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抑えられた欲望
「欲……?」
「君がこの屋敷に来てから、私は自分が自分でなくなっていくのを感じていた。いや、本当はもっと前から、君が馬に乗って立ち去るところに居合わせてから、ずっとだ」
「それは、どういう」
ディミトリ様はぽつりぽつりと心情を話してくれたが、どうにも理解が追いつかない。私はきっとぽかんとした間抜けな顔で、彼の話を聞き返すことしかできなかった。
「……一目惚れなんだ。君を愛している。そのせいで君の前では何も話せなくなって、何も手に付かない。君の一挙手一投足を見ていたい。君の甘やかな声をずっと聞いていたいと思う」
その瞳には嘘は感じられない。見つめられどぎまぎしながらも、視線は逸らせなかった。
「え、と」
「ミカウから聞いたよ、君が屋敷に来たばかりの頃、私の態度に戸惑っていると」
「それは」
「叱られたよ。どうにか態度を改めろとね。自分でもこのままでは仕事どころか日常生活もままならない予感がしていたからね。だから……ジーンに頼んだんだ」
初めて聞く名前が出てきて、私は首を傾げた。
「ジーンはミカウの夫だ。私の幼馴染でもある」
指輪に右手の指で触れながら、ディミトリ様は話の核心に迫っていく。
「彼は魔法研究者でね、特に『物体に特定の種類の魔法を込める』ことに長けている。だから頼んだんだ。『君によからぬ思いを抱かぬよう、封じ込める魔法を』と。そうしてこの指輪を渡した。指輪ならいつでも身に着けていられるからな。……まさか嵌めた指の意味を君が勘違いするとは夢にも思わなかったが」
ミカウさんの結婚指輪は確か『守りの魔法が込められている』と言っていた。では今ディミトリ様の手に光る銀の指輪に、魔法が?
「私は暴漢に襲われた君を、これ以上傷つけたくなかった。少しでも君を怯えさせてはいけない。だが、恋心を抑える自制心もない。本当に、情けないばかりだ」
ディミトリ様は心底申し訳なさそうに、眉間に皺を寄せて吐き捨てた。
「以前は君の顔もまともに見られなかったがこれがあれば冷静に君と接することができた。これを外せば、私は君への恋情を隠せない。男によって傷つけられた君が、一方的に好意をぶつけられていいはずがない」
ディミトリ様は離すたびにその長身の体をどんどん丸めて猫背にしていった。余程勇気のいる告白だったのだろう。
なら、私も勇気を出さなくては。
隣に座る彼の手、そこに自分の手を重ね合わせる。
「エマ?」
「心遣いが嬉しいです。泣きたくなるくらい。でも私、はやとちりして馬鹿みたいですね」
勝手に結婚すると思い込んで、落ち込んで。でも、そのおかげで彼の本音を聞くことができた。私たちはお互いに気持ちを秘めたまま、すれ違っていたのだ。
両想い、と言っていいのだろうか。私は彼が好きで、ディミトリ様も、私が……。
「それでも、私はあなたを諦めた方がいいのでは」
「諦める? 何故? 私のうぬぼれでも勘違いでもないなら、君は私を好いてくれていると思っていいのだろう?」
「それは、はい。間違いなくそうです。ですが……私とディミトリ様では、身分があまりに違いすぎます」
この国の貴族。それに確かご両親が厳しい方々だと言っていた。身分など無いに等しい、国に保護されている立場の私が、ディミトリ様と添い遂げることなどできるのだろうか。
「私の愛はそんなことでは曇らない」
さっきまでのもじもじとした態度から一転、ディミトリ様はきっぱりと言い切った。
「信じることはまだ難しいだろう。私たちはまだお互いを知らない。あるのはそれぞれ育てた恋心だけだ。恋愛は美しいものだが、時に悲劇を生む。大事なのは話し合うことによって生まれる信頼だろうと私は思う」
「私も、同じ意見です」
「私は君を愛している。初めて会った時、目を奪われた。それからも会う度に君から目が離せなくなった」
「……はい、あの、ありがとうございます」
ディミトリ様があまりにも歯の浮くような言葉をすらすらと真剣に言うものだから、私は赤面しながらそれを聞いた。
「君は、いつから私のことを?」
言われて思い返す。最初は変な人だと思っていた。だけどいつからか、私を大事に気遣ってくれ、慈しんでくれていた。私のささくれた心が、ディミトリ様の存在で癒されたのは間違いない。そして指輪を見た時に芽生えた心を自覚した。——私はディミトリ様と離れたくないと。
そこでふと、思った。今指輪を外したら一体どうなるのだろうと。
「あの、ディミトリ様」
「なんだい?」
「もう、その指輪を外したら、元のディミトリ様に戻るのですか?」
「……元の、と言っても、魔法が人格を変えるわけではない。だけどこれは、その、理由があって外せないんだ」
「理由? ではずっと着けたままなのですか」
「外すと非常にまずいんだ」
「どうしてですか?」
ディミトリ様は渋い顔をして非常に何事かを言いにくい表情になっている。何か差し障りがあるのだろうか。
「ジーンから、指輪の副作用を聞いている」
「副作用」
「普通の魔法にはない。ただ、私のように自然な感情を抑え込むものには、必ず歪みができるのだという。端的に言うと、その……外した瞬間これまでの欲望が吹き出すのだ」
欲望が、吹き出す。なんだかピンとこない。頭の中でちょっと整理する。
ディミトリ様は私に恋愛感情を持ってくれている。だがおそらく生来の真面目な性格が由来して、私に対してまともに接することができない。それのどこに欲が介在するのだろうか。
「ディミトリ様の欲望……」
「とてもじゃないが、言えないんだ」
「え?」
「私は、この指輪を装着してなお、君への思いを募らせている。恋慕だけならいい、だが」
ディミトリ様は苦い顔をしている。そんなに言いにくいことなのだろうか。
「私に、欲情されて、いた、とか?」
これはビンゴだった。ディミトリ様は渋い顔をして小さく、観念したかのように頷いた。
「しかもただの欲ではない。君が屋敷に来てから、うず高く積みあがった欲望だ。そんなもの、害でしかないだろう。君を傷つけるに決まっている」
「そんなことは、ないです」
「……エマ?」
「ディミトリ様は私に一方的に思いを押し付けませんでした。ずっと耐えて、抑えて下さいました。私を襲った男とは、違います」
人間であるから、欲からは逃れられない。だけど相手を気遣う気持ちがあれば、それは愛だろう。——あの人、ユーゴにはなかったものだから。
「だから、無理しないでください。私はディミトリ様の抑えている気持ちも知りたいです」
受け入れる気持ちは充分にある。私は精一杯真剣に伝えた。すると彼は、複雑な笑みを見せた。
「君の唇を塞いで、舌を嫌という程絡める。君は苦しくて泣いてしまうが、それでも止めない。唾液を飲んで、気が済むまで君の口の中を犯す。そしてその先は……」
ここで、ディミトリ様は厳しい視線になる。
「それでも、君は私を受け入れてくれるか?」
私は試されていると思った。彼への思いを。
「君がこの屋敷に来てから、私は自分が自分でなくなっていくのを感じていた。いや、本当はもっと前から、君が馬に乗って立ち去るところに居合わせてから、ずっとだ」
「それは、どういう」
ディミトリ様はぽつりぽつりと心情を話してくれたが、どうにも理解が追いつかない。私はきっとぽかんとした間抜けな顔で、彼の話を聞き返すことしかできなかった。
「……一目惚れなんだ。君を愛している。そのせいで君の前では何も話せなくなって、何も手に付かない。君の一挙手一投足を見ていたい。君の甘やかな声をずっと聞いていたいと思う」
その瞳には嘘は感じられない。見つめられどぎまぎしながらも、視線は逸らせなかった。
「え、と」
「ミカウから聞いたよ、君が屋敷に来たばかりの頃、私の態度に戸惑っていると」
「それは」
「叱られたよ。どうにか態度を改めろとね。自分でもこのままでは仕事どころか日常生活もままならない予感がしていたからね。だから……ジーンに頼んだんだ」
初めて聞く名前が出てきて、私は首を傾げた。
「ジーンはミカウの夫だ。私の幼馴染でもある」
指輪に右手の指で触れながら、ディミトリ様は話の核心に迫っていく。
「彼は魔法研究者でね、特に『物体に特定の種類の魔法を込める』ことに長けている。だから頼んだんだ。『君によからぬ思いを抱かぬよう、封じ込める魔法を』と。そうしてこの指輪を渡した。指輪ならいつでも身に着けていられるからな。……まさか嵌めた指の意味を君が勘違いするとは夢にも思わなかったが」
ミカウさんの結婚指輪は確か『守りの魔法が込められている』と言っていた。では今ディミトリ様の手に光る銀の指輪に、魔法が?
「私は暴漢に襲われた君を、これ以上傷つけたくなかった。少しでも君を怯えさせてはいけない。だが、恋心を抑える自制心もない。本当に、情けないばかりだ」
ディミトリ様は心底申し訳なさそうに、眉間に皺を寄せて吐き捨てた。
「以前は君の顔もまともに見られなかったがこれがあれば冷静に君と接することができた。これを外せば、私は君への恋情を隠せない。男によって傷つけられた君が、一方的に好意をぶつけられていいはずがない」
ディミトリ様は離すたびにその長身の体をどんどん丸めて猫背にしていった。余程勇気のいる告白だったのだろう。
なら、私も勇気を出さなくては。
隣に座る彼の手、そこに自分の手を重ね合わせる。
「エマ?」
「心遣いが嬉しいです。泣きたくなるくらい。でも私、はやとちりして馬鹿みたいですね」
勝手に結婚すると思い込んで、落ち込んで。でも、そのおかげで彼の本音を聞くことができた。私たちはお互いに気持ちを秘めたまま、すれ違っていたのだ。
両想い、と言っていいのだろうか。私は彼が好きで、ディミトリ様も、私が……。
「それでも、私はあなたを諦めた方がいいのでは」
「諦める? 何故? 私のうぬぼれでも勘違いでもないなら、君は私を好いてくれていると思っていいのだろう?」
「それは、はい。間違いなくそうです。ですが……私とディミトリ様では、身分があまりに違いすぎます」
この国の貴族。それに確かご両親が厳しい方々だと言っていた。身分など無いに等しい、国に保護されている立場の私が、ディミトリ様と添い遂げることなどできるのだろうか。
「私の愛はそんなことでは曇らない」
さっきまでのもじもじとした態度から一転、ディミトリ様はきっぱりと言い切った。
「信じることはまだ難しいだろう。私たちはまだお互いを知らない。あるのはそれぞれ育てた恋心だけだ。恋愛は美しいものだが、時に悲劇を生む。大事なのは話し合うことによって生まれる信頼だろうと私は思う」
「私も、同じ意見です」
「私は君を愛している。初めて会った時、目を奪われた。それからも会う度に君から目が離せなくなった」
「……はい、あの、ありがとうございます」
ディミトリ様があまりにも歯の浮くような言葉をすらすらと真剣に言うものだから、私は赤面しながらそれを聞いた。
「君は、いつから私のことを?」
言われて思い返す。最初は変な人だと思っていた。だけどいつからか、私を大事に気遣ってくれ、慈しんでくれていた。私のささくれた心が、ディミトリ様の存在で癒されたのは間違いない。そして指輪を見た時に芽生えた心を自覚した。——私はディミトリ様と離れたくないと。
そこでふと、思った。今指輪を外したら一体どうなるのだろうと。
「あの、ディミトリ様」
「なんだい?」
「もう、その指輪を外したら、元のディミトリ様に戻るのですか?」
「……元の、と言っても、魔法が人格を変えるわけではない。だけどこれは、その、理由があって外せないんだ」
「理由? ではずっと着けたままなのですか」
「外すと非常にまずいんだ」
「どうしてですか?」
ディミトリ様は渋い顔をして非常に何事かを言いにくい表情になっている。何か差し障りがあるのだろうか。
「ジーンから、指輪の副作用を聞いている」
「副作用」
「普通の魔法にはない。ただ、私のように自然な感情を抑え込むものには、必ず歪みができるのだという。端的に言うと、その……外した瞬間これまでの欲望が吹き出すのだ」
欲望が、吹き出す。なんだかピンとこない。頭の中でちょっと整理する。
ディミトリ様は私に恋愛感情を持ってくれている。だがおそらく生来の真面目な性格が由来して、私に対してまともに接することができない。それのどこに欲が介在するのだろうか。
「ディミトリ様の欲望……」
「とてもじゃないが、言えないんだ」
「え?」
「私は、この指輪を装着してなお、君への思いを募らせている。恋慕だけならいい、だが」
ディミトリ様は苦い顔をしている。そんなに言いにくいことなのだろうか。
「私に、欲情されて、いた、とか?」
これはビンゴだった。ディミトリ様は渋い顔をして小さく、観念したかのように頷いた。
「しかもただの欲ではない。君が屋敷に来てから、うず高く積みあがった欲望だ。そんなもの、害でしかないだろう。君を傷つけるに決まっている」
「そんなことは、ないです」
「……エマ?」
「ディミトリ様は私に一方的に思いを押し付けませんでした。ずっと耐えて、抑えて下さいました。私を襲った男とは、違います」
人間であるから、欲からは逃れられない。だけど相手を気遣う気持ちがあれば、それは愛だろう。——あの人、ユーゴにはなかったものだから。
「だから、無理しないでください。私はディミトリ様の抑えている気持ちも知りたいです」
受け入れる気持ちは充分にある。私は精一杯真剣に伝えた。すると彼は、複雑な笑みを見せた。
「君の唇を塞いで、舌を嫌という程絡める。君は苦しくて泣いてしまうが、それでも止めない。唾液を飲んで、気が済むまで君の口の中を犯す。そしてその先は……」
ここで、ディミトリ様は厳しい視線になる。
「それでも、君は私を受け入れてくれるか?」
私は試されていると思った。彼への思いを。
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