78 / 161
第五章 切望を 叶えた者と 挑む者
第74話 デジャビュかな?(違います)
しおりを挟む
とりあえず、まずはアオイに返事をしないとだな。
うーんと、まずは俺の調子が悪そうに見えた理由を伝えておくか。
……皆と離れたくない、みたいに書くのはちょっと照れくさい気がして来た。
そうだなぁ。
もうちょっとふんわりと、こっちの世界で色々な体験をした結果、帰りたくなくなってしまった、って感じにしよう。
後は……。
元の世界に帰ってやりたいことがあるから、そのことで悩んでいた。
ソフィアに相談したところ、神様にお願いすることを提案された。
結果として、試練を達成すれば願いを叶えてもらえることになった。
うん、こんなとこか。
詳しい内容とか、試練を手伝ってほしいとかは、直接会った時に伝えよう。
後は、悩みの解決手段が見つかったから調子は絶好調だってことと、今は予定がないから早く魔道具が見てみたい、って内容を送ればいいかな?
◇
そんな感じの内容をリンフォンで送ると、すぐに返事が返って来た。
早いな、と思いつつ内容を確認してみると、
『なるほど、そういうことだったんだね。……もしも今時間があれば、一度通話モードで話さないかい? 問題なければ、そちらから連絡してほしいかな』
とのことだった。
なんだろう?
……まあ、連絡すればすぐに分かるか。
そう思いつつ、通話モードでアオイに連絡をしてみた。
「アオイ? さっそく連絡してみたけど、どうかしたのか?」
「やあ、ハクト君。すぐに連絡してくれてありがとう。さっき連絡してくれたことで、確認したいことがあってね。もしも差支えなければ、試練の内容を教えてくれないかな?」
「それはかまわないが……。というか、実は皆に手伝いをお願いできないかって思っていたんだ。それで、神様から与えられた試練というのは、魔界と人間界が積極的に交流するための切っ掛けづくり、っていう内容だったんだ」
試練の内容を説明したのだが、向こうからの反応が返ってこない。
……もしかして、手伝うのが難しい、とか?
「アオイ? どうかしたか?」
「……ああ、すまないねハクト君。試練の内容を聞いて、少し考え事をしてしまったよ。皆に手伝いをお願いしたい、ということだけれど、すでに誰かに相談はしたのかい?」
「ああいや。そもそも、試練が与えられたのも昨日のことでさ。まずは、さっきアオイに送ったように、俺の調子が悪そうだった理由を他の皆にも説明しようかと思っていたんだ。それで、次に会った時にでも手伝いをお願いしてみようかな、って」
「なるほどね。……ハクト君。さっき送ってくれた内容、試練の内容とそれを手伝ってほしい旨、他の魔皇にも伝えていいかい?」
「え? ああ、それは構わないけど……」
早めに伝えないとな、とは思っていたから、俺の代わりに伝えてくれるのはありがたいんだけど……。
アオイは、どういう目的で皆に伝えてくれるんだろうか。
「そうかい! それじゃ、さっそく皆に伝えてみるよ。その後でまた連絡させてもらうね。それじゃまたね、ハクト君」
「お、おう」
ということで、通話が終了した。
アオイが、俺の代わりに伝えてくれる理由を聞こうと思っていたけど、その前に切れちゃったな。
……というか、魔道具の話はどこいった?
◇
魔道具の話はアオイからの連絡が来た時にでもするとして、さてどうしようか。
やっぱり、他の皆にもアオイに伝えたような内容を送っておこうかな。
……こういうとき、リンフォンにメッセージアプリ的なものがあると便利だよなぁ。
いや、そこまででなくとも、一斉メールみたいに同時に送れる機能が欲しいな。
今度、アオイに伝えてみようかな?
