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「水面下での話ですので、お耳に入れる程のことはないかと」
「その判断を下すのは私の筈だが?」
「瑣末な情報まで報告しても、混乱を招くだけです。第一、未確認情報を調査し、何もないのはよくある事です」
不確定情報を、報告する無意味さを告げているが、陛下は納得がいかないようで、渋面のままだった。
「怪しいという疑念が湧くのなら、それ相応の理由があるのだろう?その事すら伏せられては、後々の判断を誤る事にもつながる」
知らないことは、危険だという主張も、強ち間違ってもいないが、その辺は宰相殿が方々に密偵を放っているのだから、必要に応じて報告するので充分な気もする。
「陛下が全て把握したいなら、寝食をとる暇もなくなりますが?そこまで意地を張って、健康を害しては、何の意味があるのです」
意固地になっている陛下に、態と大袈裟に言ってみれば、目がスイっと逸らされ、微妙に泳いでいる。何よりも、食べることを楽しんでいるだけに、その事態は避けたいのだろう。
「セイ様の言われる通りです。宰相殿が、寝食を削っているのをお忘れですか?執務室に住み着いて処理し、愛妻の待つ家に帰宅するのは、年に数回ですからね?」
アルフレッドが、加勢してくれたお陰か、陛下は居心地悪そうに座り直し、態とらしい咳払いをしている。
「分かった。もう言わんから、そう追い討ちを掛けてくれるな。それは、悪いと思っているのだ」
「おや、自責の念はあったのですね。私も、全てやって頂いた方が、楽なんですよ?ただ、これ以上は超過すると請負っているだけです。何時でも返上致しますので、ご希望でしたら、お言いつけ下さい」
宰相殿は、色々と思うところがあったようで、しっかりとどめを刺していた。
陛下は両手を軽く上げ、降参だと示し、口元が引き攣っている。
「いや、謹んで遠慮させてもらう。私が間違っていた、そう言わず今後も頼む。ただ、月一は帰れるよう、調整はしてくれるか?」
「本当に宜しいのですか?書類が山積みになりますよ」
「その辺を、上手く采配を頼む。偏らないで、割増ならどうにかなるだろう?」
「…随分と、都合の良いお申し出ですが、承りましょう。少しずつ増量させて頂きます」
気が付けば、宰相殿に都合が良いところで落ち着いている。
途中で、感謝するような目配せをしてくる筈だ。
「話が着いたようですが、私を下がらせてまでする事ですか?」
小分かりしないまま、話に加勢していたアルフレッドが、訝しげに聞いてきた。
「その判断を下すのは私の筈だが?」
「瑣末な情報まで報告しても、混乱を招くだけです。第一、未確認情報を調査し、何もないのはよくある事です」
不確定情報を、報告する無意味さを告げているが、陛下は納得がいかないようで、渋面のままだった。
「怪しいという疑念が湧くのなら、それ相応の理由があるのだろう?その事すら伏せられては、後々の判断を誤る事にもつながる」
知らないことは、危険だという主張も、強ち間違ってもいないが、その辺は宰相殿が方々に密偵を放っているのだから、必要に応じて報告するので充分な気もする。
「陛下が全て把握したいなら、寝食をとる暇もなくなりますが?そこまで意地を張って、健康を害しては、何の意味があるのです」
意固地になっている陛下に、態と大袈裟に言ってみれば、目がスイっと逸らされ、微妙に泳いでいる。何よりも、食べることを楽しんでいるだけに、その事態は避けたいのだろう。
「セイ様の言われる通りです。宰相殿が、寝食を削っているのをお忘れですか?執務室に住み着いて処理し、愛妻の待つ家に帰宅するのは、年に数回ですからね?」
アルフレッドが、加勢してくれたお陰か、陛下は居心地悪そうに座り直し、態とらしい咳払いをしている。
「分かった。もう言わんから、そう追い討ちを掛けてくれるな。それは、悪いと思っているのだ」
「おや、自責の念はあったのですね。私も、全てやって頂いた方が、楽なんですよ?ただ、これ以上は超過すると請負っているだけです。何時でも返上致しますので、ご希望でしたら、お言いつけ下さい」
宰相殿は、色々と思うところがあったようで、しっかりとどめを刺していた。
陛下は両手を軽く上げ、降参だと示し、口元が引き攣っている。
「いや、謹んで遠慮させてもらう。私が間違っていた、そう言わず今後も頼む。ただ、月一は帰れるよう、調整はしてくれるか?」
「本当に宜しいのですか?書類が山積みになりますよ」
「その辺を、上手く采配を頼む。偏らないで、割増ならどうにかなるだろう?」
「…随分と、都合の良いお申し出ですが、承りましょう。少しずつ増量させて頂きます」
気が付けば、宰相殿に都合が良いところで落ち着いている。
途中で、感謝するような目配せをしてくる筈だ。
「話が着いたようですが、私を下がらせてまでする事ですか?」
小分かりしないまま、話に加勢していたアルフレッドが、訝しげに聞いてきた。
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