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「確かにその通りだが…現状維持で良いのではないか?」
「そうやって、ズルズルと中途半端な状態は、返って弊害を生みます。気長に引継ぎをしましたが、そろそろ頃合いですから、丁度いいでしょう。グレンの方も同様では?」
「そうですね。最近では、最終報告のみになりました。私も引退し、セイ様付きに専念させて頂いても、宜しいでしょうか?」
アルフレッドから振られ、淡々と辞任を願い出ているが、陛下は呆然自失状態に陥ってしまう。
重鎮である2人が、同時期に辞任では、陛下としては困るのだろう。
なによりも、精神的に痛手となりそうで、少々可哀想な展開になってきた。
「気持ちは、分からない訳ではないが、この辺でやめて上げなさい。追い詰め過ぎですよ」
「まだ序の口なのですが…、消し炭になられても、迷惑ですから、致し方ないでしょうか。ですが、最低限の改善は飲まれるのですよね?」
「辞任以外の要求なら、相談に応じる。何でも、構わないとは言えんが、譲歩には幾らでも乗ろう」
取り敢えずとはいえ、辞任を撤回する言葉に、陛下は飛び付いているが、流石に何でも了承するとは口にしてない。
「グレンはどうしますか?」
「アルフとは違い、さほど陛下に、影響があるとは思えないのですが…」
アルフレッドに意向を問われ、グレンは首を傾げている。
その雰囲気からすれば、何方でも構わないような感じだ。
「何を言っているのだ。充分影響はあるだろう?是非とも、留任して貰いたい」
「では、アルフではありませんが、お約束頂けますか?」
「婚姻の件なら、無理強いしないが…誓約書を用意すればいいか?」
陛下の引き留めに、しっかり言質をとって、身の安全を確保しているようだ。
意外にちゃっかりしている、と妙な感心をしてしまった。
これで、多少なりとも効果があるといいが…。
「私は、職務以外の仕事を、申し付けない事です。お約束、下さいますか?」
「何か、申しつけていたか?」
「それは…態と言ってますか?誤魔化しでなく、真面目な話ですよ?」
「いったい何なんだ?」
「無自覚とは…タチが悪いですね。職務を、逸脱した命令ばかりなのですが?」
「そうなのか?それならそうと、早く言ってくれ、知らなかったとはいえ、済まなかった」
本当に、全く認知してなかったようで、目を瞬かせ謝っている姿に、アルフレッドが頭痛を覚えていた。
「長年の苦労が…認識不足とは、情けなくて泣けてきます。本来なら、王宮内の従僕と侍女を管理する程度なんですがね」
「は?前任の者は、後宮にも、権力を有していた筈だが…違うのか?」
「あの方でしたら、先の王妃様が、後援者だったのが原因です。正確には、親族関係だったかと」
前任者が、裏で暗躍していたのを垣間見ていたのが、誤解の素のようだが、そこから認識不足とは、何とも呆れ果てる実情だ。
「そうやって、ズルズルと中途半端な状態は、返って弊害を生みます。気長に引継ぎをしましたが、そろそろ頃合いですから、丁度いいでしょう。グレンの方も同様では?」
「そうですね。最近では、最終報告のみになりました。私も引退し、セイ様付きに専念させて頂いても、宜しいでしょうか?」
アルフレッドから振られ、淡々と辞任を願い出ているが、陛下は呆然自失状態に陥ってしまう。
重鎮である2人が、同時期に辞任では、陛下としては困るのだろう。
なによりも、精神的に痛手となりそうで、少々可哀想な展開になってきた。
「気持ちは、分からない訳ではないが、この辺でやめて上げなさい。追い詰め過ぎですよ」
「まだ序の口なのですが…、消し炭になられても、迷惑ですから、致し方ないでしょうか。ですが、最低限の改善は飲まれるのですよね?」
「辞任以外の要求なら、相談に応じる。何でも、構わないとは言えんが、譲歩には幾らでも乗ろう」
取り敢えずとはいえ、辞任を撤回する言葉に、陛下は飛び付いているが、流石に何でも了承するとは口にしてない。
「グレンはどうしますか?」
「アルフとは違い、さほど陛下に、影響があるとは思えないのですが…」
アルフレッドに意向を問われ、グレンは首を傾げている。
その雰囲気からすれば、何方でも構わないような感じだ。
「何を言っているのだ。充分影響はあるだろう?是非とも、留任して貰いたい」
「では、アルフではありませんが、お約束頂けますか?」
「婚姻の件なら、無理強いしないが…誓約書を用意すればいいか?」
陛下の引き留めに、しっかり言質をとって、身の安全を確保しているようだ。
意外にちゃっかりしている、と妙な感心をしてしまった。
これで、多少なりとも効果があるといいが…。
「私は、職務以外の仕事を、申し付けない事です。お約束、下さいますか?」
「何か、申しつけていたか?」
「それは…態と言ってますか?誤魔化しでなく、真面目な話ですよ?」
「いったい何なんだ?」
「無自覚とは…タチが悪いですね。職務を、逸脱した命令ばかりなのですが?」
「そうなのか?それならそうと、早く言ってくれ、知らなかったとはいえ、済まなかった」
本当に、全く認知してなかったようで、目を瞬かせ謝っている姿に、アルフレッドが頭痛を覚えていた。
「長年の苦労が…認識不足とは、情けなくて泣けてきます。本来なら、王宮内の従僕と侍女を管理する程度なんですがね」
「は?前任の者は、後宮にも、権力を有していた筈だが…違うのか?」
「あの方でしたら、先の王妃様が、後援者だったのが原因です。正確には、親族関係だったかと」
前任者が、裏で暗躍していたのを垣間見ていたのが、誤解の素のようだが、そこから認識不足とは、何とも呆れ果てる実情だ。
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