まあ、今はその機能はないし、とりあえず一人ずつに送っていくとしようか。
……ヴェイグルとガレムには、それぞれベイラとユズに伝えてもらえばいいか。
まずはアキナに、さっきアオイに送ったような内容を送ろう。
◇
さて次はイズレに送ろうとリンフォンを操作していたら、リンフォンがリーンと鳴った。
誰だろう? なんて思い浮かべたら、それがリンフォンに入力されてしまった。
……一度取り消して、もう一度やらないとか。
いや、その前に、まずは送られてきた内容を確認してみるか。
流石にアオイではないよな、と思いつつ確認すると、アキナからだった。
……アオイといい、返事が返ってくるのが早いな。
内容を確認すると、
『そういうことだったのね! ちょっと色々話したいんだけど、今時間は大丈夫かしら?』
と、こっちもアオイと一緒だった。
とりあえず問題ない旨を送ると、すぐにアキナから通話モードでかかってきた。
「よう、アキナ。話したいことって、もしかしなくても試練の事か?」
「そうよ! わたしに手伝えることがあれば、と思ってね。なんならわたしの父親に頼んで、今井商会の力を使うことだって可能よ!」
あ、やっぱりそうだった。
ただ、アキナ個人ならともかく、巨大な商会の力を借りるって言うのは……。
いや、場合によってはお願いすることになるかもしれないのか。
「あー、もしかしたらお願いするかもしれない、かも。ああ、その前に。俺に与えられた試練の内容なんだけどな……」
と、試練の内容を伝えた。
それと、少し前にアオイから連絡が来たのでアオイにも伝えたこと、そうしたら魔皇全員に伝えると言われたこと、イズレたちにアキナに送ったような内容を送る予定であること、次に会った時にでも手伝ってもらえないかを打診するつもりだった、ということを伝えた。
「うーん、そうねぇ。……まずはそれ、わたしが代わりに皆へ伝えてもいいかしら? ハクトの事情から、試練の手伝いの打診までね」
こっちまで同じパターンとは。
あ、さっきアオイには聞けなかったから、理由を聞いておこう。
「それはありがたいんだけど、どうしてだ?」
「それは、まあ、皆に用ができたからよ! あ、それとハクトは今元気ってことよね? なら、もうちょっと色々話してもいいかしら?」
アキナの用事のついでってことか。
アオイの方も、もしかしたら魔皇の皆で集まる予定だったのかもな。
「ああ、かまわないぞ。皆に俺の事情を伝えるって用事は、アキナが代わりにやってくれるからな」
「それじゃ、まずはガチャガチャについてね! 今井商会の娯楽部門でさっそく色々と話し合ってみたんだけどね……」
と、しばらくアキナと通話をした。
……アキナとの通話が終わってから気づいたけど、用がある、じゃなくて用ができた、って言ってなかったか?
……俺の試練について、何かあるのだろうか?
いや、言い間違いかもしれないな、うん。
◇
そして次の日。
さっそくアオイから連絡が来た。
『昨日言った通り、また連絡させてもらったよ。さっそくなんだけど、明日は予定があるかい? もしも都合がよければ、明日はまた、私たちのお城に招待してもいいかい?』
……突然だな。
いや、もしかして魔道具のお披露目をしてくれるとか、かな?
それで、せっかくだし他の魔皇にも一緒に見せる、とか?
とりあえず返信しておこう。
『もしかして、昨日言ってた魔道具を見せてくれるのか? 俺の予定は空いているから大丈夫だけど』
そう送ったところ、しばらくしたところでアオイから返事が返って来た。
『ああ、それもあったね。それじゃ、明日教会前に迎えに行くよ』
まさかの、魔道具がついでみたいな扱いになってる……。
ってことは、本題はもっと重要なことだよな?
……昨日のやり取り的に、おそらく俺の試練に関することなんだろうけど、どんな内容なんだろうか。
まあそういうわけで、明日は魔皇の城に招待されることになった。
うーんと、まずは俺の調子が悪そうに見えた理由を伝えておくか。
……皆と離れたくない、みたいに書くのはちょっと照れくさい気がして来た。
そうだなぁ。
もうちょっとふんわりと、こっちの世界で色々な体験をした結果、帰りたくなくなってしまった、って感じにしよう。
後は……。
元の世界に帰ってやりたいことがあるから、そのことで悩んでいた。
ソフィアに相談したところ、神様にお願いすることを提案された。
結果として、試練を達成すれば願いを叶えてもらえることになった。
うん、こんなとこか。
詳しい内容とか、試練を手伝ってほしいとかは、直接会った時に伝えよう。
後は、悩みの解決手段が見つかったから調子は絶好調だってことと、今は予定がないから早く魔道具が見てみたい、って内容を送ればいいかな?
◇
そんな感じの内容をリンフォンで送ると、すぐに返事が返って来た。
早いな、と思いつつ内容を確認してみると、
『なるほど、そういうことだったんだね。……もしも今時間があれば、一度通話モードで話さないかい? 問題なければ、そちらから連絡してほしいかな』
とのことだった。
なんだろう?
……まあ、連絡すればすぐに分かるか。
そう思いつつ、通話モードでアオイに連絡をしてみた。
「アオイ? さっそく連絡してみたけど、どうかしたのか?」
「やあ、ハクト君。すぐに連絡してくれてありがとう。さっき連絡してくれたことで、確認したいことがあってね。もしも差支えなければ、試練の内容を教えてくれないかな?」
「それはかまわないが……。というか、実は皆に手伝いをお願いできないかって思っていたんだ。それで、神様から与えられた試練というのは、魔界と人間界が積極的に交流するための切っ掛けづくり、っていう内容だったんだ」
試練の内容を説明したのだが、向こうからの反応が返ってこない。
……もしかして、手伝うのが難しい、とか?
「アオイ? どうかしたか?」
「……ああ、すまないねハクト君。試練の内容を聞いて、少し考え事をしてしまったよ。皆に手伝いをお願いしたい、ということだけれど、すでに誰かに相談はしたのかい?」
「ああいや。そもそも、試練が与えられたのも昨日のことでさ。まずは、さっきアオイに送ったように、俺の調子が悪そうだった理由を他の皆にも説明しようかと思っていたんだ。それで、次に会った時にでも手伝いをお願いしてみようかな、って」
「なるほどね。……ハクト君。さっき送ってくれた内容、試練の内容とそれを手伝ってほしい旨、他の魔皇にも伝えていいかい?」
「え? ああ、それは構わないけど……」
早めに伝えないとな、とは思っていたから、俺の代わりに伝えてくれるのはありがたいんだけど……。
アオイは、どういう目的で皆に伝えてくれるんだろうか。
「そうかい! それじゃ、さっそく皆に伝えてみるよ。その後でまた連絡させてもらうね。それじゃまたね、ハクト君」
「お、おう」
ということで、通話が終了した。
アオイが、俺の代わりに伝えてくれる理由を聞こうと思っていたけど、その前に切れちゃったな。
……というか、魔道具の話はどこいった?
◇
魔道具の話はアオイからの連絡が来た時にでもするとして、さてどうしようか。
やっぱり、他の皆にもアオイに伝えたような内容を送っておこうかな。
……こういうとき、リンフォンにメッセージアプリ的なものがあると便利だよなぁ。
いや、そこまででなくとも、一斉メールみたいに同時に送れる機能が欲しいな。
今度、アオイに伝えてみようかな?
