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7話、ゴブリンキング
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---次の日---
冒険署に行きたくない。でもお金がない。逃げ場がない。僕は頭を抱えながら目覚める。
毒の龍はテトの体内に全部戻させた。だから誰も感染していないとは思うが不安だ。
「ほ、ほら、他の人には迷惑かけてないし大丈夫だよねー、テトー」
((?ねーなんだよー))
僕はテトを鞄に入れ、冒険署の戸の前で深呼吸をしてこそっと入っていく。今からする事はこうだ、掲示板に僕ができる依頼を取り、出会った事のない受付の人に出して、冒険署から出て行く。
僕ならできる、よし行くぞ!
「あ、ユート君やっと来ましたね、署長が呼んでいますので二階に行ってください」
はい…
すぐばれた、渋々僕は二階に行き署長室と書かれている扉の前にくる。
いや、まだ諦めるな、出来るだけ端の方で訓練していたし、ばれてない可能性がある。違うことかもしれないじゃないか、証拠はない、全部毒は回収したしね。
「ユート・グラフトです。マ、マスターお呼びでしょうか!」
入れ、と女性らしからぬ低い声が帰ってくる。
いやー!入りたくないー絶対怒ってるよー…テトを鞄から出し、盾にするように前に抱える。
署長室に入ると、2名の男性と2名の女性がいる。
そのうちの男の一人はクロードさんだった。
「あと1名[漆黒の夜明け]のリーダーがくる予定だ、スライムのガキの説明はその時に」
クロードさんが話しかけてくる。
「ようユート、昨日はなんかやらかしたみたいだな、そんな絶望した顔すんなって、おいたをする奴らよりよっぽどましだよ。今回は別件、まぁ多少は怒られるかもしれないがな」
ガッハッハッと笑いながら僕に話しかけてくるクロードさん。
「[漆黒の夜明け]リーダー、ガトー参りました」
ガトーと言う男がいつのまにかマスターの隣に現れる。
「揃ったな、今回お前らに集まってもらったのは、ゴブリンキングの討伐だ、知ってると思うがゴブリンキングの討伐得点は最低500、今は監視の者が見張っていて、人命被害はまだないそうだ。いつもなら煙で炙り出してお前らに任せるんだが、今回はそのポイズンスライムに煙役をやらせる」
マスターが僕を手招きする。
なんだろう?マスターのところに行き首をかしげる。
「自己紹介しろバカガキ」と小声で言う。
あぁ、なるほど。
「ユート・グラフトです。この子はテト、一昨日冒険者登録したばかりの新米冒険者です。よろしくお願いします」
「昨日の毒の龍の犯人だ、見てない奴も噂くらい聞いているだろ、失敗してもいつも通りやればいい。さっきこいつ自身が言ったが素人だ守ってやれ。話は以上だ早速行ってこい」
という事で馬車に揺られ移動中である。
知り合いの方が気が楽だろうという事でクロードさんたちと一緒だ。
「登録して3日目でゴブリンキングとはやるな、ユート」
「ちゃんと守ってやるからな、俺たちの真ん中で堂々としとけ、ただのゴブリンは討伐得点10からの雑魚だ、まず怪我はしないよ」
それからゴブリンの生態系や弱点、ゴブリンキングについてやゴブリンメイジ、さまざまなことを教えてもらった。
日が沈みかけているころ、ゴブリンキングの監視をしていた者と合流する。ここから一番近い村に移動して、明日の早朝ゴブリンがまだ目覚めてない時間に作戦を実行するようだ。
「ゴブリンキングってこんなに人数集めないと倒せないほど強いんですね」
署長室にはリーダーしか集まらなかったが、全員集まると総勢20名なかなかの数だ。
「いや、いつもは2~3パーティで倒してる。今回は俺らがお前の護衛、漆黒の夜明けはテトの調査だ、そういうのに特化してるチームだからな、魔法で知りたい事があれば大抵のことはなんでも知ってる。面白い話が聞けると思うぜ」
と、いうところでゴブリンキングの住処のに着いた。
見張りが2匹、あくびをしながらグギャグギャと話してる。
ガトーさんが目にも留まらぬ速さで、ゴブリンの後ろに立ち一瞬にして2匹のゴブリンを絶命させる。
((早いんだよ!瞬殺なんだよー!僕も頑張るんだよ!))
頭の上でぴょんぴょんしながらテトは昨日と同じように毒の霧を発生させ龍の形を作る。
ただ昨日とは違う点が、毒の濃度が圧倒的に濃い。
((これで瞬殺なんだよ!))
洞窟に勢いよく毒の霧を入れていく。
「ヴギャ」、「グギャァ」ゴブリンの断末魔のうめき声がする。
うわぁ…
数分後ゴブリンの断末魔は消え一匹のゴブリンが洞窟から出てくる。
「ゴブリンが出てきたぞ!戦闘態勢構え!」
女性がリーダーのチームが掛け声とともに前に出る。
だがゴブリンは襲い掛かってくる様子はなく。その場で倒れる。
その後は何も出てくる事はなく、時間だけが流れる。
すると、毒の霧が帰ってきた。
((お帰りなんだよ!))
毒の霧はテトの体内に戻すと、満足したように頭の上で、ぐでーっと力を抜く。
僕はお疲れと言い、テトを撫でる。
それから数十分待ったが何も出てくる様子はなく、ガトーさんが中に入り様子を見に行く。
「皆さん今回の依頼は終了です」
人間の三倍はあろう大きさのゴブリンを引きずって持ってくる。あれがゴブリンキング?
白目を剥き、首には引っかき傷、泡を吹いていたであろう口周り、誰が見ようと死んでいる事がわかる。
冒険署に行きたくない。でもお金がない。逃げ場がない。僕は頭を抱えながら目覚める。
毒の龍はテトの体内に全部戻させた。だから誰も感染していないとは思うが不安だ。
「ほ、ほら、他の人には迷惑かけてないし大丈夫だよねー、テトー」
((?ねーなんだよー))
僕はテトを鞄に入れ、冒険署の戸の前で深呼吸をしてこそっと入っていく。今からする事はこうだ、掲示板に僕ができる依頼を取り、出会った事のない受付の人に出して、冒険署から出て行く。
僕ならできる、よし行くぞ!
「あ、ユート君やっと来ましたね、署長が呼んでいますので二階に行ってください」
はい…
すぐばれた、渋々僕は二階に行き署長室と書かれている扉の前にくる。
いや、まだ諦めるな、出来るだけ端の方で訓練していたし、ばれてない可能性がある。違うことかもしれないじゃないか、証拠はない、全部毒は回収したしね。
「ユート・グラフトです。マ、マスターお呼びでしょうか!」
入れ、と女性らしからぬ低い声が帰ってくる。
いやー!入りたくないー絶対怒ってるよー…テトを鞄から出し、盾にするように前に抱える。
署長室に入ると、2名の男性と2名の女性がいる。
そのうちの男の一人はクロードさんだった。
「あと1名[漆黒の夜明け]のリーダーがくる予定だ、スライムのガキの説明はその時に」
クロードさんが話しかけてくる。
「ようユート、昨日はなんかやらかしたみたいだな、そんな絶望した顔すんなって、おいたをする奴らよりよっぽどましだよ。今回は別件、まぁ多少は怒られるかもしれないがな」
ガッハッハッと笑いながら僕に話しかけてくるクロードさん。
「[漆黒の夜明け]リーダー、ガトー参りました」
ガトーと言う男がいつのまにかマスターの隣に現れる。
「揃ったな、今回お前らに集まってもらったのは、ゴブリンキングの討伐だ、知ってると思うがゴブリンキングの討伐得点は最低500、今は監視の者が見張っていて、人命被害はまだないそうだ。いつもなら煙で炙り出してお前らに任せるんだが、今回はそのポイズンスライムに煙役をやらせる」
マスターが僕を手招きする。
なんだろう?マスターのところに行き首をかしげる。
「自己紹介しろバカガキ」と小声で言う。
あぁ、なるほど。
「ユート・グラフトです。この子はテト、一昨日冒険者登録したばかりの新米冒険者です。よろしくお願いします」
「昨日の毒の龍の犯人だ、見てない奴も噂くらい聞いているだろ、失敗してもいつも通りやればいい。さっきこいつ自身が言ったが素人だ守ってやれ。話は以上だ早速行ってこい」
という事で馬車に揺られ移動中である。
知り合いの方が気が楽だろうという事でクロードさんたちと一緒だ。
「登録して3日目でゴブリンキングとはやるな、ユート」
「ちゃんと守ってやるからな、俺たちの真ん中で堂々としとけ、ただのゴブリンは討伐得点10からの雑魚だ、まず怪我はしないよ」
それからゴブリンの生態系や弱点、ゴブリンキングについてやゴブリンメイジ、さまざまなことを教えてもらった。
日が沈みかけているころ、ゴブリンキングの監視をしていた者と合流する。ここから一番近い村に移動して、明日の早朝ゴブリンがまだ目覚めてない時間に作戦を実行するようだ。
「ゴブリンキングってこんなに人数集めないと倒せないほど強いんですね」
署長室にはリーダーしか集まらなかったが、全員集まると総勢20名なかなかの数だ。
「いや、いつもは2~3パーティで倒してる。今回は俺らがお前の護衛、漆黒の夜明けはテトの調査だ、そういうのに特化してるチームだからな、魔法で知りたい事があれば大抵のことはなんでも知ってる。面白い話が聞けると思うぜ」
と、いうところでゴブリンキングの住処のに着いた。
見張りが2匹、あくびをしながらグギャグギャと話してる。
ガトーさんが目にも留まらぬ速さで、ゴブリンの後ろに立ち一瞬にして2匹のゴブリンを絶命させる。
((早いんだよ!瞬殺なんだよー!僕も頑張るんだよ!))
頭の上でぴょんぴょんしながらテトは昨日と同じように毒の霧を発生させ龍の形を作る。
ただ昨日とは違う点が、毒の濃度が圧倒的に濃い。
((これで瞬殺なんだよ!))
洞窟に勢いよく毒の霧を入れていく。
「ヴギャ」、「グギャァ」ゴブリンの断末魔のうめき声がする。
うわぁ…
数分後ゴブリンの断末魔は消え一匹のゴブリンが洞窟から出てくる。
「ゴブリンが出てきたぞ!戦闘態勢構え!」
女性がリーダーのチームが掛け声とともに前に出る。
だがゴブリンは襲い掛かってくる様子はなく。その場で倒れる。
その後は何も出てくる事はなく、時間だけが流れる。
すると、毒の霧が帰ってきた。
((お帰りなんだよ!))
毒の霧はテトの体内に戻すと、満足したように頭の上で、ぐでーっと力を抜く。
僕はお疲れと言い、テトを撫でる。
それから数十分待ったが何も出てくる様子はなく、ガトーさんが中に入り様子を見に行く。
「皆さん今回の依頼は終了です」
人間の三倍はあろう大きさのゴブリンを引きずって持ってくる。あれがゴブリンキング?
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