7 / 161
第一章 知り合いが どんどん増える 一週間
第7話 空から女の子が! (普通に飛んできた)
しおりを挟む
六属性それぞれの球を撃つ練習を確認していると、遠くの方から声が聞こえてきた。
「お~い! ****、そこで何やってるの~? それと隣にいるのは人間だよね~?」
と、声が聞こえてきた。
空から。
うまく聞き取れなかった部分はホムラのことを呼んだのだろう。
……というか、空から聞こえた!? っと思い空を見上げてみると、そこには黄緑っぽい色のショートヘアーな少年? がこちらに向かって飛んで来ていた。
「というか、飛んでる!?」
「風属性の魔法だな。ハクトも練習すれば飛べると思うぜ。俺も飛べるが、風属性の魔族は本当に自由自在に飛ぶし、重たいものを軽々運んだりしてるな」
なんて会話をしている間にもこちらにどんどん近づいてきており、すぐ近くに着地した。
飛んでいる時は少年にも見えたが、近くで見ると中学生くらいのボーイッシュな少女って感じだ。
「こんなところに人間がいるなんて珍しいね。何してたの?」
「ああ、こいつはハクトっていって異世界から来た奴でな。魔法の使い方を教えてたんだ。ハクト、こいつは……ってお前も人間界での名前はなかったな」
「ボクには必要ないからね!」
そういうと彼女がこちらにずいっと近づき
「っていうか異世界から来たって言ってたよね!? いつこっちの世界に来たの? 魔法の練習をしてたって言ってたけど、どのくらい魔法を使えるの? それに異世界ってどんなとこなのか色々聞きたい!」
「ちょ、ちょっと落ち着いて!」
好奇心に満ちた緑色の目で見つめられながら質問攻めにあっていると、ホムラが彼女の頭にげんこつを落とした。
……めっちゃ痛そう。
「ふぅ。……ハクト、こいつは好奇心が旺盛でな。異世界人なんて珍しい存在に興奮しちまったらしい。それといたずら好きだから気を付けろよ」
「いたたた……。もう! もうちょっと違う方法はなかったの!? それに初対面の人にいたずらはしないよ~!」
なんて言いながらホムラにつっかかっていった。
「はははっ! わりぃわりぃ。というか名前を呼べないってのは地味に不便だな。ハクト、オレにつけたみたいに、こいつにも名前をつけてみないか?」
「ん? どういうこと? 名前って?」
「ああ、オレはハクトに”ホムラ”って名前をつけてもらってな」
なんてホムラが説明すると
「え、なにそれなにそれ! なんだかカッコいい響き! いいな~! ボクにもつけて!」
と目を輝かせながら俺に話しかけてきた。
「うーん。あ、えっと、君の属性を聞いていいか?」
「ん? ボクは風属性だよ~。魔族はね、瞳とか髪の毛に特徴が出ることが多いんだ~」
少し詳しく聞くと、火属性は赤、風属性は緑、水属性は青、土属性は茶色、光属性は黄色、闇属性は紫や黒、もしくはそれに近い色が出てくることが多いらしい。
「そんなことより名前だよ名前!」
なんて急かされたため、すぐに考えることにした。
風属性か……。
うん、見た目がボーイッシュな感じだし、活発そうな感じってことで、これでいこう!
