異世界で 友達たくさん できました  ~気づいた時には 人脈チート~

やとり

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最終章 ※ただし予定は 未定です

第159話 図書館構想

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 結果として、図書館の大きさが少し広がることになった。
 ……はい、俺のせいです。
 
 とはいえ、もちろん理由はちゃんとある。
 魔道具を置くスペースや魔界の本を置くスペース、それに加えて人間界の本を置くスペースが必要だと思ったからだ。

 現在のソフィアの図書館は、メイを始めとして俺の知り合いが利用している。
 そして、利用者はこれからも少しずつ増えるんじゃないかな、と思う。
 俺はこれからも、色々な場所に旅行に行くつもりだし、今までのようにいい出会いがあると思う。
 そんな中で、この場所を紹介したい、って思える人にもきっと出会うはずだ。

 もちろん、むやみやたらに増やすつもりはないけど、そう考えると図書館のスペースは広いに越したことはない、と思ったんだ。
 それに、俺以外にもここを紹介したい、っていう人がいるかもだしな。

 実際、ここに来たいと言ったノベルやシーラなんかは、知り合いを介して出会ったわけだし。
 ……そういやシーラは、いつ来るつもりなんだろう?

 まあ、今度レイに会った時にでも聞けばいいか。
 その前に、ふらっと来るかもだしな。

 ちなみに、減らしたスペースは俺が使用するエリアだ。
 元々、そんなに広いスペースが必要だとは思っていなかったしな。

 リューナには悪い事したなと思ったが、それをリューナに言うと、使用するのはハクト様ですのでご自由になさってください、私はそのサポートをするのが役割ですので、と言ってくれた。
 それと、今後場所が必要になれば魔界にいくらでも確保できますので、なんて言われたけど、リューナは何を想定しているのだろうか……。

 それはともかく、図書館エリアの広さが確定したので、椅子などの魔道具を置く場所、本の配置などを話し合い、大体のレイアウトが決まった。
 残りのエリアに関しては、リューナさんにお任せします、とソフィアがリューナに丸投げしていた。
 俺も同じような感じにしてるし、こればっかりは何も言えないな。

 うん、家が完成したら、絶対にリューナにお礼をしよう。 
 ……ソフィアへのお礼の方は、本人が希望していた図書館ができるし、いいかな?



 話し合いの後は自然と雑談タイム、というか、異世界の本を読んだノベルが中心の会話になった。

「今日は、漫画だけでなく、挿絵が多い小説、ハクトさんの世界では”ライトノベル”、と呼ばれる小説も読んだんだ。ハクトさんが、イラストを特典にするといいのでは、と言っていた理由に納得がいったよ。特徴的な絵だったし、本によって全然画風が違ったからね。それに、著者の名前と並んで、絵を描いた人の名前も載っていたし、おそらくそちらにもファンがいる、ということではないかい?」

「よくわかったな。前の時は、こっちの世界には存在しない形式の本だから、全然説明できなかったのに。……何というか、ノベルはそういった推測が得意なんだな」

「いやいや、それほどでもないさ。……それと、同じ作品なのに、漫画と小説の両方があるというのも面白いね。形式が違う分、同じ場面でも受ける印象に違いがあって、かなり興味深かったよ。もしも漫画というものが広がれば、小説ではなくこちらの形式で描きたい、と思う人もいるのではないかな」

「それは、確実にいると思う。俺は書く側になったことはないけど、この作品は漫画の方がわかりやすいな、とか、この作品は主人公の心情が色々とわかる小説の方が好きだな、なんて思ったりするんだ。だから多分、書く方もそう思ったりするんじゃないかな?」

「ああ、その通りだね。執筆中、文字のみで伝えるのに、難しさを感じたことは何度もあるよ。まあそれは腕の見せ所、ってことも多いんだけどね。……さて、ハクトさん。そんな、漫画を描くために参考になりそうな本、というのはないかい? それを参考に、漫画の描き方、というのを誰かに伝えられるようにまとめたいんだ」

 漫画家を目指す漫画や、漫画家の仕事をしている主人公を題材にした漫画はいろいろあったはずだ。
 まずはぱっと思いついた、中学生二人がコンビを組んで漫画の連載を目指す、という漫画のタイトルを挙げた。

 それと、ソフィアやメイも思い当たる本を挙げてくれた。
 メイも、本の整理をよく手伝ってくれるから、異世界の本について段々と詳しくなっているみたいだ。
 
「いやはや、本当に色んな本があるんだね。……可能であれば、しばらくはここに泊まり込みたい気分だよ。ここにある本は持ち出し禁止だと、ソフィアさんから説明を受けているからね。残念ではあるけれど、私としてもその意見には全面的に賛成だよ。もしも紛失してしまったら、面倒なことになるかもしれない」

 そう言ったノベルは、コップに残ったコーヒーを飲みほした。

「ああ、もうなくなってしまったか。コーヒー自体は好きなのだけれど、本を読みながらだと、こぼしてしまわないかたまに心配になることがあるね」

 ……あー。
 俺も、PCで作業をする時とかにはコーヒーを飲むけど、こぼしそうになったことがあるなぁ。

 幸い、その時はほぼ中身が残ってなくて、キーボードにコーヒーが! なんてことにはならなかったけど。

「そうですね。ドリンクでなくてもよいのであれば、コーヒー豆をチョコレートや砂糖などでコーティングしたお菓子、というのもありますね」

 え、コーヒー豆って、そのまま食べられるのか。
 ……すごく苦そうな気もするけど、おいしいのだろうか?

「へぇ、それは初めて聞いたね。コーヒーは、ドリップしてそのまま飲んだり、砂糖やミルクを入れる、みたいな味わい方しか知らなかったよ」

「コーヒーは、淹れ方や焙煎、挽き方にも様々な方法があるようですね。また、ミルクとの組み合わせだけでも、カフェオレ、やカフェラテ、カフェラテにチョコを入れたカフェモカ、コーヒーの粉を牛乳にしばらく漬けた、ミルクブリューといったものなどがありますね」

 流石はソフィア、こういった事にはすごく詳しい。

「ふーむ。コーヒーというのは、奥が深いものだったんだね。かなり興味深いよ。それにしても、ソフィアはそういったことに詳しいんだね。それも、ここにある本から得た知識かい? もしそうなら、後でそちらも読んでみたいね」

「そうですね。特に、食事に関する知識は、積極的に取り入れています。コーヒーに関しましては、”バリスタ”という職業の方が出てくる漫画から知識を得ました。ただ、最近得た知識ですので、人間界にも同じような物があるかは、わからないですね。ああ、”バリスタ”と言えば、ハクトさんの世界にある巨大な弓もそういった名前のようですが、何か関係があるのでしょうか?」

「多分だけど、関係ないと思うよ……。まあ、そういった内容なら、アキナが詳しそうだな。今井商会なら、色々な品種のコーヒー豆を扱ってるかもだし。それに、出版の話もあるから、その時にでも聞いてみるのがいいかも」

「……アキナさんというのは、昨日話に出た、今井商会の人、ということでいいんだよね? その方は、この場所にも来れるのかい?」

「え? ああ、アキナもたまにここに来るよ。他にも、魔皇全員を含めた、俺の知り合いが来ることもあるな」

「なるほどなるほど。……ソフィアさん、この場所をアキナさんとの話し合いに使用させてもらいだいんだけど、大丈夫かな? 魔界の本の出版に関する話や、漫画についての話、ついでにコーヒーに関しての話をしたいんだ」

「楽器の演奏など、あまり大きな音を出さないのであれば問題ないですね。私は基本的に、こちらで本を読んでいますので」

 いや、そもそも教会で楽器の演奏は、色んな人に迷惑になると思うんだが……。

「そ、そうなんだね。……それなら、ありがたく使わせてもらうとしよう。それで、ハクトさん。すまないのだけれど、アキナさんに、都合の良い日を聞いておいてもらえないかな? しばらくは、外せない予定を入れないつもりだから、日程の調整は問題ない、とも伝えてほしい」

「それなら、もちろん問題ないよ。……そうだな。忘れないように、今連絡しておくか」

 ということで、リンフォンでアキナに連絡を入れておいた。
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