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「私も、選びかねるほどありますが…強いて言えば、中立者が何故ここまで巻き込まれるのか、でしょうかね。私は、傍観者の方を常々希望してるんですが?」
敢えて抽象的な苦情を遠回しに伝えれば、困った表情を浮かべて、頭を掻いてる。
「確かにその通りだが、割と自分から首を突っ込んでいるのに、気付いてないのか?」
言い難そうだが、しっかり突いてくる。
「撒き餌を散々してくれるのは、何方ですか。その言い方は語弊があります」
「まあ、認めるがな。だが、本当に傍観者を望むなら、それも含めて眺めているものだ。厭世家を観ればよく分かるだろう?」
暗にセイ殿は、言葉ほど望んではいないと指摘している。
反論するだけの、要素や熱意が足りない。
「では、今回の件が終わって、建国祭でのお披露目後1年間は、全ての公式行事は不参加でお願いします。せめてそれ位は、傍観させて貰っていいですよね?」
面白くないと、無茶な要求を口にするが、すんなり認められる。
なんだか、肩透かしされたようで、すっきりしない。
「他には、何か要望や嘆願はないのか?この際、遠慮なく言って貰って構わない。少しは、自分本位になってごらん」
「何ですか、その大盤振る舞いは。普通逆でしょう?一体、何をさせたいんです」
我儘を推奨してくる陛下に、胡乱気な視線を向けた。
「珍しく自己主張してきたから、序でに甘えてくれないかと期待しただけだ。セイ殿は、子供である事を放棄しているからな」
さも残念そうに、素に戻らないのかと零している。
態とらしい演技に、つい低い声で「陛下」と咎めるてしまう。
「セイ様、お茶が冷めてしまいますよ」
言葉と一緒に皿も差し出される。
見遣れば、少々強張った笑みを浮かべて、目が揺れてる。
「リラ、ありがとう。心配しなくても、ただの言葉遊びだ。陛下も此処では、客人の一人だからね」
陛下にチラリと視線を遣り、無礼講だと伝えた。
本来なら、確かに私の言動では礼に反しているが、処罰される対象でもない。
陛下の執務室で、同じ行為をしても、苦笑か軽い叱責以上の反応はないだろう。
だが、一応体面を考え、緑雲宮以外では公爵の地位に適った、礼儀作法をしているに過ぎない。
その代わり、緑雲宮では、人として最低限の礼儀で済ませている。訪れた人にも同様な行為を求めた結果、此処のみ無礼講ということになっていた。
「リラティス、セイ殿の言われるように此処は無礼講だ。気に病む必要はない」
陛下が端的に注意してくるが、これでは逆効果だ。
余計に、硬直してしまったリラティスを横目に、アスカルトは相変わらず食べまくっている。
「陛下、脅さないで下さい。リラは繊細なんですよ。全く、少しは関心を持ってくれないと、会話どころではないでしょう」
呆れて注意する姿の方が、周りにとっては心臓に悪いとは気付いてもいない。
見慣れているドミニクでさえ、多少顔が引き攣っていた。
敢えて抽象的な苦情を遠回しに伝えれば、困った表情を浮かべて、頭を掻いてる。
「確かにその通りだが、割と自分から首を突っ込んでいるのに、気付いてないのか?」
言い難そうだが、しっかり突いてくる。
「撒き餌を散々してくれるのは、何方ですか。その言い方は語弊があります」
「まあ、認めるがな。だが、本当に傍観者を望むなら、それも含めて眺めているものだ。厭世家を観ればよく分かるだろう?」
暗にセイ殿は、言葉ほど望んではいないと指摘している。
反論するだけの、要素や熱意が足りない。
「では、今回の件が終わって、建国祭でのお披露目後1年間は、全ての公式行事は不参加でお願いします。せめてそれ位は、傍観させて貰っていいですよね?」
面白くないと、無茶な要求を口にするが、すんなり認められる。
なんだか、肩透かしされたようで、すっきりしない。
「他には、何か要望や嘆願はないのか?この際、遠慮なく言って貰って構わない。少しは、自分本位になってごらん」
「何ですか、その大盤振る舞いは。普通逆でしょう?一体、何をさせたいんです」
我儘を推奨してくる陛下に、胡乱気な視線を向けた。
「珍しく自己主張してきたから、序でに甘えてくれないかと期待しただけだ。セイ殿は、子供である事を放棄しているからな」
さも残念そうに、素に戻らないのかと零している。
態とらしい演技に、つい低い声で「陛下」と咎めるてしまう。
「セイ様、お茶が冷めてしまいますよ」
言葉と一緒に皿も差し出される。
見遣れば、少々強張った笑みを浮かべて、目が揺れてる。
「リラ、ありがとう。心配しなくても、ただの言葉遊びだ。陛下も此処では、客人の一人だからね」
陛下にチラリと視線を遣り、無礼講だと伝えた。
本来なら、確かに私の言動では礼に反しているが、処罰される対象でもない。
陛下の執務室で、同じ行為をしても、苦笑か軽い叱責以上の反応はないだろう。
だが、一応体面を考え、緑雲宮以外では公爵の地位に適った、礼儀作法をしているに過ぎない。
その代わり、緑雲宮では、人として最低限の礼儀で済ませている。訪れた人にも同様な行為を求めた結果、此処のみ無礼講ということになっていた。
「リラティス、セイ殿の言われるように此処は無礼講だ。気に病む必要はない」
陛下が端的に注意してくるが、これでは逆効果だ。
余計に、硬直してしまったリラティスを横目に、アスカルトは相変わらず食べまくっている。
「陛下、脅さないで下さい。リラは繊細なんですよ。全く、少しは関心を持ってくれないと、会話どころではないでしょう」
呆れて注意する姿の方が、周りにとっては心臓に悪いとは気付いてもいない。
見慣れているドミニクでさえ、多少顔が引き攣っていた。
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