まあ、今はその機能はないし、とりあえず一人ずつに送っていくとしようか。
……ヴェイグルとガレムには、それぞれベイラとユズに伝えてもらえばいいか。
まずはアキナに、さっきアオイに送ったような内容を送ろう。
◇
さて次はイズレに送ろうとリンフォンを操作していたら、リンフォンがリーンと鳴った。
誰だろう? なんて思い浮かべたら、それがリンフォンに入力されてしまった。
……一度取り消して、もう一度やらないとか。
いや、その前に、まずは送られてきた内容を確認してみるか。
流石にアオイではないよな、と思いつつ確認すると、アキナからだった。
……アオイといい、返事が返ってくるのが早いな。
内容を確認すると、
『そういうことだったのね! ちょっと色々話したいんだけど、今時間は大丈夫かしら?』
と、こっちもアオイと一緒だった。
とりあえず問題ない旨を送ると、すぐにアキナから通話モードでかかってきた。
「よう、アキナ。話したいことって、もしかしなくても試練の事か?」
「そうよ! わたしに手伝えることがあれば、と思ってね。なんならわたしの父親に頼んで、今井商会の力を使うことだって可能よ!」
あ、やっぱりそうだった。
ただ、アキナ個人ならともかく、巨大な商会の力を借りるって言うのは……。
いや、場合によってはお願いすることになるかもしれないのか。
「あー、もしかしたらお願いするかもしれない、かも。ああ、その前に。俺に与えられた試練の内容なんだけどな……」
と、試練の内容を伝えた。
それと、少し前にアオイから連絡が来たのでアオイにも伝えたこと、そうしたら魔皇全員に伝えると言われたこと、イズレたちにアキナに送ったような内容を送る予定であること、次に会った時にでも手伝ってもらえないかを打診するつもりだった、ということを伝えた。
「うーん、そうねぇ。……まずはそれ、わたしが代わりに皆へ伝えてもいいかしら? ハクトの事情から、試練の手伝いの打診までね」
こっちまで同じパターンとは。
あ、さっきアオイには聞けなかったから、理由を聞いておこう。
「それはありがたいんだけど、どうしてだ?」
「それは、まあ、皆に用ができたからよ! あ、それとハクトは今元気ってことよね? なら、もうちょっと色々話してもいいかしら?」
アキナの用事のついでってことか。
アオイの方も、もしかしたら魔皇の皆で集まる予定だったのかもな。
「ああ、かまわないぞ。皆に俺の事情を伝えるって用事は、アキナが代わりにやってくれるからな」
「それじゃ、まずはガチャガチャについてね! 今井商会の娯楽部門でさっそく色々と話し合ってみたんだけどね……」
と、しばらくアキナと通話をした。
……アキナとの通話が終わってから気づいたけど、用がある、じゃなくて用ができた、って言ってなかったか?
……俺の試練について、何かあるのだろうか?
いや、言い間違いかもしれないな、うん。
◇
そして次の日。
さっそくアオイから連絡が来た。
『昨日言った通り、また連絡させてもらったよ。さっそくなんだけど、明日は予定があるかい? もしも都合がよければ、明日はまた、私たちのお城に招待してもいいかい?』
……突然だな。
いや、もしかして魔道具のお披露目をしてくれるとか、かな?
それで、せっかくだし他の魔皇にも一緒に見せる、とか?
とりあえず返信しておこう。
『もしかして、昨日言ってた魔道具を見せてくれるのか? 俺の予定は空いているから大丈夫だけど』
そう送ったところ、しばらくしたところでアオイから返事が返って来た。
『ああ、それもあったね。それじゃ、明日教会前に迎えに行くよ』
まさかの、魔道具がついでみたいな扱いになってる……。
ってことは、本題はもっと重要なことだよな?
……昨日のやり取り的に、おそらく俺の試練に関することなんだろうけど、どんな内容なんだろうか。
まあそういうわけで、明日は魔皇の城に招待されることになった。
1
あなたにおすすめの小説
社畜の異世界再出発
U65
ファンタジー
社畜、気づけば異世界の赤ちゃんでした――!?
ブラック企業に心身を削られ、人生リタイアした社畜が目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界。
前世では死ぬほど働いた。今度は、笑って生きたい。
けれどこの世界、穏やかに生きるには……ちょっと強くなる必要があるらしい。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。
「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
だが、その世界はダークファンタジーばりばり。
人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。
こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。
あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。
ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。
死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ!
タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。
様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。
世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。
地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
異世界生活〜異世界に飛ばされても生活水準は変えません〜 番外編『旅日記』
アーエル
ファンタジー
カクヨムさん→小説家になろうさんで連載(完結済)していた
【 異世界生活〜異世界に飛ばされても生活水準は変えません〜 】の番外編です。
カクヨム版の
分割投稿となりますので
一話が長かったり短かったりしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる