラに、ラッチェルは普段通りの振る舞いで、

ラッチェル
「...それじゃあまた!」

という風に少しふざけてみたような感じで声高らかに鼻歌を歌ってスキップしながら、やがて寮を出ていった。
自身はそんな虚構な振る舞いで帰っていった姉を心配そうに、可哀想に思いながらその背中を見送るのであった。

ミラ(...姉貴。)

ーー
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