「”颯”っていうのはどうだ?」
「ハヤテ? ハヤテ、ハヤテ……。 うん、いいね! 気に入った! ありがと~!」
何て言いながら彼女、ハヤテは嬉しそうな表情をしていた。
「それで、ボクの名前の文字はどう書くの? この紙に書いてみて! それとこれがペンだよ!」
「お、そういえばオレの名前も聞いてなかったな。こっちの紙に頼むぜ」
と空間魔法で紙やペンを出してきた。というか空間魔法って便利だな。すぐに使えるようになるかわからならいが、後で教えてもらおう。
「まず颯っていうのがこういう漢字。ここの右側に書いてる部分が”風”って漢字だね。俺の世界の漢字って文字は複数の漢字とかを組み合わせたりして一つの漢字にすることもあるんだ」
まずはハヤテから紙とペンを受けとり記入すると、漢字について説明してみた。
「で焔がこういう漢字。ここの左側に書いてある部分が”火”って漢字だね」
次にホムラの紙も受け取り、さっきのペンで記入してみた。ちなみにペンは魔道具のようで魔力を流す部分があった。
「なるほど、オレの属性の漢字も入ってる文字なんだな! ますます気に入ったぜ!」
「いいねいいね! 後で皆に見せびらかせるために、状態を保存する魔法をかけとこ~!」
なんて、さらに喜んでくれた。ホムラには名前を決めた時に漢字も教えてあげればよかったな。
「ってハヤテ。見せびらかすのはいいけど、見せた全員から名前をねだられるってのは勘弁してくれよな!」
「それは大丈夫! 欲しがるのは多分後4人くらいだし、皆属性が違うからね!」
「え、4人もいるの! というかそれって全部の属性の名前を考えるってこと!? ホムラ、どうにかして!」
さっきのようにハヤテを止めてくれることを期待してホムラに頼ったが、
「あー、いやすまん。オレも名前をもらっちまったからな。2人だけずるい、とか、うらやましいとか言われそうだしなんとか考えてくれ」
ダメそうだ。……仕方ない、今すぐってわけじゃないんだ。属性も分かってるし、きっと未来の俺がなんとかしてくれるだろう。頑張れ。
「はぁ……。わかった。後で考えておくよ」
◇
その後、ハヤテも加えて魔法の練習をしてみた。
特に飛行魔法はハヤテに俺を抱えてた状態で飛んでもらうことで、魔力の使い方を理解することができた。
けど、空を飛ぶってのは制御が難しいようで、とりあえず身体を少し浮かす程度しかできなかった。
というか、俺よりかなり小さいハヤテに抱えられて飛ぶ姿は、傍から見たらかなり情けなかったのではないだろうか?
空間魔法や転移魔法も教わりたかったが、こっちは使えるようになるまでに時間がかかるらしい。
空間魔法は自分専用の空間を開き、それを少しずつ拡張していくために時間がかかるようだ。
転移魔法は最初は見える距離から練習して、慣れてきたら転移先のイメージだけで遠くまで移動する感覚をつかむようだ。
魔界と人間界を移動する時は、かなり強いイメージと魔力が必要だと教えてもらった。
それと、転移先を強くイメージする必要があるので、転移は行ったことのある場所にしかできないようだ。
うーん、本人の性能がチートでも流石にすぐにできるってのはなさそうか。
とはいえ、これらはかなり高度な魔法らしく、普通は魔道具で何とかしているっぽい。
転移は転移門、空間魔法は鞄や箱などに付与された物があるので、そちらを使うらしい。
魔族は長生きなので、練習して使えるようになる者も多いようだけど。
◇
そうして魔法の練習や時々会話を挟んでいたら日が傾いていた。
「魔法のみの模擬戦ならそろそろできるんじゃねぇか? 手加減するからやろうぜ!」
なんて言われたけど、何かと理由をつけて断った。
いっそ魔物でも連れてきて……、なんてつぶやきが聞こえてきたが、気のせいのはずだ。
気のせいだけど、飛行魔法のイメトレを積極的に練習しておこうかな。
「もう夕方か。そういえばこっちに来た時も日が高かったけど、俺が元々いた場所と、ここの時間は大体同じってことでいいのか?」
「ああ、そんな感じだな。というかそろそろ夕飯の時間か。ソフィアのいる教会に送っていかないとな」
「ちょっといいかな! ボクから提案なんだけど、名前を付けてくれたお礼に、ボクのおすすめのお店に行こうよ! もちろん奢りだよ!」
なんてハヤテが提案してくれたが、俺は魔界の街には入れないことを説明した。
「大丈夫! ソフィアは友達だから、その街にも何度も行ったことがあるし、おすすめもそこにあるお店だよ! というか話を聞いて、最初からそこのお店に行こうと思ってたし!」
ということで、ハヤテおすすめのお店に行くことになった。
「お~い! ****、そこで何やってるの~? それと隣にいるのは人間だよね~?」
と、声が聞こえてきた。
空から。
うまく聞き取れなかった部分はホムラのことを呼んだのだろう。
……というか、空から聞こえた!? っと思い空を見上げてみると、そこには黄緑っぽい色のショートヘアーな少年? がこちらに向かって飛んで来ていた。
