えみりちゃんのいぬ

ぬえもと

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そのご

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 男と一緒に適当に男性ものの衣料品店を何件か回りながら、落ち着き払っている男とは対照的に、終始咲里はそわそわと落ち着かなかった。
 初めての場所で緊張していたというのもあれば、周りの視線が気になるというのも大いにその要因ではあるのだが、それ以上に、男の反応はあまりにも心臓に悪すぎた。
 常に咲里の腕を離そうとはせず、咲里が何を選んでも「あんたが選んでくれたものなら、なんでもいい」の一点張り。これまで見せたどの笑顔よりも心底嬉しそうな顔をする男を見ていると、どうにも居た堪れなくなってしまい、そそくさと専門店街を抜け出し、このショッピングモールが独自に展開している安価なプライベートブランドのものをいくつか適当に見繕うと、咲里は手早く会計を済ませた。
 咲里から服の入った紙袋を受け取った男は、これまたこちらが申し訳なくなるくらいに上機嫌だ。

(結局、そんなにいいものは買ってないし……)

 それなりに裕福な暮らしをしていたであろう男からすれば、焚き火くらいにしか使い道がなさそうな品物ばかりである。しかし、男が満足そうならそれでいいかのかなと、咲里はどこか諦めたように、終始和やかな空気を醸し出す男と並び歩きながら、そんなことを思う。

「次はどこに行く?」

「あ、じゃあ、……家具売り場に」

「分かった」

 いつものように淡々と頷きながら、けれどやはり、男の表情は心なしか穏やかだ。
 そんな些細な表情の変化が読み取れるようになったことに嬉しさを覚えながら、二人はゆっくりと目的地へ向かい歩みを進めていく。二人の間に、それほど会話はない。
 咲里はあまり人と話すことが得意ではないし、男も決して饒舌とは言えない。
 必要最低限の会話しか行われてはいなかったが、けれどその沈黙が心地いい。
 赤くなる頬を自覚しながら、咲里はつながる手のひらから伝わるあたたかさを享受していた。
 次第に、周囲の視線は気にならなくなっていく。
 しばらく人混みの中にいて慣れてきたのもあるだろう。けれどそれ以上に、咲里を受け入れてくれる人と一緒にいるのだという事実が、咲里に自信をつけさせていった。
 
「どんな家具が、いいとか、その、……希望は、ありますか?」

 家具売り場は、モール全体の混雑に比べれば、幾分か閑散としている。
 決して人がいないというわけではないが、ゆっくりと見るには丁度いい人の少なさに、咲里は肩の力が少し抜けたような気がした。

「あんたが選ぶものなら、なんでもいい。……ただ」

 お決まりの台詞のあとで残された意味深な言葉に、咲里は上へと視線を向ける。

「広いベッドは欲しい。あんたと一緒に、寝られるように」

 眼前に広がるベッドの数々を品定めするように見つめながら単調に吐き出された言葉に、咲里はたまらず絶句する。
 この男は咲里が一緒に寝ることを拒絶したのを、咲里の部屋のベッドが小さいせいだと思っていたのか。

(……確かに、私の部屋のベッドは、シングルだけど)

 問題はそこではない。もっと根本的なものだ。
 大人しくソファーで寝ているので、てっきり添い寝の件は諦めてくれたと思っていたのに。ここがあまり人気のない場所だったから良かったが、公衆の面前でなんという発言をしてくれるのだろう。

(き、聞かれてないよね)

 ちらちらと周囲に視線を向けるが、特に誰かに気にされている様子はない。
 そのことだけが、今の咲里には唯一の救いだった。

「……一緒には、寝れま、せん」

「どうして」

 眉を寄せ、咲里をじっと見下ろしながら、男は前回と同じ質問を返す。

「だって、その……」

 拒む咲里の方がおかしいとでも言いたげな男の視線に、咲里はたじろいでしまう。
 だってあなたは男の人だし、とってもかっこいいし、私なんか眼中にないのかもしれないけど、私はあなたのことをすごく、尋常ではないくらい意識しているし、こうして手をつないでいるだけでも恥ずかしいのに、一緒になんて寝たら心臓がはち切れて死んでしまいそうなので、残念ですが一緒に寝ることは出来ません。ごめんなさい。

(……なんて、言えるわけ、ない……し)

 所在なく視線を彷徨わせていると、男はぼそりとすねたようにつぶやきを漏らす。

「……前は、一緒に寝ていた」

(ま、前は、って……前の彼女……、とか?)

 それとも、咲里がほんの小さな子供だった頃に会ったことがあって、その時は一緒に寝ていたとか?
 名前も知っているはずだと言っていたし、その線が一番濃厚なのではないだろうかと、咲里は混乱する頭の中で一つの解を導き出す。

「……昔は、昔、ですから。……今は、嫌……です」

 長い、沈黙があった。咲里のものに絡めた指先に力を込め、何かを堪えるようにして。

「……あんたが、そう言うのなら」

 零された言葉に、咲里はますます困惑する。
 男の手を引き、話はこれで終わりだとばかりにずんずんと家具売り場を闊歩していけば、一応は諦めがついたのか。
 男はそれ以上、咲里に抗議の声を上げようとしなかった。
 黙って後ろを着いてくる男の顔をちらりと盗み見ながら、咲里は小さく溜息を吐く。

(……なんでこの人、こんなに私と一緒に寝たがるんだろう)

 顔は傷だらけでお世辞にも綺麗とは言えないし、胸だってそんなに出ていない。
 抱きしめて眠るには幾分肉付きが足りていない自覚はあったし、ならばどうしてこだわるのか。考えれば考えるほどに、思考は迷宮の中へと迷い込んでいく。

(……あ)

 家具売り場を無計画に突き進む途中、咲里は一台のベッドに視線を奪われた。
 それは、天蓋付きの白いベッドだった。ヘッドボードや脚にロココ調のデザインが施されたそれは、おとぎ話に登場するお姫様のベッドを想像させる。サイズはセミダブルだろうか。咲里が普段使っているものより、ひとまわり大きい。

「あんた、ああいうのが好きなのか?」

 いつの間に、隣に並び立っていたのだろう。
 突如頭上から響き渡った声に、咲里ははっと視線を上げる。
 男と目が合って初めて、咲里は自分が足を止めていたことに気が付いた。

「憧れは、あります、けど。……で、でも、不釣り合いだし、それにうちは……狭い、し、……置き場所も、ない、ので。それに、ほら、今日は、あなたの使うものを見に来たので、私のは、別に、……いまので、十分だから」

 ちらりと値札に視線をやれば、豪奢な見た目に比例してなかなかの値段が付けられている。家に置き去りにしてきたボストンバッグに詰められていた金額を思えば安いものだが、あれらのお金は横に立つ男のものであって、そもそも咲里は別段贅沢をするつもりはない。
 ただ細々と暮らしていけるのなら、それだけで満足だ。
 だが、男は咲里の釈明を聞き終わってからも、しばし白亜のベッドを眺め続けていた。
 まるで、その瞳の奥に焼き付けるようにして、執拗に。
 もういいのだと告げるようにして少し強く腕を引いて初めて、男はようやくベッドから視線を逸らした。

 結局、服を選んだ時と同じで、どの家具を選んだところで男は咲里の指し示すものに同意を示すだけだった。しかし「あんたが選ぶものなら」と、お決まりの台詞とともに、溶けそうなほどに甘い笑みを返されてしまえば、さほど悪い気はしない。服を買い、家具の下見を済ませた以上、今日の目的はすでに達成したわけであり。
 用事が済んでしまえば、もうここに用はない。
 そんなわけで、二人はショッピングモールの中を、立体駐車場に向かって歩いていた。
 その道中で、咲里は一軒の店に人だかりが出来ていることに気が付く。咲里と同年代の少女たちが、何かを求め列をなしているようだった。看板を見れば、「クレープ」と「タピオカドリンク」という文字の羅列が咲里の目に飛び込んでくる。

(タピオカ……、クレープ……)

 どちらも、食べたことがないものだ。
 テレビでは何度か目にしたことがあるが、その時さほど興味は沸かなかった。けれど周囲の人々が手にしている実物を見ていると、無性に興味を惹かれるものがある。

(美味しい、のかな)

