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最終章 前編でした 案の定
第176話 様々な失敗
「それでは、マオさんに質問をさせてもらうのですわ。マオさんは、困っている方々を助けて回っていると聞いたのですわ。やはり魔皇の方とは、そうした活動を通じて交流が深まったのですわ?」
「……あー、その、ええっと。……まず最初に出会ったのがホムラの姉貴なんすけど、出会った理由は違うっす。……始まりは、無謀にもホムラの姉貴に勝負を挑んた、ってのが理由なんすよ」
え、そうだったのか。
前に、人間界に乗り込む前から、よくホムラと模擬戦をしていたって聞いたけど、まさか出会いがそんなだとは思わなかった。
「その時はまだ、ホムラの姉貴は魔皇ではなかったっすけど、強い魔族だと有名だったっす。それで、その当時自身の強さを過信していた私は、案の定ボコボコにされたっす」
「マオはこう言っているが、そこまで一方的って感じでもなかったぜ。それに、当時はまだまだこいつは比較的若い魔族だったからな。ここからさらに強くなるだろうってことで、戦いっている時に思いついた助言を言ってみたんだ。そしたら、こいつが偉く感動しちまったみたいでな」
「私には、助言をもらえたというのが青天の霹靂だったっす。その効果をすぐに確かめて見たくて、もう一度勝負を挑んだっす。そうしたら、ホムラの姉貴は戦いながらも助言を言ってくれたんすよ。そして、それを実践して行くと、自分の動きが段々と改善されていくのが実感できたっす。それが切っ掛けで、ホムラの姉貴を姉貴、って呼ぶことに決めたっす!」
……昔の魔界の状況では、他人に助言をするなんて普通はしないだろうからな。
マオにとってはかなりの衝撃だったんだろうな。
「あんときは失敗したぜ。……こいつがオレに勝負を挑んで来た時に、名前を聞いてきてな。その当時は、色んな奴から勝負を挑まれていたから、ちょっとうんざりしていたんだ。んで、名前なんて好きに呼べ、って返したんだが、勝負が終わった後でそれを持ち出してきてな。思わず言っちまったことだけど、自分で言った事だから曲げるわけにもいかなくてな。……まあ、そんなことがあって、こいつとは時々模擬戦をするようになったってわけだな」
……そこは自分を曲げてもいい気もするけど。
まあ、それがホムラらしいんだけどさ。
「という感じっすね。模擬戦以外にも、魔物を一緒に狩りに行ったり、遊びに連れて行ってもらったりと、長い事仲良くさせてもらってるっす。他の魔皇とは……、あー、えっと。基本的には、ホムラの姉貴経由で出会ったっすね」
……確か、問題を起こしたことが切っ掛けで、他の魔皇からよく気にかけられるようになった、ってアオイが言っていたな。
「そうだったのですわ。それなら、困っている方々を助けようと思った切っ掛けはなんだったのですわ? ……あ、いえ、話しづらいことであれば大丈夫なのですわ!」
あっ、それは……、
「あー、えっと、クレア。そのことなんだけど……」
「いや、ハクトの兄貴、大丈夫っす。……詳しい説明は省かせてほしいっすけど、多くの人に迷惑をかけてしまうような、とんでもない失敗をしてしまったんすよ。……それで、当時も魔皇であったホムラの姉貴に、罰を与えて欲しい、とお願いしたっす。けど、ホムラの姉貴からは、迷惑をかけたなら、それ以上に感謝されるようになれ、と言われたんすよ。それが、切っ掛けっすね」
「……そう、だったのですわ。話しにくい事を聞いて、申し訳なかったのですわ」
「本当ですね。反省してください」
「うぅ……、重ねて謝罪するのですわ……。マオさん、申し訳ないのですわ……」
……メアリさん、容赦ないな。
「い、いやいや、そんなに謝られても困るっす! それに、切っ掛けはともかく、今では楽しくやってるっすよ! 魔界中を巡ることで、新たな発見や出会いとかもあるっす。最近は、その土地ならではの名物料理なんかも続々開発されていて、それも楽しみにしてるっす! ……たまに、大外れもあるっすけど」
「……前に、ひどい味のやつを紹介されたことがあったな。思わず問い詰めに言ったら、あのまずさを誰かと共有したかった、とかいいやがってな」
「あれは流石に、一人では抱えきれなかったっす……」
……どんな味の料理だったんだろう。
怖いもの見たさで、ちょっと食べてみたくなるかも。
クレアも同じことを思ったみたいで、味が気になるのですわ、なんてポロっとつぶやいた。
それを耳にしたた二人から、是非とも食べて欲しい、とぐいぐい来られ、断るのにすごく苦労していた。
……言わなくてよかった。
◇
その後は、マオも加えて魔皇の城見学を再開した。
クレアと会話したこともあってか、さっきよりマオの表情が柔らかくなってる気がするな。
そんな中、魔道具の試作品が大量に設置されていた部屋があったのだが、これにはクレアがすごく興味を持った。
前にアオイと旅行に行った街の縮小版みたいな感じで、例えば水属性の魔法陣を使って部屋の湿度を変化させる魔道具や、水と風、火の魔法陣を組み合わせた乾燥機能つき食洗器など、俺のいた世界にあったような機能をもつ魔道具も色々とあった。
「この湿度を変えてくれる魔道具、とってもいいのですわ! お肌が乾燥しがちな季節には特に使用したいのですわ!」
「本当にそうですね。それに、じめじめとした日や、洗濯物を室内で乾かしている時などにも便利に使用できそうです。アオイ様、こちらの魔道具は今後市販される予定はあるのでしょうか?」
俺も気になるな。
もし購入できるのであれば、俺の新しい家にも設置したいし。
「量産自体は可能だね。けれど、設置した後の調整が難しくてね。うまくやらないと部屋が水浸しになってしまったり、逆に乾燥しすぎてしまう、なんてこともあるんだ。だから、それが可能な一部の人にのみ提供している、って感じかな」
調整かぁ。
うーん、それだと難しそうだな。
「調整ができれば便利なんすけどね。私も家で使ってるっすが、忙しい時にもすぐに服が乾くので重宝してるっす」
マオはそうしたことも得意なのか。
まあ、今日も魔道具の調整で呼ばれているくらいだもんな。
……あれ? けど、魔道具作りは苦手とか言っていなかったっけ?
なんて考えていると、
「マオ、やっぱり魔道具作りをやってみないかい? あの魔道具を調整できるのであれば、魔道具作りもすぐにできるようになるはずだよ」
と、また勧誘を受けていた。
「お断りさせてもらうっす! 調整は何となくの感覚でできるっすが、作るとなると色々と頭を使わないとなので、難しいっす!」
……俺にはわからないけど、結構な違いがあるんだろうな。
「うーむ、今日も断られてしまったね。……話が逸れてしまったけど、そうした魔道具を調整できる人がいるのであれば、この魔道具の提供も可能、って感じかな?」
「調整というのは、一度行えば大丈夫なのですわ?」
「環境が変化する時期に調整する必要があるね。そうだね、あちらの国では、年に大体四回くらいの頻度で行えば大丈夫かな?」
「そうなのですわ? それなら例えば、マオさんに調整をお願いしても大丈夫なのですわ?」
「え、わ、私っすか!? ええと、色々と事情があって、人間界に行くのはちょっと難しいっす」
「そうなのですわね。 ……メアリ。お城の方に、そうしたことが得意な方はいるのですわ? お城の私的な場所ですと、ある程度信頼している方にお願いする必要があると思うのですわ」
「そうですね……。把握している限りでは、思い当たる方はおりませんね」
「そういうことなら、ベイラに頼むというのはどうだい? 彼女であれば、そうした調整も可能だと思うよ」
「それは良い考えなのですわ! 後で確認してみるのですわ!」
「俺も、新しい家に設置してみたいし、ベイラにお願いしてみようかな?」
「ハクト君の家であれば、私が調整するから問題ないよ。元々、色々な試作品を設置させてもらう予定だったからね」
俺の家で実験予定になっている件について。
……便利になるのは歓迎だけど、実験となると色々と不安しかない。
「……問題が出そうな魔道具は、設置しないでね」
実験は失敗です! とかになったら大変だしな。
「うーむ、人間界での貴重な情報が取れる機会だからね。……まあ、うん、善処させてもらうよ。……あっ、ヒカリが帰って来たみたいだね」
いや、それ駄目な奴じゃん! と言おうとしたのだが、ヒカリが帰って来たことで有耶無耶にされてしまった。
魔道具ってことでベイラに相談……、はむしろ悪化しそうだしなぁ。
……うん、実際に設置された時に考えよう。
______________________________________
案の定長くなってしまいました……。
次回、ようやく”前編”が終わる予定です。
「……あー、その、ええっと。……まず最初に出会ったのがホムラの姉貴なんすけど、出会った理由は違うっす。……始まりは、無謀にもホムラの姉貴に勝負を挑んた、ってのが理由なんすよ」
え、そうだったのか。
前に、人間界に乗り込む前から、よくホムラと模擬戦をしていたって聞いたけど、まさか出会いがそんなだとは思わなかった。
「その時はまだ、ホムラの姉貴は魔皇ではなかったっすけど、強い魔族だと有名だったっす。それで、その当時自身の強さを過信していた私は、案の定ボコボコにされたっす」
「マオはこう言っているが、そこまで一方的って感じでもなかったぜ。それに、当時はまだまだこいつは比較的若い魔族だったからな。ここからさらに強くなるだろうってことで、戦いっている時に思いついた助言を言ってみたんだ。そしたら、こいつが偉く感動しちまったみたいでな」
「私には、助言をもらえたというのが青天の霹靂だったっす。その効果をすぐに確かめて見たくて、もう一度勝負を挑んだっす。そうしたら、ホムラの姉貴は戦いながらも助言を言ってくれたんすよ。そして、それを実践して行くと、自分の動きが段々と改善されていくのが実感できたっす。それが切っ掛けで、ホムラの姉貴を姉貴、って呼ぶことに決めたっす!」
……昔の魔界の状況では、他人に助言をするなんて普通はしないだろうからな。
マオにとってはかなりの衝撃だったんだろうな。
「あんときは失敗したぜ。……こいつがオレに勝負を挑んで来た時に、名前を聞いてきてな。その当時は、色んな奴から勝負を挑まれていたから、ちょっとうんざりしていたんだ。んで、名前なんて好きに呼べ、って返したんだが、勝負が終わった後でそれを持ち出してきてな。思わず言っちまったことだけど、自分で言った事だから曲げるわけにもいかなくてな。……まあ、そんなことがあって、こいつとは時々模擬戦をするようになったってわけだな」
……そこは自分を曲げてもいい気もするけど。
まあ、それがホムラらしいんだけどさ。
「という感じっすね。模擬戦以外にも、魔物を一緒に狩りに行ったり、遊びに連れて行ってもらったりと、長い事仲良くさせてもらってるっす。他の魔皇とは……、あー、えっと。基本的には、ホムラの姉貴経由で出会ったっすね」
……確か、問題を起こしたことが切っ掛けで、他の魔皇からよく気にかけられるようになった、ってアオイが言っていたな。
「そうだったのですわ。それなら、困っている方々を助けようと思った切っ掛けはなんだったのですわ? ……あ、いえ、話しづらいことであれば大丈夫なのですわ!」
あっ、それは……、
「あー、えっと、クレア。そのことなんだけど……」
「いや、ハクトの兄貴、大丈夫っす。……詳しい説明は省かせてほしいっすけど、多くの人に迷惑をかけてしまうような、とんでもない失敗をしてしまったんすよ。……それで、当時も魔皇であったホムラの姉貴に、罰を与えて欲しい、とお願いしたっす。けど、ホムラの姉貴からは、迷惑をかけたなら、それ以上に感謝されるようになれ、と言われたんすよ。それが、切っ掛けっすね」
「……そう、だったのですわ。話しにくい事を聞いて、申し訳なかったのですわ」
「本当ですね。反省してください」
「うぅ……、重ねて謝罪するのですわ……。マオさん、申し訳ないのですわ……」
……メアリさん、容赦ないな。
「い、いやいや、そんなに謝られても困るっす! それに、切っ掛けはともかく、今では楽しくやってるっすよ! 魔界中を巡ることで、新たな発見や出会いとかもあるっす。最近は、その土地ならではの名物料理なんかも続々開発されていて、それも楽しみにしてるっす! ……たまに、大外れもあるっすけど」
「……前に、ひどい味のやつを紹介されたことがあったな。思わず問い詰めに言ったら、あのまずさを誰かと共有したかった、とかいいやがってな」
「あれは流石に、一人では抱えきれなかったっす……」
……どんな味の料理だったんだろう。
怖いもの見たさで、ちょっと食べてみたくなるかも。
クレアも同じことを思ったみたいで、味が気になるのですわ、なんてポロっとつぶやいた。
それを耳にしたた二人から、是非とも食べて欲しい、とぐいぐい来られ、断るのにすごく苦労していた。
