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番外編 後朝 ※
6
「違うっ。起きたなら私から退け、恥知らず!」
「変態だの恥知らずだの、今宵はずいぶんと口が悪いな。中が物足りなくて、余を煽っておるのか?」
「口に出さないだけで、いつも思っていることだ!」
「そのように可愛くないことを言う口は塞いでしまおう」
顎を掴まれ無理矢理振り向かされた先で、唇を奪われた。軽く重なる生易しいものではなく、ぴたりと封をするように完全に塞がれ、呼吸すらも奪われる。
我が物顔でもぐり込んできた厚い舌に、口腔の敏感な粘膜をくまなく舐め回され、喉の奥まで犯される。かと思うときつく絡みつき、自身の口内に引き入れ、蜻蛉は音を立てて梟の舌と唾液を啜り込む。
──湯殿での、あのおぞましい後戯をなぞっている。
気がついた途端、悦びに肉筒がぞろりと蠢いた。
舌を入れられたまま口内を、じゅっ、じゅうっと執拗に啜られると、後ろを舌で広げられ啜り上げられた、あの異様な感覚が蘇った。突き入れられ舐め回されれば、中を抉られ襞の一つ一つを丁寧に舐めほぐされているように肉筒がうねった。
口づけを受けているだけなのに、肉筒を舌で犯されている。
そのいやらしい感覚の変換を促す、植え付けられたばかりの快楽の種が、嬉々として芽を出し根を張ろうとするのを感じ、だらしない体への嫌悪感が募っていく。
梟の悲嘆に気づくことなく、思い通りの体の反応に蜻蛉は含み笑う。
「変態だの恥知らずだの、今宵はずいぶんと口が悪いな。中が物足りなくて、余を煽っておるのか?」
「口に出さないだけで、いつも思っていることだ!」
「そのように可愛くないことを言う口は塞いでしまおう」
顎を掴まれ無理矢理振り向かされた先で、唇を奪われた。軽く重なる生易しいものではなく、ぴたりと封をするように完全に塞がれ、呼吸すらも奪われる。
我が物顔でもぐり込んできた厚い舌に、口腔の敏感な粘膜をくまなく舐め回され、喉の奥まで犯される。かと思うときつく絡みつき、自身の口内に引き入れ、蜻蛉は音を立てて梟の舌と唾液を啜り込む。
──湯殿での、あのおぞましい後戯をなぞっている。
気がついた途端、悦びに肉筒がぞろりと蠢いた。
舌を入れられたまま口内を、じゅっ、じゅうっと執拗に啜られると、後ろを舌で広げられ啜り上げられた、あの異様な感覚が蘇った。突き入れられ舐め回されれば、中を抉られ襞の一つ一つを丁寧に舐めほぐされているように肉筒がうねった。
口づけを受けているだけなのに、肉筒を舌で犯されている。
そのいやらしい感覚の変換を促す、植え付けられたばかりの快楽の種が、嬉々として芽を出し根を張ろうとするのを感じ、だらしない体への嫌悪感が募っていく。
梟の悲嘆に気づくことなく、思い通りの体の反応に蜻蛉は含み笑う。
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