 ごくりと唾を飲み、おもむろに足を止めれば、横に並び立つ男も咲里に習うようにして静かに歩みを止めた。

「食べたいのか?」

「え」

 じっと伺うように咲里を覗き込んでくる男に、そんなに物欲しそうな顔をしていたかと、咲里はたまらず固まってしまう。

(でも、今日は、無駄なものは買わないって決めたんだし……)

「買ってくる。あんたはそこに座っててくれ」

 咲里が否定の言葉を口にするより、男が咲里の手を離す方が早かった。

「どれがいい」

「えっと、あの、……いちごの、やつ」

「……分かった」

 笑顔で頷きを返し、男は服の入った紙袋を持ったまま列へと向かって行ってしまった。

(荷物くらい、預けてくれればいいのに)

 若い少女たちの中に混じって並ぶスーツ姿の男はなんとも滑稽で、やっぱり自分も並ぼうと思うのだが、それより次の客が列に並ぶ方が早かった。
 仕方なく、言われた通り近場にあったベンチに座り、咲里は申し訳なさに頭を抱える。
 しばしじっと男を見ていると、彼がスーツの懐から黒い長財布を取り出す姿が目に飛び込んできた。

(……財布、持ってたんだ)

 膝の上できつく財布の入った小さな鞄を抱きしめながら、咲里は目を数度しばたかせた。
 だったらわざわざ咲里に金を渡し、支払わせる必要などどこにもなかったのではないだろうか。咲里の財布に入っているのは、元をただせば男の金なわけであるし。
 
(……やっぱり、変な人)

 何度目になるか分からない、「変な人」という単語を思い浮かべた瞬間。

「あれ? 篠塚じゃん!」

 前方から聞こえた底なしに明るい声に、咲里はびくりと大きく体を痙攣させた。
 がくがくと、全身が無意識に震えだす。どうして、なんで、そんな単語が頭の中を埋め尽くしては、咲里の体を動けなくさせていく。
 にこにことした人好きのする笑顔を浮かべた少女は、まっすぐに咲里へと向かってくる。ゆっくりとこちらに向かって少女が足を踏み出すたび、咲里は自身の呼吸が荒くなるのを自覚していた。ひぅと、喉が気味の悪い音を立てる。

「奇遇だね~、久しぶり。元気してた? しばらく学校来てなかったから、みんな心配してたんだよ?」

 少女の黒髪が、微笑みとともに軽やかに揺れる。
 きつくバッグを握りしめる腕に、手汗がしみる感触がした。

「う、上野、……さん」

 震えながらにクラスメイトの名を口にすれば、上野は不気味なほど口角を吊り上げ、微笑みを強めた。

「お母さん、亡くなったんだって? かわいそうに。てっきりふさぎ込んでると思ってたんだけど――」

 少女の顔が、咲里の目と鼻の先へと迫っていた。
 咲里だけに聞こえるようにして、少女は無遠慮に咲里の心を抉っていく。

「男と一緒に真っ昼間からこんなとこにいるなんて、随分なご身分じゃん。……雑巾の分際で」

 それまでにこにこと微笑んでいた上野の顔に、侮蔑交じりの嘲笑が浮かぶ。
 焦点が合わず、視界がぐらぐらと揺らいでいる。見慣れたはずの侮慢、聞き慣れているはずの罵倒に、その時は何故だか、息が出来なくなった。

「ずっと見てたんだよ。……あのイケメン、あんたの何? 手なんか繋いじゃってさ。まさか、彼氏だなんてふざけたことぬかさないよね?」

 上野の脅迫めいた微笑みに、咲里は激しく首を縦に振る。

「よかった~。そうだよね。……あんたみたいなブスじゃ、釣り合わないもんね?」

 鋭利な刃物で、ずたずたに切り裂かれたかのような感覚がした。
 釣り合っていない。そんなこと、最初から分かっていた。
 それなのに、胸を襲うこの痛みはなんなのだろう。
 
「……彼氏じゃないなら、やっぱ援交? 雑巾にしては偉いじゃん。……私らのために、お金、稼いでくれるんだ?」

 目の前が真っ暗になった。
 ベンチに座り込んだまま、微塵も動くことが出来ない。
 何もかもが、苦痛だった。
 これは、罰なのだろうか。分不相応にも、幸せを享受しようとしていた罰。
 地獄の悪魔に母親とその恋人の死を願っておきながら、平穏に暮らそうなどと、それこそ虫のいい話だったのだ。