……言わなくてよかった。
◇
その後は、マオも加えて魔皇の城見学を再開した。
クレアと会話したこともあってか、さっきよりマオの表情が柔らかくなってる気がするな。
そんな中、魔道具の試作品が大量に設置されていた部屋があったのだが、これにはクレアがすごく興味を持った。
前にアオイと旅行に行った街の縮小版みたいな感じで、例えば水属性の魔法陣を使って部屋の湿度を変化させる魔道具や、水と風、火の魔法陣を組み合わせた乾燥機能つき食洗器など、俺のいた世界にあったような機能をもつ魔道具も色々とあった。
「この湿度を変えてくれる魔道具、とってもいいのですわ! お肌が乾燥しがちな季節には特に使用したいのですわ!」
「本当にそうですね。それに、じめじめとした日や、洗濯物を室内で乾かしている時などにも便利に使用できそうです。アオイ様、こちらの魔道具は今後市販される予定はあるのでしょうか?」
俺も気になるな。
もし購入できるのであれば、俺の新しい家にも設置したいし。
「量産自体は可能だね。けれど、設置した後の調整が難しくてね。うまくやらないと部屋が水浸しになってしまったり、逆に乾燥しすぎてしまう、なんてこともあるんだ。だから、それが可能な一部の人にのみ提供している、って感じかな」
調整かぁ。
うーん、それだと難しそうだな。
「調整ができれば便利なんすけどね。私も家で使ってるっすが、忙しい時にもすぐに服が乾くので重宝してるっす」
マオはそうしたことも得意なのか。
まあ、今日も魔道具の調整で呼ばれているくらいだもんな。
……あれ? けど、魔道具作りは苦手とか言っていなかったっけ?
なんて考えていると、
「マオ、やっぱり魔道具作りをやってみないかい? あの魔道具を調整できるのであれば、魔道具作りもすぐにできるようになるはずだよ」
と、また勧誘を受けていた。
「お断りさせてもらうっす! 調整は何となくの感覚でできるっすが、作るとなると色々と頭を使わないとなので、難しいっす!」
……俺にはわからないけど、結構な違いがあるんだろうな。
「うーむ、今日も断られてしまったね。……話が逸れてしまったけど、そうした魔道具を調整できる人がいるのであれば、この魔道具の提供も可能、って感じかな?」
「調整というのは、一度行えば大丈夫なのですわ?」
「環境が変化する時期に調整する必要があるね。そうだね、あちらの国では、年に大体四回くらいの頻度で行えば大丈夫かな?」
「そうなのですわ? それなら例えば、マオさんに調整をお願いしても大丈夫なのですわ?」
「え、わ、私っすか!? ええと、色々と事情があって、人間界に行くのはちょっと難しいっす」
「そうなのですわね。 ……メアリ。お城の方に、そうしたことが得意な方はいるのですわ? お城の私的な場所ですと、ある程度信頼している方にお願いする必要があると思うのですわ」
「そうですね……。把握している限りでは、思い当たる方はおりませんね」
「そういうことなら、ベイラに頼むというのはどうだい? 彼女であれば、そうした調整も可能だと思うよ」
「それは良い考えなのですわ! 後で確認してみるのですわ!」
「俺も、新しい家に設置してみたいし、ベイラにお願いしてみようかな?」
「ハクト君の家であれば、私が調整するから問題ないよ。元々、色々な試作品を設置させてもらう予定だったからね」
俺の家で実験予定になっている件について。
……便利になるのは歓迎だけど、実験となると色々と不安しかない。
「……問題が出そうな魔道具は、設置しないでね」
実験は失敗です! とかになったら大変だしな。
「うーむ、人間界での貴重な情報が取れる機会だからね。……まあ、うん、善処させてもらうよ。……あっ、ヒカリが帰って来たみたいだね」
いや、それ駄目な奴じゃん! と言おうとしたのだが、ヒカリが帰って来たことで有耶無耶にされてしまった。
魔道具ってことでベイラに相談……、はむしろ悪化しそうだしなぁ。
……うん、実際に設置された時に考えよう。
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案の定長くなってしまいました……。
次回、ようやく”前編”が終わる予定です。
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