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1話、念話
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「おじちゃん、おはよう!」
「おう、飯はできてるから早よ食って教会に行ってきな」
「うん、ありがとう」
僕は目玉焼きの乗ったトーストを咥え教会に急ぐ、15歳になれば大人の仲間入りと認められ、教会でスキルをもらうことができるのだ。
スキルとは神様から与えられる祝福のことで一人に一つ能力をもらえる。そして今日僕は15歳の誕生日を迎える。
「神父様、僕ですユート・グラフトです!」
ドンドン!ドンドン!
まだ日も上がりきっていないのにもかかわらず教会の戸を全力で叩く。
「うるさい!何時じゃと思ってるんじゃ!
あぁ…お主か祝福を授かるのが嬉しいのはわかるが時間というのをな…まあいい入れ」
教会を入って目の前には大きなステンドグラスがあり女性が描かれていて両手を差し出している。
神父様がステンドグラスを背に聖書台に立ち聖書を読み始める。
創造神がどうだの我々はどこから来ただの春夏秋冬に一人づつ守護神様がいるだの言っていた気がするが、半分くらいしか聞いていなかった、まぁ大丈夫だろ、そんな事よりも早くスキルが欲しい。
聖書を読み終わり儀式が始まる、儀式といっても文字が書かれた木の板に血を一滴垂らすだけ。
「創造神アルムス様この者に祝福を…」
板に血を垂らすと、目の前にスキルの名前が浮かび上がった。
「念話レベル3?」
「ほう、レベル3とな念話はあまり珍しいスキルではないが説明はいるか?」
「お願いします」
「念話とは言葉交わさずとも意思疎通できるスキルじゃ
次にレベルじゃ、レベルは1~3まであり高い方が強い、お主の念話じゃがレベル1で相手からのみ伝える事ができ、レベル2でお互いに伝えられる事ができる、レベル3なのじゃが…すまんなわからないんじゃ、なにせレベル3は50年に一度現れるかどうかと言われておりスキルも多種多様、念話でレベル3はお主が初めてかもしれん、何か変わった事が起きたら知らせてくれると助かる」
「わかりました、ありがとうございます!早くおじちゃんに知らせてきます!」
僕は痺れた足を伸ばし教会から出ようとする、というかなぜ僕は正座で聞かされていたのだろう?
「まてまて、そう急ぐでない、珍しくないスキルは仕事を募集している少し待っとれ」
神父様はそう言って奥の部屋に行き数枚の羊皮紙を持ってくる。
「介護関係の仕事が多いな、旅館や観光地の募集もある、どれもこの村から出て行かんといかんからな、すぐにとは言わんが考えてみてくれ招待状を書かんといかんからな」
そういえばスキルの事で頭がいっぱいで仕事の事を考えてなかった。おじちゃんに相談しよう、僕は教会をでて帰宅する。
「おじちゃんただいまー」
家に帰ると二階が少し騒がしい、この村には宿がないから一番大きい家のおじちゃんの家に商人や冒険者の人達がたまに泊まる事がある、今日は人数が多いから冒険者の人達かな?
居間に入ると軽装の鎧を着て弓矢を背負った冒険者が、おじちゃんと話していた。
「ユート帰ったか、スキルはちゃんと貰えたか?」
「うん、念話だって」
冒険者の人が椅子から立ち上がりこちらに向かって来て両手を僕の肩にのせる。
「念話か俺と同じだな!おっと、すまない」
両手を放すとニカっと笑う。
「俺の名はクロード二階にいる奴らのリーダーをしている、さっきも言ったがお前と同じ念話使いだ、わからない事があれば聞いてくれ、なんせ俺はレベル2だからな!お前のレベルはいくつだ?」
ドヤ顔している、少し答えづらいな…
「3です…」
「あ?なんだって?別に低くても恥ずかしいこっちゃねんだ堂々としな」
「レベル3です!すいません!」
僕は勢いよく頭を下げる。すると後ろのから笑い声が聞こえる
「ガッハッハ こりゃ一本取られたなリーダー」
「レベル2でドヤ顔って恥ずかしいぜクロード」
4人の男達がぞろぞろと笑いながら入ってくる
「う、五月蝿い、お前らだってレベル1か2だろうが!」
一人の男が僕の頭に片手をのせる。
「よう、坊主面白いもん見せてもらったぜありがとな
俺はカミューここらへん一帯の定期調査に来たんだ三泊くらいする予定だからクロードに使い方でも習うといいレベル2だが念話使いじゃ先輩だからな」
「はい!ありがとうございますカミューさん」
僕はクロードさんにスキルの使い方や今までの冒険者話を聞いて僕も冒険者になりたいと思ってしまった。
「おう、飯はできてるから早よ食って教会に行ってきな」
「うん、ありがとう」
僕は目玉焼きの乗ったトーストを咥え教会に急ぐ、15歳になれば大人の仲間入りと認められ、教会でスキルをもらうことができるのだ。
スキルとは神様から与えられる祝福のことで一人に一つ能力をもらえる。そして今日僕は15歳の誕生日を迎える。
「神父様、僕ですユート・グラフトです!」
ドンドン!ドンドン!
まだ日も上がりきっていないのにもかかわらず教会の戸を全力で叩く。
「うるさい!何時じゃと思ってるんじゃ!
あぁ…お主か祝福を授かるのが嬉しいのはわかるが時間というのをな…まあいい入れ」
教会を入って目の前には大きなステンドグラスがあり女性が描かれていて両手を差し出している。
神父様がステンドグラスを背に聖書台に立ち聖書を読み始める。
創造神がどうだの我々はどこから来ただの春夏秋冬に一人づつ守護神様がいるだの言っていた気がするが、半分くらいしか聞いていなかった、まぁ大丈夫だろ、そんな事よりも早くスキルが欲しい。
聖書を読み終わり儀式が始まる、儀式といっても文字が書かれた木の板に血を一滴垂らすだけ。
「創造神アルムス様この者に祝福を…」
板に血を垂らすと、目の前にスキルの名前が浮かび上がった。
「念話レベル3?」
「ほう、レベル3とな念話はあまり珍しいスキルではないが説明はいるか?」
「お願いします」
「念話とは言葉交わさずとも意思疎通できるスキルじゃ
次にレベルじゃ、レベルは1~3まであり高い方が強い、お主の念話じゃがレベル1で相手からのみ伝える事ができ、レベル2でお互いに伝えられる事ができる、レベル3なのじゃが…すまんなわからないんじゃ、なにせレベル3は50年に一度現れるかどうかと言われておりスキルも多種多様、念話でレベル3はお主が初めてかもしれん、何か変わった事が起きたら知らせてくれると助かる」
「わかりました、ありがとうございます!早くおじちゃんに知らせてきます!」
僕は痺れた足を伸ばし教会から出ようとする、というかなぜ僕は正座で聞かされていたのだろう?
「まてまて、そう急ぐでない、珍しくないスキルは仕事を募集している少し待っとれ」
神父様はそう言って奥の部屋に行き数枚の羊皮紙を持ってくる。
「介護関係の仕事が多いな、旅館や観光地の募集もある、どれもこの村から出て行かんといかんからな、すぐにとは言わんが考えてみてくれ招待状を書かんといかんからな」
そういえばスキルの事で頭がいっぱいで仕事の事を考えてなかった。おじちゃんに相談しよう、僕は教会をでて帰宅する。
「おじちゃんただいまー」
家に帰ると二階が少し騒がしい、この村には宿がないから一番大きい家のおじちゃんの家に商人や冒険者の人達がたまに泊まる事がある、今日は人数が多いから冒険者の人達かな?
居間に入ると軽装の鎧を着て弓矢を背負った冒険者が、おじちゃんと話していた。
「ユート帰ったか、スキルはちゃんと貰えたか?」
「うん、念話だって」
冒険者の人が椅子から立ち上がりこちらに向かって来て両手を僕の肩にのせる。
「念話か俺と同じだな!おっと、すまない」
両手を放すとニカっと笑う。
「俺の名はクロード二階にいる奴らのリーダーをしている、さっきも言ったがお前と同じ念話使いだ、わからない事があれば聞いてくれ、なんせ俺はレベル2だからな!お前のレベルはいくつだ?」
ドヤ顔している、少し答えづらいな…
「3です…」
「あ?なんだって?別に低くても恥ずかしいこっちゃねんだ堂々としな」
「レベル3です!すいません!」
僕は勢いよく頭を下げる。すると後ろのから笑い声が聞こえる
「ガッハッハ こりゃ一本取られたなリーダー」
「レベル2でドヤ顔って恥ずかしいぜクロード」
4人の男達がぞろぞろと笑いながら入ってくる
「う、五月蝿い、お前らだってレベル1か2だろうが!」
一人の男が僕の頭に片手をのせる。
「よう、坊主面白いもん見せてもらったぜありがとな
俺はカミューここらへん一帯の定期調査に来たんだ三泊くらいする予定だからクロードに使い方でも習うといいレベル2だが念話使いじゃ先輩だからな」
「はい!ありがとうございますカミューさん」
僕はクロードさんにスキルの使い方や今までの冒険者話を聞いて僕も冒険者になりたいと思ってしまった。
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