スライム2体しかテイムできませんでした。

ジミー凌我

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魔術師キューリと弟子になった僕

魔術師キューリと弟子になった僕⑥

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 1日目の修業が終わり。
 夜になったら師匠も戻ってきた。
 どうやら、決闘の詳細が決まったらしい。
「お!修行頑張ってるみたいだな!センタ!へへ。そろそろDランクの魔法をマスターできたか?」
「いや……すみません師匠…まだ、Eランクの魔法でさえマスター出来てないです……」
「なんだと!まだ、そんなとこなのか!そんなんじゃあ、あのクロスとかいう雑魚には勝てないぞ!」
 師匠は悪酔いしているのか、ものすごく悪い方向に僕に絡んでくる。
 昼からずっと酒飲んでるしなぁ。今も飲んでるし。帰ってきたときも酒瓶あおりながら帰ってきたし。
「キューリ!何言ってるの!あなたじゃあないんだから、センタの魔法適性だったらEランクの魔法一つマスターするのに1週間かかれば早い方なのに、あと2日くらいでマスターできるんだから、すごい方じゃない!」
 ラティがフォローしてくれる。
 グラムも師匠にポヨンと体当たりをして抗議をしてくれているみたいだ。
「ふん!まあいいだろう!ヒクッ……。あ、そうだ決闘の詳細だが、日にちは今日話したとおり14日後の正午、場所はこの街のギルド所有の闘技場の一つ〈セルリアンコロシアム〉。ルールはお互いがテイムしている魔物と自分自身で戦い、テイマーがやられた側の負け、つまり『センタとグリム対クロスとクロスのテイムしている魔物』というわけだな。クロスはリザードテイマーだって言ってたから、リザード種の魔物をテイムしているんだろう。人によっては3体とかテイム出来る奴もいるから何体テイムしているかはわからないけどな」
「なるほど……。ありがとうございます!師匠!僕はグラムとクロスに勝って、絶対にグラムにあやまらせて見せます。そして僕もグラムも弱くないってことを教えます!!」
 師匠は僕の言葉を聞くとニヤッと笑った。
「おお!そのいきだ!だが、センタはまだ弱い。魔法はラティに任せるとはいえ、ヒクッ……。対人戦については、私自ら明日からちょくちょく教えてやろう」
「えっ……。私明日以降もずっとセンタにつきっきりなの!?」
 ラティが初めて聞いたんだけど…と抗議をするが、師匠は華麗に無視をする。
 あれ?今更ながらにだけど、僕、冒険者になったのだからクエストとか受けないのかな?まぁ、いいか。決闘の後で…………。何の知識もないし……。
 僕はそれから修行の間は師匠の家で寝泊まりもさせてもらえることになった。
 ご飯も食べさせてくれ、謎の肉とか謎の魚とか謎の草とかを食べていたけれど、きっと冒険者として活動しだしたら知ることが出来ると思い、怖いのもあったけど、何の食材か深くは聞かなかった。美味しかったから。
 それから、修業や対人戦について、リザード種の魔物について、水魔法について、いろんなことを学んでいたら、すぐに決闘に日になった。

「どうだ!センタ!勝てそうか?」
「はい、師匠!いけます!」
 そう言って、僕は、セルリアンコロシアムの中へ足を踏み入れた。
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