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85話
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あの後、ソファでぼーっとしているとガルムさんが返ってきた。
「ただいま、ハル。」
「おかえりなさい、ガルムさん。」
帰ってきたガルムさんはピクッと鼻を動かし、目を見開いた後ふっと微笑んだ。私はその行動にどうしたのだろうと思っていた。
「ハル、俺がいない間に一人でシていたのか?」
シて?……っ///!
「なっ、えっ……!なんで……?」
「その様子、図星ってとこか?ハルの匂いが強くなっていたから、もしやとは思ったが。」
そう言って動揺して動けないでいる私の隣にガルムさんは腰掛ける。そして、イタズラな目をして私に問いかける。
「で、何を想像していたんだ?ん?」
「うっ……、その、昨日のガルムさんとのことを思っていました……。」
「フッ、そうか。それは嬉しいな。」
観念してそう言うと、ガルムさんは私を抱きしめ、そのままキスを頭に数度落とす。その軽いキスでさえ、昨日のことを思い起こす引き金となってしまい、顔を赤くする。
「……もう、ガルムさん。恥ずかしいです……。そ、そろそろギルドに行きましょう?」
私はなんとかこの状況から逃れるために、予定していたギルドでの魔法の練習を提案する。
「クククッ、そうだな。今はこれくらいで勘弁してやろう。」
こうして解放された私はやっとホッと一息つく。そして、ガルムさんは手を繋ぐよう手を差し出してくる。
「さぁ、行こうか。」
「はい……。」
未だ手を繋ぐことにもドキドキしてしまう私は、またも顔を赤くすることになり、ギルドにつくまでその頬が冷めることはなかった。さすがのガルムさんも魔法を使用する時は手を離してくれ、やっと高鳴った心臓を落ち着けることができた。魔法を練習しようと杖を取り出していると、横から声がかかる。
「おぉ、ハル君ではないか。今日も精が出るのぅ。おや、今日は彼氏も同伴か。」
「あ、アッシュさん……!ど、どこでそれを?」
声をかけてきたのはアッシュさんだった。そして、アッシュさんの口から彼氏という単語が飛び出してきて、落ち着いてきた心臓がまたドキリと跳ねた。ガルムさんはと言うと、彼氏と言われてご満悦のようだ。
「フォッフォッ、なに。ギルド長ともなれば色々な情報が入ってくるのじゃよ。しかもあのガルムにやっと恋人ができたとなればな。まぁ、薄々こうなることは予想できたがの。」
うぅ……。まさか、アッシュさんにもバレているなんて……。
「おーい、父さーん!」
訓練場の入り口の方から声がし、振り向くと白の鎧を纏った騎士らしき獣人さんがこっちに歩み寄ってきていた。この中で父さんと呼ばれる人物は一人しかいないため、アッシュさんの方を見るとその人物にここだと言うように手を振っていた。
「父さん、ここにいたのか。執務室にいなかったから、職員に聞いて回ったよ。」
「ローランか、よく来たのぅ……って、なんじゃ孫は連れとらんのか……。」
アッシュさんは明らかにがっかりしていた。察するにこの人はアッシュさんの息子さんだろうか。息子さんとは言っても確実に私より年上だけど……。
「そりゃ、すみませんね!何せ、急に王女様が明日こちらに来るって言い出したせいで急遽見回りに行かされているんだよ。ったく……、こっちの身にもなってほしいよ。で、ガルムさんは分かるけど、この子は?」
「そうだったのか、騎士は大変じゃのう。で、こちら、冒険者兼ガルムの恋人のハル君じゃ。」
「ど、どうもハルと申します。アッシュさんには最近良くしていただいていて。」
私は、ガルムさんの恋人と紹介されたことに恥ずかしかったが、なんとかやり過ごして自己紹介をする。
「これはご丁寧にどうも。私は騎士団に所属している豹の獣人でローランという。一応副団長だから、何かあったら頼ってね。それにしてもまさか、こんなに可愛らしい子が父に付き合ってくれているなんてね。」
「なんだ、ハルはやらんぞ。」
ローランさんは騎士団に所属しているから白の鎧を着ているのか。ガルムさんやアルトさんが着たらきっと似合うだろうな……。
そう思っていると、ガルムさんが急に私を腕の中に囲い込んて、ギロリとローランさんを睨んだ。
「おっと、誤解させてしまいすまない。私には妻子がいるから、ハル君には手を出しはしないよ。」
「本当だな……?」
「あぁ、本当さ、信じてくれ。はぁ、狼獣人の恋人への執着は聞いていたけど、ここまでとは……。」
ローランさんは両の手の平を上げ、ヒラヒラと降参のようなポーズをとる。それを見てやっとガルムさんは私を腕から解放してくれた。
それから程なくしてローランさんは帰っていき、アッシュさんにアドバイスをもらいながら魔法の練習をした。今日は一発の威力を上げようということで、練習したが大きな成果はあげられなかった。
そして、帰り道でガルムさんからさらっと、とんでもないことを聞かされた。
「えっ、明日アルトさんが来るんですか?」
「ただいま、ハル。」
「おかえりなさい、ガルムさん。」
帰ってきたガルムさんはピクッと鼻を動かし、目を見開いた後ふっと微笑んだ。私はその行動にどうしたのだろうと思っていた。
「ハル、俺がいない間に一人でシていたのか?」
シて?……っ///!
「なっ、えっ……!なんで……?」
「その様子、図星ってとこか?ハルの匂いが強くなっていたから、もしやとは思ったが。」
そう言って動揺して動けないでいる私の隣にガルムさんは腰掛ける。そして、イタズラな目をして私に問いかける。
「で、何を想像していたんだ?ん?」
「うっ……、その、昨日のガルムさんとのことを思っていました……。」
「フッ、そうか。それは嬉しいな。」
観念してそう言うと、ガルムさんは私を抱きしめ、そのままキスを頭に数度落とす。その軽いキスでさえ、昨日のことを思い起こす引き金となってしまい、顔を赤くする。
「……もう、ガルムさん。恥ずかしいです……。そ、そろそろギルドに行きましょう?」
私はなんとかこの状況から逃れるために、予定していたギルドでの魔法の練習を提案する。
「クククッ、そうだな。今はこれくらいで勘弁してやろう。」
こうして解放された私はやっとホッと一息つく。そして、ガルムさんは手を繋ぐよう手を差し出してくる。
「さぁ、行こうか。」
「はい……。」
未だ手を繋ぐことにもドキドキしてしまう私は、またも顔を赤くすることになり、ギルドにつくまでその頬が冷めることはなかった。さすがのガルムさんも魔法を使用する時は手を離してくれ、やっと高鳴った心臓を落ち着けることができた。魔法を練習しようと杖を取り出していると、横から声がかかる。
「おぉ、ハル君ではないか。今日も精が出るのぅ。おや、今日は彼氏も同伴か。」
「あ、アッシュさん……!ど、どこでそれを?」
声をかけてきたのはアッシュさんだった。そして、アッシュさんの口から彼氏という単語が飛び出してきて、落ち着いてきた心臓がまたドキリと跳ねた。ガルムさんはと言うと、彼氏と言われてご満悦のようだ。
「フォッフォッ、なに。ギルド長ともなれば色々な情報が入ってくるのじゃよ。しかもあのガルムにやっと恋人ができたとなればな。まぁ、薄々こうなることは予想できたがの。」
うぅ……。まさか、アッシュさんにもバレているなんて……。
「おーい、父さーん!」
訓練場の入り口の方から声がし、振り向くと白の鎧を纏った騎士らしき獣人さんがこっちに歩み寄ってきていた。この中で父さんと呼ばれる人物は一人しかいないため、アッシュさんの方を見るとその人物にここだと言うように手を振っていた。
「父さん、ここにいたのか。執務室にいなかったから、職員に聞いて回ったよ。」
「ローランか、よく来たのぅ……って、なんじゃ孫は連れとらんのか……。」
アッシュさんは明らかにがっかりしていた。察するにこの人はアッシュさんの息子さんだろうか。息子さんとは言っても確実に私より年上だけど……。
「そりゃ、すみませんね!何せ、急に王女様が明日こちらに来るって言い出したせいで急遽見回りに行かされているんだよ。ったく……、こっちの身にもなってほしいよ。で、ガルムさんは分かるけど、この子は?」
「そうだったのか、騎士は大変じゃのう。で、こちら、冒険者兼ガルムの恋人のハル君じゃ。」
「ど、どうもハルと申します。アッシュさんには最近良くしていただいていて。」
私は、ガルムさんの恋人と紹介されたことに恥ずかしかったが、なんとかやり過ごして自己紹介をする。
「これはご丁寧にどうも。私は騎士団に所属している豹の獣人でローランという。一応副団長だから、何かあったら頼ってね。それにしてもまさか、こんなに可愛らしい子が父に付き合ってくれているなんてね。」
「なんだ、ハルはやらんぞ。」
ローランさんは騎士団に所属しているから白の鎧を着ているのか。ガルムさんやアルトさんが着たらきっと似合うだろうな……。
そう思っていると、ガルムさんが急に私を腕の中に囲い込んて、ギロリとローランさんを睨んだ。
「おっと、誤解させてしまいすまない。私には妻子がいるから、ハル君には手を出しはしないよ。」
「本当だな……?」
「あぁ、本当さ、信じてくれ。はぁ、狼獣人の恋人への執着は聞いていたけど、ここまでとは……。」
ローランさんは両の手の平を上げ、ヒラヒラと降参のようなポーズをとる。それを見てやっとガルムさんは私を腕から解放してくれた。
それから程なくしてローランさんは帰っていき、アッシュさんにアドバイスをもらいながら魔法の練習をした。今日は一発の威力を上げようということで、練習したが大きな成果はあげられなかった。
そして、帰り道でガルムさんからさらっと、とんでもないことを聞かされた。
「えっ、明日アルトさんが来るんですか?」
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