69 / 161
第四章 伝承の おもちゃとちゃちゃっと パーティを
第66話 さあ、ボードゲームをはじめよう
しおりを挟む
さて、こっちのメンバーには魔皇が4人もいるけど、ユズは大丈夫かな?
なんて思っていたけど、
「ふふーん! 製作者の実力ってやつを見せてあげるよ!」
と意気込んでいた。
それを聞いた他のメンバーも、
「ボクだって、本当にすごいってところをユズにみせてあげる! 後で言い訳しても聞かないからね~」
「わたしは娯楽用品の責任者ってこともあって、色々なボードゲームで遊んで来たのよ! その経験を生かすときが来たようね!」
「……私も、知識なら負けない、はず」
「お? 今日は皆、本気で勝負するみたいだな! それなら、オレも手を抜くわけにはいかねぇぜ!」
なんて、それぞれが触発されていた。
……これ、ボードゲームで遊ぶだけだよね?
そんな中でアオイだけは、
「こんなすごいメンバーが本気でプレイするなら、勝つのは難しいかな?」
なんて言っていた。
……いや、普段から魔道具の開発っていう難しいことをやっているアオイも、そのすごいメンバーの一人だと思うが。
◇
というわけで始まった人生双六なのだが、俺たちが遊んでいた時とはレベルが違った。
特に、依頼に関しては色々な駆け引きがあった。
さきほどは説明を省いたが、依頼を受けるためには予め契約金を払う方式となっていた。
そのため、お金がなければそもそも依頼を受けることができない、という形になっていた。
そして、依頼を成功すればこのお金は返還され、それに加えて依頼報酬が貰える、という感じだ。
つまり、依頼を失敗すると契約金が違約金ということで没収される、ということだな。
また、依頼によっては討伐数に応じだ報酬が支払われるものもあり、プレイヤーの戦闘力とサイコロによって討伐数が確定する方式になっていた。
冒険者パートでは依頼を受けた後、武具を購入するなど準備をするフェイズがあり、最後に依頼をこなして終わり、といった流れだった。
それを利用し、契約金が高く現在の装備ではこなすのが難しい依頼をあえて受けて参加者を募集、参加者には必要十分な強い武器を購入してもらう、なんてことが行われていた。
ちなみに、モニカはソフィア相手に自然とこれを行っていた。
モニカ、恐ろしい子!
だが、今回のゲームはもちろんそれだけじゃない。
高い武具を購入するということは、そのプレイヤーの所持金が少なくなるということだ。
そのため、自分の戦闘力を減らして依頼をわざと失敗させることで相手の所持金を削る、なんて罠を仕掛けていた。
武具の購入額より売却額が安く設定してあるため、これができるってことだな。
また、それに伴う駆け引きもあり、例えば今回の依頼を協力するから、次回こちらが受ける依頼には裏切らずに協力する事、みたいな約束をしていた。
他にも、双六パートで報酬が増えるマス目に止まった時、自分が優先的にその人の依頼を受けられるよう立ち回る、なんてことも行われていた。
そんなハイレベルなゲームの中一位となったのは……、なんとユズだった!
本人曰く
「ふふーん。この依頼のシステムを作った時に、こんなことができそうだなーなんて、色々考えていたんだよ! ……それにしても、製作者としての面目を保《たも》ててよかったよー」
なんて言っていたが、それだけじゃなかったと思う。
今までの感じだと想像できないが、魔皇相手にも様々な駆け引きをしていたし、時には相手の思惑の裏をかいていたしな。
……ユズは、こうした状況で実力を発揮するタイプなんだろうな。
他の順位としては、二位から順番にメイ、アオイ、ホムラ、アキナ、ハヤテだった。
とはいえ、全員そこまで大きな差があったわけではなく、最後まで接戦を繰り広げていた。
最下位になったハヤテは、
「……ちがうもん! ユズが思ったより色々すごくて、びっくりしてたら負けちゃったんだもん! 次やったら負けないからね~!」
なんて言っていた。
それを聞いたユズは、
「あれー? ハヤテちゃんがびっくりしてたのは最初だけで、その後は色々と、私を含め皆と駆け引きをしていたよね? そんなハヤテちゃんが私の仕掛けた罠にかかった時は、最初以上にびっくりしてなかったかな?」
なんて、ここぞとばかりにハヤテをからかっていた。
……調子にのりすぎて、後で色々と仕返しされないようにな。
◇
そんな感じで楽しい(?)人生双六が終わった。
終了後は、ちょっと拗ねているハヤテ以外の魔皇三人がユズの所に集まり、あの場面でこうしたら、あの場面で素直に依頼をこなしたら、なんて話をしていた。
ユズもそれに楽しそうに答えていて、遊びを通じて皆と仲良くなれたみたいだな。
あっ、ハヤテも拗ねるのをやめて話に加わった。
そんな様子を観察していると、アキナが俺に話しかけて来た。
「ちょっと強引に誘っちゃったけど、ユズが皆と楽しそうに話しているみたいでよかったわ」
「そうだな。……それにしても、さっきの対戦はすごかったな。アキナも色々と取引をしていたし」
「そこは商人としての経験、ってやつでね! でも、結果としては五位になっちゃったし、ちょっと悔しいわね。……気を取り直して、商人としての話をしましょうか! 今回の冒険者版は、いつも以上に大人がやっても面白いと思うのよね。そういった人たちが買ってくれそうなアイディアとか、何か思いつかないかしら?」
おっと、対戦が終わったと思ったらさっそく商人モードになったな。
まあ、アキナらしくていいんだけどさ。
……うーん、一応思いついたことはあるけど、買ってくれるかはわからないなぁ。
「例えば、それぞれのプレイヤーが使う駒や魔物の駒を、チェスの駒みたいな感じで色々な種類を用意する、っていうのはどうだろ? 後は、仲間になる人物の駒とか、他にもサイコロとかの色々な道具とか。俺のいた世界だと、ボードゲームとかを趣味にしてる人は、そういった小道具もこだわっていた印象だな。例えば……」
精巧につくられたフィギュアとか、見た目が変わっているサイコロとか、俺が思いつく色々な小道具を説明してみた。
よさそうなサイコロを見つけて値段を調べてみたら、想像の十倍以上してびっくりした、なんてこともあったな。
……あれは、完全に大人の趣味用だと言っていいだろう。
「……なるほどね。でも、それを一緒に売ると本来のターゲットの子供が買いにくくなるから、別売で売るのがよさそうね。……あっ、そうだわ! 前にハクトが言っていた、ガチャガチャを使った売り方はどうかしら?」
「それもいいかもしれないな。前は構造とか仕組みについてしか説明しなかったけど、俺のいた世界のガチャガチャはな……」
と、色々な種類のガチャガチャがあること、大人も熱中して買っていること、目当ての物が出なかった特に誰かとトレードすることもある、などなど思いつくままにアキナに説明してみた。
「いいわね! ……なんだか、色々なアイディアが湧きだしてきたわ! ハクト、ありがと!」
「どういたしまして、だな」
アキナは、ちょっと考えるのに集中するわね、と手帳を取り出して、うんうん言いながらメモを取り出した。
……これは、しばらくそっとしておいたほうがいいな。
なんて思っていたら
「ふむ。先ほどフィギュアというワードが出ていたが、それで一つ思いついたことがある。飴細工でフィギュアを作るというのはどうだろうか? ハクト、何か意見はあるか?」
と、急に現われたイズレが話しかけてきた。
……本当にびっくりするのでやめてほしい。
「……あー。俺のいた世界には色々な物を本物そっくりに再現したお菓子、みたいなのもあったな。例えば花を飴細工で再現したり、とかな」
「それは興味深いな。ハクト君、もっと色々と教えて欲しい!」
あ、これイズレとパティオさんの議論に巻き込まれたやつだ。
なんて思っていたけど、
「ふふーん! 製作者の実力ってやつを見せてあげるよ!」
と意気込んでいた。
それを聞いた他のメンバーも、
「ボクだって、本当にすごいってところをユズにみせてあげる! 後で言い訳しても聞かないからね~」
「わたしは娯楽用品の責任者ってこともあって、色々なボードゲームで遊んで来たのよ! その経験を生かすときが来たようね!」
「……私も、知識なら負けない、はず」
「お? 今日は皆、本気で勝負するみたいだな! それなら、オレも手を抜くわけにはいかねぇぜ!」
なんて、それぞれが触発されていた。
……これ、ボードゲームで遊ぶだけだよね?
そんな中でアオイだけは、
「こんなすごいメンバーが本気でプレイするなら、勝つのは難しいかな?」
なんて言っていた。
……いや、普段から魔道具の開発っていう難しいことをやっているアオイも、そのすごいメンバーの一人だと思うが。
◇
というわけで始まった人生双六なのだが、俺たちが遊んでいた時とはレベルが違った。
特に、依頼に関しては色々な駆け引きがあった。
さきほどは説明を省いたが、依頼を受けるためには予め契約金を払う方式となっていた。
そのため、お金がなければそもそも依頼を受けることができない、という形になっていた。
そして、依頼を成功すればこのお金は返還され、それに加えて依頼報酬が貰える、という感じだ。
つまり、依頼を失敗すると契約金が違約金ということで没収される、ということだな。
また、依頼によっては討伐数に応じだ報酬が支払われるものもあり、プレイヤーの戦闘力とサイコロによって討伐数が確定する方式になっていた。
冒険者パートでは依頼を受けた後、武具を購入するなど準備をするフェイズがあり、最後に依頼をこなして終わり、といった流れだった。
それを利用し、契約金が高く現在の装備ではこなすのが難しい依頼をあえて受けて参加者を募集、参加者には必要十分な強い武器を購入してもらう、なんてことが行われていた。
ちなみに、モニカはソフィア相手に自然とこれを行っていた。
モニカ、恐ろしい子!
だが、今回のゲームはもちろんそれだけじゃない。
高い武具を購入するということは、そのプレイヤーの所持金が少なくなるということだ。
そのため、自分の戦闘力を減らして依頼をわざと失敗させることで相手の所持金を削る、なんて罠を仕掛けていた。
武具の購入額より売却額が安く設定してあるため、これができるってことだな。
また、それに伴う駆け引きもあり、例えば今回の依頼を協力するから、次回こちらが受ける依頼には裏切らずに協力する事、みたいな約束をしていた。
他にも、双六パートで報酬が増えるマス目に止まった時、自分が優先的にその人の依頼を受けられるよう立ち回る、なんてことも行われていた。
そんなハイレベルなゲームの中一位となったのは……、なんとユズだった!
本人曰く
「ふふーん。この依頼のシステムを作った時に、こんなことができそうだなーなんて、色々考えていたんだよ! ……それにしても、製作者としての面目を保《たも》ててよかったよー」
なんて言っていたが、それだけじゃなかったと思う。
今までの感じだと想像できないが、魔皇相手にも様々な駆け引きをしていたし、時には相手の思惑の裏をかいていたしな。
……ユズは、こうした状況で実力を発揮するタイプなんだろうな。
他の順位としては、二位から順番にメイ、アオイ、ホムラ、アキナ、ハヤテだった。
とはいえ、全員そこまで大きな差があったわけではなく、最後まで接戦を繰り広げていた。
最下位になったハヤテは、
「……ちがうもん! ユズが思ったより色々すごくて、びっくりしてたら負けちゃったんだもん! 次やったら負けないからね~!」
なんて言っていた。
それを聞いたユズは、
「あれー? ハヤテちゃんがびっくりしてたのは最初だけで、その後は色々と、私を含め皆と駆け引きをしていたよね? そんなハヤテちゃんが私の仕掛けた罠にかかった時は、最初以上にびっくりしてなかったかな?」
なんて、ここぞとばかりにハヤテをからかっていた。
……調子にのりすぎて、後で色々と仕返しされないようにな。
◇
そんな感じで楽しい(?)人生双六が終わった。
終了後は、ちょっと拗ねているハヤテ以外の魔皇三人がユズの所に集まり、あの場面でこうしたら、あの場面で素直に依頼をこなしたら、なんて話をしていた。
ユズもそれに楽しそうに答えていて、遊びを通じて皆と仲良くなれたみたいだな。
あっ、ハヤテも拗ねるのをやめて話に加わった。
そんな様子を観察していると、アキナが俺に話しかけて来た。
「ちょっと強引に誘っちゃったけど、ユズが皆と楽しそうに話しているみたいでよかったわ」
「そうだな。……それにしても、さっきの対戦はすごかったな。アキナも色々と取引をしていたし」
「そこは商人としての経験、ってやつでね! でも、結果としては五位になっちゃったし、ちょっと悔しいわね。……気を取り直して、商人としての話をしましょうか! 今回の冒険者版は、いつも以上に大人がやっても面白いと思うのよね。そういった人たちが買ってくれそうなアイディアとか、何か思いつかないかしら?」
おっと、対戦が終わったと思ったらさっそく商人モードになったな。
まあ、アキナらしくていいんだけどさ。
……うーん、一応思いついたことはあるけど、買ってくれるかはわからないなぁ。
「例えば、それぞれのプレイヤーが使う駒や魔物の駒を、チェスの駒みたいな感じで色々な種類を用意する、っていうのはどうだろ? 後は、仲間になる人物の駒とか、他にもサイコロとかの色々な道具とか。俺のいた世界だと、ボードゲームとかを趣味にしてる人は、そういった小道具もこだわっていた印象だな。例えば……」
精巧につくられたフィギュアとか、見た目が変わっているサイコロとか、俺が思いつく色々な小道具を説明してみた。
よさそうなサイコロを見つけて値段を調べてみたら、想像の十倍以上してびっくりした、なんてこともあったな。
……あれは、完全に大人の趣味用だと言っていいだろう。
「……なるほどね。でも、それを一緒に売ると本来のターゲットの子供が買いにくくなるから、別売で売るのがよさそうね。……あっ、そうだわ! 前にハクトが言っていた、ガチャガチャを使った売り方はどうかしら?」
「それもいいかもしれないな。前は構造とか仕組みについてしか説明しなかったけど、俺のいた世界のガチャガチャはな……」
と、色々な種類のガチャガチャがあること、大人も熱中して買っていること、目当ての物が出なかった特に誰かとトレードすることもある、などなど思いつくままにアキナに説明してみた。
「いいわね! ……なんだか、色々なアイディアが湧きだしてきたわ! ハクト、ありがと!」
「どういたしまして、だな」
アキナは、ちょっと考えるのに集中するわね、と手帳を取り出して、うんうん言いながらメモを取り出した。
……これは、しばらくそっとしておいたほうがいいな。
なんて思っていたら
「ふむ。先ほどフィギュアというワードが出ていたが、それで一つ思いついたことがある。飴細工でフィギュアを作るというのはどうだろうか? ハクト、何か意見はあるか?」
と、急に現われたイズレが話しかけてきた。
……本当にびっくりするのでやめてほしい。
「……あー。俺のいた世界には色々な物を本物そっくりに再現したお菓子、みたいなのもあったな。例えば花を飴細工で再現したり、とかな」
「それは興味深いな。ハクト君、もっと色々と教えて欲しい!」
あ、これイズレとパティオさんの議論に巻き込まれたやつだ。
10
あなたにおすすめの小説
社畜の異世界再出発
U65
ファンタジー
社畜、気づけば異世界の赤ちゃんでした――!?
ブラック企業に心身を削られ、人生リタイアした社畜が目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界。
前世では死ぬほど働いた。今度は、笑って生きたい。
けれどこの世界、穏やかに生きるには……ちょっと強くなる必要があるらしい。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。
「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
だが、その世界はダークファンタジーばりばり。
人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。
こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。
あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。
ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。
死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ!
タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。
様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。
世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。
地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
異世界生活〜異世界に飛ばされても生活水準は変えません〜 番外編『旅日記』
アーエル
ファンタジー
カクヨムさん→小説家になろうさんで連載(完結済)していた
【 異世界生活〜異世界に飛ばされても生活水準は変えません〜 】の番外編です。
カクヨム版の
分割投稿となりますので
一話が長かったり短かったりしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる