22 / 146
【R18】♯22 解かない方が良かった誤解
しおりを挟むジークによって就寝前準備を完璧に済ませたエイトリウスは、ルミナーレ家が用意した寝巻きとガウンを身につけベッドに横になり考えていた。
リグにまずなんと切り出そうかと。
結局この部屋でお茶をしている時から何度も何度もリグに事実を確認しようとしたのだが、どう切り出そうか迷っているうちにあっという間に時間が過ぎてしまった。
このままじゃダメだと思い、二人きりになればきっと話せるだろうととっさに勢いに任せて部屋に来るように命令してしまったが、情けなくもまだ心の準備ができていなかった。
そんなエイトリウスの様子に、先ほどまで身支度を手伝っていたジークは何かを察したようで、「素直にご自分のお気持ちを話されるのが1番よろしいかと思いますよ」とだけ残して早々に部屋をさっていった。
本当にあいつは嫌味なほど優秀すぎると、エイトリウスはため息をついた。
でもジークの言う通りだとエイトリウスは思った。
とりあえずまずはちゃんと謝りたい。
自分のことしか考えていなかったばっかりに、リグを心身共に追い詰めてしまっていたことを。
そして、改めて自分の気持ちを伝えよう。
何があってもこれだけは必ず果たそうとエイトリウスは心に誓ってベッドから体を起こした。
その瞬間。
「うお?!」
突然目の前に転移陣が展開されて現れたリグの存在にエイトリウスが思わず声を上げてしまい、瞬時にハッとして自分で自分の口を押さえた。
「大丈夫。防音のフィルターと認識阻害のフィルター貼ってあるから。」
その言葉にエイトリウスが渋い顔をして口から手を離した。
「普通に扉から入ってこいよ…」
エイトリウスはおそらくちゃんとノックして入ってこいよということを遠回しに言っているのだろうとリグは思ったが、この屋敷は衛兵やメイドの巡回もさることながら、ルディの目も光っているし、今日は父も警戒しているし、なんならこの公爵家には悪魔もいる。
いつ足をすくわれるかわかったもんではないので、リグはこの方法が1番安全だとおもっている。
「我が家はトラップが多いもんで。どうせこっそりくるならこっちの方が確実でしょ」
リグの言葉にエイトリウスは確かにそれはそうおもうが、俺だっていろいろと準備があるんだよと心の中でつぶやいて舌打ちをしてため息をついた。
「まぁいい…とりあえず…座れよ…」
エイトリウスがソファーに促すのでリグは言われるままに座った。
するとエイトリウスは、大きく深呼吸を数回したのち、なぜかリグの前に跪いた。
「えっ…急に…何?」
リグは普段のエイトリウスから想像もできない行動に訝しげな顔でエイトリウスを見下ろした。
「その…」
エイトリウスが苦悩に満ちた表情でゆっくりと口を開く。
リグはそのあまりにも真剣なエイトリウスの様子にごくりと唾を飲んで一体どんな言葉が出てくるのかと見守った。
しかし。
エイトリウスの口から言葉が発せられることはなくそのまま無言の時間が10分ほど経過した。
「あの…私明日も仕事あるし早く寝たいんだけど…」
リグは今にも倒れそうなほど具合の悪そうな顔をするイトリウスを前に無言の時間が怖くなり恐る恐るエイトリウスに声をかけると、エイトリウスはハッとしてブンブンと首を横に振った。
そして、ぐっと拳を握り、意を決したようにキリッとした顔になり、リグの瞳をまっすぐと見つめた。
「申し訳ない!!…俺が悪かった…!」
エイトリウスがそう言うと同時に頭を下げた。
あまりの衝撃の光景にリグは目を見開いた。
あの滅多に謝らないエイトリウスが、わざわざ自分の前にひざまづき頭を下げたのだ。
しかしリグはさっぱり理由が思い当たらず、何のことかと思考を巡らす。
こんなことを契約して無理やり犯してるこの関係のことを謝っているのか?