「あの人、イケメンなのに趣味悪いね。あんたみたいなのにお金落とすなんて、どういう神経してるんだか。……ね、今度紹介してよ。あんたみたいなのでも抱けるんだったら、若い子なら誰でもいいんでしょ? あんたには勿体無いよ。だからさ、……私が、もらってあげる」

 突発的に、頭に血がのぼった。
 それまでは何を言われても許せていたのに、黙って従っていたのに、あの男のことを悪く言われるのだけは、どうしても我慢できなかった。
 あの人は、初めて咲里を尊重してくれた。優しくしてくれた。無理強いをしなかった。咲里だから大事にするのだと、そんな勘違いをさせるほどに。
 あの男にとって、咲里がどういう存在なのかなんて、浅慮な咲里には判別ができない。
 けれど咲里にとって、あの男は間違いなく特別だった。
 物静かで、表情もなくて、滅多に笑わなくて、けれど時折見せる優しい顔に、どうしようもなく安心感を覚える。
 嬉しかった。交わした言葉など数える程度だが、一緒にいて、本当に楽しかった。そんなことを思えたのは、くろ以外では初めてだった。
 こんな女に、あの男を、渡したく、なかった。

「あ、…………せん」

「……あ?」

 あからさまに低い声を出し威圧してくる上野に、咲里は奥歯を強く噛み締める。

「……あげられ、ません」

 目をきつく閉じ、すがるようにして手元の鞄を強く抱きしめる。
 殴られるのを覚悟して、けれど衝撃の代わりに咲里の耳には柔らかな声が届く。

「……咲里?」

 固まった心をじんわりと解きほぐしていく男の声に、肩の力を抜こうとして。
 
「運が良かったね」

 元の人好きのする表情を浮かべ、少女は咲里の両肩に手を置き、耳元で残酷な囁きを残す。

「それじゃ、……明日、学校で」
 
 手を振り立ち去っていく上野の顔を、見ることが出来なかった。
 前方からゆっくりと近付いてくる男を心配させまいと笑みを浮かべようとして、けれど上手く出来なかったらしい。
 二人分のクレープとタピオカ入りのドリンクをトレイに乗せ持った男は、立ち去っていった上野の後ろ姿を、立ったままじっと目で追っていた。暗く澱んだ黒い瞳の奥に、剣呑な色を覗かせて。
 下を向いたまま、咲里はしばらく動くことが出来なかった。何かを言われるのが、心の底から恐ろしかったのだ。

「いちご、これで良かったか?」

 だが咲里の心境を察したかのように、静かに隣に腰掛け、咲里に対してホイップクリームたっぷりの苺クレープを差し出す男は、普段以上に平然としていた。
 淡々とした無表情に、咲里は呆気にとられ、無防備に差し出されたクレープを受け取ることしかできない。
 トレイの上を見れば、咲里に渡したものと全く同じクレープが載せられており、咲里は男の顔とクレープとをつい二度見してしまった。

「あ、あなたも、同じものを……?」

 あぁと、男が相槌を打つ。

「あんたと同じのを、食べたかった」

 呆然と男の顔を見つめたまま固まった咲里を尻目に、男は黙々と女子力に溢れたクレープを咀嚼していく。あくまで事務作業のようにクレープを食べる男の姿は、どこか滑稽で。
 
「……甘いな」

 ホイップクリームを口の端につけ、苦々しい顔でそんなことをつぶやくのを認識した瞬間、咲里はたまらず吹き出していた。
 何がおかしいとでも言いたげな男の顔に、咲里はなんでもないと頭(かぶり)を振る。
 明日のことを考えるのは酷く億劫だったが、でも、家に帰ればこの男が待っているのだと思えば、何も怖いものなどないのかもしれないなと、そんなことを考えながら、咲里は自分もクレープにかじりつく。
 瞬間、ホイップクリームの甘さに口の中が汚染されていく。
 苺の甘酸っぱさすらも飲み込んでいくそれに、咲里もたまらず男と同じ言葉を吐き出してしまった。

「甘い、……ですね」

「ああ」

 でも今だけは、この甘さが心地いい。
 そんなことを考えながら、咲里は静かに微笑みを浮かべた。


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