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始まり
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ここは世界最大の学園。この世界では学園がひとつしかなく
世界中から子供がかき集められここで生活しながら勉学や活動をしている。
かつて我々人間は幾度なく、醜い争いや、血を流し、残酷な戦果を残し続けて来た。やがて、土地や海は荒れ果て、朽ちた死体や白骨死体が地に放置されていた。そして、大人は子どもでさえも兵器として活用しようとしていた。そこにとある研究者が子供の保護活動を起こした。
[子供は純真ではならなくてはならない。自身の手を争いで赤く染めるのではなく、学問や個性を使い色とりどりに染めるべきである。]
と宣言した研究者は大いに評価され世界中の子供が安心し未来に光が灯るよう学園を設立した。
それがこのアブローズ《学園》が設立された”表向き”の由来である。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
彼はこの学園に物心を着いた頃から暮らしている。
衣食住はしっかりしているし先生やマザーだって悪いことをしたら怒ってくれるし、いいことや手伝ったりすると褒めたりしてくれる過不足のない暮らしをしている。
けど、何かが引っかかる、何かが大きなものが自分たちに期待してる。期待されるというのはいいことではなく、何か、彼たちの何か。”それ”は彼たちを見てる。”それ”は彼たちの後ろにあるものを見ている。そんな気がしてならない。
そういった考えを持つ者は少なくない。少年のような者は、学園の噂を集めたり実証するものを探した。ある者は学園の地下には巨大な核シェルターがあると言う。また、ある者は巨大ロボットを造っていると言う。また、ある者は恐ろしい実験をしていると言う。確かに実験というあたりではありそうな気がする。と言ってもこの学園を設立したのは研究者だ。きっと只者では無い雰囲気をしており人の目を引くような人だろうと考えていた。噂では、その研究者は不老不死で今もどこかにいるとされている。でも、確証はない。それは生徒のみなが声を揃えてそのような人は見ていないと言うからだ。本当はそんな人でないかもしれない。それは子供が空想世界で生み出したのかもしれない。いずれにしても、答えは出なかった。…
さて、ここで話題を変えよう!
この学園には、ある条件を満たすとカーストが上がる。
しかし、その条件は非公開である。そのような子がいるのかと疑念に思ってしまう。
が彼は実際にカーストが上がる子たちを見たことがある。
しかし、その子たちには共通点が見つからなかった。…才能や個性を持つ子、至って普通の子、何かが抜けている子、といった感じだった。
カーストが上がると別の場所で暮らすことになる。
普通なら、別の場所に行ってもたまにこの場所に来て遊びに来る。けど、それは現在に至ってもカーストが上がった子には会えていない。
不思議だよね…
ある日突然、カーストの上がった子達は実験体にされていたという事実が発覚した。しかし、それに気づいたのは事態が非常に深刻化してからだった。この事実が発覚した、きっかけは迷子になってしまった生徒だった。
その日、ある生徒が学園内で迷子になっている時立ち入り禁止区域に入ってしまった。
迷子になってしまった生徒はさまよっているうちにとある人を見つけた。
その人は、普通の人とは違い艶やかな紫色の髪でスタイルが良く誰が見ても美しい人だった。目を奪われてしまうほどだった。
ある噂では、只者では無い異様な雰囲気をしてると言っていた。
確かに只者では無い雰囲気をしているが自分たちが想像していたようなものでは無く、とても優しくまるで聖女のような人物出会ったため、生徒は話しかけてしまった。
その生徒曰く立ち入り禁止区域の入口付近まで送って貰ったらしい。この時、学園内の生徒数が少なくなって来たためすぐに話題になった。あのような人が何処から来たのか、そしてどのような研究をしているのだろうかと持ち切りだった。
世界中から子供がかき集められここで生活しながら勉学や活動をしている。
かつて我々人間は幾度なく、醜い争いや、血を流し、残酷な戦果を残し続けて来た。やがて、土地や海は荒れ果て、朽ちた死体や白骨死体が地に放置されていた。そして、大人は子どもでさえも兵器として活用しようとしていた。そこにとある研究者が子供の保護活動を起こした。
[子供は純真ではならなくてはならない。自身の手を争いで赤く染めるのではなく、学問や個性を使い色とりどりに染めるべきである。]
と宣言した研究者は大いに評価され世界中の子供が安心し未来に光が灯るよう学園を設立した。
それがこのアブローズ《学園》が設立された”表向き”の由来である。
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彼はこの学園に物心を着いた頃から暮らしている。
衣食住はしっかりしているし先生やマザーだって悪いことをしたら怒ってくれるし、いいことや手伝ったりすると褒めたりしてくれる過不足のない暮らしをしている。
けど、何かが引っかかる、何かが大きなものが自分たちに期待してる。期待されるというのはいいことではなく、何か、彼たちの何か。”それ”は彼たちを見てる。”それ”は彼たちの後ろにあるものを見ている。そんな気がしてならない。
そういった考えを持つ者は少なくない。少年のような者は、学園の噂を集めたり実証するものを探した。ある者は学園の地下には巨大な核シェルターがあると言う。また、ある者は巨大ロボットを造っていると言う。また、ある者は恐ろしい実験をしていると言う。確かに実験というあたりではありそうな気がする。と言ってもこの学園を設立したのは研究者だ。きっと只者では無い雰囲気をしており人の目を引くような人だろうと考えていた。噂では、その研究者は不老不死で今もどこかにいるとされている。でも、確証はない。それは生徒のみなが声を揃えてそのような人は見ていないと言うからだ。本当はそんな人でないかもしれない。それは子供が空想世界で生み出したのかもしれない。いずれにしても、答えは出なかった。…
さて、ここで話題を変えよう!
この学園には、ある条件を満たすとカーストが上がる。
しかし、その条件は非公開である。そのような子がいるのかと疑念に思ってしまう。
が彼は実際にカーストが上がる子たちを見たことがある。
しかし、その子たちには共通点が見つからなかった。…才能や個性を持つ子、至って普通の子、何かが抜けている子、といった感じだった。
カーストが上がると別の場所で暮らすことになる。
普通なら、別の場所に行ってもたまにこの場所に来て遊びに来る。けど、それは現在に至ってもカーストが上がった子には会えていない。
不思議だよね…
ある日突然、カーストの上がった子達は実験体にされていたという事実が発覚した。しかし、それに気づいたのは事態が非常に深刻化してからだった。この事実が発覚した、きっかけは迷子になってしまった生徒だった。
その日、ある生徒が学園内で迷子になっている時立ち入り禁止区域に入ってしまった。
迷子になってしまった生徒はさまよっているうちにとある人を見つけた。
その人は、普通の人とは違い艶やかな紫色の髪でスタイルが良く誰が見ても美しい人だった。目を奪われてしまうほどだった。
ある噂では、只者では無い異様な雰囲気をしてると言っていた。
確かに只者では無い雰囲気をしているが自分たちが想像していたようなものでは無く、とても優しくまるで聖女のような人物出会ったため、生徒は話しかけてしまった。
その生徒曰く立ち入り禁止区域の入口付近まで送って貰ったらしい。この時、学園内の生徒数が少なくなって来たためすぐに話題になった。あのような人が何処から来たのか、そしてどのような研究をしているのだろうかと持ち切りだった。
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