リグとしてはそれくらいしか思い当たらないが、だとしたら何で今更?と首を傾げる。
「俺は…もっと…お前に優しくするべきだった…」
「は、はぁ…」
あまりのエイトリウスの豹変っぷりに、リグは、もしかしたら今まで悪霊か何かに体を乗っ取られていて、突然今日体が本人に戻ったとか?などと、思考をあさっての方向に飛ばした。
リグとしては、もうそれくらいのことが起きていないと、この目の前のエイトリウスの豹変っぷりに納得できなかった。
エイトリウスはそんなリグの様子にお構いなしに、リグが膝の上に置いていた手に自分の手を重ねてギュッと握りしめた。
「俺はあの父親を許せない!!俺が言えたことじゃないが!家のために自ら娘にこんな常識を超える様なむごい夜伽教育まで施すなんて狂ってる!!」
「ン?は?よと?!どぁえ?」
突然エイトリウスの口から飛び出たリグにとって予想外すぎるワードに、リグは思わず変な声が漏れた。
「もうしらばっくれなくてもいい。というか、あの父親をそこまでして庇い立てする必要もないだろ?!こんな酷いことをされても、どうしてお前はそんなに平気でいられるんだ??」
エイトリウスは感情が昂ってリグの手を粉砕せんばかりの力で握りながら声を荒げた。
「いたたたた!ちょ、えぇっと!!何のことかもう少し具体的に…!」
リグが慌ててエイトリウスの手を振り払いながら聞き返す。
するとエイトリウスは驚きで目を見開いた。
何でそんなことを聞き返すのかと。
「え…?だから、お前をこんなになるまで調教したのは、お前の父親なんだろ?」
その言葉にリグは一瞬思考が停止した。
そしてその意味がどういう意味かを頭をフル回転させて考える。
私を…調教?…したのは…父?
父と私が…あんなことやそんなことを…?
「ん?!いやいやいや?!は?!ちょ、なにそれ?!」
リグはエイトリウスのあまりのぶっ飛びすぎた思考に思わず大声で盛大に突っ込んだ。
そのリグの様子にエイトリウスはキョトンとした顔でリグを見つめた。
「え…金のために…お前を何としてでも俺と結婚させるために…お前の父親は夜伽の教育で…お前に性的な暴力を強要したんだって…」
「んいやいやいや?!なにそれ?!まさか?!なんなら父も婚約破棄には一応賛成してくれてるよ?!」
リグはどうしてそんな方向に誤解されたのか訳がわからなすぎて混乱したが、流石にその誤解は父にとって不名誉すぎると思い反射的に慌てて盛大に否定した。
「は?…ん?…というか賛成してるって、お前の父親どう言うつもりだよ?!」
エイトリウスはリグの否定の言葉に一瞬鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしたが、瞬時にリグの口から飛び出た驚きの新事実に気づいて反射的に突っ込んだ。
今のアルゼンハイト家とルミナーレ家の関係性で、裏の詐欺事件の真相を知らないはずのリグの父が婚約破棄に賛成している意味がエイトリウスには全く理解ができなかったのだ。
それもあの『情』の欠片も存在しなさそうな『鋼の冷静公爵』だ。
何度考えてもメリットがない方の『婚約破棄』の意見に加担するなどエイトリウスとしては信じられなかった。
そのエイトリウスの信じられないと言うような表情を見て、リグはマズったか?!と慌てて口を閉ざした。
思わずリグは父の潔白のために今までエイトリウスに言っていなかった事実を暴露してしまったが、これはいうべきではなかったか?と少し後悔した。
しかしすぐに、いや、でも別に隠していたわけではないしな?と思い開き直る。
「あー…まぁ、父は一見あんな感じだけど意外と娘想いだから…?」
リグはとりあえず信じてもらえるかはわからないが、事実を口にした。
というか、これ以外にエイトリウスの問いに返せる理由も存在しないので、たとえ信じてもらえなくとも、他に何も返せる言葉がないのだが。
しかしエイトリウスはそのリグの返答に信じられないという様な顔をした。
「娘…想い…?あの鋼の冷静公爵が…?さっきの食事の時だって家族の前であんな不機嫌そうに振る舞う男が…?!娘想いだと?!」
そのエイトリウスの様子を見てリグも、まあそう思うよねと心の中でため息をついた。
うちの家族でさえあの父の真意に気づいているのは自分と、人を疑うことを知らないミーチェだけなのだから。
「いや、だがまて…今日だってそれで俺をここに泊まらせて既成事実を作らせようとしたんじゃないのか…?」
まさか自分がここまで構築した推理が全て勘違いだったなんて、いまだに信じられないエイトリウスは、最後の疑問をリグにぶつけた。
じゃあなぜあの父親は、娘が大事なくせに自分の宿泊を許したのか。
しかもリグの部屋のすぐ近くにだ。
下手をして変な噂が広がれば、もしリグが婚約を破棄するとなっても、社交界でリグの立場は悪くなるだろう。
男の自分がそういう噂が広まるのと公爵家令嬢のリグがそういう噂が広まってしまうのだと、重さが全く違うのだ。
それの説明はできるのかよ?と思ってリグの顔を見つめた。
しかしリグは、あぁ、そのこと?という感じで苦笑いした。
「あれね?それはさっきエルが自分で言ってたじゃん。弟離れ、姉離れしろってことだって。多分その通りだと思うよ。ちょっと今朝色々あってね。父が誤解したみたいで。私がルディのことをそういう目で見てるんじゃないかって思ったんだと思う。今ルディが誤解をときに言ってるから、明日には元の父に戻ってると思うけどなぁ…」
そのリグの嘘をついている様にも誤魔化している様にも見えない表情に、エイトリウスは愕然とした。
じゃぁ、リグが言ってる様に、全てが自分の勘違いだったのかと。
もしそうなら今日1日あんなに心臓が張り裂けそうになりながら散々悩んだ時間は一体なんなんだと。
そう思うとエイトリウスはだんだんと腹が立ってきたが、心の中で冷静にと自分に言い聞かせて深呼吸をする。
ここでキレたらいつもと同じになってしまう。
この件の事実確認をして謝罪をしようとおもっていた他にも、今日はリグにちゃんと自分の気持ちを伝えるという大事な目的があるのだとエイトリウスは心の中で唱えた。
それに、自分の考えてたことが勘違いだったのなら、リグがそういう最悪なことを父にされていなかったとわかって喜ばしいじゃないかと。
そこまで考えてエイトリウスはふと、あることに気づいた。
では、そうなると、逆に大きな問題が浮き彫りになるんじゃないかと。
その瞬間、エイトリウスはさっきまで押さえ込んで怒りが一気に上限まで振り切るのが自分でもわかった。
「…じゃあだれだよ…」
「ん…?え?な、なにが…?!…あ。」
急に声色が変わったエイトリウスに、リグがビクッと肩を振るわせた。
そして瞬時にその意味を察してサーっと全身の血の気が引いた。
もしかして、自分は解かなくてもいい誤解を解いてしまったのじゃないかと。
「テメェ…」
エイトリウスがまるで視線だけで人を刺し殺せそうなほど鋭い眼光でリグを睨みつけた。
そして跪いていたその場からゆらりと立ち上がった。
「いや、まって、それは…!?」
リグは慌てて後ろに下がろうと腰をソファーから浮かすが、エイトリウスに肩を両手でがっしりと掴まれ、そのまままたソファーに腰を下ろした。
「俺が…!どんな気持ちで…!今日一日中過ごしたか…!わかるか?!」