「というか、飛んでる!?」
「風属性の魔法だな。ハクトも練習すれば飛べると思うぜ。俺も飛べるが、風属性の魔族は本当に自由自在に飛ぶし、重たいものを軽々運んだりしてるな」
なんて会話をしている間にもこちらにどんどん近づいてきており、すぐ近くに着地した。
飛んでいる時は少年にも見えたが、近くで見ると中学生くらいのボーイッシュな少女って感じだ。
「こんなところに人間がいるなんて珍しいね。何してたの?」
「ああ、こいつはハクトっていって異世界から来た奴でな。魔法の使い方を教えてたんだ。ハクト、こいつは……ってお前も人間界での名前はなかったな」
「ボクには必要ないからね!」
そういうと彼女がこちらにずいっと近づき
「っていうか異世界から来たって言ってたよね!? いつこっちの世界に来たの? 魔法の練習をしてたって言ってたけど、どのくらい魔法を使えるの? それに異世界ってどんなとこなのか色々聞きたい!」
「ちょ、ちょっと落ち着いて!」
好奇心に満ちた緑色の目で見つめられながら質問攻めにあっていると、ホムラが彼女の頭にげんこつを落とした。
……めっちゃ痛そう。
「ふぅ。……ハクト、こいつは好奇心が旺盛でな。異世界人なんて珍しい存在に興奮しちまったらしい。それといたずら好きだから気を付けろよ」
「いたたた……。もう! もうちょっと違う方法はなかったの!? それに初対面の人にいたずらはしないよ~!」
なんて言いながらホムラにつっかかっていった。
「はははっ! わりぃわりぃ。というか名前を呼べないってのは地味に不便だな。ハクト、オレにつけたみたいに、こいつにも名前をつけてみないか?」
「ん? どういうこと? 名前って?」
「ああ、オレはハクトに”ホムラ”って名前をつけてもらってな」
なんてホムラが説明すると
「え、なにそれなにそれ! なんだかカッコいい響き! いいな~! ボクにもつけて!」
と目を輝かせながら俺に話しかけてきた。
「うーん。あ、えっと、君の属性を聞いていいか?」
「ん? ボクは風属性だよ~。魔族はね、瞳とか髪の毛に特徴が出ることが多いんだ~」
少し詳しく聞くと、火属性は赤、風属性は緑、水属性は青、土属性は茶色、光属性は黄色、闇属性は紫や黒、もしくはそれに近い色が出てくることが多いらしい。
「そんなことより名前だよ名前!」
なんて急かされたため、すぐに考えることにした。
風属性か……。
うん、見た目がボーイッシュな感じだし、活発そうな感じってことで、これでいこう!
「”颯”っていうのはどうだ?」
「ハヤテ? ハヤテ、ハヤテ……。 うん、いいね! 気に入った! ありがと~!」
何て言いながら彼女、ハヤテは嬉しそうな表情をしていた。
「それで、ボクの名前の文字はどう書くの? この紙に書いてみて! それとこれがペンだよ!」
「お、そういえばオレの名前も聞いてなかったな。こっちの紙に頼むぜ」
と空間魔法で紙やペンを出してきた。というか空間魔法って便利だな。すぐに使えるようになるかわからならいが、後で教えてもらおう。
「まず颯っていうのがこういう漢字。ここの右側に書いてる部分が”風”って漢字だね。俺の世界の漢字って文字は複数の漢字とかを組み合わせたりして一つの漢字にすることもあるんだ」
まずはハヤテから紙とペンを受けとり記入すると、漢字について説明してみた。
「で焔がこういう漢字。ここの左側に書いてある部分が”火”って漢字だね」
次にホムラの紙も受け取り、さっきのペンで記入してみた。ちなみにペンは魔道具のようで魔力を流す部分があった。
「なるほど、オレの属性の漢字も入ってる文字なんだな! ますます気に入ったぜ!」
「いいねいいね! 後で皆に見せびらかせるために、状態を保存する魔法をかけとこ~!」
なんて、さらに喜んでくれた。ホムラには名前を決めた時に漢字も教えてあげればよかったな。
「ってハヤテ。見せびらかすのはいいけど、見せた全員から名前をねだられるってのは勘弁してくれよな!」
「それは大丈夫! 欲しがるのは多分後4人くらいだし、皆属性が違うからね!」
「え、4人もいるの! というかそれって全部の属性の名前を考えるってこと!? ホムラ、どうにかして!」
さっきのようにハヤテを止めてくれることを期待してホムラに頼ったが、
「あー、いやすまん。オレも名前をもらっちまったからな。2人だけずるい、とか、うらやましいとか言われそうだしなんとか考えてくれ」
ダメそうだ。……仕方ない、今すぐってわけじゃないんだ。属性も分かってるし、きっと未来の俺がなんとかしてくれるだろう。頑張れ。
「はぁ……。わかった。後で考えておくよ」
◇
その後、ハヤテも加えて魔法の練習をしてみた。
特に飛行魔法はハヤテに俺を抱えてた状態で飛んでもらうことで、魔力の使い方を理解することができた。
けど、空を飛ぶってのは制御が難しいようで、とりあえず身体を少し浮かす程度しかできなかった。
というか、俺よりかなり小さいハヤテに抱えられて飛ぶ姿は、傍から見たらかなり情けなかったのではないだろうか?
空間魔法や転移魔法も教わりたかったが、こっちは使えるようになるまでに時間がかかるらしい。
空間魔法は自分専用の空間を開き、それを少しずつ拡張していくために時間がかかるようだ。
転移魔法は最初は見える距離から練習して、慣れてきたら転移先のイメージだけで遠くまで移動する感覚をつかむようだ。
魔界と人間界を移動する時は、かなり強いイメージと魔力が必要だと教えてもらった。
それと、転移先を強くイメージする必要があるので、転移は行ったことのある場所にしかできないようだ。
うーん、本人の性能がチートでも流石にすぐにできるってのはなさそうか。
とはいえ、これらはかなり高度な魔法らしく、普通は魔道具で何とかしているっぽい。
転移は転移門、空間魔法は鞄や箱などに付与された物があるので、そちらを使うらしい。
魔族は長生きなので、練習して使えるようになる者も多いようだけど。
◇
そうして魔法の練習や時々会話を挟んでいたら日が傾いていた。
「魔法のみの模擬戦ならそろそろできるんじゃねぇか? 手加減するからやろうぜ!」
なんて言われたけど、何かと理由をつけて断った。
いっそ魔物でも連れてきて……、なんてつぶやきが聞こえてきたが、気のせいのはずだ。
気のせいだけど、飛行魔法のイメトレを積極的に練習しておこうかな。
「もう夕方か。そういえばこっちに来た時も日が高かったけど、俺が元々いた場所と、ここの時間は大体同じってことでいいのか?」
「ああ、そんな感じだな。というかそろそろ夕飯の時間か。ソフィアのいる教会に送っていかないとな」
「ちょっといいかな! ボクから提案なんだけど、名前を付けてくれたお礼に、ボクのおすすめのお店に行こうよ! もちろん奢りだよ!」
なんてハヤテが提案してくれたが、俺は魔界の街には入れないことを説明した。
「大丈夫! ソフィアは友達だから、その街にも何度も行ったことがあるし、おすすめもそこにあるお店だよ! というか話を聞いて、最初からそこのお店に行こうと思ってたし!」
ということで、ハヤテおすすめのお店に行くことになった。
22
あなたにおすすめの小説
社畜の異世界再出発
U65
ファンタジー
社畜、気づけば異世界の赤ちゃんでした――!?
ブラック企業に心身を削られ、人生リタイアした社畜が目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界。
前世では死ぬほど働いた。今度は、笑って生きたい。
けれどこの世界、穏やかに生きるには……ちょっと強くなる必要があるらしい。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。
「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
だが、その世界はダークファンタジーばりばり。
人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。
こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。
あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。
ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。
死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ!
タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。
様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。
世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。
地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
異世界転生特典『絶対安全領域(マイホーム)』~家の中にいれば神すら無効化、一歩も出ずに世界最強になりました~
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が転生時に願ったのは、たった一つ。「誰にも邪魔されず、絶対に安全な家で引きこもりたい!」
その切実な願いを聞き入れた神は、ユニークスキル『絶対安全領域(マイホーム)』を授けてくれた。この家の中にいれば、神の干渉すら無効化する究極の無敵空間だ!
「これで理想の怠惰な生活が送れる!」と喜んだのも束の間、追われる王女様が俺の庭に逃げ込んできて……? 面倒だが仕方なく、庭いじりのついでに追手を撃退したら、なぜかここが「聖域」だと勘違いされ、獣人の娘やエルフの学者まで押しかけてきた!
俺は家から出ずに快適なスローライフを送りたいだけなのに! 知らぬ間に世界を救う、無自覚最強の引きこもりファンタジー、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる