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逃げてもいい、しかし逃げないのなら
「私が君に受け入れてもらいたいのはそういった類のものだ。君と接するたびに日ごと募らせた醜い男の欲。君を傷つけないとは到底思えない」
「そ、れは……」
「指輪を外せば君は次の日に足腰が立たないことを約束しよう。きっと体の隅々まで、私の指と舌が這わなかった場所はない。ほくろの位置と陰毛の色と濃さ、粘膜の味に至るまで、全てを私は暴くだろうね」
「っ……」
「指輪を着けるまで、君を見てそんな醜い感情をぐつぐつと煮えたぎらせてきた。いや、着けたところで思いが消えてなくなるわけではない。却って頭が冷静になった分、君とまともに接することができたおかげで、思いは加速度的に増えていった。こんな状態で、指輪が外せるわけがない」
どう返すのが正解なのだろう。とりあえず外してみませんか、なんて軽々しく言えないのは確かだ。だけど、私の気持ちだって、吹いて飛ぶようなものではない。それに、たとえ我を失ったとしても、ディミトリ様は……。
「それでも、ディミトリ様は私を傷つけないです」
「……随分買いかぶってくれたね」
「私は確かに過去、傷つきました。だけどそれを引きずって、あなたとの関係を諦めたくはないんです。……ディミトリ様、私を信じて下さいませんか? 私も、ディミトリ様を信じますから」
「エマ……」
全て偽りのない本心だった。
傷ついた私を、ずっと守ってくれていた人。その人がもたらす何もかもが、私に害を成すはずがないと、信じたい。
「……受けて立ちます。あ、いや、やっぱりできるならお手柔らかに……」
そこでようやく、ディミトリ様はふっと目の険しさを緩めた。
「週末、私は休暇3日間取る。使用人たちにはその間暇を出すが、身の回りの世話の為に住み込みの『メイド』が一人必要だ」
灰色の瞳が熱っぽく私を見つめている。私は思わず息を飲んだ。
「……わかったね?」
そしてディミトリ様の低い声が、まるで幼子に言い聞かせるように響いた。
「それでは今夜はここで退散しよう。……もちろん、気が変わるのも結構だ。その時は週末の君は余暇を好きに過ごすといい。だが、もし『君の覚悟が変わらないならば』、皆がいなくなった日の夜に私の寝室を訪ねなさい」
そう言い残して、ディミトリ様は私の部屋から去っていった。
◇
「……マ、エマ!」
「あ、は、はい!」
「どうしたんだい、ぼうっとして。さっきから同じところをほうきで掃いて、かと思えばまたゴミをまき散らしてるよ」
玄関の前を掃除しているつもりだった。ほうきで掃いた後水を撒き、ブラシでホールの床を磨……かなければならないのに、気が付けば全くできていない。
見回りをしていたアリーさんに声を掛けられ、ようやく正気に戻った私は、慌てて周囲に広がった埃や塵を掃き集めた。
あの日からずっとこんな調子だった。ディミトリ様の艶めいた笑顔が、浮いては消え、消えては浮く。その度に私はお皿を割ったり、じゅうたんに躓いたりした。
気恥ずかしさにできればディミトリ様と顔を合わせたくはなかったが、メイドの仕事を考えればそんなわけにもいかず、彼が食事をするときなどは側に必ず控えていなければならない。
私とは反対にディミトリ様はいつも通りだった。会えば必ず『やあエマ』と声を掛けてくれるその余裕さが憎らしい。左手にはやはりまだ指輪が嵌まっていたので、あれがなければもしかすると彼も私と同じ、いやきっとそれ以上に酷い態度になったはずなのにと思った。
「ではエマ、宜しく頼みましたよ」
思わず振ってきた連続した休暇。アリーさんは郊外に住む息子夫婦に会いに行くらしい。
「はい、お任せください」
「……最近のあなたを見ていると任せるのはちょっと不安だけれど」
全く持っておっしゃる通りだ。すみませんと苦笑いを返す。
大丈夫かしらとギリギリまで心配していたアリーさんを見送る。他の使用人たちもいそいそと屋敷から出て行った。
「では、私も行きますかな」
最後に執事のライドンさんが裏口からひょこひょこと歩いて出て行くと、とうとう屋敷にいる使用人は私一人だけになった。
あれからずっと上の空だった。どうしよう。あんな啖呵を切らなきゃよかったかなと、今更日和ったりもした。
でも、あの時の気持ちを覆すつもりはなかった。ごまかしたり、やっぱり無しでと約束を反故にすることは、思いを打ち明けてくれたディミトリ様に失礼だと思うから。
◇
その夜、私は意を決して部屋を出ると、地下にある自分の部屋を出て階段を上った。
一歩一歩、ディミトリ様の寝室に近づくたびに、心臓が跳ねる。途中何度か立ち止まったけど、それでも私は引き返さなかった。
寝室は二階の一番奥にある。辿り着いたけど緊張でどうにかなってしまいそうだ。
「……っ」
ドアをノックしようとして、躊躇する。何度も手を上げたり下げたり。私は一つ深呼吸をすると、扉を叩いた。コンコン、と小気味のいい音がした。
すぐに扉は開いた。見上げるとガウンのような部屋着に着替えたディミトリ様が私をなんともいえない表情で見下ろしていた。嬉しいのを無理やり耐えているような、そんな顔だ。
「入りなさい」
ディミトリ様は体を半身傾けて、私を中へと促した。緊張と不安とでぎくしゃくしながら歩く。
主人の寝室はあまり華美でない落ち着いた色調の部屋だ。高級そうな家具はいつも磨かれて優美な光沢を纏っている。それにしてもいつ見ても広い。私がかつて住んでいた六畳一間がいくつ入るだろう。その奥には、天蓋の大きなベッドがある。
窓際には丸テーブルを挟んで椅子が二脚。ディミトリ様はそこに腰掛ける。掛けなさい、と言われ私ももう一脚の方の椅子に座った。
そうして向かい合う形になる。
「君は酒は飲めるのか?」
私の内心の緊張の一方で、ディミトリ様の口調はいつも通りだった。
「お酒、ですか? そうですねお付き合い程度には」
「では飲んで倒れたりはしないな」
「あまり強くないものであれば」
「それはよかった。では一杯付き合ってもらおう」
ディミトリ様は立ち上がると壁際にあるキャビネットへ向かった。両開きの扉を開けると、ずらりと酒瓶が並んでいる。その中から一つを選び取った。
キャビネットの引き出しから小さなグラスを出してきて、銀のトレーに載せたディミトリ様はかちゃかちゃと音をさせながら戻ってきた。
「これは甘さもあって飲みやすく、気に入っている」
「あ、私が」
「君はゲストだ。黙って見ていなさい」
ディミトリ様は酒瓶の栓を手慣れた動作で開けると、透明なガラスの器にとくとくと注いでいく。薄い琥珀色の液体。ガラスに透けた光がテーブルに映って綺麗だった。
お酒の準備を終えたディミトリ様は、座り直すと、徐に私の手を取って言った。
「ありがとう、エマ。訪ねてきてくれて」
「……すごく緊張しています」
「うん、私もだ。一緒だよ。」
私の手が無骨な手のひらに包まれている。まだ薬指の指輪はそこにあった。
「もう一度言おう。君を愛している」
「はい……私もです」
「もう止められないぞ。後悔は、しないか?」
頷く。ディミトリ様はうれしそうに目元を緩めた。
「……この指輪を外せば、私の欲望は露わになる。しかしなるべくなら君に辛い思いはしてほしくない。せめてこの酒を飲めば、酩酊が君の苦痛を和らげるだろう」
さあ、飲みなさい、とディミトリ様は私にグラスを一つ渡した。それを両手で受け取る。少しの間の後、私は口元に近づけたグラスを傾けた。
口当たりはとろりとしていた。ウイスキーのような、ブランデーのようなコクと濃厚な蜂蜜のような甘みで飲みやすいが、アルコールはかなり高そうだ。香りだけでくらりと来た
「美味しいです」
「それはよかった」
窓からは月明かりが差し込んでいた。今日は新月から数えて15番目の月。その光がディミトリ様と私を照らす。
私がグラスに注がれたお酒を全て飲み干した後、ディミトリ様は立ち上がって私の手を取った。
「おいで」
アルコールは早くも私の足元を多少ふわふわと浮足立ったものにしていた。ディミトリ様の手を握ると、彼は私をうやうやしくベッドへとエスコートした。
◇
明日19時に最終話まで一挙4話更新します。
「そ、れは……」
「指輪を外せば君は次の日に足腰が立たないことを約束しよう。きっと体の隅々まで、私の指と舌が這わなかった場所はない。ほくろの位置と陰毛の色と濃さ、粘膜の味に至るまで、全てを私は暴くだろうね」
「っ……」
「指輪を着けるまで、君を見てそんな醜い感情をぐつぐつと煮えたぎらせてきた。いや、着けたところで思いが消えてなくなるわけではない。却って頭が冷静になった分、君とまともに接することができたおかげで、思いは加速度的に増えていった。こんな状態で、指輪が外せるわけがない」
どう返すのが正解なのだろう。とりあえず外してみませんか、なんて軽々しく言えないのは確かだ。だけど、私の気持ちだって、吹いて飛ぶようなものではない。それに、たとえ我を失ったとしても、ディミトリ様は……。
「それでも、ディミトリ様は私を傷つけないです」
「……随分買いかぶってくれたね」
「私は確かに過去、傷つきました。だけどそれを引きずって、あなたとの関係を諦めたくはないんです。……ディミトリ様、私を信じて下さいませんか? 私も、ディミトリ様を信じますから」
「エマ……」
全て偽りのない本心だった。
傷ついた私を、ずっと守ってくれていた人。その人がもたらす何もかもが、私に害を成すはずがないと、信じたい。
「……受けて立ちます。あ、いや、やっぱりできるならお手柔らかに……」
そこでようやく、ディミトリ様はふっと目の険しさを緩めた。
「週末、私は休暇3日間取る。使用人たちにはその間暇を出すが、身の回りの世話の為に住み込みの『メイド』が一人必要だ」
灰色の瞳が熱っぽく私を見つめている。私は思わず息を飲んだ。
「……わかったね?」
そしてディミトリ様の低い声が、まるで幼子に言い聞かせるように響いた。
「それでは今夜はここで退散しよう。……もちろん、気が変わるのも結構だ。その時は週末の君は余暇を好きに過ごすといい。だが、もし『君の覚悟が変わらないならば』、皆がいなくなった日の夜に私の寝室を訪ねなさい」
そう言い残して、ディミトリ様は私の部屋から去っていった。
◇
「……マ、エマ!」
「あ、は、はい!」
「どうしたんだい、ぼうっとして。さっきから同じところをほうきで掃いて、かと思えばまたゴミをまき散らしてるよ」
玄関の前を掃除しているつもりだった。ほうきで掃いた後水を撒き、ブラシでホールの床を磨……かなければならないのに、気が付けば全くできていない。
見回りをしていたアリーさんに声を掛けられ、ようやく正気に戻った私は、慌てて周囲に広がった埃や塵を掃き集めた。
あの日からずっとこんな調子だった。ディミトリ様の艶めいた笑顔が、浮いては消え、消えては浮く。その度に私はお皿を割ったり、じゅうたんに躓いたりした。
気恥ずかしさにできればディミトリ様と顔を合わせたくはなかったが、メイドの仕事を考えればそんなわけにもいかず、彼が食事をするときなどは側に必ず控えていなければならない。
私とは反対にディミトリ様はいつも通りだった。会えば必ず『やあエマ』と声を掛けてくれるその余裕さが憎らしい。左手にはやはりまだ指輪が嵌まっていたので、あれがなければもしかすると彼も私と同じ、いやきっとそれ以上に酷い態度になったはずなのにと思った。
「ではエマ、宜しく頼みましたよ」
思わず振ってきた連続した休暇。アリーさんは郊外に住む息子夫婦に会いに行くらしい。
「はい、お任せください」
「……最近のあなたを見ていると任せるのはちょっと不安だけれど」
全く持っておっしゃる通りだ。すみませんと苦笑いを返す。
大丈夫かしらとギリギリまで心配していたアリーさんを見送る。他の使用人たちもいそいそと屋敷から出て行った。
「では、私も行きますかな」
最後に執事のライドンさんが裏口からひょこひょこと歩いて出て行くと、とうとう屋敷にいる使用人は私一人だけになった。
あれからずっと上の空だった。どうしよう。あんな啖呵を切らなきゃよかったかなと、今更日和ったりもした。
でも、あの時の気持ちを覆すつもりはなかった。ごまかしたり、やっぱり無しでと約束を反故にすることは、思いを打ち明けてくれたディミトリ様に失礼だと思うから。
◇
その夜、私は意を決して部屋を出ると、地下にある自分の部屋を出て階段を上った。
一歩一歩、ディミトリ様の寝室に近づくたびに、心臓が跳ねる。途中何度か立ち止まったけど、それでも私は引き返さなかった。
寝室は二階の一番奥にある。辿り着いたけど緊張でどうにかなってしまいそうだ。
「……っ」
ドアをノックしようとして、躊躇する。何度も手を上げたり下げたり。私は一つ深呼吸をすると、扉を叩いた。コンコン、と小気味のいい音がした。
すぐに扉は開いた。見上げるとガウンのような部屋着に着替えたディミトリ様が私をなんともいえない表情で見下ろしていた。嬉しいのを無理やり耐えているような、そんな顔だ。
「入りなさい」
ディミトリ様は体を半身傾けて、私を中へと促した。緊張と不安とでぎくしゃくしながら歩く。
主人の寝室はあまり華美でない落ち着いた色調の部屋だ。高級そうな家具はいつも磨かれて優美な光沢を纏っている。それにしてもいつ見ても広い。私がかつて住んでいた六畳一間がいくつ入るだろう。その奥には、天蓋の大きなベッドがある。
窓際には丸テーブルを挟んで椅子が二脚。ディミトリ様はそこに腰掛ける。掛けなさい、と言われ私ももう一脚の方の椅子に座った。
そうして向かい合う形になる。
「君は酒は飲めるのか?」
私の内心の緊張の一方で、ディミトリ様の口調はいつも通りだった。
「お酒、ですか? そうですねお付き合い程度には」
「では飲んで倒れたりはしないな」
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「それはよかった。では一杯付き合ってもらおう」
ディミトリ様は立ち上がると壁際にあるキャビネットへ向かった。両開きの扉を開けると、ずらりと酒瓶が並んでいる。その中から一つを選び取った。
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「あ、私が」
「君はゲストだ。黙って見ていなさい」
ディミトリ様は酒瓶の栓を手慣れた動作で開けると、透明なガラスの器にとくとくと注いでいく。薄い琥珀色の液体。ガラスに透けた光がテーブルに映って綺麗だった。
お酒の準備を終えたディミトリ様は、座り直すと、徐に私の手を取って言った。
「ありがとう、エマ。訪ねてきてくれて」
「……すごく緊張しています」
「うん、私もだ。一緒だよ。」
私の手が無骨な手のひらに包まれている。まだ薬指の指輪はそこにあった。
「もう一度言おう。君を愛している」
「はい……私もです」
「もう止められないぞ。後悔は、しないか?」
頷く。ディミトリ様はうれしそうに目元を緩めた。
「……この指輪を外せば、私の欲望は露わになる。しかしなるべくなら君に辛い思いはしてほしくない。せめてこの酒を飲めば、酩酊が君の苦痛を和らげるだろう」
さあ、飲みなさい、とディミトリ様は私にグラスを一つ渡した。それを両手で受け取る。少しの間の後、私は口元に近づけたグラスを傾けた。
口当たりはとろりとしていた。ウイスキーのような、ブランデーのようなコクと濃厚な蜂蜜のような甘みで飲みやすいが、アルコールはかなり高そうだ。香りだけでくらりと来た
「美味しいです」
「それはよかった」
窓からは月明かりが差し込んでいた。今日は新月から数えて15番目の月。その光がディミトリ様と私を照らす。
私がグラスに注がれたお酒を全て飲み干した後、ディミトリ様は立ち上がって私の手を取った。
「おいで」
アルコールは早くも私の足元を多少ふわふわと浮足立ったものにしていた。ディミトリ様の手を握ると、彼は私をうやうやしくベッドへとエスコートした。
◇
明日19時に最終話まで一挙4話更新します。
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