ドス黒い邪悪な覇気(心象風景)を背負ったエイトリウスのナイフの様な眼光に捉えられ、リグはまるで蛇に睨まれたカエルの様に身動きが取れなくなった。
しかし瞬時に、いや、エイトリウスが勝手に勘違いしただけで自分は悪く無いよな?!と思い口を開く。
「えっでもそれはっ私のせいでは…ないのでは…?私…何も言ってない…と思うんだけど…?エルが勝手に勘違いしてたんだよね…?」
「あ゛?!」
「ひっ」
しかしリグの必死の言い訳は逆効果だった様でさらにエイトリウスの背負う邪悪な覇気(心象風景)のパワーが勢いを増した。
これはマズイと思い、リグもさらに必死にそのドス黒い炎(心象風景)を鎮火しようと言葉を絞り出す。
「あ、いや、その、私のことを心配してくれたのは、その、うれしいけど!!でもね?ちょっと落ち着こう?…」
しかしエイトリウスはギロリとリグを見下ろすと、リグを無視して口を開いた。
「服を脱げ」
そのあまりの声の冷たさにリグはゾッとしたが、これは流石に理不尽だと思い必死に無駄な抵抗を試みる。
「いや、まって?!今日しないって言ったよね?!」
「逆らうのか?」
しかし、怒りの境界線をぶち抜いてしまったエイトリウスは、もうリグのどんな静止も聞くつもりは微塵もなかった。
エイトリウスはそのままリグの肩を抑えている手に力を入れてリグをソファーに押し倒した。
そしてリグの身につけている部屋着用のワンピースの裾を掴んでたくし上げて下着を露わにさせた。
リグはそのエイトリウスの手を静止させようとあわてて抑えるも、エイトリウスに『契約違反か?こっちはそれでも別にいいんだぞ?』という煽るような瞳で睨みつけられたので観念してそっと手を離した。
するとエイトリウスはリグが身につけていたナイトブラを上に引っ張り上げて、露わになったリグの胸に思いっきり歯を立てて噛みついた。
「いっ!!??」
リグは思わず痛みに身を捩らせながら声を上げた。
「いたい!いたいって!!おねがっ!!まって!!!」
これ以上噛むちからをつよめられたら食いちぎられてしまうんじゃ無いか?!と思うくらいの激痛にリグはエイトリウスの肩をペチペチとたたきながら必死に訴えるも、エイトリウスはさらに噛むちからを強めたので、やばいと思いリグは慌てて口を開いた。
「ごめん!!ごめんなさい!!心配かけてごめんってば!!私が悪かったから!!」
するとエイトリウスは噛む力を弱めてそっとそこから口を離した。
リグはジンジンする胸に怪我がないことを確認してほっと肩を撫で下ろした。
「じゃあ…誰にあんなになるまで調教されたんだよ?!」
エイトリウスが少し泣きそうな顔でリグを見下ろしながら怒鳴りつけた。
「夕方の…あれは…その…別に調教とかじゃなくて…その…いろいろあって…」
リグはなんと誤魔かすか言葉が見つからず、口籠った。
確かにエイトリウスの言う通り、前世でドSの元彼にリグは色々『躾』はされていたが、突然前世だなんだとか言ったところで信じてもらえるとは思えないし、何より全てのことが解決するまでリグはこのことを誰にもいうつもりはなかった。
それに万が一そんなことを少しでも話せば確実にこの目の前の頭の回転が早い男は色々勘ぐり始め、婚約破棄の理由も暴かれかねず、芋蔓式に自分の置かれている状況を話さなくてはいけなくなって、こっち側に巻き込んでしまう未来が容易に想像できる。
そして今のリグにとってそれは本気で足手纏いにしかならないだろうと考えていた。
戦闘となれば実力的にもこの世界にリグにかなうものはいないわけで、事実を知って『情』で下手な動きをされたりしてなんなら万が一人質にされたりする方がいたかった。
自分の身を守るのに集中したいのに他人のことなど気遣っている余裕もない。
とにかく自己完結できる今がリグにとって一番最良であるとおもっていた。
なのでリグはなんとしてでもそれだけは阻止しなくてはと口を結んだ。
「色々って…!!色々って何だよ?!俺がいるのに他の男に色々させたのかよ?!こんなの不貞以外の何ものでもないだろ!!」
しかしそんな誤魔化し程度じゃ納得するわけもないエイトリウスは、リグに怒鳴った。
リグはなんと言って切り抜けようか考えていると、ふとあることに気づいた。
いや、なんで彼は私だけを不貞扱いしているんだと。
今になってやっとその理不尽さにリグは気づいたのだ。
「っていうか…それいうならエルも初めてじゃないよね?こんなに慣れてるなんておかしいよね?絶対めっちゃ経験あるよね?」
ついに論破の糸口を見つけたぞ?とリグは思いその勝ち筋に飛びついた。
しかしリグのその言葉にエイトリウスは一瞬目を見開き、なぜか少し嬉しそうにニヤリと笑った。
「ほぉ、なるほど?やきもちか?お前は俺の初めてが欲しかったのか?」
エイトリウスはリグが自分が初めてじゃなかったことに不満を抱いていると思い、少し嬉しくなったのだ。
「いや、そうじゃなくて。人のこといえないよね?ってはなし。私はそもそもしてないから攻められる謂れはないけど、もしそうだったとしても私だけ攻められてるのおかしいってはなし。」
しかしリグはそんなエイトリウスのあがりかけたテンションを一瞬で地面にはたき落とした。
「あ゛?!そうじゃねぇってなんだよ!少しは俺を欲しがれよ!!お前は本当に腹立つな!!」
リグの微塵も迷いの感じられない否定の返答にエイトリウスはカットなってまたリグを睨みつけた。
「そもそもお前がずっとあんな態度俺にとり続けたからだろうが!浮気されたくねーんなら俺を突き放すんじゃねぇ!!」
え、いや、何その理不尽?!
『寂しかったから浮気したの♡』みたいなどっかで聞いたことある様なセリフ言われても!
いや、なんなら私が嫌ならどうぞ他を当たってください??
とリグは心の中で思うが、そんなことを言ったらまた怒られそうなのでグッと堪えて黙った。
何も言わず黙ったリグをエイトリウスは睨みつけながら、リグのショーツに手をかけると乱暴に剥ぎ取り、リグのそこに容赦なく指を突っ込んだ。
「んあっ!ちょっと!今日何もしないって言ったよね?!それを信じたから来たんだけど?!」
しかしエイトリウスはリグの静止を無視して中に入れた指の本数を増やしてグチュグチュとかき混ぜた。
「んっはっ!まって、あっはぁ!」
そのリグの口から漏れる甘い声に、エイトリウスはイラっとした。
嫌がるくせにここを刺激すればすぐに濡れて男を受け入れる準備がととのう。
本当なら自分がゆっくり自分だけのモノとして快楽を教え込みたかったのに、そのリグを仕込んだ誰かのせいで、こんなほいほい誰にでもだらしなく下の口から涎を垂らすような体に仕上がっているのかと思うと耐えられなくて気が狂いそうだった。
そいつを見つけ出して制裁を与えてやらないと気が済まないとおもった。
「じゃぁ吐けよ。だれだっつってんだよ!誰がこんなに簡単に男を受け入れる体にしたんだよ?!それを正直に話せば今日は解放してやるよ。」
エイトリウスはリグのこそから指を抜いて体を起こしてリグの返答を待った。
「それは…。」
しかしリグはその回答を持ち合わせていないので、何も答えられず言葉に詰まった。
その様子を見てエイトリウスはさらにイラッとした。
そんなに言えないほど、庇うほどに、そいつのことが大切なのかと。
「もういい。誰がお前の中にいようともどうせ俺の目的はかわらねぇ」
そう言って自分のズボンを下ろしてリグの太ももを掴むと股を開かせ、リグのソコに自分のものを当てがった。
「俺が上書きしてお前を落とすまでだ。今日は朝までだ。自ら望んでそいつの名前を吐きたくなるまでたっぷり俺を刻み込んでやるよ。」
そう言ってニヤリとエイトリウスが笑うので、リグはゾッとした。
つい昨日まで処女だったはずなのに、なし崩しになんだかんだずっとセック◯三昧でただでさえしんどい状況なのに、今からまた朝までコースだなんてしんどすぎると慌てて口を開いた。
「いや、だから。私はエルとしたのが初めてなのはほんとだってば!それは本当に嘘じゃない!あっ!」
しかしエイトリウスはリグの言葉を無視してリグの腰を押さえつけて自分のものをリグの中に突き立てた。
リグのソコはエイトリウスのものを抵抗なくズブズブと受け入れた。
「いまいまかんがえたら処女膜だってお前の魔法でなんとかできるんじゃねぇのかよ?!」
そう言いながらエイトリウスはリグの奥にぐりぐりと自分のものを擦り付けた。
「あっ!はぁ!ちがうっ私の魔法は!自身の治癒力に頼るからっ!傷は治せるけど!一度失ったものはっ治せないからっ!あっ!処女膜にはっやったことないからわかんないけどっ多分無理っ!!」
その言葉に一瞬エイトリウスはそうなのか?と思ってピタッと止まるが、でもそれがそうだったとしても、処女のままでも誰かに身体を好きにさせていたことは許せないので、そのままリグの腰をガシッと掴んで自分のものの当たる角度を変えてGスポットをめがけてぐしぐしと突き立てる。
「あっ!それだめっ!そこは!!出ちゃうから!!お願いまって!!」
エイトリウスはその静止の言葉をまた無視してそこを執拗に責め続ける。
「こういうのだってっそいつに散々仕込まれたんだろ??通りで初めてなのにイキやすいとおもったんだ!俺を騙して楽しかったかよ?!人の気持ちを弄んでお前は最低な悪女だよ!!オラ!イケ!こういうのが好きなんだろ?!」
「だから!!んはぁっ!ちが!ちがうから!!はぁっ!あっ!い、いくっ!!むり!!あぁ!!」
リグはエイトリウスの容赦ない攻めになすすべなく潮を撒き散らしながら腰をガクガクと震わせて達してしまった。
「ッチっくそ!」
その瞬間途端にリグの中の具合が良くなりエイトリウスも不本意に絶頂へと導かれてしまう。
「くっ」
エイトリウスはそのままリグの最奥に自分のものをねじ込むと中で吐き出した。
そして全部出し切ってからそこから自身を抜き取ると、リグを抱き上げベッドの上に移動させ、自分が身に纏っているものを全て脱ぎ捨てた。
そしてエイトリウスはリグに蔑むような目を向けて命令した。
「お前も脱げ。」
0
あなたにおすすめの小説
ブラック・スワン ~『無能』な兄は、優美な黒鳥の皮を被る~
碧
ファンタジー
「詰んだ…」遠い眼をして呟いた4歳の夏、カイザーはここが乙女ゲーム『亡国のレガリアと王国の秘宝』の世界だと思い出す。ゲームの俺様攻略対象者と我儘悪役令嬢の兄として転生した『無能』なモブが、ブラコン&シスコンへと華麗なるジョブチェンジを遂げモブの壁を愛と努力でぶち破る!これは優雅な白鳥ならぬ黒鳥の皮を被った彼が、無自覚に周りを誑しこんだりしながら奮闘しつつ総愛され(慕われ)する物語。生まれ持った美貌と頭脳・身体能力に努力を重ね、財力・身分と全てを活かし悪役令嬢ルート阻止に励むカイザーだがある日謎の能力が覚醒して…?!更にはそのミステリアス超絶美形っぷりから隠しキャラ扱いされたり、様々な勘違いにも拍車がかかり…。鉄壁の微笑みの裏で心の中の独り言と突っ込みが炸裂する彼の日常。(一話は短め設定です)
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる