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第五章 切望を 叶えた者と 挑む者
第73話 考えよう、答えは出る、といいなぁ
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お土産の箱について衝撃の事実(?)が判明した次の日、俺はさっそく試練について考えていた。
あ、その箱は扱いに困ったので、とりあえず部屋に保管しておくことにした。
今日は予定もないし、のんびり考えられそうだな。
というより、実は明日からも予定が入っていない。
……最近の俺の様子を見てか、次の予定は俺の都合がいい日に、みたいに言ってくれてたんだよな。
とりあえず、ある程度試練の方針が決まったら都合のいい日を伝えようかな。
その時には、心配をかけたことを謝りつつ、様子が変だった理由を伝えておこう。
さて、人間界と魔界が積極的に交流するための切っ掛けづくり、か。
……うーん。
いくつかぼんやりとしたアイディアは浮かんでくるけど、これだ! ってなるものがないな。
……交流ってことでいえば、俺がこの世界に来てからの出来事は全部そうだよな。
俺は元々この世界にいた人間じゃないし、ずっと異文化交流していたような感じか。
それなら一度、この世界に来てから何をやったかを思い返してみようかな?
何かヒントとか、そこから連想するものとかがあるかもだし。
◇
まず、パッと思い浮かんだのは魔道具関係だな。
アオイの工房や魔道具のお店に行ったり、アオイとベイラでハンドミキサーの魔道具を製作した。
それと、ガレムとレイ、ヴェイグルで魔道具の武器を考えて、試作品ができたな。
魔道具と言えば、俺が今では当たり前に使ってる収納用の鞄やリンフォンも魔道具だったな。
アオイのおかげもあってか、魔道具は魔界にも普及してるみたいだから、魔族にも魔道具は馴染んでいそうだ。
それなら、交流に役立ちそうな魔道具、とかで何かあるだろうか?
……俺だけで考えるよりも、アオイやベイラに相談してみたほうが色々なアイディアが出そうだし、後でお願いしてみよう。
後は、完成した魔道具を使った料理、というかケーキがあったな。
甘いものが苦手な人でなければ、ショートケーキは人気が出そうだ。
ふむ、ショートケーキを人間族や魔族に振舞ってみるのはどうだろう?
おいしいものを食べると幸せな気持ちになると思うし、交流も捗るかな?
……いや、そもそも人間族と魔族が一緒にいるという状況をつくらないとだめだな。
……というか、料理で交流ってことなら、それぞれの場所で良く食べられている料理を食べてもらう、っていうのが普通かも。
うん、食文化とかを通じて、お互いに興味を持ってもらえるかもしれないな。
……とはいえ、それをやるとしたら料理を提供する場所とか料理人とかが必要になるか。
それと、俺が知らないだけで魔界の料理がすでに人間界に広まっていたり、その逆のパターンもありえそうかも。
現に、俺のいた世界の料理はこの街の色んな場所で食べられたしな。
……いや、この街はソフィアの影響がでかすぎるだけかも。
とりあえずこっちは、アキナとか魔皇の誰かに聞いてみるのがよさそうだ。
それと、食といえばソフィアも、かな?
◇
うん、魔道具から連想するのはこれくらいかな?
次は……、異世界の知識で色々考えてみようか。
というか、まずはここから色々考えるべきだったかも。
さっき考えた魔道具やショートケーキもそうだけど、俺の持つ知識が切っ掛けで製作が始まったり、話が進んだりしたからな。
まず思い浮かぶのはイズレの人形、というかフィギュアだけど、こっちは今までそういったものがなかったし、受け入れられるかは未知数だな。
他には、デフォルメした魔族の駒を作ろうとしたけど、こっちは中止になったんだよな。
その代わり、ゴブリンの物語の本に挿絵をいれたものを発売してみよう! って話が出てきた。
パーティの時にはあんまり進捗が芳しくなかったようだけど、今はどうなっているんだろう?
気になるし、後で聞いてみよう。
……本と言えば、それぞれの場所で有名な物語、それも実在する場所や人物、種族が題材の本を翻訳して販売する、ってのはどうだろう?
魔界ではメイ、人間界では……本が好きそうな人は誰だろう?
とりあえず、アキナに聞いてみるかな?
後は……。
あ、ユズとその祖父であるガレムが関わっているおもちゃの中には、異世界の人が伝えたり、それを元にしたものがあるよな。
けん玉とか、人生双六とか。
そういったおもちゃで遊びながら交流、ができればいいけど、まずはその前の段階だよな。
……魔界版の人生双六とを製作して販売してみる、とか?
双六じゃなくても、そこをモチーフとしたボードゲームとかもいいかも。
魔族用には人間界バージョンを考えるって感じで。
これは、実際に人生双六を製作してるユズやガレムに相談だな。
相談する前に、一応アイディアを練っておこうか。
◇
他にも、異世界の漫画が読めるソフィアの図書館、魔法を教わった時にやったゴーレムファイトなどを連想した。
前者のほうは不特定多数に見せるのはだめだし、いいアイディアは浮かばなかった。
後者は、ある程度交流が進んでからやってみる感じかな?
きちんとルールを作れば、お互いが怪我をせずに模擬戦みたいなことができそうだ。
むしろ、スポーツみたいに大会を開くってのもいいのかも。
魔族は戦うのが好きな人が多いってイメージだし、少なくとも魔族側の受けは良さそうだと思う。
後は……。
そういえば、魔皇が裁判官を任命して魔界で起こった色々な問題への対処をしてもらう、って話があったな。
最初はヒカリが忙しいから、って話から始まったけど、もし人間界と魔界で交流が盛んになった場合は絶対に必要になるな。
まさか、ヒカリ一人に対処を任せるわけにはいかないし。
……あっ、そうか。
魔界への立ち入りの制限が厳しいなって思っていたけど、そういった問題があるからってことかも。
現在は多分、人間族が入ってもトラブルが起きにくい街とかが許可されているんだろう。
それと、身元とか素性がかなりちゃんとした人でないと、魔界へ行く許可が下りないのだろう。
これは、いざ交流を盛んにしていこう! ってなったときに絶対に障害になるだろうな。
とはいえ、そもそもこの世界についてあまり知らないし、俺が手伝えそうなことは少ないだろうなぁ。
これは、魔皇とかクレアとか、詳しい人におまかせって感じになりそうだ。
◇
とりあえず、ざっと思いつくのはこのくらいかな?
いくつか具体的な案も出せた気がするし、今まで思いついた内容をまとめてみようかな。
まずは、現状の交流状況でもできそうなものだな。
一つ目は、魔界と人間界、それぞれの場所で有名な料理や本などを、もう一方で販売してみる。
これは、メイやアキナに相談してみると色々と意見が貰えるかな?
他にも、詳しい人がいれば話を聞いてみたい。
あ、料理に関してはパティオさんに話を聞けるといいかも。
……途中で、話に夢中になるあまり暴走しなければいいけど。
二つ目は、魔界と人間界、それぞれをモチーフにしたボードゲームを製作してみる。
こっちは、ユズとガレムに相談しないとだな。
相談する前に、何かアイディアを考えておこう。
次は、交流が進んだりとか、何かしら機会があればできそうなものだな。
この前のお城で行ったパーティみたいに、一緒に食事をしたりボードゲームとかで遊んで交流をする。
それと、ゴーレムファイトのルールをきちんとして、スポーツ大会みたいなものを開催する。
この二つは、現状では保留って感じだろう。
後は、魔道具を含め何かいいアイディアが思いつけばいいな、って感じかな?
うん。
現状で思いつくのはこんなところかな。
◇
思いついた内容を紙にまとめ、さてそれじゃ連絡しようかな、と考えたところで、リーン、という音が俺の部屋に鳴り響いた。
リンフォンを確認してみると、アオイからだった。
なんだろう? と思いつつ内容を確認してみると
『やあハクト君、元気かい? 連絡した理由なんだけど、魔道具の試作品が完成したことを知らせようと思ってね。ハクト君と前にデートした時に伝えたやつだよ』
あー。
テレビやプリンターのイメージを魔道具で共有したことで、製作が始まった魔道具だな。
……気になっていたし、これは早く見てみたいかも。
っと、送られてきた続きを確認するか。
『ぜひともハクト君にお披露目したいのだけれど、ハクト君の都合がいい日はあるかい? ……最近、調子があまり良くなさそうに見えたけど、もしそうであれば体調を優先してもらいたいな。万全の調子の時に驚いてもらいたいからね』
魔道具が大好きなアオイのことだ。
完成した魔道具を早くお披露目したいだろうに、俺の体調を優先して考えてくれたんだな。
……アオイも含めた皆には、俺の様子が変だった理由を早めに伝えないとかも。
皆、俺に連絡するのを遠慮してるかもだし。
あ、その箱は扱いに困ったので、とりあえず部屋に保管しておくことにした。
今日は予定もないし、のんびり考えられそうだな。
というより、実は明日からも予定が入っていない。
……最近の俺の様子を見てか、次の予定は俺の都合がいい日に、みたいに言ってくれてたんだよな。
とりあえず、ある程度試練の方針が決まったら都合のいい日を伝えようかな。
その時には、心配をかけたことを謝りつつ、様子が変だった理由を伝えておこう。
さて、人間界と魔界が積極的に交流するための切っ掛けづくり、か。
……うーん。
いくつかぼんやりとしたアイディアは浮かんでくるけど、これだ! ってなるものがないな。
……交流ってことでいえば、俺がこの世界に来てからの出来事は全部そうだよな。
俺は元々この世界にいた人間じゃないし、ずっと異文化交流していたような感じか。
それなら一度、この世界に来てから何をやったかを思い返してみようかな?
何かヒントとか、そこから連想するものとかがあるかもだし。
◇
まず、パッと思い浮かんだのは魔道具関係だな。
アオイの工房や魔道具のお店に行ったり、アオイとベイラでハンドミキサーの魔道具を製作した。
それと、ガレムとレイ、ヴェイグルで魔道具の武器を考えて、試作品ができたな。
魔道具と言えば、俺が今では当たり前に使ってる収納用の鞄やリンフォンも魔道具だったな。
アオイのおかげもあってか、魔道具は魔界にも普及してるみたいだから、魔族にも魔道具は馴染んでいそうだ。
それなら、交流に役立ちそうな魔道具、とかで何かあるだろうか?
……俺だけで考えるよりも、アオイやベイラに相談してみたほうが色々なアイディアが出そうだし、後でお願いしてみよう。
後は、完成した魔道具を使った料理、というかケーキがあったな。
甘いものが苦手な人でなければ、ショートケーキは人気が出そうだ。
ふむ、ショートケーキを人間族や魔族に振舞ってみるのはどうだろう?
おいしいものを食べると幸せな気持ちになると思うし、交流も捗るかな?
……いや、そもそも人間族と魔族が一緒にいるという状況をつくらないとだめだな。
……というか、料理で交流ってことなら、それぞれの場所で良く食べられている料理を食べてもらう、っていうのが普通かも。
うん、食文化とかを通じて、お互いに興味を持ってもらえるかもしれないな。
……とはいえ、それをやるとしたら料理を提供する場所とか料理人とかが必要になるか。
それと、俺が知らないだけで魔界の料理がすでに人間界に広まっていたり、その逆のパターンもありえそうかも。
現に、俺のいた世界の料理はこの街の色んな場所で食べられたしな。
……いや、この街はソフィアの影響がでかすぎるだけかも。
とりあえずこっちは、アキナとか魔皇の誰かに聞いてみるのがよさそうだ。
それと、食といえばソフィアも、かな?
◇
うん、魔道具から連想するのはこれくらいかな?
次は……、異世界の知識で色々考えてみようか。
というか、まずはここから色々考えるべきだったかも。
さっき考えた魔道具やショートケーキもそうだけど、俺の持つ知識が切っ掛けで製作が始まったり、話が進んだりしたからな。
まず思い浮かぶのはイズレの人形、というかフィギュアだけど、こっちは今までそういったものがなかったし、受け入れられるかは未知数だな。
他には、デフォルメした魔族の駒を作ろうとしたけど、こっちは中止になったんだよな。
その代わり、ゴブリンの物語の本に挿絵をいれたものを発売してみよう! って話が出てきた。
パーティの時にはあんまり進捗が芳しくなかったようだけど、今はどうなっているんだろう?
気になるし、後で聞いてみよう。
……本と言えば、それぞれの場所で有名な物語、それも実在する場所や人物、種族が題材の本を翻訳して販売する、ってのはどうだろう?
魔界ではメイ、人間界では……本が好きそうな人は誰だろう?
とりあえず、アキナに聞いてみるかな?
後は……。
あ、ユズとその祖父であるガレムが関わっているおもちゃの中には、異世界の人が伝えたり、それを元にしたものがあるよな。
けん玉とか、人生双六とか。
そういったおもちゃで遊びながら交流、ができればいいけど、まずはその前の段階だよな。
……魔界版の人生双六とを製作して販売してみる、とか?
双六じゃなくても、そこをモチーフとしたボードゲームとかもいいかも。
魔族用には人間界バージョンを考えるって感じで。
これは、実際に人生双六を製作してるユズやガレムに相談だな。
相談する前に、一応アイディアを練っておこうか。
◇
他にも、異世界の漫画が読めるソフィアの図書館、魔法を教わった時にやったゴーレムファイトなどを連想した。
前者のほうは不特定多数に見せるのはだめだし、いいアイディアは浮かばなかった。
後者は、ある程度交流が進んでからやってみる感じかな?
きちんとルールを作れば、お互いが怪我をせずに模擬戦みたいなことができそうだ。
むしろ、スポーツみたいに大会を開くってのもいいのかも。
魔族は戦うのが好きな人が多いってイメージだし、少なくとも魔族側の受けは良さそうだと思う。
後は……。
そういえば、魔皇が裁判官を任命して魔界で起こった色々な問題への対処をしてもらう、って話があったな。
最初はヒカリが忙しいから、って話から始まったけど、もし人間界と魔界で交流が盛んになった場合は絶対に必要になるな。
まさか、ヒカリ一人に対処を任せるわけにはいかないし。
……あっ、そうか。
魔界への立ち入りの制限が厳しいなって思っていたけど、そういった問題があるからってことかも。
現在は多分、人間族が入ってもトラブルが起きにくい街とかが許可されているんだろう。
それと、身元とか素性がかなりちゃんとした人でないと、魔界へ行く許可が下りないのだろう。
これは、いざ交流を盛んにしていこう! ってなったときに絶対に障害になるだろうな。
とはいえ、そもそもこの世界についてあまり知らないし、俺が手伝えそうなことは少ないだろうなぁ。
これは、魔皇とかクレアとか、詳しい人におまかせって感じになりそうだ。
◇
とりあえず、ざっと思いつくのはこのくらいかな?
いくつか具体的な案も出せた気がするし、今まで思いついた内容をまとめてみようかな。
まずは、現状の交流状況でもできそうなものだな。
一つ目は、魔界と人間界、それぞれの場所で有名な料理や本などを、もう一方で販売してみる。
これは、メイやアキナに相談してみると色々と意見が貰えるかな?
他にも、詳しい人がいれば話を聞いてみたい。
あ、料理に関してはパティオさんに話を聞けるといいかも。
……途中で、話に夢中になるあまり暴走しなければいいけど。
二つ目は、魔界と人間界、それぞれをモチーフにしたボードゲームを製作してみる。
こっちは、ユズとガレムに相談しないとだな。
相談する前に、何かアイディアを考えておこう。
次は、交流が進んだりとか、何かしら機会があればできそうなものだな。
この前のお城で行ったパーティみたいに、一緒に食事をしたりボードゲームとかで遊んで交流をする。
それと、ゴーレムファイトのルールをきちんとして、スポーツ大会みたいなものを開催する。
この二つは、現状では保留って感じだろう。
後は、魔道具を含め何かいいアイディアが思いつけばいいな、って感じかな?
うん。
現状で思いつくのはこんなところかな。
◇
思いついた内容を紙にまとめ、さてそれじゃ連絡しようかな、と考えたところで、リーン、という音が俺の部屋に鳴り響いた。
リンフォンを確認してみると、アオイからだった。
なんだろう? と思いつつ内容を確認してみると
『やあハクト君、元気かい? 連絡した理由なんだけど、魔道具の試作品が完成したことを知らせようと思ってね。ハクト君と前にデートした時に伝えたやつだよ』
あー。
テレビやプリンターのイメージを魔道具で共有したことで、製作が始まった魔道具だな。
……気になっていたし、これは早く見てみたいかも。
っと、送られてきた続きを確認するか。
『ぜひともハクト君にお披露目したいのだけれど、ハクト君の都合がいい日はあるかい? ……最近、調子があまり良くなさそうに見えたけど、もしそうであれば体調を優先してもらいたいな。万全の調子の時に驚いてもらいたいからね』
魔道具が大好きなアオイのことだ。
完成した魔道具を早くお披露目したいだろうに、俺の体調を優先して考えてくれたんだな。
……アオイも含めた皆には、俺の様子が変だった理由を早めに伝えないとかも。
皆、俺に連絡するのを遠慮してるかもだし。
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